<栗源小学校ブログ>

おいしいぶどうをありがとう!【平山ぶどう園様より子どもたちへの熱い思い】

16日(火)本校学区内にある平山ぶどう園様より、「子どもたちに食べてほしい。」とのことで、ぶどうをいただきました。

いただいたのは、なんとシャインマスカット。皮ごと食べられる高級ぶどうで有名なあのぶどうです。しかも子ども一人にひと房です。はじめは給食時間にと考えていましたが、あまりにもったいないので、家で食べるように袋に入れて持ち帰りをしました。おみやげをもらった子どもたちは、本当にうれしそうでした。

翌日の今日、感想を聞いてみました。「甘くておいしい。」「すごく贅沢な気分。」「また食べたい。」・・・。うれしかったことを話すときはみんな、少し声のトーンが上がって、表情にも興奮がよみがえるんですね。ぶどうを食べたときの様子が目に浮かびました。

栗源地区には、ぶどう園がいくつかあります。「さつまいも」の名産地でよく知られていますが、実はぶどうもおいしいんです。地域とそこに住む方の愛情を受け、故郷に愛着と自慢と将来の夢を抱くことができるのは、本当に幸せなことです。大人になっても「ぶどうもらったんだよ。すごいでしょ。」と自慢できそうです。

平山ぶどう園の皆様、このような喜びと温かい気持ち、そしておいしいぶどうをいただき、ありがとございました。

   

自主自律・一致団結の姿に感動!【栗源中学校運動会】

9月14日(日)栗源中学校の運動会が実施されました。1日順延となっての開催でしたが、生徒の気持ちはしっかりと運動会に向かっていたのをさまざまな面で感じました。

それぞれに創意工夫された競技、中学生ならではの力強さや表現力の豊かさ、そして何よりも3年生を中心とした生徒の自主自律と一致団結の精神に、会場は温かい心と感動に包まれていました。小学校の運動会ももちろん、感動的であったり微笑ましかったりしますが、それとは違った、成長した子どもたちのよさ・素晴らしさ・可能性を見ることができました。

学校行事にはそれぞれに目的があります。運動会は特に、経験や学びを多く得る大きな行事です。教育で大切にしている、体験、他者との関わり、自主性、向上心、全力を出す・・・。大切な要素がたくさん学べる行事です。中学生の姿を見て、感動とともに改めてその行事の意義を考えることができました。ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

   

地域の思いに感謝【朝の読み聞かせ】

9月11日(木)地域ボランティアとして、「語るべえ」の5名の方が来校し、5・6年生の朝の読み聞かせをしてくださいました。

本校の読み聞かせは、担任ではなく、ローテーションをして毎回別の職員が行っています。今回は学校の先生ではないので、子どもたちもはじめは緊張感がありましたが、徐々に本の世界に入り込んでいく様子でした。

地域の方との交流は、子どもたちにもよい刺激となり、学校としても大変ありがたいことです。今後ともよろしくお願いします。

(写真①番目は地域ボランティアの方の読み聞かせ 写真②③番目は担任以外が行う様子です。)

   

夏休みの作品から思うこと

学校が始まり一週間が経ちました。9月になっても暑い日が続いていますが、子どもたちは学校生活のリズムを取り戻し元気に過ごせています。

夏休み明けといえば「宿題の提出」があります。がんばって取り組みをしたようです。みなさんが子どもの頃とあまり変わりなく、さまざまな課題がありました。全員共通の夏休みのドリルに加え、いくつかの教科的な課題。そして・・・選択式になりますが、定番の読書感想文・作文、習字、絵画・工作、自由研究などを持ってきました。応募対象の作品は送付します。工作や自由研究などは、廊下の棚上に置き、子どもたちが自由に見られるようにしてあります。たくさんの力作に、今も昔も変わりなく、「がんばったんだなぁ。」と感心しました。

最近では、宿題の代行とかYouTubeで全て説明されているとか、ネットの発達で調べるのも画面越しとか、諸課題はあります。時代とともに入り口も途中経過も変わってきますが、めざすゴールは同じです。その過程の中で、いつもとは違った努力や発想があったに違いありません。こういう部分での子どもたちの出した結果を称賛したいと思います。

   

「はきものをそろえる」

ご存じの方も多いかと思いますが、素敵な詩をひとつ紹介します。

 

はきものをそろえる

はきものをそろえると 心もそろう

心がそろうと  はきものもそろう

ぬぐときに そろえておくと はくときに心がみだれない

だれかが みだしておいたら だまってそろえて おいてあげよう

そうすればきっと 世界中の人の心もそろうでしょう

 

長野県にある円福寺というお寺の住職を務められた藤本幸邦さんの「はきものをそろえる」という詩です。

昔から「躾」のひとつとして、玄関でくつをそろえるということは言われてきたことです。でも「くつをそろえる」ということがその行為以外にどんな意味があるのか、子どもの頃はあまり考えないかもしれません。

はきものをそろえると心もそろう。そろえておくと心が乱れない。誰かのものもそっとそろえてあげる。・・・他者への優しさや、さらには世の中のために自分ができることをしようとする志をもつことの大切さを教えてくれているような詩だと思います。大切にしたい文化であり、日本のよさを象徴する道徳心だと思います。

子どもたちには、発達段階に応じて、心(内)と行動(外への表出)のつながりについて、しっかりと積み上げていけるような学校教育をめざしたいと考えています。

写真は、高学年のきれいに整ったくつ箱と、低学年が使用するトイレ(まだまだ修行中?)の様子です。(ちなみに、高学年の男子トイレのスリッパは、見事きれいにそろっていました。低学年も近くの子がすぐに整えてくれました。)