<栗源小学校ブログ>

夏の風物詩「セミの声」

今年は6月から暑い日が続き、どこから夏の始まりなのかわかりにくい感じがありましたが、生き物の力はすごいものです。ちゃんと時期を見計らって地面の中からセミたちが出てくることに、最近感動しています。

夏の初めは「ニイニイゼミ」。ぬけがらはよく見かけますが、小さめのセミです。そして夏休みに入るころ一斉に鳴き出すのが「アブラゼミ」。一番メジャーなセミではないでしょうか。それとほぼ同時期に「ミンミンゼミ」。鳴き声はまさに夏の風物詩です。夏休みも後半に入ると「ツクツクボウシ」と「ヒグラシ」。独特の鳴き声がとても素敵です。

また最近では、関東地方でも「クマゼミ」の声を当たり前に聞くようになりました。セミの生息域も少しずつ変わってきているようです。また、千葉県には他にも固有種がいるらしいです。(茂原市のヒメハルゼミ)

ときどき子どもに、セミの話題を持ちかけたのですが、かなり多くの子どもたちがセミのことをよく知らないのかな?と感じました。時間帯や時期によって現れるセミの種類も異なります。今、外で鳴いているのは何ゼミ?少しでも知っておくと、変わりゆく季節や時間の変化とマッチして楽しいものです。ぜひお子さまと「セミのぬけがら探し」をしながら、聞こえてくるセミの声に耳を傾けてみてはいかがですか?

写真:学研の図鑑「昆虫」より(学校図書館にあります。興味のある人は実際に見てください。)

(7月22日の記事に、左:アブラゼミ、右:ニイニイゼミのぬけがらの写真を掲載しています。)