<栗源小学校ブログ>

地域の温かさを感じるイベントでした。【高萩健康ウォーキングと芋煮会】

10月19日(日)に、地域にベントである、高萩健康ウォーキングと芋煮会が行われました。

会場は、高萩福祉センター。趣のある風景です。ここは平成21年3月31日閉校した高萩小学校です。栗源地区は、栗源小学校、高萩小学校、そして沢小学校の3校が統合して、平成21年4月に現在の栗源小学校として新たなスタートを切りました。どの学校も、長い歴史と人々の熱い思い出の詰まった場所です。

当日は、午前に地域のコースをまわる健康ウォーキングを行いました。(校長も一緒に歩けばよかったのですが、会場で待たせていただきました。)お昼時間から準備していたさつまいもをいただくというものでした。この他に、防災食の試食や、下座の演奏披露といった内容でした。

今年は小学生の参加が少なめだったので、学校としても地域と連携していきたいと思いました。学校と地域がお互いに支え合い高め合うことをめざしたいと思います。このような企画がある素敵な栗源地区の再発見の一日でした。

   

大活躍!栗源小選手の底力!【香取郡市陸上競技大会】

10月17日(金)香取郡市陸上競技大会が実施されました。この日に向けてがんばってきた子どもたちは、少し緊張した表情で開会式に参加。その後の競技に全力で取り組みました。

全ての選手が満足とはいかないものの、目標に向かって力を尽くしました。この経験はこれからの自分の運動に対する気持ちに大きく影響し、運動だけでなく前向きにがんばることの大切さを学んだ意味でも、大きな価値があると思います。

結果は、全ての種目で入賞を果たす立派なものでした。走り高跳びの女子では新記録も生まれました。これまで練習に励んできた全ての子どもたち。本当にお疲れさまでした!

   

前期終了。子どもたちのがんばりを称賛!

10月10日(金)ちょうど100日目の登校の今日、前期終了となります。(今日は昭和100年10月10日でもあります。)

前期終業式を行いました。3日の休日期間とはなりますが、前期を振り返るとともに来週の後期開始に向けて、しっかり気持ちを切り替えて、目標に向かってがんばってほしいと思っています。

校長の話では、次のようなことを子どもたちに伝えました。(一部省略)

前期を振り返って、みなさんどうでしたか?何が思い出になっていますか?あらためて聞きます。「学校は楽しいですか?」

実はこの質問は、学校生活アンケートというもの(これです)にある質問です。では、「楽しい」と答えた人の理由ベスト3を発表します。

3位は二つ、①いろいろな勉強のこと、②給食がおいしいこと  です。(勉強できて楽しい、が1位でなくて、ちょっと残念ですが。)

2位は・・・休み時間に遊べること  です。楽しいですね。そして

1位は・・・(学校が楽しい理由の1位は)「友だち」 です。友だちと会える・友だちと遊べる・友だちと話せる、など、圧倒的第1位なんです。友だちがいかに大切か、学校が楽しいという理由にまでなっているわけです。

あなたの周りには、よい友だちがいますか?その人のどんなところがよいのですか?やさしい?楽しい?頼りになる?何でもできる?仲よくするって、とてもよいことですね。

よい友だちがいることは、とてもよいことです。では逆の立場から、「あなたは、よい友だちになれる人ですか?」

周りの人から、やさしい・楽しい・頼りになる・・・って思われていますか?

よい友だちでいるためには、自分も「相手にとってよい友だち」でなければなりません。相手にだけ、条件を突きつけるのはおかしいことですから。あなたが頭に浮かぶ「よい友だち」と同じように、自分も努力することはとても大切です。ぜひ、やさしい・頼りがいのある人になってください。

友だち(周囲の人)との関わりは「学校の楽しさ」にも大きく影響します。よい関わりがもてるように、学校も支援しながら見守っていきます。また、自分自身が「よい友だちになるために」の心がけを大切にさせていきたいです。

「音を楽しむ」会で貴重な経験ができました。【香取郡市音楽発表会】

10月7日(火)8日(水)の二日間に渡って、香取郡市音楽発表会が実施されました。栗源小学校は8日に参加。4・5・6年の音楽部の子どもたちがこれまで練習してきた「カントリーロード(合奏)」と「YUME日和(合唱)」を披露しました。もちろん緊張したと思いますが、一生懸命さが伝わってくる発表でした。

この音楽発表会は、小学校も中学校も参加します。合唱、合奏、金管を含む合奏など、小学校3年生から中学校3年生まで、それぞれの特色がよく出ていた内容でした。競い合うものではなく、音楽を聞き合うというもので、会場は終始温かい雰囲気に包まれていました。「一緒に歌いたい。」「楽器を演奏したい。」という気持ちが高まるような音楽会という印象でした。

スポーツもそうですが、音楽や絵画などの文化的な芸術には、大きな魅力があります。また、集団で一つを創り上げる合唱や合奏は、「力を合わせる」「心を合わせる」といった情操面で、人の望ましい成長を促してくれます。仲間と共に力を合わせた今回の取り組みは、子どもたちにとって貴重な経験となりました。

   

ワクワクがたくさん!「ザファーム」見学【2年生活科「もっとなかよし まちたんけん」】

栗源小学校からほど近い場所に、キャンプやグランピング、野菜の収穫体験もできて、温泉施設があって食事もできる、素敵な場所があります。その名も「ザファーム」。2年生が生活科の学習で見学させていただきました。

子どもたちの中には「行ったことある。」「温泉気持ちいいよね。」など、すでに情報をもっていた子もいました。今日は学習として、たくさんの質問を用意して実際に自分の目で見て、聞いて、感じ取ってきました。高台からの景色に目を奪われ、グランピングのテントの大きさに驚き、畑に実る野菜をじっくりと観察し、お出迎えのヤギに歓声があがり・・・。説明してくださるスタッフの方もやさしく親切に対応してくださいました。

「食べたぁい。」「お風呂入りたぁい。」など子どもらしく声に出していましたが、一緒に行った私も同感で、ワクワクの気持ちになりました。(今日は学習目的なので、また、家族で来てくださいね。)

2年生の生活科では、「もっとなかよし まちたんけん」という学習をします。自分の身近なところにある場所や人に触れます。近くにこんなにワクワクな場所があることがわかって、とても勉強になりました。

ご協力いただいた「ザファーム」の皆様、ありがとうございました。

    

 

 

収穫の秋です【5年 総合的な学習の時間】

JA香取(栗源支店)のお力添えで、5年生は総合的な学習の時間でバケツ稲の栽培を行ってきました。5月の芽出しから始まり、土作り、バケツへの苗入れ替え、水やりをしながら、大切に育ててきた稲。先日、いよいよ収穫となりました。今年は暑い日が続きましたが、5年生がしっかりとお世話をしたことですくすくと育ち、稲穂が実りました。

一人あたりのできたお米はほんのわずかです。みんなの分を集めても、お茶碗一杯分くらいでしょう。でも、これこそが学習に結びつくことであり、一本の稲穂から採れるお米の量を知り、毎日食べているご飯の量と比較し、あるいは近くにある田んぼからはどれくらい穫れるんだろうと考える・・・。お米を生産することの苦労や喜び、ありがたさを実感します。5年生の子どもたちは、これからより一層、食に対する多くの知識や思い入れをもつに違いありません。

このあと、脱穀やもみすり、精米などの体験も行う予定です。

   

おいしいぶどうをつくる秘密【3年社会科見学】

先日、おいしいシャインマスカットをいただいた平山ぶどう園へ、3年生が社会科の校外学習へ行ってきました。

3年生は社会科で、「農家の仕事」を学習します。栗源地区は、さつまいも・ぶどう・梨など特産物がたくさんあり、農家の仕事を直接見ることができます。今回は社会科の学習として訪れました。

おいしい・安全など、農産物の生産の大切な要素について、平山さんからお話をいただき、実際に収穫や糖度チェックの作業も体験させていただきました。平山ぶどう園での学習を通じて、農家の仕事の工夫や努力、地元への愛着など、子どもたちはたくさんの学びを得ました。

校外学習には、それぞれの目的があります。2年生の生活科なら「まちたんけん」で施設や人・土地の様子を知ること、3年生の社会科なら「農家の仕事」で、仕事の工夫や努力、さらに産業への関心や社会との結びつきなどを学習します。これが6年生なら、総合的な学習の時間でキャリア教育(生産と消費・職業観・コミュニティ・社会規範・・・)について学ぶことになるでしょう。それぞれの目的を明確にして実施することで、内容の深い学習となります。

農家の仕事への関心がますます高まった3年生、校外学習のおかげで、教室での学習にも熱が入りそうです。

   

思わず張り切っちゃう!【授業参観日】

前期もまもなく終わりということで、本日10月1日(水)授業参観を実施しました。平日にも関わらず、たくさんの保護者の皆様に、お子さんの様子を見ていただきました。

授業参観日って、どんな記憶がありますか?多くの方は、「親が見に来るぞ。がんばらなきゃ!」と張り切って臨んだのではないでしょうか。自分もそうでした。特別感があって、とても楽しかった思い出があります。

これは今の子どもたちも同じかなと思います。中にはこの雰囲気が苦手な子もいますが。多くの子どもが張り切って、「よい姿」を見せていました。

子どもたちのがんばる姿をお示しできるのは、学校としてもうれしいことです。「学校でがんばっている、ちゃんとやっているな。」とお家の方に安心感をもっていただくのは、授業参観の目的でもあり、大きな成果です。

ただ、見極めも大切です。授業参観のこの時間が全てではないと見ていただくほうがよいかと考えます。大体の子は「ベストの状態」を見せますが、その時にうまくいかなかったり、調子が悪かったりということもあります。はっきりと言えるのは、「親には、子どもを正しい方向へ導く力がある」ということです。授業参観では子どもは100%あるいはそれ以上の力を出すことができるのです。こういう意味でも、学校(担任)と保護者は、お子さんの成長を願って、情報交換をし、協力して教育を進めていかなければならないのです。学校だけでは、家庭だけではうまくいかないことも、お互いに同じ方向を向いて力を合わせれば、よい結果につながることもたくさんあります。学校はこれからも、家庭・地域との連携を大切にしていきます。

  

まさに「百聞は一見にしかず」【2年生活科「もっとなかよし まちたんけん」】

秋晴れの中、2年生が生活科の学習で、栗源地区の菅谷ぶどう園、道の駅くりもとに校外学習に行ってきました。菅谷ぶどう園では、こちらが学びでお邪魔しているにも関わらず、ご主人はじめお二人でとても丁寧に対応してくださいました。ぶどうの木の下で聞くお話は、秋風と木漏れ日の中、心地よくもあり、内容も大変勉強になりました。子どもたちが素直に驚き、喜び、声に出すのが本当にかわいらしく、素敵な学びの時間でした。

道の駅では、販売コーナー・全国道の駅物品のコーナー・レストランと3グループになってローテーションで、細かいところまで見ることができました。地元でありながらよくわからなかったことや、子どもたちにとって物珍しいこと、そしてスタッフの温かい対応と、ここでも2年生らしい素直でかわいい態度で、周囲を和ませる子どもの力がありました。まだ小さな子どもが、ことばや態度、体全体で表現している姿は、確かに微笑ましく何でも教えてあげたくなりますね。

子どもにどうやって学習することの大切さや学びたいという学習意欲をもたせるか、学校の課題でもあります。今回のような体験から生まれる学習意欲は、大きなパワーであると感じます。さまざまな体験的学習をバランスよく組み込みながら、ますます充実した教育活動を展開していきたいと思いました。

        

6年生の朝のボランティア、ありがとう!

日中はまだ30度を超える予想ですが、朝はだいぶ秋らしさを感じます。

夏から秋へ、そしてやってくる冬に備え、学校の周りの自然も姿を変えていきます。今年は特に暑いので季節外れのセミが鳴くときもありますが、秋の主役カマキリもよく見かけるようになりました。

風情があっていいものですが、ひとつ厄介なことがあります。それは、大量の落ち葉。ひらひらと際限なく落ちるサクラの葉とケヤキの葉。そしてもう少したったら降り注ぐイチョウの葉。

先週あたりから、落ち葉がだいぶ目立ってきました。もちろん昼の清掃活動で子どもたちはいつもがんばっています。でも、これから先は落ち葉が圧倒的に優勢で押し寄せてきます。

そんなときに活躍するのが6年生。朝、登校後に教室で準備を終えてから校庭へ。多い日はほとんどの6年生が降りてきて、掃き掃除をしてくれます。わずかな時間ですが、毎日やってくれるので、本当に助かっています。

ボランティアは、見返りを求めない「無償の奉仕」です。学校にはたくさんのボランティア的な活動があります。はじめはやらされている感があったものも、いつの間にか当たり前にやっている・・・。そして時に感謝されることで、自分のやっていることの世の中への貢献に気づき、さらにがんばろうという気持ちになる。もともと人は、誰かの役に立つことをすることで、自己有用感も上がります。活動を通してボランティア精神を子どもの頃にたくさん経験することは、とてもよいことだと感じます。将来大人になっても、自信をもって「誰かの役に立つために」力を発揮できる人になってもらいたいと思いながら、6年生の活動を見ていました。ありがとう!6年生。

   

PTAの支援に感謝【PTA除草作業】

先週あたりから少しずつ秋の感じが見られるようになりましたが、日中はまだ汗ばむ陽気です。そんな中、9月24日、PTAによる除草作業が行われました。

本校のPTAの除草作業は、前回も思ったのですが、とにかく頼りになります。パワフルです。ありがたいです。刈り払い機を持参し、トラックで来ていただき、クリーンセンターまで運んでくださいます。広い敷地なので多少の時間はかかりますが、本当に見違えるほどきれいになります。職員も、そして子どもたちも感謝の気持ちを感じていて、ちょうど校庭に出たときに作業をしている様子を見て、(先生)「ありがとうを言おう。」、(子ども)「うん、言おう。」みんなで感謝していました。「本当にありがとう」の気持ちでいっぱいです。暑い中、お疲れさまでした。

      

安心・安全とお金、そしてSDGs深まる【6年金融教育】

外部講師をお招きして、6年金融教育を実施しました。

生活の中にあるさまざまなリスク。これに備えることの大切さや、安全で安心な生活について、理解を深めました。また、SDGsの視点から、よりよい社会をめざすための考え方を学びました。「決められた予算でまちづくり」をしていく課題に、3人グループのメンバーで話し合いながら進めていきました。「ハッピータウン」にするために、限られた予算で何を優先するのか。子どもによって考え方の違いがあり、それぞれの意見のやり取りがありました。・少ない予算でできること。・自然を守りながらやること。・安全安心が最優先。・文化的な施設がまず先。・・・どれも正解ですが、一定の条件(今回は予算)のもとで進めることで考えが深まり、そして楽しみながらの学びがありました。

お金の大切さやその使い方、共生社会、環境保全、安心なくらしなど、将来の社会を支える子どもたちの心に届く学習の時間でした。ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。

   

おいしいぶどうをありがとう!【平山ぶどう園様より子どもたちへの熱い思い】

16日(火)本校学区内にある平山ぶどう園様より、「子どもたちに食べてほしい。」とのことで、ぶどうをいただきました。

いただいたのは、なんとシャインマスカット。皮ごと食べられる高級ぶどうで有名なあのぶどうです。しかも子ども一人にひと房です。はじめは給食時間にと考えていましたが、あまりにもったいないので、家で食べるように袋に入れて持ち帰りをしました。おみやげをもらった子どもたちは、本当にうれしそうでした。

翌日の今日、感想を聞いてみました。「甘くておいしい。」「すごく贅沢な気分。」「また食べたい。」・・・。うれしかったことを話すときはみんな、少し声のトーンが上がって、表情にも興奮がよみがえるんですね。ぶどうを食べたときの様子が目に浮かびました。

栗源地区には、ぶどう園がいくつかあります。「さつまいも」の名産地でよく知られていますが、実はぶどうもおいしいんです。地域とそこに住む方の愛情を受け、故郷に愛着と自慢と将来の夢を抱くことができるのは、本当に幸せなことです。大人になっても「ぶどうもらったんだよ。すごいでしょ。」と自慢できそうです。

平山ぶどう園の皆様、このような喜びと温かい気持ち、そしておいしいぶどうをいただき、ありがとございました。

   

自主自律・一致団結の姿に感動!【栗源中学校運動会】

9月14日(日)栗源中学校の運動会が実施されました。1日順延となっての開催でしたが、生徒の気持ちはしっかりと運動会に向かっていたのをさまざまな面で感じました。

それぞれに創意工夫された競技、中学生ならではの力強さや表現力の豊かさ、そして何よりも3年生を中心とした生徒の自主自律と一致団結の精神に、会場は温かい心と感動に包まれていました。小学校の運動会ももちろん、感動的であったり微笑ましかったりしますが、それとは違った、成長した子どもたちのよさ・素晴らしさ・可能性を見ることができました。

学校行事にはそれぞれに目的があります。運動会は特に、経験や学びを多く得る大きな行事です。教育で大切にしている、体験、他者との関わり、自主性、向上心、全力を出す・・・。大切な要素がたくさん学べる行事です。中学生の姿を見て、感動とともに改めてその行事の意義を考えることができました。ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

   

地域の思いに感謝【朝の読み聞かせ】

9月11日(木)地域ボランティアとして、「語るべえ」の5名の方が来校し、5・6年生の朝の読み聞かせをしてくださいました。

本校の読み聞かせは、担任ではなく、ローテーションをして毎回別の職員が行っています。今回は学校の先生ではないので、子どもたちもはじめは緊張感がありましたが、徐々に本の世界に入り込んでいく様子でした。

地域の方との交流は、子どもたちにもよい刺激となり、学校としても大変ありがたいことです。今後ともよろしくお願いします。

(写真①番目は地域ボランティアの方の読み聞かせ 写真②③番目は担任以外が行う様子です。)

   

夏休みの作品から思うこと

学校が始まり一週間が経ちました。9月になっても暑い日が続いていますが、子どもたちは学校生活のリズムを取り戻し元気に過ごせています。

夏休み明けといえば「宿題の提出」があります。がんばって取り組みをしたようです。みなさんが子どもの頃とあまり変わりなく、さまざまな課題がありました。全員共通の夏休みのドリルに加え、いくつかの教科的な課題。そして・・・選択式になりますが、定番の読書感想文・作文、習字、絵画・工作、自由研究などを持ってきました。応募対象の作品は送付します。工作や自由研究などは、廊下の棚上に置き、子どもたちが自由に見られるようにしてあります。たくさんの力作に、今も昔も変わりなく、「がんばったんだなぁ。」と感心しました。

最近では、宿題の代行とかYouTubeで全て説明されているとか、ネットの発達で調べるのも画面越しとか、諸課題はあります。時代とともに入り口も途中経過も変わってきますが、めざすゴールは同じです。その過程の中で、いつもとは違った努力や発想があったに違いありません。こういう部分での子どもたちの出した結果を称賛したいと思います。

   

「はきものをそろえる」

ご存じの方も多いかと思いますが、素敵な詩をひとつ紹介します。

 

はきものをそろえる

はきものをそろえると 心もそろう

心がそろうと  はきものもそろう

ぬぐときに そろえておくと はくときに心がみだれない

だれかが みだしておいたら だまってそろえて おいてあげよう

そうすればきっと 世界中の人の心もそろうでしょう

 

長野県にある円福寺というお寺の住職を務められた藤本幸邦さんの「はきものをそろえる」という詩です。

昔から「躾」のひとつとして、玄関でくつをそろえるということは言われてきたことです。でも「くつをそろえる」ということがその行為以外にどんな意味があるのか、子どもの頃はあまり考えないかもしれません。

はきものをそろえると心もそろう。そろえておくと心が乱れない。誰かのものもそっとそろえてあげる。・・・他者への優しさや、さらには世の中のために自分ができることをしようとする志をもつことの大切さを教えてくれているような詩だと思います。大切にしたい文化であり、日本のよさを象徴する道徳心だと思います。

子どもたちには、発達段階に応じて、心(内)と行動(外への表出)のつながりについて、しっかりと積み上げていけるような学校教育をめざしたいと考えています。

写真は、高学年のきれいに整ったくつ箱と、低学年が使用するトイレ(まだまだ修行中?)の様子です。(ちなみに、高学年の男子トイレのスリッパは、見事きれいにそろっていました。低学年も近くの子がすぐに整えてくれました。)

   

学校が始まりました!よりよい時間を重ねていきましょう。

44日間の長い夏休みが終わり、学校が始まりました。暑い暑い夏だった令和7年の夏休みに、子どもたちはそれぞれに思い出をつくることができたようです。

1年生が、夏休みに取り組んだ絵や工作など、学級で発表する時間を取っていました。少し恥ずかしそうでしたが、しっかりと発表できていて微笑ましかったです。思わず駆けよって、近くで見ている場面もありました。

学校生活が始まり、少し生活のリズムが変わってきます。変化に対応するのも勉強です。子どもたちなりに自分でできることをがんばり、早寝早起きをがんばり、勉強をがんばり・・・。充実した楽しい毎日を過ごしてほしいと思っています。

   

夏休みにゆっくり本を読む【香取市図書館のおすすめの本】

7月最終日となりましたが、夏休みはまだ1ヶ月もあります。いかがお過ごしですか。

「毎日出かけるわけでもないし、外は暑いからどうしよう・・・」お仕事で忙しくしている大人をちらちら見ながら、ひまでしょうがない小学生の顔が浮かびます。たっぷりある時間をどう使うか。これを考えるのも勉強ですが、せっかくの夏休み、ただ時間を潰すのではなく、「自分の糧になるような、探究するような、長く続けて実りのあるような」時間の使い方をしてほしいと思います。

香取市図書館より、『図書館員のおすすめの本』の紹介資料がありましたので、ぜひ確認してみてください。本は読み始めると、意外に夢中になれるものです。新しい発見や知識との出会いもあります。人生を変えるかも知れません!興味のある1冊から読書を始めてみませんか?

2025夏 としょかんいんのおすすめのほん 小学1,2年生.pdf

2025夏 図書館員のおすすめの本 小学3,4年生.pdf

2025夏 図書館員のおすすめの本 小学5,6年生.pdf

夏の風物詩「セミの声」

今年は6月から暑い日が続き、どこから夏の始まりなのかわかりにくい感じがありましたが、生き物の力はすごいものです。ちゃんと時期を見計らって地面の中からセミたちが出てくることに、最近感動しています。

夏の初めは「ニイニイゼミ」。ぬけがらはよく見かけますが、小さめのセミです。そして夏休みに入るころ一斉に鳴き出すのが「アブラゼミ」。一番メジャーなセミではないでしょうか。それとほぼ同時期に「ミンミンゼミ」。鳴き声はまさに夏の風物詩です。夏休みも後半に入ると「ツクツクボウシ」と「ヒグラシ」。独特の鳴き声がとても素敵です。

また最近では、関東地方でも「クマゼミ」の声を当たり前に聞くようになりました。セミの生息域も少しずつ変わってきているようです。また、千葉県には他にも固有種がいるらしいです。(茂原市のヒメハルゼミ)

ときどき子どもに、セミの話題を持ちかけたのですが、かなり多くの子どもたちがセミのことをよく知らないのかな?と感じました。時間帯や時期によって現れるセミの種類も異なります。今、外で鳴いているのは何ゼミ?少しでも知っておくと、変わりゆく季節や時間の変化とマッチして楽しいものです。ぜひお子さまと「セミのぬけがら探し」をしながら、聞こえてくるセミの声に耳を傾けてみてはいかがですか?

写真:学研の図鑑「昆虫」より(学校図書館にあります。興味のある人は実際に見てください。)

(7月22日の記事に、左:アブラゼミ、右:ニイニイゼミのぬけがらの写真を掲載しています。)