職員あいさつ

職員あいさつ

「ざんねんないきもの事典」


 

 

 

 

「ざんねんないきもの事典」を読んだことがありますか。

 「ざんねんないきもの事典」には、一生懸命なのに、どこか残念な生き物について、多くのことが載っています。子どもたちも大好きで、多くの児童が読んだことがあるようです。大人が読んでみても、くすっと笑ってしまうほどおもしろく、「へー!」とおどろくほど勉強になる本です。

 その中でも、私が特に印象に残っているのは、ティラノサウルスについてです。ティラノサウルスはお肉を食べ過ぎて、「痛風」を患っていたような骨の変形が化石に見られるそうです。肉食獣として知られるティラノサウルスですが、ライオンなどとは異なり、尿酸を分解することができなかったそうです。「痛風」は、風が吹くだけでも痛いと言われるほどの病です。全長13mにもなるティラノサウルスが、風に吹かれて痛がる様子を想像してみましょう。・・・こわいですよね。現代人とも共通する病を患っていたということを知り、少し親近感がわいてきました。

 このような情報が1冊の本にたくさんまとめられています。ぜひ、手にとって読んでみてください。

 

 

 

秋を感じて

 校門を出ると、金木犀の香りがしてきて、秋の訪れを感じました。

周りを見渡すと、色づいた葉を落とし始めた「サクラ」、

赤い実をつけた「アメリカハナミズキ」、

実が割れて種を落としている「ツバキ」、

大きな実をつけた「ザクロ」、

木の実をたくさん落とした「コナラ」など、

秋を感じさせる木々が、

佐原小学校にはたくさんありました。

ドングリ(コナラ)   ツバキの実の殻と種    ザクロの実

    

 

 

 校庭を見回したとき、すべり台の後ろに大きく立つ木が目に入りました。「エノキ」と言われる木です。毎日見ているのに、私にとってはあまりなじみのない木だったので、調べてみました。

 木偏に春は椿(ツバキ)、秋は楸(ヒサギ)、冬は柊(ヒイラギ)、そして榎(エノキ)は、木偏に夏と書きます。文字通り夏の木とされていて、夏に涼しげな木陰をつくってくれる意味合いもあるようです。また、エノキという名の由来には諸説あり、①信長、家康、秀忠、家光のうちの誰かが、(マツ以外の)「余の木(ヨノキ)」を一里塚に植えるように命じ、これに応じる形で植えられたのがこの木であったため、ヨノキが転じてエノキとなった。②縁起の良い木を意味する「嘉樹(ヨノキ)」が転じてエノキになった、③秋にできる朱色の実は小鳥や森の生き物に人気が高く、「餌の木」からエノキになった、などの説があるそうです。

エノキの葉は生き物に人気が高く、オオムラサキやヤマトタマムシには欠かせない餌であったり、食べることのできる若芽は食糧難の時代には米と一緒に炊き込んで「糧飯(カテメシ)」として人間が食べたりしたこともあったそうです。また、エノキの実の皮は甘みがあり、昔の子どもはこれをおやつにしたともありました。実際に今のエノキの木の周りには、小さな実がたくさん落ちていますが、食べられる実には見えませんでした。

 

名前を知り、少し特徴を知ってみると、エノキの木

に親しみが湧いてきました。まだまだ知らない木がた

くさんあると思いますが、秋をさがしながら、また違

う木に出会ってみたくなりました。


私が感じる佐原小学校の変化の歴史

私は、佐原小学校を卒業し、教員としてこの学校に戻ってきました。大きく変わったことに驚いたり、変わっていないことに懐かしさを感じたりしています。そこで、約20年前と今の佐原小学校を振り返ってみたいと思います。
下の写真は、今、タイヤの遊具がある場所にあった大遊具での1枚です。この大きな遊具は、今はありませんが、当時は休み時間にたくさん子どもたちが遊んでいました。なくなって少し寂しい気持ちになりました。    

 

下の写真は、今の滑り台がある場所の昔の姿です。投擲板があって、ボールを投げたり、的あてをしたりした記憶があります。右下は現在の写真です。以前からあった遊具に加えて、クライミングやバスケットゴールができました。今も昔も子どもたちは、楽しく外遊びをしています。

 

 下の写真は、昔の運動会の応援席の様子です。今も昔も教室の椅子を外に持って行き、使用しました。今は熱中症対策としてテントが設置されるようになりました。

 

  

  上の2枚の写真は現在のプレイルームとトイレです。プレイルームは、子どもたちが大きな教室でのびのびと学習できす。トイレは、洋式トイレが多くなりました。

 このように、時代の移り変わりとともに、子どもたちが元気に学校生活を送れるように様々な教育環境が変化していることがわかります。これからも子どもたちの実態に合わせた指導の工夫をしていきます。

 

         

 

 

 

                  

  

秋といえば・・・


 

「秋」は、「食欲の秋」「読書の秋」「芸術の秋」などと言われ、様々なものがありますが、今回はスポーツについて考えてみました。

 佐原小学校では、先日第108回の運動会が終了しましたが、秋はスポーツに関連した行事や大会が多く行われます。元々は、1964年の東京オリンピックが開催されたことにより、国民の祝日として体育の日が定められました。また、2020年に開催される東京オリンピックに合わせて、体育の日が「スポーツの日」へと名称が変わります(2020年に限り7月24日)。日本で初めての片仮名表記の祝日だそうです。

 東京オリンピックに向けた各スポーツの強化・育成も図られ、若い世代がどんどん力をつけています。陸上競技では、日本で初めての10秒の壁を破る998を記録した桐生祥秀選手を始め、リオデジャネイロオリンピックで、銀メダルを獲得した、男子4×100メートルリレーのチームが挙げられます。体操では、ひねり王子こと白井健三選手、柔道男子90kg級では、ベイカー茉秋選手が金メダルを獲得するなど、若い選手の活躍がめざましいですね。ジュニア世代では、卓球の張本智和選手や、水泳の池江璃花子選手、サッカーの久保建英選手などの活躍が光ります。

各競技で輝いているジュニア世代が、2年後の東京オリンピックで日の丸を背負って競技を行っているのか、あるいはそのスポーツを知り尽くした百戦錬磨の経験者が代表の切符を掴み取るのか、今からとても楽しみです。

他にも、体育的行事といえば国民体育大会が開催される時期でもあります。千葉県は、2010年に地元千葉で開催された国体の際に、天皇杯・皇后杯を獲得して以来、8年振りの獲得が期待されます。

観るスポーツ、するスポーツ、今年もスポーツの秋から目が離せません。

運動会は好きですか??


運動会についてどんなことを考えているのか、何人かの子どもたちに聞いてみました。

<運動会好き! 特に好きなところ、楽しいところ>

・徒競走             シールがもらえるから。走るのって楽しいでしょ。

・応援                自分も応援団をやってみたいなあ。楽しそう。

・ダンス             衣装をそろえて、ポンポンなど何かを持って踊るの

                            がいいの。

                            みんなで楽しく踊れるから。

                            曲に合わせて動くのが楽しいなあ。

                            ダンスは笑顔でできるからいいのよね~。

・お昼ごはん     おいしいお弁当が食べられるからね。

 

<運動会好き! だけどこれはちょっと・・・>

・ダンス             リズムが速くてついていけないんだよ・・・。

                            運動会の日は、みんなに見られるでしょ。それが嫌なの。練習は嫌じゃない。

・徒競走             走るのはつらいなあ。遅いし・・・。

・開閉会式         じっとしているのはつらい!

<運動会嫌だなあ>

・暑いし、苦しいし・・・。冬だったらやる気が出ると思うよ。

 

 このようなことを子どもたちは話していました。

 子どもなりにいろいろなことを考えているようです。子どもたちとの対話を大事にしたいと思いました。

防災週間

  830日~9月5日まで防災週間でした。本校でもこの期間に避難訓練を実施しました。地震や火災に対応した避難訓練だけでなく、雷や竜巻などの自然災害に対応した避難訓練も計画しています。

今回のブログでは、雷から身を守るにはどのようなことに注意すればよいかについて書いてみようと思います。

雷が鳴る、もしくは落ちてくると思うと、人は何かの下に当然隠れようとします。ですが、安易に木の下などに隠れては危険が増します。

国土交通省のHPによると、近くに安全な空間が無い場合は、電柱、煙突、鉄塔、建築物などの高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、その物体から4m以上離れたところに退避することがよいとされています。

また、「雷しゃがみ」と言われるものがあります。下の図のように、耳を両手で閉じ、踵をくっつけます。踵をしっかりとくっつけておくことがポイントで、万一雷が進入しても、上半身まで達する前に、雷が外に逃げていくそうです。

自分の身を守る学習を通して、災害等に備えていきたいと思います。

 出展:NHKそなえる防災  https://www.nhk.or.jp/sonae/column/20150711.html

     気象庁  https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder4-3.html

消えていく職業、必要とされる職業


 

 夏休みがあっという間に終わってしまいました。今年の夏休みは、「熱中症対策」という言葉が多く聞かれ、暑い日が続きました。みなさんの夏休みはどうでしたか。私は、夏休みに教員免許更新講習を受けてきました。




教員免許更新制とは、その時々で求められる教員として必要な資質能力が保持されるよう、定期的に最新の知識技能を身に付けることで、教員が自信と誇りを持って教壇に立ち、社会の尊敬と信頼を得ることを目指すものです。

○新免許状(※1)には10年間の有効期間が付されます。
○有効期間を更新して免許状の有効性を維持するには、2年間で30時間以上の免許状更新講習の受講・修了が必要です。             

文部科学省ホームページより

 



 講習の中で、一番心に残ったことは、コンピューター技術の発展によりアメリカでは、今後

10年~20年程度で今ある職業の47%が自動化される可能性が高いと予想されているということです。日本でも、ハウステンボスの「変なホテル」が人件費を通常の4分の1に抑えるため、フロントやポーターなどの業務にロボットを導入したことがニュースになりました。 

自分の幼少期を思い出してみると、高速道路の料金所では、母が財布からお金を出し、父が手渡しで料金所の方に現金を渡していました。買い物では、レジ打ちが速い人の手つきに見とれていましたが、今ではセルフレジの導入で並ぶ時間が少なくなりました。どんどん便利になっていく中で、今までにもたくさんの職業が自動化されていることに気付きました。

これからは、スポーツの審判、不動産ブローカー、レストランの案内係、電話オペレーター、娯楽施設の案内係など多くの職業が自動化されると言われています。

しかし、今まであった職業が自動化されるということは、新しいサービスが続々と生まれ、それに関連した職業が必要になるということです。新しい事業企画や、会社の立ち上げの機会が今までより多くなり、これからの日本がどのように発展していくのか楽しみです。

コンピューターの技術により、仕事が自動化されていく社会で、私たちはどのような能力を身に付ける必要があるのかを考えさせられました。機械やロボットにできなくて、人間にできること・・・この能力についてみなさんはどう考えますか。

♪~佐原よいとこ 水の郷~♪


 先日、埼玉県川越市に出掛ける機会がありました。

 川越も「世に小京都は数あれど、小江戸は川越ばかりなり」と謳われていた地域です。「お江戸見たけりゃ佐原へござれ、佐原本町江戸まさり」の佐原小学校職員としては、同じ「小江戸」を名乗る川越は気になる地域です。(ちなみに、栃木県栃木市も「小江戸」と呼ばれる地域なのだそうです。一度歩いてみたいです。)

 

 さて、川越の街を歩いてみて、似ているところもあれば、それぞれの特長だな、と感じるところもありました。

似ているポイント

・うなぎがおいしい。

・お酒がおいしい。(川越にはCOEDOの名前がついたビールがあります。)

・山車の祭りがある。(佐原も川越も関東三大山車祭のひとつです。)

・昔の建物が残っている。

川越の「いいな」ポイント

・町並みがまっすぐで歩きやすい。

・食べ歩きできるものが多い。

佐原の「いいな」ポイント

・川のある風景の中を歩ける。

・船に乗って楽しむこともできる。

 

 川越と比べてみることで、佐原のよいところが再発見できました。小野川沿いの細い道を、風に揺れる柳を眺めながら、お店に入ったり、船に乗った人に手を振り返したりしてのんびり歩く。なにげなくやっていたことですが、それが一番贅沢な佐原の楽しみ方なのではないかと感じました。

 川越は日帰りでも行ける距離ですので、夏休みにぜひ出掛けてみてはいかがでしょう。また、その他の県や地域でも、「佐原とここが似ている、ここが違う」という視点をもって歩くと、とても楽しいです。

知識のアップデート


突然ですが、問題です。

Q1 日本の最大の貿易相手国はどこ?

Q2 埼玉県の県庁所在地は?

 

 正解は以下になります。

A1 中華人民共和国  (×アメリカ合衆国)

A2 さいたま市    (×浦和市)

 

 上記の問題は、私が昔教わったことや習ったことと変わっている情報に関する問題です。みなさんはできたでしょうか。

 

 現代は、グローバル化をはじめとした大きな変化のうねりの中にあり、子どもや青年時代に学校で学んだ知識が一生通用する時代ではなくなっていると言われています。

学校で学習する教科の中でも、私が子どもの頃に教わったことや、習ったこととは変わっていることが特に多い教科が「社会科」です。その社会科を指導する立場として日々感じることは、「自分自身の知識を日々アップデートしていく必要がある。」ということです。今回書いた正解も、もしかしたら数年後には不正解になっているかもしれません。このような状況の中で子どもたちに「生きる力」を身に付けさせていくためには、私自身も普段からアンテナを高くし、新しい情報を取り入れていくことが大切だと感じています。

 また、昨年度から学習している「佐原学」では、佐原小学校や身近な地域について子どもたちが情報を集めたり、発信したりしています。4年生は現在、総合的な学習の時間に、佐原小のよさや特徴をパンフレットにまとめる活動を行っています。その中で忠敬先生の銅像があることを取り上げている子がいました。その子たちは佐原小学校の銅像を調べていく中で、佐原公園(諏訪公園)や忠敬旧宅にも銅像があること、今年になって佐原駅南口ロータリーにも銅像が建立されたことを紹介していました。去年まで佐原には3ヶ所だったので、情報は変化しています。学習していく中で、子どもたちにも、知識をアップデートしていくことの大切さを実感させています。

 

最近、私がアップデートした知識をご紹介して終わりにします。

 

【伊能忠敬先生に関する知識のアップデート】

 伊能忠敬の銅像がある場所(下線が引いてあるものがアップデート内容)

 ・佐原小学校校庭

 ・佐原(諏訪)公園(没後100年を記念して)

 ・伊能忠敬旧宅

・九十九里町 伊能忠敬記念公園(出生の地)

 ・東京都富岡八幡宮…測量出発前に必ず参拝し成功を祈念していた。

 ・佐原駅南口ロータリー(没後200年を記念して)…毎晩、北極星を観測していたので北を向いている。

北海道福島町豊浜 北海道内の測量をスタートさせた地(没後200年を記念して)

落語に挑戦!


4年生の国語科の学習では、落語に親しんでいます。落語は、江戸時代の中ごろに始まった話芸です。落語家、または噺家(はなしか)とよばれる人たちによって語られる中で、筋立てがしっかりとし、形が整えられてきました。多くの場合、最後に「落ち」とよばれるおもしろい結末がつくのが特徴です。

今回は、三遊亭円窓さんの「ぞろぞろ」をお手本に、落語のDVDを見たりCDを聞いたりしながら、グループで噺家デビューを目指して練習に取り組みました。一人が何人もの登場人物を演じ分けたり、身振り手振りを付けて演じたりする様子に佐原小4年1組寄席は、大盛況でした。

落語の学習を通して、目の前にいる聞き手を意識しながら話したり、心地よいリズムにのって話したりするおもしろさを味わうことができました。

伝える楽しさ、表現する楽しさをこれからも大切にしていきます。

好きな芸能人・有名人ランキング


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これはとある学級内に掲示されていた、学級新聞を抜粋した写真です。音楽番組などで登場する歌手やテレビ番組で活躍する芸能人と並んで、いくつか古風な名前が載っているのが分かりますか。そうです、佐原の山車に乗っている歴史上の人物の名前です。はじめ誰だろうと考えていると、新聞係の子どもたちが教えてくれました。子どもたちが自主的に作成する学級新聞。その中に自然と名前が挙がることに、佐原小学校の子どもたちの生活の中にいかに祭りが根付いているか、そしてまた子どもたちの祭りに対する思いの強さを感じました。

また、職員室前に掲示してある、「ユネスコ無形文化遺産登録記念祝賀山車曳き廻し」の写真の前で足を止めて見ている子どもたちに、山車について尋ねると、名前はもちろんのこと、その人物についてとても詳しく教えてくれます。目を輝かせながら話す子どもたちが、これからも10年20年と佐原の祭りを大いに盛り上げていってくれることと思います。

 さて、今週末はいよいよ、子どもたちの楽しみにしてる夏祭りです。今年も思い出に残る楽しい祭りとなることを願っています。

私の子どもは…?


10年に一度更新が必要となった教職免許の更新のために、云年ぶりに学生に戻って講習を受けてきました。

 講義の中で「魚を与えれば、その時その子は困らないが、魚の獲り方を教えれば一生その子は困らない」という内容の例え話が耳に残り、初めての子育てに悪戦苦闘していた頃に出合った詩を思い出しました。

 思い通りにいかない子育ての最中、時折、この詩を思い出しては自分を省みて溜息をついたものです。

成人したものの、まだ、社会的にも経済的にも自立していない我が子は、自分で魚を獲れるようになったのかな…。

 

「あなたの子どもは」    カーリル・ギブラン  霜田静志訳

 

あなたの子どもはあなたの子どもではない。

子どもは「生命」の渇望からの子どもである。

子どもはあなたを通って来る。

しかしあなたからではない。

子どもはあなたと共にある。

しかし子どもはあなたのものではない。

 

あなたは子どもに愛を与えることができる。

しかし考えを与えることはできない。

子どもは自分の考えをもっているのだから。

 

あなたは子どもの体を動かしてやれる。

しかし子どもの心は動かせない。

 

子どもは明日の家に生きている。

あなたはそれを訪ねることも、夢みることもできない。

あなたは子どもを好くようになれるであろう。

けれども子どもがあなたを好くようにならせようとはしなさるな。

人生は後に退き昨日にとどまるものではないのだから。

 

あなたは弓である。

そしてあなたの子どもらは

生きた矢としてあなたの手から放たれる。

 

弓ひくあなたの手にこそ喜びあれと

 

夢を力に~攻めろ ニッポン!~


614日、4年に一度のサッカーの祭典2018 FIFA ワールドカップ ロシア大会が開幕しました。予選を突破した32カ国の選手がFIFAワールドカップトロフィーを掲げるのを目標に戦っています。自分の国を応援したり、世界的に有名な選手のプレーを見たりと世界中のサッカーファン、出場国の人々が楽しんで見ているのではないでしょうか。

 

我が日本代表「サムライブルー」も世界の強豪国相手に戦っています。19日のコロンビア戦では、奇跡的な勝利を収めました。私は、家族でシュートを撃つごとに一喜一憂し、勝利が決まったときにはハイタッチをしました。

みなさんは、どうでしたか?

 

さて、なぜサムライブルーは、強豪国相手にこんなにもかっこいいサッカーの試合を見せてくれるのでしょうか。

 

それは、「夢を力に」してきたからではないでしょうか。

コロンビア戦で決勝ゴールを決めた大迫勇也選手は、試合後のインタビューで「本当に夢だった。」とW杯でのゴールを喜び、「ロッカールームに帰って、仲間の笑顔が見られたことがすごくジーンと来ましたし、まだまだ続くので頑張っていきます。」と語っていました。大迫選手だけでなく、他の選手も大迫選手のように、「勝つ」という夢に向かって頑張ってきたのかなと感じました。

 

夢を諦めないこと。夢を信じつづけること。

夢を力に変えて、一歩一歩進んでいく選手たちは、

サッカーだけでなく、わたしたちの夢の代表でもある。

(日本サッカー協会HPより)

 

 みなさんも一緒に「夢」を応援しませんか。

  攻めろ ニッポン! 頑張れ ニッポン!

私の好きなスポーツ「バレーボール」


 

 私は、子どもの頃から現在までバレーボールを続けています。

小学生の頃は、男子のバレーボールチームが一つもなく、女子と一緒に練習をしていました。

 中学校では、バレーボール部がありましたが、入部当時の3年生は1人だけで、人気のあるスポーツではありませんでした。顧問の先生の熱心な指導と厳しい練習の成果もあり、私たちの代では県大会に出場するまでに成長しましたが、バレーボールが盛んな船橋市や松戸市にはなかなか勝つことができず悔しい思いをしました。

 その悔しさをバネに高校では、バレーボールが盛んな船橋市の強豪校に通いました。人数が多い中、毎週末合宿を繰り返す日々、そして厳しい練習を経てキャプテンとして千葉県大会で優勝したり、関東大会、全国大会に出場したりしました。

 大学では、更に上のレベルを求め東京の大学に進学しました。そこでは、全国のトッププレーヤーが集まっている関東のリーグや全日本インカレなど経験をすることができました。

 

今は、地元である香取市に戻り中学校のバレーボール部を教えたり、地域の方々と一緒に市民大会に出たりしています。その中で、昔はなかった男子のクラブチームが活動していること知りました。また、本校では保護者の方々が学校対抗、学年対抗などでたくさんバレーボールに関わっている人が多くいること、そして全員が一生懸命練習していることを知りました。 

 

私は、今までチームの人数がそろわないときの悔しさやキャプテンとして多人数のチームをまとめあげていく喜びを感じながら仲間と共に成長してきました。これからは、指導者として私自身が経験してきたことをバレーボールを通して伝え、バレーボールの素晴らしさを広めていきたいと思います。

 

本を読むこと

 

 

 

 佐原小学校には、朝、読書の時間があります。毎週月・火・木曜日の8時から8時10分までの10分間、自分が好きな本を読む時間です。私はこの読書の時間がお気に入りです。

 

 小学生の頃は、アンデルセン童話やイソップ童話などの外国の話が好きで、毎週図書室に行っては気になる本を探し、読んでいました。

 中学生になるとファンタジーに興味をもち、友達とお薦めの本を紹介し合い、読み合って感想を交流していました。

 高校生では、歴史に興味をもっていた私に担任の先生が三国志を薦めてくださり、わくわくしながら読み進める日々を送っていました。

 現在は、大学生のときに知った作家である池井戸潤さんの本を定期的に購入し、朝の読書の時間に読んでいます。

 

 年齢と共に読む本は変わってきましたが、自分が現実では体験できない世界に浸り、悲しくなったり嬉しくなったりして元気をもらうのは今も昔も変わりません。

 

 子どもたちと図書室に行くと、時々、自分が幼い頃読んでいた本に出合い、それを借りている子どもたちの姿を見ることがあります。作品は異なるけれど、似た話を読んで、子どもたちが笑顔で感想を教えてくれることもあります。そのようなとき、私は、自分と子どもたちが本でつながっていることを感じ、嬉しくなります。

 私が本からたくさんの元気や勇気をもらったように、子どもたちも様々な本から様々な思いを感じてほしいと思います。これからも、それぞれが好きな本を読んだり、読み聞かせをしたりしながら、朝の読書の時間を大切にしていきます。

創立記念式


佐原小学校 創立記念式歌

 

1 通う楽しき我が校の

  教えの園のひらけしは

  明治六年のあやめ咲く

五月の今日の佳き日なり

 

2 もののあやめも若草の

  道のしるべのひとすじに

  開けゆく世のさきおいて

  過ぎこし年や幾そばく

 

3 年もろともに生い立ちて

  永久に春なる百千草

  己が向き向き咲き競う

  香り気高き園生かな

 

4 楽しき園よ我が友よ

  昔の今日をくりかえし

  開けゆく世と我が校の

  千代の栄をうたわなむ

 

 5月30日(水)、第146回創立記念式が行われました。その式の中で歌われるのが上記の創立記念式歌です。歌詞が難しく、覚えるまで大変だったことを懐かしく思い出しました。子どもたちも6年間歌うことで、校歌と並び佐原小学校での思い出の1曲となるようです。佐原小学校を巣立ち、ふるさと佐原や佐原小学校を思い出すときにこの歌が懐かしく浮かんでくることでしょう。わたしも本校の卒業生である娘と一緒に歌ってみました。ぜひ、皆さんも佐原小学校の誕生日をお祝いして歌ってみてください。

 創立記念式歌の歌詞に込められた当時の方々の思いを大切に、佐原小学校の新たな歴史を築くために子どもたちと共にがんばっていきたいと思います。

お囃子に耳を傾けて


5月27日()に「水郷佐原あやめフェスティバル」が開催されました。会場内には多くの出店が並び、ステージ上では様々な団体がパフォーマンスを披露していました。本校の郷土芸能部も演奏を披露するということで、私も毎年見に行っています。郷土芸能部の子ども達は、練習の成果を発揮して、今年度最初の発表を成功させることができました。

私は、今年度から郷土芸能部の担当になり、初めて知ることがたくさんありました。今回はその中の一つ、篠笛の演奏について紹介します。

使っている篠笛は一本の竹に7つの穴が開けられているだけの、とてもシンプルな楽器です。穴のふさぎ方を変えて音を出すのですが、同じふさぎ方でも息の入れ方を変えることで高音と低音を吹き分けます。低音は出ても高音はなかなか出すことができません。テンポの速い曲では、高音と低音を吹き分けるだけでも一苦労なのです。大勢の前で当たり前のように演奏を披露している子ども達を見ると簡単そうに見えますが、実際に体験するといかに難しいことかよく分かります。だからこそ、子ども達は、演奏を教えてくださっている先生が奏でる音色に憧れ、練習に励むのだと思います。

昔から受け継がれてきたお囃子の演奏が、いかに高度な技術を必要とするものか実感したことで、今まで以上にお囃子に興味をもちました。7月には佐原の大祭夏祭りが開催されます。お祭りの楽しみ方はいろいろあると思いますが、それぞれの楽器の音色に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

私の好きな詩


20年以上前、私はある詩に出合いました。

その詩の名前は、金子みすゞさんが書いた「わたしと小鳥とすずと」です。皆さんも、一度は聞いたり、実際に声に出して読んだりしたことがあるかも知れません。

私がこの詩と出合ったのは小学校3年生のときでした。担任の先生に紹介してもらい知りました。この詩を初めて知ったとき、生き物や物に対して自分が思っている気持ちや、視点とは全く違うことに大変驚きました。その当時、金子みすゞさんの詩に興味をもち、母親にお願いして他の詩が載っている本を買ってもらいました。何度も何度もその本を読み返した記憶があります。今でも大切にその本を持っています。

5年生の国語科で、「みすゞさがしの旅」という学習をします。その学習をしたときにその本を引っ張り出し、読んでみました。久々に読んでみて、金子みすゞという人の小さな生き物や物に対しての優しさ、言葉の表現方法に改めて驚きました。子どもの時とは少し違った視点で読めたような気がします。教員になって、金子みすゞさんの詩にまた、出会うことができて嬉しくなりました。最後に、その詩を紹介します。

 

わたしと小鳥とすずと

 

わたしが両手をひろげても、

お空はちっともとべないが、

とべる小鳥はわたしのように、

地面(じべた)をはやくは走れない。

 

わたしがからだをゆすっても、

きれいな音はでないけど、

あの鳴るすずはわたしのように

たくさんなうたは知らないよ。

 

すずと、小鳥と、それからわたし、

みんなちがって、みんないい。

 

心に響く言葉


 私の毎朝の日課は、我が家の「日めくりカレンダー」をめくることから始まります。『明日をひらく言葉』(致知出版社発行)という、各界各分野で一道を切り開いてこられた方々の貴重な言葉が掲載されているカレンダーです。
 もともと私は早起きが苦手な上、疲れがたまって目覚めが良くないことが多々あります。しかし、なぜかこのカレンダーをめくると「今日も一日頑張るぞ!!」と意欲が湧いてきます。購入して数年経ちますが、毎日わくわくしながらめくっています。
 31枚の中で、私の一番好きな、京セラ名誉会長 稲盛和夫氏の言葉を紹介します。

     美しい心を持ち、
                夢を抱き、
                  懸命に誰にも負けない努力をする人に、
                        神は「知恵の蔵」から
                              一筋の光明を授けてくれる
     
 私は今まで仕事をする中で、悩んだりくじけたりすることが数え切れない位ありましたが、必死に努力をした時に、この言葉の様に「ひらめく瞬間」を味わうことが何度かありました。また、困った時に手を貸してくれる人が現れました。
 この言葉との出会いにより、心を磨き、人間力を高め、努力をすることの大切さを実感することができました。

 今日も佐原小の子どもたちは、楽しそうに「おとぎのへや(図書室)」へ足を運んでいます。未来を築く子どもたちが、「心に響く言葉」に出会えることを願っています。

リレーのルールが変わりました。


みなさん、一度は体育の時間に、リレーをしたことがあると思います。体育でも、オリンピックでも、リレーには注目が集まり、とても盛り上がる競技です。

さて、バトンを受け渡す区間「バトンゾーン」(正しくはテークオーバーゾーン)の長さは20mでしたが、これが30mに変更されました。とは言っても、従来20mのゾーンの手前に10mの加速区間がありましたので、競技を見た様子は以前と変わりません。

ところが、このルールの変更で、30mの区間の中であればどこでもバトンパスができるということになりました。このルールの変更を活用すれば、今まで以上に一人あたりが走る距離に変化をもたせることができることになります。第1走者であれば80m少々であった走る距離を70m少々にすることも可能です。また、第2走者は長い距離を走ることが可能になります。各チームが、走る選手の特性に合わせた作戦を考えることができるのです。

学校や学級をチームとして考えると、一人一人にはそれぞれの特性があります。学校や学級で作戦を考えて、みんなのために得意なことで力を発揮したり、苦手なところを補ったりすることで、より力を発揮し、高めあえたらいいと思います。

佐原の5月のおすすめ


まち探検の下見や下校指導のときに佐原のまちを歩いていると、多くの観光客に出会います。現代と昔の両方を持ち合わせている佐原のまち。観光客にも大人気です!

「佐原」と聞くと祭りのイメージが強いですが、季節ごとに様々なイベントがあります。

そこで、今回は「佐原の5月のおすすめ歴史的イベント」を紹介します。

 

第1位  『伊能忠敬翁没後200年記念行事』

     伊能忠敬翁の企画展や式典が開かれます。

     全大図パネルの帰着式も行われ、日本全図を見ることができます。

第2位  『水郷あやめまつり』

     約500種のあやめを見ることができます。運がよければ嫁入り舟を見ることができるかもしれません。

     そして、誰もが羨む美しさをもつミス・あやめの称号は今年は誰の手に...!!

第3位  『佐原五月人形めぐり』

     老舗に伝わる年代物の五月飾りを町中で見ることができます。

 

5月も楽しいイベントが目白押しです。私もイベントに参加しながら佐原のまちの歴史についてもっと勉強したいと思います。今後も佐原のさらなる魅力が世界に発信されることを願っています。

104名の新入生 参上!


4月10日に104名の1年生が、佐原小学校の仲間入りを果たしました。

明くる日から早速、佐原小学校での生活が始まりました。

「おはようございます。」

と、元気に教室へと入ってくる子。

周りをきょろきょろ見ながら、自信なさげに教室に入ってくる子。

そこで、待ち構えてくれていたのが、6年生でした。

「ランドセルの中身を出すよ。」

「名札つけてあげるね。」

「上手に塗り絵ができるんだね。」

と優しく声を掛けながら、進んでお世話をする姿は、なんと頼もしいこと!最上級生としての自覚と自信が感じられました。

 

 初日は、何もかもが始めてづくしでどきどきの1年生でしたが、日を追うごとに学校生活の流れや自分のすべきことなどが把握できるようになり、友達や担任とのかかわりも積極的になってきました。

 初めての給食や清掃活動など、覚えることがたくさんありますが、どの子も目を輝かせながら、楽しくさまざまなことを体験している今日この頃です。

 

 小学校生活の6年間でどれだけ心身ともに成長していくのか、可能性は無限大!

これからの1年生のがんばりを、佐原小職員はずっと温かく見守っていきます。

桜の開花

 春の訪れを知らせてくれる桜ですが、開花が早い年もあれば、例年より遅い年になることがあるのはなぜだと思いますか。

 桜が開花を迎えるために必要な要素が2つあります。

① 眠ること

 夏や秋も気温が高い日は続きますが、桜が開花しないのはその時期になると眠っているからです。夏至を過ぎ、夜が長くなると葉が感知して、ある段階で植物ホルモン(休眠ホルモン)を作り出すスイッチを入れます。葉で作られた休眠ホルモンを葉の付け根にある芽に送り込んで、毎年同じ時期に確実に芽を眠らせるそうです。

② 寒さ

 桜が眠りから覚めるために必要なことは寒さだそうです。冬の寒さによって蓄えられていた休眠ホルモンが減少し、全ての休眠ホルモンが無くなったとき、桜の開花の準備が整い、暖かくなると一斉に桜が開花するそうです。

 普段何気なく見ていた桜ですが、興味をもって調べると、新たな発見をすることができました。子どもたちも、どんな小さなことにでも疑問や興味をもって、追究してほしいと思います。

大きく成長した子どもたち 1年間のがんばりに拍手!

 もうすぐ平成29年度が終わろうとしています。4月、不安そうな表情で入学してきた1年生の子どもたちも、自分の力で様々なことができるようになり、この1年間での大きな成長を感じます。

  そこで、子どもたち自身にも自分の成長を実感してほしいと考え、生活科の学習の中で、「1年間でできるようになったこと」についてまとめる活動を取り入れました。

 活動がスタートすると、夢中になって書き出していく子どもたち。どのようなことを書くのか楽しみに待つこと数十分。わくわくしながら読むと、喜びに満ちた言葉がたくさん溢れていました。

 

【1年間でできるようになったこと】
☆ 入学した頃は知らない人ばかりで心配だったけれど、友達がたくさんできました。自分から友達を作れるようになって嬉しいです。
☆ 4月の頃は、図書室に行くときに迷っていたけれど、今では自分一人で行けます。
☆ 入学したばかりの頃は、遊具で高い場所に登れなかったけれど、今では登れるようになりました。
☆ 挨拶が、大きな声で元気に言えるようになりました。
☆ 名前を呼ばれても大きな声で返事ができなかったけれど、大きな声で返事ができるようになって、とても嬉しいです。
☆ 給食を全部食べられなかったけれど、完食できる日が多くなりました。
☆ 鍵盤ハーモニカが弾けなかったけれど、たくさん練習したから階名も覚えて、間違えないで弾けるようになりました。
☆ 「グー・ペタ・ピン・サッ」の良い姿勢で勉強できるようになりました。
☆ 1人で本を読めなかったけれど、今は、好きな本を1人で最後まで読めるようになりました。
☆ 教科書のお話をすらすら読めなかったけれど、おうちの人に聞いてもらって毎日練習したら、すらすらと読めるようになりました。
☆ 平仮名と片仮名と漢字をたくさん練習しました。字がきれいに書けるようになりました。
☆ 漢字をたくさん覚えて、習った字は全部書けるようになりました。
☆ たくさん練習したら、自分の名前が上手に書けるようになりました。
☆ 足し算や引き算の計算がむずかしかったけれど、今はすらすら解けて、楽しいです。
☆ 先生の話をよく聞けるようになりました。
☆ 縄跳びをがんばって練習したら、交差跳びやあや跳びができるようになって嬉しかったです。
☆ 鉄棒でさか上がりを何回も練習して、できるようになったのが嬉しかったです。
☆ 
前は掃除中に喋ってしまっていたけれど、黙働で掃除ができるようになりました。
☆ 道具揃えが自分でできるようになって、忘れ物をしなくなりました。
☆ 日直や当番の仕事を覚えて、自分でできるようになりました。

 

 

 

子どもたちの書いたものを読み、しっかりと自分のがんばりや成長をとらえられていることを本当に嬉しく思いました。また、自分の成長に気付くことができたことは、今後の自信につながっていくのではないかと感じました。

  「自信をもつ」ことは、次のステップに進む原動力になります。しかし、「自信をもつ」ことは、1人では為し得ません。認めてくれる存在があるからこそ、自信につながっていくのだと思います。

 子どもたちが、新たなことにチャレンジできる心をもてるように、これからも、がんばりや成長を共に喜ぶ存在であり続けたいと再確認しました。

本番に強い佐原っ子

3月2日(金)は、毎年恒例の6年生を送る会「ありがとうフェスタ」が開催されました。この1年間、さまざまな行事などでお世話になった6年生に感謝の気持ちを伝えようと、どの学年も全力で練習や準備を進めてきました。とはいえ、学力考査の実施や学年末も近づいてきているため、時間的にもかなり厳しいスケジュール。それでも、佐原小の子どもたちは、みんな頑張り屋さん!自分の役割を全うしようと練習に励んできました。

 

 放課後の職員室や研修室では、おのおのの学年の職員が、大道具や小道具などを作りながら、その日の練習をふり返ります。

「今日、ちょっと時間が押してしまったね。2場面、もう少し短くできるかな。」

「歌声がまだ小さいね。」

「動きがまだぎこちないね。ステージ上の設定変えてみる?」

「衣装はこれでいいかな?」

などと反省したり、新しいアイディアを出し合ったり…。

 

そこからだんだん弱気発言も飛び交うようになります。

「あと、本番まで3日しかない。間に合うかな…」

「〇〇さん、病気で当日登校できないかもしれない。代役はどうしようか?」

「子どもたち、上手に発表できるかな?」   などなど

 

そんな弱気ムードを一蹴するのが次の一言!

「でもさ、佐原っ子は、みな、本番に強いからね!」

 

この言葉は魔法の言葉。

そうなんです。佐原小学校の子どもたちは、ふだんから何事にも全力投球で取り組めるので本番では、見事に実力を出し切ることができるのです!

その言葉の後は、全職員、妙に納得し、また大道具や小道具作りに勤しむのでありました…。

 

そして迎えた当日。本番のとき!

5年生の用意周到な進行のもと、「ありがとうフェスタ」は着々と進んでいきました。

 

いつもよりもちょっと緊張した表情の子どもたち。それでも瞳の奥には自信がみなぎっています!どの子どもたちも、みな自分の役割を全うし、今年の「ありがとうフェスタ」は無事大成功のうちに幕を閉じたのでありました!

 

終わってみれば、やはりこの言葉。

「佐原っ子は、やっぱり本番に強いね!」

 

この魔法の言葉と現象は、今後も末永く続いていくことでしょう!

佐原のまちとかるた作り

 「みなさんは、佐原のどんなところが好きですか?」

 年度当初、私がこの質問をされていたら、正直に言うと、言葉につまってしまったと思います。しかし、この1年間、1年生の子どもたちと一緒に学習してきた今は、「あれがいいかな?これがいいかな?」と、佐原の素敵な場所やものが頭の中にいくつも思い浮かんできます。それは、生活科の学習と、職員研修のおかげです。

 

 佐原小学校では、今年度、「佐原学」という学習に取り組んできました。「佐原学」とは、各教科のなかで佐原の自然や文化、歴史などにふれ、佐原への愛着を深めていく学習です。その学習の一環で、1年生は、「さわら大すきかるたをつくろう」という学習を行いました。諏訪神社や諏訪公園、わんぱく公園などに地区探検に行き、一人一人が見付けた佐原の「大すき!」をかるたにしました。そして、そのかるたを使って、昔遊び集会で地域の方々と一緒に遊びました。この学習のなかで子どもたちは、今まで知らなかった佐原の素敵な場所をたくさん発見することができました。そして私自身も、子どもたちと一緒に学んできたことで、佐原の魅力をたくさん知ることができました。
    

    地区探検の様子               昔遊び集会の様子

さらに、佐原小では、夏季休業中に、職員が佐原を散策し、学習に活用できる素材を探すという研修にも取り組みました。その研修でも、自分が行ったことのない場所をたくさん訪れることができ、佐原の魅力をさらに発見することができました。

 

 今年度1年間の佐原学の学習と研修は、佐原小に来たばかりの私にとって、とても楽しく、地域について学べる有意義な時間となりました。これからも、子どもたちと一緒に、もっともっと佐原の魅力を発見していきたいと思います。現在、子どもたちが今年度佐原学で学んだことの一部を、親水公園側のフェンスに掲示しています。そちらもぜひご覧ください。

やってみせ 言って聞かせて させてみて


  どこかで「春」が 生まれてる
  どこかで水が 流れ出す
  どこかで雲雀が 啼いている
  どこかで芽の出る 音がする
             (作詞・百田宗治 「どこかで春が」

 春を待ちわびる歌が聞こえてくるこの頃です。
 どの学年の子どもたちも、一年のまとめの季節。特に、6年生は、卒業までの日数を数えながら活動しています。そんな中、家庭科の授業の振り返りを紹介します。

 「5・6年生で家庭科を学習して、家の生活を考えてみたら、家族にとてもお世話になっていたことがわかった。自分でも、朝の味噌汁作りを任せてもらえるようになった。もっと手伝いたい。」
 「季節に合った住まい方を学習した。節電を心掛けたら、電気代が安くなった。やってみるもんだと思った。」

 「食事の献立を考えて、作れるメニューを増やしたい。忙しい両親に、面倒をかけないようにしたい。」

 裁縫が苦手だったが、ミシンの便利さがわかった。靴下の穴を自分で手縫いしてみた。まだまだ、履けそうだ。」

 ミシンでトートバッグを作った。大変さがわかった。物を大切にしようと思った。」
            
 
雪かきを手伝った時、初めて近所の方と言葉を交わし、挨拶が自然にできる関係になったという6年生もいました。以来、近所の方が、ごみ出しや道路掃除をしてくれていたことにも気付き、お礼をしたいと考えたそうです。ティッシュケースを自分で作り、渡せたとのこと。周囲の方とのコミュニケーションが始まったようです。
 
自分で経験したからこそ、分かることがあります。まずは、「気付き」。知った上で、どう「判断」し、自分のできることを「実行」に移していくか。子どもたちなりの視点で、行動が開始されたのではないでしょうか。こんな言葉が浮かびました。

 「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かず」
                             (山本五十六)

  きっと、ご家庭で、様々な経験を積ませてもらっていることでしょう。子どもを信じて、任せること。失敗しても当たり前。まずは、やらせてみる場をつくってやることが、成長への第一歩だと思います。今後も、ご家族のみなさんと共に、子どもたちの活躍を応援していきます。

次こそはと言う気持ちで

 私は小学校5年生の頃に野球を始めました。ボールを捕ることも投げることも上手に出来ず、来る日も来る日も下級生に交じってキャッチボールをする日々でした。野球が大好きで入団したのに、すぐにつまらないと感じるようになりました。

それでも、大学まで野球を続けることができたのは、友達やコーチ、家族の支えや励ましのおかげと感じています。その間もたくさんの壁にぶつかりました。そんなときは、当時、阪神タイガースで監督をされていた野村克也監督の「結果が出なくても努力を続けた者だけが夢や目標を達成できる」という言葉を思い出しながら自分を奮い立たせました。どんな失敗をしても、「次はやってやる」という強い気持ちをもって取り組むことの大切さを教えてもらいました。

教員になった今でも、この気持ちを大切に活動しています。子どもたちも失敗したことを後悔するのではなく、「次は同じ失敗をしないぞ、次こそは」とチャレンジする気持ちでこれからも生活をしてほしいと思います。

 

 

春を待つ蕾

2月13日。暦の上では春というが、日本海側の豪雪は未だ止むことなく、佐原小学校でも、春を待つ裸の木々が冬芽を作って今日も寒さをしのいでいる。

朝夕まだ、かなり冷え込む校庭の木々の中に、赤い蕾を付けている木があることを知る人は、それほど多くはないだろう。第二校舎の前のよく見えるところに立っていて、子どもたちは毎日、その木の前で元気に遊んでいる。私より少しだけ長身な「木瓜(ぼけ)の木」である。枝が網の目のように伸び、その枝には棘がある(棘のない種類もあるようだ)。そして、真っ赤な小さな花の蕾をぎっしりと付けている。

佐原小学校に赴任して何年にもなるが、その存在に気付いたのは、一昨年の3月。卒業式の見送りのときであった。(何年も、気付かずにいたことが恥ずかしい。)

なぜ、気付いたのか。子どもたちとわくわくの学習(総合的な学習の時間)で石尊山に出掛けたり、教室でアゲハを飼育して餌になるみかんやクスの葉を捜したり、国語科の学習で校庭を回りながら生き物図鑑を作ったりしているうちに、今までよりも季節に敏感になったのかもしれない。

                        
                             春を待つ木瓜(ボケ)の花の蕾

秋には、ザクロの実がたくさん生っているのを見付け、子どもたちと食べたこともあった。小さなルビーのような実をつぶさないように指ではじき、茶褐色の厚い皮から外す。一つ二つと口に入れ、甘い果汁を吸い、種を出す。子どもたちは口々に「初めて食べた。おいしい。」と大騒ぎだった。その他にも、ハマナスやスズカケなどの実を幾つも発見したときは、本当に幸せな気持ちになった。

 

職員室前の階段を上がったところの窓には、4月、満開の桜の花が素晴らしい一枚絵を作っているし、6月、3階の研修室前廊下から見える夕焼けがとてきれいなことも知った。

 

  子どもたちの目は、自然の中の素晴らしさを見付けることに長けている。3階の窓越しに「先生!アオサギが何羽も校庭に降りてる!」校庭で真上を見上げながら、「先生!とんびが3羽も飛んでる!」などと次々に新しい発見をする。いつだったか、親水公園の橋の上から、小野川の川面をすれすれに飛んでいくカワセミの姿を見付けたときには、みんなで歓声をあげた。

 

「何かおもしろいことはないかな」と思って周りを見回すと、知らなかったことが多いことに気付く。子どもたちに刺激を受けて私の感性も遅ればせながら磨かれていく。

 

  住宅地の中にあって、こんなにも自然を身近に感じることのできる佐原小学校は、とても素敵な学校である。そして、何より、その自然のよさを感じることができる子どもたちがいることがうれしい。

 

かつで校庭に植樹した人は、何十年も後に生きる私たちが、こうして木々の美しさ、そこに集まる鳥や虫などの生き物の生命力を感じながら学校生活を送ることができるようにとの思いで、様々な木を植えてくれていたのかもしれないなと勝手に想像してみる。
 日一日と温かくなっていく、これから・・・・赤い木瓜の花が見事に咲く早春の訪れを子どもたちと共に楽しみに待ちたい。
                            

図書祭り

 本校では、1月22日から、図書まつりが始まりました。朝や昼休みの時間を利用して、たくさんの子どもたちが図書室に集まってきます。この図書まつり期間中は、図書委員会特製のカードに、本を借りるごとに1つシールを貼ってもらえます。図書室前の廊下では、カードに増えていくシールを見て、嬉しそうな子どもたちの笑顔が多く見られます。

 また、朝の読書タイムでは、5・6年生の図書委員が、各学級で、本の読み聞かせとクイズを行っています。特に低学年に対しては、問題によって、答えを3択にするなど、どの子も楽しみながら本に親しむことができるよう、工夫する姿に高学年の子どもたちの優しさを感じます。

 すばらしい本とのであいが、佐原小学校の子どもたちの、これからの人生を豊かにするものになってほしいです。

 大盛況の図書まつりは2月9日、今週末まで行われます。

違いをうけいれるということ

 青年海外協力隊として生活していたセネガルから帰国して10か月が経とうとしています。セネガルの気候や日常に慣れるのには数か月かかったのに、日本の生活に戻るのは一瞬でした。やはり自分は日本人なのだと日々実感しています。しかし、セネガルに行く前と後とでは全く同じ感覚かと言われるとそうではなく、違う視点で日本や子どもたちを見つめているような気がします。

ここ数年の間に、街中で外国の方を見かけることは日常となり、飲食店や小売店では流暢な日本語でてきぱきと仕事をこなす外国の方の姿はもはや珍しくない世の中になりました。佐原の街でも、近い将来、労働者として働く外国の方が多く住むようになると思います。今、佐原小学校で学ぶ子どもたちが大人になったとき、言語も文化も宗教も違う人たちとの違いを受け入れながら、共生していかなければなりません。

では、「違いを受け入れる」とはどういうことなのでしょうか。先日、日本人に招かれた食事会で、知らずに豚肉の入った料理を食べてしまったイスラム教徒の方の悲しみが報道されていました。私たちにとって、善であることが、必ずしも相手に当てはまるとは限らないのです。

私自身、セネガルでたくさんその感覚の違いに苦しみました。例えば、物をあれこれ「ちょうだい」と言われることです。始めはすごく嫌な気分になりました。しかし、よく話をしてみると、私が日本人だから要求するのではなく、セネガルでは、持っている人が持っていない人に物を与えることは当たり前のことだからだということがわかりました。それがセネガルの文化だったのです。日本では、簡単に人に物を要求するのはよくないことと教えられていると言うと、理解してくれました。

相手にとっての「普通」と自分にとっての「普通」が違うことを知り、理解し合うことが「違いを受け入れる」ということなのだと肌で感じました。そしてそのためには、やはり言葉で伝え合うことが一番であり、最大の武器なのではないでしょうか。その武器を、現代の子どもたちが身に付けていくことこそが必要不可欠であると思います。

外国語活動が施行されて早いもので7年が経ちます。そして、来年度から外国語は教科となり、34年生にも外国語活動が必修となります。子どもたちには、最大の武器である言語の力を強化して、知らないことを知ること、知らないことをひとつでも多く知ろうとする大人に育っていってほしいと思います。また、自分自身もそんな大人でありたいです。

書き初め

  1月には伝統的なさまざまな行事があります。お正月・書き初め・成人式等・・・。今回は書き初めについて書きたいと思います。小学生にとって、この「書き初め」は毎年冬休みの宿題や校内の書き初め会で書いているものなので馴染み深いものです。では、書き初めとはどんな由来があるかご存知ですか?書き初めとは平安時代の宮中行事に由来されています。新年12日の初めて汲んだ水(若水)でお正月の喜びに浸り、静かに墨をすって、恵方に向かってお祝いの言葉や詩歌を書き、1年の抱負や目標を示し、心を洗練する場として、日本の長い伝統を持ち続けてきたものです。「筆始」「試筆」「試毫」「試墨」などとも呼ばれていました。地方によっては小正月(115日)に書いたものを燃やし、炎とともに天高く舞い上がる様子を見て、書の上達を祈願したと伝えられているそうです。

 本校でも先日、各学年で校内書き初め会がありました。どの子も集中して真剣に取り組んでいました。教室の前に子どもたちの作品が飾られていますが、一生懸命に書いた思いが伝わってきます。心を落ち着かせて書く・・・素晴らしい伝統文化だと思います。スマホ・ゲームなどと新しい文化が広がっていく昨今ですが、いつまでも続いてほしい伝統です。皆さんも1年の抱負や目標を「書」にしてみてはいかがでしょうか?

                                                                                                             

1月15日といえば、、、

 私にとって、1月15日は「成人の日」というイメージがまだ強く、「今年は何日が成人の日?」と考えてしまいます。2000年にハッピーマンデーが制定されてから、「新成人の日」は、1月8日でした。ハッピーマンデーの制定で、15日が「成人の日」になることはなくなってしまったのです。
 では、15日は何の日?
 1月15日は小正月です。1月1日の正月が歳神や祖霊を迎える行事が多いのに対して、小正月は豊作や子どもや女性に関わる家庭的な行事が多いそうです。かつて「元服」の儀式を小正月に行っていたため、この日が成人の日であったのです。
 小正月には、小豆粥を食べる習慣があります。小豆の朱色には、昔から邪気を祓う力があると言われていて、一年の家族の健康を願う意味を込めて小豆粥を食べたそうです。
 また、歳神様を迎える際にお供えしたしめ縄や門松などを、お寺の境内や田畑で焼き払う「どんど焼き」も行われます。どんど焼きの火で焼いた餅を食べると風をひかないなどと言われています。

 日本古来の習慣や行事は忘れてしまいがちですが、地域を見渡してみると、伝統が受け継がれているかもしれませんね。

                  

ニコニコペースで健康維持

 

昨日、香取神宮をスタートに香取小江戸マラソン大会が開催されました。遠くからは北海道から、約4千人を超える選手が参加したそうです。佐原小学校の子どもたちの姿も多く見かけました。また、沿道にはたくさんの応援の方が集まり、温かい声援を送ってくれていました
 日本のランニング人口は、1,000万人近くいるそうです。一流の選手だけでなく、多くの市民ランナーがマラソンに親しんでいます。人気の生涯スポーツのひとつになっていますが、健康を保ち生活習慣病を予防したり改善したりするには、「ニコニコペース」で走ると効果があるようです。

 では、「ニコニコペース」とはどんな運動なのでしょう。

疲労感がなく、長い時間運動を継続でき、笑顔で会話を楽しめるペースだそうです。もう少し詳しく言うと、最大酸素摂取量の50%の運動です。心拍数で計算すると…

運動中の目標心拍数:138-年齢÷2 ※30才の方なら、138-30÷2=123

 息が切れて喋れない強度だと、ニコニコではなくなります。

 

 小学校で身に付けたよい運動習慣を生涯にわたって続けることで、健康な生活も維持されていきます。親子で一緒に「ニコニコペース」で走って、家族みんなで運動を楽しみながら健康の保持増進に努められるといいですね。

しっかり手洗いで感染症の予防を!

寒さも本番、インフルエンザや感染性胃腸炎などの感染症の流行が、心配される季節になりました。

佐原小学校では、11日現在、インフルエンザ(1名)、流行性耳下腺炎の疑い(1名)の感染症が出ています。

感染症の予防の基本は手洗いをしっかりすることです。

1、2年生は養護教諭と手洗いの学習をしました。

手洗い練習用のスタンプや手洗いチェッカーを使って、普段の手洗いで洗い残しがないか確認した後、「あわあわ手洗いの歌」にあわせて、爪や指の間、手首など洗い残しがないようにしっかり洗う練習をしました。

食事の前やトイレの後、そして、外から帰ったら…しっかり手洗いをして、冬を元気に過ごしてほしいと思います。毎日、清潔なハンカチを身に付けることも忘れずに…

本格的な冬の訪れの前に・・・あたたかなひとこと

 師走をむかえ、一雨ごとに寒さが増している今日このごろです。

 さて、先日、夕暮れに学校周辺の環境整備を終え、校庭の隅の流し場で後始末をしていたところ、小野川沿いの遊歩道を散歩されているご夫婦の方から、次のように声を掛けられました。

 「ごくろうさま、気持ちよく散歩ができます。」

 少し、疲れていた心も体も、あたたかく癒されました。声をかけていただいたことに感激しました。

 あらためて、私自身も、がんばっている子どもたちに、学校の教育活動にご理解・ご協力をいただいている保護者の皆さん、地域の方々に、感謝やお礼の気持ちを伝えていきたいと思いました。

私の算数の思い出

私が算数で学習したことを試す場は、いつも近所のお店でした。

算数の計算が苦手なことを知った曾祖母は、私によくおつかいを頼みました。お豆腐だったり、お醤油だったり、卵だったり。もちろん、近くにスーパーマーケットもありましたが、曾祖母としては、一人で行かせるには、顔見知りのお店が安心だったのでしょう。また、どのように悪戦苦闘しながらおつかいをこなしたのか確かめやすく、曾祖母が楽しそうに世間話のネタにしていたことも曾祖母が亡くなった後に知りました。

おつかいを始めたころ、近所のお店では、お豆腐が100円だったので、おなべと100円玉を握りしめ、お店に向かいました。自分の出したお金とお豆腐が交換されるところを見て、子どもながらに社会の仕組みはすごいなあと思ったのを覚えています。

ところが、私のおつかいを揺るがす大きな社会的な制度がこのころ導入されました。そう、「消費税」です。私は、消費税の導入の是非を言いたいわけではありません。幼い私は、「3%」の計算の壁にぶつかったのです。いつも100円で買えていたお豆腐が103円になり、100円玉1枚と1円玉3枚が必要になったのだと、小さな手の中に握りしめた硬貨の数の多さで実感したのです。ある日、「今日は、麻婆豆腐にするから、お豆腐3丁欲しいんだけど、いくらいるでしょう。」という、曾祖母のお豆腐問題に私は、お豆腐の絵と数字を書いて考えました。折しも私は小学2年生で3の段を学習していたので、206円、309円と書いて考えることができました。「100円増えるにしたがって、3円ずつ増えるのか!かけ算は、なんて便利なんだろう!」とこの時、初めて思いました。また、小銭がぴったり無い時もあったので、このときに「おつり」の扱い方も身に付けられました。ここでは、「たし算」と「ひき算」をフル活用しました。721円のお醤油を買うのに、20円がなくて、800円ではなく、801円を出して、80円のおつりをもらったときの達成感は、今でも心に残っています。この支払い方のブームは私の中でしばらく続きました。消費税との格闘は、みなさんの想像通り、この後も続きました。「5%」で切りよく計算できていたものが、「8%」で小銭が増えるなあと思ったものです。6年生の社会科の学習で「消費税」の大まかな意味を知り、あの時の「3%」はこういう意味があったのかと実感するのはもう少し後のことでした。

 

佐原小学校では、さまざまな教科で校内研究会が行われています。子どもたちの反応を予想しながら教材研究をしたり、指導の仕方を振り返ったりしています。先日は、1年生が12個のチョコレートから3個食べた残りの数を求めようと、ブロックを動かしたり、図にかいたり、考えたことを式に書いたり、友達に説明したりして学習していました。学習は生活といろいろな形でつながっています。幼い私が感じたように、生活の中に学習したことが生かせるような瞬間が1つでもあるように、日々、子どもたちと楽しくふれあっていきたいと思います。

寒い冬を乗りきるために


 肌寒い日が増えてきました。本校では、体力向上を目指してパワーアップマラソンや、体育の学習で持久走を行っています。11月16日(木)には、マラソン大会試走が行われました。各々が目標をもち、自分の力を試したり、友達と切磋琢磨したりしながらレースに臨む様子が見られました。

また、駅伝部も朝早くから一生懸命練習に取り組んでいます。大会チャレンジコースでは、同じペースで10分から15分走るペース走を中心として練習を行っています。この練習では、体力を高めるとともに、後半の苦しい場面でがんばることで、精神力もきたえられています。RUN・ランコースでは、ジョギングをしたり、150mを全力で走ったり、長縄を使って連続8の字跳びをしたりするなど、様々な運動を楽しみながら体力を高めています。

それぞれの目標に向けて、運動に親しみながら、寒い季節を乗り切れるよう指導、支援をしていきます。
          

学習会で聞いたこと

 私は、話すより人の話を聴く方が好きです。聴いていると知らないことが分かったり、新しい発見や気付きがあったりして楽しいです。話すのは苦手なのに、教員になってしまったなと思ったりしています。老後?いつかまた学生になって、聴いて学びたいと考えています。

学習会(研修)で聴いてきたことを2つ紹介します。

 

    わが国の小学校の器楽合奏のルーツは、「佐原小」である

音楽科の講座での話です。教科「音楽科」の変遷を調べると、昭和15年までは「唱

歌」と言われていた教科で、歌唱しか教えていなかったという。昭和22年に「音楽科」というようになり、歌唱に加えて器楽指導が加えられたとのことである。今でこそ、楽器を使った音楽指導は当たり前だが、当時の文部省は器楽指導に試行錯誤していたそうである。そんな中、昭和24年に佐原市立佐原小学校器楽クラブが、参議院文教部会で披露演奏をしたそうだ。この演奏形態が次第に全国に広がり、器楽教育が始まっていったそうだ。「器楽合奏」といっても、当時はハーモニカ・足踏みオルガン・卓上木琴・カスタネットなどを使った演奏だったそうだ。

 

まさにここ「佐原小」が器楽合奏のルーツであるというのは、誇らしいことだなと思いました。当時の先生方の頑張りも想像されます。思い起こせば、大学時代の恩師、石黒一郎先生が佐原小に器楽の普及に通ったと話していたのを思い出しました。学生時代の私は千葉市に住んでいましたので、佐原については、「伊能忠敬さんの住んでいたところで米どころ、あやめ、昔の街並み」という印象しかありませんでした。縁があってこんな歴史のある佐原小に勤務できていることは誇りです。佐原小は、かつては合唱部・器楽部・吹奏楽部・郷土芸能部と音楽系の部活動は4つあったようです。今はなき器楽部ですが、そんな背景もあり器楽部という部活動も存在していたのかと思いました。

 

    食育の推進講習会 ~おなかってすごい~ やっぱりうんちは健康のバロメーター

おなかのしくみ(消化管)

  小腸  長さ6m       太さ直径 3cm

      小腸を広げると、テニスコート1面分。

      小腸は、体全体の免疫機能の約60%を担っている。

だから腸内環境が大切。おなかの中にいるよい菌を増やそう。

小腸で消化吸収するとともに、免疫をつくっている。腸内細菌が免疫    力をの働きをサポートしている。

 

 大腸  長さ1m50cm   太さ直径 6cm

     うんちをつくる。水分を吸収。 

腸内細菌は  成人だと約1000gが体内にある。

      成人のおなかの中にある腸内細菌のすべてをつなげると、地球2周半の長さ。

善玉菌を増やそう。腸の中の悪玉菌を減らす方法は、すっぱいものをとること。

 

うんちについて バナナ状・半練り状がよい。  

          × コロコロ状 カチカチ状

          × 泥状 水状

 

 基本は、一日1回の排便がよい。しかし、個人差があるため、2~3日に1

回でもよい。大切なのは、スムーズな排便であること、排便後はすっきりする

ことだそうだ。

 

腸内環境を整えることで、免疫力が高まり健康でいられるので、発酵食品や乳酸菌などを積極的にとりましょうということでした。家庭科や給食時などで紹介していこうと思いました。ご家庭でも、よりよい食生活について話してみてください。

「歯みがき指導から」

 

みなさん、「8020運動」をご存知でしょうか。「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という、1989年(平成元年)から厚生労働省と日本歯科医師会により推進されている運動です。その運動の一環として、「日本国民に歯の健康増進を啓発するための日」として、1993年より11月8日は「いい歯の日」と定められました。

なぜこれほど歯を大切にしようと叫ばれているのでしょうか。それは、みなさんご存知のように歯は生きていくために重要な器官であるからです。歯は咀嚼だけではなく、発音にも関係するため会話を行ううえでも大切です。また、身体のバランスを保つ役割や、見た目にも大きく影響を及ぼします。そのように聞くと、歯はなくてはならないもの、とても大切なものであると再認識し、一層気をつけて毎日の歯みがきをしなくては、と思わされます。

10月には、香取市健康づくり課より5名の歯科衛生士にお越しいただき、6年生を対象に歯みがき教室を行いました。歯肉炎について、正しい歯みがきの仕方について、糸ようじの使い方についてなどをご指導いただき、自分の歯の状態について、また、普段どの程度磨けているかを知ることができました。今後に活かしてもらえる深い学びの時間になったことと思います。歯みがき教室の後は毎度のことなのですが、唇や口の周りに染め出し液がついてしまい、「歯みがき教室の後はみんな血色が良く見えますね」などと、職員間でも話題になります。

佐原小学校ではこれまで、1、4、6年生は歯科衛生士による指導をしてもらいました。2、3年生は保健委員(5、6年生)に歯の模型と大きな歯ブラシを使い、正しい歯みがきの仕方を伝えてもらいました。今後は、12月に5年生を対象に保健委員による「歯みがきコンクール」を行います。きちんと歯をみがけているか、染め出し、チェックを行い、きれいにみがけている人の人数をクラス対抗で競う、というものです。どこのクラスが優勝するのか楽しみです。

ご家庭でも是非、お子さんがきちんと歯をみがけているか、見てあげてください。そして、歯の大切さについて話をしてあげてください。ご家族から言われたことは、他の誰から言われたことよりも子どもたちの心に響くと思います。

マナーの日

 10月30日は「マナーの日」です。日本サービスマナー協会の設立日であり、日本記念日協会から認定されている日です。一般的なマナーやビジネスマナーなどの身近なマナーについて見直し、生活に役立てることをめざしているそうです。
 さて、マナーと聞くと、私は食事の作法を連想します。
 
日本の食事作法は箸を使うことから、他国と比較すると多少難しいところもあるかと思いますが、外国の方が器用に箸を使っている姿を見ると、自分の箸の持ち方に恥ずかしさを覚えます。

 箸の使い方には、気を付けないとマナー違反と見られることがありますね。いわゆる「嫌い箸」です。

 教員を続けて早十数年。これまでに、給食の時間に子どもたちの中でよく見られた「嫌い箸」は、料理に箸を刺して食べる「刺し箸」。食事の途中で箸を食器の上に渡し置く「渡し箸」。嫌いなものを箸でのける「はね箸」。箸をくわえる「くわえ箸」などです。大人でも、ついやってしまいますね。

私も幼少のころに、箸の使い方について母親からよく言われたことを覚えています。当時は「別にいいじゃん。」なんて思っていましたが、今では小さい頃にいろいろ教えてくれたことに感謝しています。

鉛筆の持ち方も同じです。大人になったときに、堂々と人に見せられる所作を身に付けさせてあげることが大人の役目だと思います。だから、煙たがられても声を掛け続けます。根気がいりますけどね・・・。

秋らしくなってきました

 佐原小学校では、10月10日(火)から、後期がスタートしました。また、佐原の秋の大祭が開催されました。佐原小学校で勤務するようになってから、秋の大祭が終わると、秋が来たなあと、しみじみ感じます。

 

 秋といえば、スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋、読書の秋などと言われますが、今回は「読書の秋」についてふれます。

 最近、夏休み前に希望していた学級の本が届きました。下の写真は、その一部です。

             
 学級の子どもたちは、さっそく、新しい本で嬉しそうに読書している様子が見られます。また、読書をしている様子を見ていると、子どもたちは、ページをめくるたびに表情が変わります。文章を声に出したり、本に語りかけるようにつぶやいたり、笑顔で楽しそうにしています。こうした子どもたちの姿を見ると、私もとても嬉しく感じます。

 いろいろな本と出合って、いっぱい笑顔になって、心を豊かにしてほしいです。

 

 私事ですが、私自身は、なかなか読書ができていません。子どもたちを見習って、深まりつつある秋と一緒に、「読書の秋」に親しみたいと思います。「食欲の秋」は、ほどほどにして・・・。

 

 みなさんもぜひ、「読書の秋」や「○○な秋」に親しんでみてはいかがでしょうか。

自信をもって堂々と!みんなの前でスピーチ

 「相手に伝わる声の大きさで話す」。これは、コミュニケーションの基本です。大人になっても欠かすことができない能力の1つです。しかし、現代社会では情報通信機器(特に、スマートフォン)の発達により、直接言葉を交わす機会が減ってきています。だからこそ、学校という集団生活の中では、お互いの声をはっきり伝え合う場をたくさん設定したいと考えています。

 例えば、先日行った前期終業式と後期始業式。各学級の代表児童1人(前期は14人、後期は13人)に前期の振り返りや後期の抱負を、全校児童の前でスピーチしてもらいました。昨年度までは6年生の代表児童1名に作文を読んでもらっていました。それを、短くてよいので原稿を見ずに自分の言葉でスピーチすることに変えました。全部で27名がスピーチに挑戦しました。

 スピーチ前の1週間、代表児童は学級のみんなの前で練習をしました。繰り返しスピーチの練習をすることで自信がつき、声が出るようになります。また、伝わりにくい内容は修正することができます。その結果、本番ではその子ならではの内容を、自信をもって伝えることができました。マイクは使いましたが、聴いている全校児童にはっきりと内容が伝わる声で全員がスピーチを行うことができました。

 印象に残ったのは、聴いている子たちの聴き方でした。一生懸命スピーチをしている学級代表の子を、応援するような眼差しで聴く姿がとても微笑ましかったです。聴き手が話し手を支えている、そんな雰囲気が感じられました。

 今後も学校では、生活や学習で声を出す機会を多く設定していきます。

         

  今、学校でレベルアップを図っているのはあいさつの声です。佐原小学校の中でも外でも気持ちのよいあいさつが当たり前にできることを目指しています。あいさつの声も繰り返し行っていくことではっきりと言えるようになります。ご家庭でも、あいさつがはっきり言えるように「おはよう。」「いただきます。」「ごちそうさま。」「行ってきます。」「ただいま。」「おやすみなさい。」など、普段からはっきりと声が出せるように声掛けをお願いします。家庭、地域、学校が一体となって、いつでもどこでも気持ちのよい「おはようございます。」「こんにちは。」「こんばんは。」が言える子どもたちに育てていきましょう。

10月10日といえば、、、


 

10月10日といえば…

 

以前は「体育の日」でした。昭和39年、東京オリンピックの開会式が行われた日です。平成12年からは10月の第2月曜日となりました。最近では、「スポーツの日」に名称を変更しようという意見もあるそうです。

 

「スポーツテスト」を小中学生のときに行った記憶がある方は多いのではないでしょうか。これは、東京オリンピックをきっかけに、国民の体力に関する情報収集を目的に開始されました。平成11年からは「新体力テスト」になり、種目が一部変わりました。

 

変更された種目の中で注目されたのが「20mシャトルラン」です。これまで全身の持久力を測定する種目は「1500m走」でした。1500m走では、先に走り終わった人が、最後にフィニッシュする人を見届けるというものでした。それに対しシャトルランでは、先に走り終わった人が、最後までがんばる人を応援するというものになりました。シャトルランが得意な人は、みんなに応援されながら、最後まで全力を尽くし、このとき光り輝くのです。

 

人にはそれぞれ得意不得意があります。学校生活の様々な場面で、得意と思えることを増やし、「自分には、自分なりの力がある。」と感じられることを数多く経験させていきたいと思います。人と比べる必要はなく、自分なりの○○で良いのです。一人一人の良い面に目を向けて、それぞれがそれぞれの場面で光り輝く瞬間を応援したいものです。

1年生教室から

白熱した運動会が終わり、もうすぐ前期も終了します。

いろいろな初めての体験をした1年生の顔つきは、4月に撮影した写真と比べると、かなり頼もしくなってきました。今回はそんな1年生の最近の学習についてピックアップして紹介します。

 

~生活科「生き物となかよし」~

 虫かごと虫とり網、それに赤白ぼうしをかぶって・・・親水公園にレッツゴー!

草の隙間までよく見て探し、バッタやイナゴなどの昆虫を捕まえました。草や枝を虫かごに入れ、すみかを作ったり餌をあげたりしました。

                 

~図画工作科「いろいろならべて」~

 大量のペットボトルキャップにみんな大盛り上がり!キャップを並べて、思い思いに楽しい作品を完成させました。

上級生の子どもたちにとっては懐かしいものとなっているでしょうか。小学校での6年間は、長いようであっという間です。一つ一つの経験を大切にしていきたいですね。

           

上級生の子どもたちにとっては懐かしいものとなっているでしょうか。小学校での6年間は、長いようであっという間です。一つ一つの経験を大切にしていきたいですね。

第107回運動会

 

 9月16日に第107回運動会が開催されました。

 来場いただいた皆さん,多くの声援ありがとうございました。

 今年のスローガンは,『燃えろ魂 力の限り 心を1つに 輝け佐原!』でした。子どもたちは,各種目や応援に一生懸命取り組んでいました。結果は白組が優勝でした。白組と赤組共に最後まで一生懸命頑張っていました。

 今回は運動会を陰で支えた係について一部ですが紹介します。

 装飾係は,第二校舎と正門の装飾をする係です。2週間前から花紙でお花を作り始めて,約800個作りました。装飾係のおかげで,運動会が華やかになりました。

 放送係は,種目の紹介や実況をする係です。わかりやすく実況や説明をしたり,音楽を流したりしました。放送係のおかげで,運動会がとても盛り上がりました。

 決勝係は,各種目の勝敗や順位の判定をする係です。決勝係は勝敗を左右する大切な仕事です。決勝係のおかげで,全校のみんなが気持ちよく競技をすることができました。

 用具・会場係は各種目の用具の準備や片付けをする係です。準備や片付けだけではなく,競技中にも用具を移動したりして,とても大変な仕事です。用具・会場係のおかげで,運動会をスムーズに進めることができました。

 今回は4つの係を紹介しましたが,これ以外にも多くの係などがあり,運動会を陰で支えていました。みんなの力で運動会が大成功でした。5年生,6年生のみなさんご苦労様でした。

 最後に,運動会の様子を写真でお届けします。

[1年生 玉入れ]            [2年生 荷物運びレース]       [3年生 台風の目]
        
[4年生 綱引き]            [5年生 大玉送り]           [6年生 騎馬戦]
      
[開会式]                 [マーチング]              [紅白リレー]
      

400年の歴史が息づく佐原囃子

 佐原小学校には郷土芸能部があり、朝や放課後にお祭り好きの子どもたちが佐原囃子の練習をしています。4月からは4年生が新たに加わり、人数が増えました。最初は笛の音がなかなか出ず、苦労をしていた4年生ですが、5、6年生から教えてもらったり、曲を聴いたりして練習を頑張り、少しずつ上達してきました。5、6年生は、人数が少ないながらも、一人一人が自信をもって演奏できるようそれぞれの技術を日々磨いています。今までやっていなかった打楽器にも積極的に取り組み、いろいろな楽器ができるように練習しています。毎年、地域の行事に参加させていただくことが多い郷土芸能部。今年度に入ってからも、様々な行事に参加させていただいています。

 ところで、佐原囃子はどれくらい前からあるか知っていますか?なんと400年も前から続いているのです。もちろん昔からの曲だけでなく、新しい曲も取り入れてきた柔軟性のある郷土芸能です。地域ボランティアの方に曲の演奏方法だけでなく、曲にまつわる話や楽器のことなど佐原囃子の歴史を教わりながら、伝統ある郷土芸能をこれからもしっかりと受け継いでいきます。


あっという間の夏休み

 

 佐原小学校に、子どもたちの声が戻って、一週間が経ちました。

 今年の夏休みは雨が多く、レジャーの予定変更もあったかもしれません。子どもたちの「夏休みの思い出話大会」に私も参加して、お土産話をたくさん聞かせてもらいました。

 

 楽しいことはあっという間に過ぎるし、真夏の夜のホラー番組はなんだかとても長く感じるし、時間の感覚って不思議だな・・・と思い、時間の感じ方について少し調べてみました。

 説はいろいろあるようです。

○イベントややることがたくさんあると、時間が短く感じる。

○時間を気にしていると、何度も時間を確認してしまうから、長く感じる。

○リラックスして心拍数が低いと時間が短く、緊張状態で心拍数が上がると時間が長く感じる。

(だから薄目で見るホラー番組はとても長いんですね。)

・・・などなど。ぜひ検索してみてください。

 

 その中で、「ジャネーの法則」というものを知りました。『10歳にとっての1年は人生の10分の1だけれど、60歳の1年は人生の60分の1。だから、年齢を重ねるごとに1年がどんどん短く感じるようになる』という法則だそうです。

 つまり、1年生の1年間は人生の7分の1、6年生は12分の1。とても大きな割合です。そこで経験したことは、子どもたちのこれからの人生にも大きな影響を与えるでしょう。だからこそ1年を、1か月を、1週間を、1日を、大切にしていきたいと思います。子どもたちには、振り返る間もないくらいあっという間に過ぎる、楽しい毎日を送ってもらいたいです。

 まずは、16日(土)に予定されている運動会が「あっという間」にやってくるよう、準備を進めていきます。

気持ちを新たに

8月21日に職員作業を行いました。今年度の職員作業は、校舎の屋根の落ち葉そうじや正門や体育館の外トイレのペンキ塗りなどです。9月から気持ちよく学校生活がスタートできるように準備を進めています。

また、1年生用に新しい机と椅子が届き、今まで使っていたものとの入れ替えも行いました。天板が大きくなったり、高さの調整がしやすくなったりするなど便利になりました。きれいな机と椅子での勉強が楽しみですね。

着衣泳を実施しました!


 2年生では、水泳学習のまとめとして着衣泳を実施しました。溺れている人を見付けた時には以下の3つが大事であるということを指導しました。

 

① 助けを呼ぶ!(自分が水に飛び込まない!)

② 身の回りに浮く物があったら、投げ込む!

③ 声を掛け続ける!

 

 また、洋服を水着の上から着て、水の中に入り、いつもよりも動きづらい中、ペットボトルで浮く練習をしました。1年生の時よりも、ラッコのように力を抜いて浮ける児童が多かったです

       
   ↑ペットボトルでも浮けるんだね!             ↑ビート板みたい

 5年生では、「3つの『あ』」を紹介していました。
  ・あわてない・・・・・・落ち着いて何をすべきか考える。
  ・あばれない・・・・・・あばれると沈んでしまうし、余計な体力を使ってしまう。
  ・あおむけになる・・あおむけになって力を抜くことで、体が自然に浮く。

佐原の大祭


 「あっ山車だ!」「お祭りだ!」「山車が出てるよ!」「かっこいい!」
 今日から3日間、佐原の大祭夏祭りが行われます。学校のそばにも山車蔵(田宿区)があり、今朝は大勢で準備が進められていました。冒頭はそこを通りかかった子どもたちの声です。
 佐原の大祭は、夏と秋に行われます。どちらも子どもたちはとても楽しみにしています。夏の祭りでは、学校のすぐそばを山車が通過するため、祭囃子が聞こえると、わくわく、どきどきといった雰囲気です。
 休み時間も話題は「祭り」一色。「早く帰って曳きたい」「楽しみだね」といった会話がたくさん聞かれます。
 今日は短縮日課で、通常よりも早く下校となります。いつもなら昇降口で少し談笑していく子どもたちも今日ばかりは足早に帰って行きます。とても魅力的な佐原の祭りです。
 

体験活動 4年生!

4年生の総合的な学習の時間では、「わくわく佐原小広報局」という学習を行っています。佐原小学校を探検したり、インタビューしたりしながら調べ、紹介するためのパンフレットを作成しています。今まで知らなかった佐原小学校のいろいろなことを知ろうと、子どもたちが主体的に活動している姿が印象的です。

また社会科では、玉造浄水場・香取警察署を見学しました。玉造浄水場では、水の浄化の仕組みや水が手元に届くまでの道筋を教わりました。警察署の交通事故への対処の仕方や連絡の仕組み、交通事故を防ぐ警察署の仕事について、くらしの安全を守るための工夫や努力に気付くことができました。

<子どもたちの声>

○ 初めて白バイに乗ることができて嬉しかった。

○ 警察で働いている人の願い(みんなが安全・安心に生活できること)を聞くことができてよかった。

○ 水がきれいになるまでの流れがよくわかった。

○ いろいろな施設をみることができてよかった。


玉造浄水場(雨の中、職員の方々に丁寧に説明していただきました)

香取警察署(白バイに乗せていただきました)


ピアサポートを行いました!


 
2年生では、先日、ピア・サポート学習を行いました。「相手の話を上手に聞こう」をテーマに、前年度学んだ、「返事をする」「していることをやめる」「体を相手に向ける」「うなずく」「最後まで聞く」に加え、あいづちをうったり、質問をしたりすることで、さらに話しやすくなることが分かりました。ペアトークを行いながら「質問をしながら話し合うと、楽しい!」という、子どもたちの声も聞こえてきました。今回の学習を今後の生活の中に生かしていきたいと思います。

 

なるほど! 佐原小あるある!!

 

佐原小学校には、他の学校にはない日常や伝統があり、「なるほどー」と思うことがたくさんあります。そんな誰もが当たり前だと思っていることや実はこんな一面もありますということをお伝えしたいと思います。

①伊能忠敬像が立っているところにある池は、なんと日本地図になっている!

 …意外と知らない人が多いようです。伊能忠敬像をはじめは二宮金次郎だと思っていまし
  た。                 
②外で元気に遊ぶと靴下の中まで驚くほど砂だらけになる!

 …みんな気にならないくらい元気に遊びます。
③ウーパールーパーはピンク色じゃない!

 …佐原小学校で飼っているウーパールーパーは、どれも黒っぽい色をしています。                 

④全校朝会はテレビ放送を活用!

  …教室で姿勢よくお話を聞きます。他にもタブレットが揃っているなどICT活用した授業をしています。                 

⑤橋を越え、歩道橋を越えてたどり着く体育館!

 …行き帰りは大変ですが、体育館はピカピカなので嬉しくなります。



 

 

 


 どうでしたか? この他にも佐原小学校には様々なあるあるがあります。

 これからも佐原小学校の魅力を探っていきたいと思います。

夢に向かって

この週末、ゴルフのサントリーレディースが話題になっていました。今季限りで宮里藍選手が引退を表明しました。宮里藍選手や石川遼選手など高校生プロゴルファーの活躍がゴルフ界に旋風を巻き起こしたことも記憶にあると思います。ゴルフに限らず、テニスや陸上でも若手の活躍が大いに注目を浴びています。そして、今、最も有名な中学生は、藤井聡太棋士ではないでしょうか。ニュースで取り上げられない日はないというくらい注目の的になっています。

 

 子どもたちに将来の夢を聞くと「プロスポーツ選手」「パティシエール」「ゲームクリエーター」など目を輝かせて話してくれます。世界で活躍する日本人の姿を見ていると、いつかは自分もあの大舞台に立ちたいとあこがれるのでしょう。

 スポーツに限らず、子どもたちはいろいろなことに夢中になっています。習い事の選択肢も多種多様になっており、自分の特技を生かして選択することもできます。そんな子どもの力を信じ、力を発揮できるように支援・応援することがわたしたち大人の役目なのかも知れません。

2020年東京オリンピック・パラリンピックでも多くの選手が活躍する姿を見せてくれることでしょう。佐原小学校の卒業生にも自分の夢に向かって、がんばっている先輩がたくさんいます。いつか教え子がその一人になったら、「大きな横断幕を持って応援に行く」それが、わたしの今の夢です。

 

最後にイチローの言葉を載せて終わります。

 

“努力せずに 何かできるようになる人のことを

「天才」というのなら、僕はそうじゃない。

努力した結果、何かできるようになる人のことを

「天才」というのなら、僕はそうだと思う。

人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、

それは間違いです。”

楽しい水泳学習をするために


先日、香取消防署の消防隊員と救急救命士の方々8名を講師にお迎えし、心肺蘇生法の研修を行いました。いよいよ、子どもたちも楽しみにしている水泳学習が始まります。万が一の水難事故に備え、職員全員が講習を受けました。事故がないのが一番です。安全面に十分配慮しながら、子どもたちが泳げるようになったと実感できるような水泳学習にしていきます。

 

「記録の出やすいプール」の水温は何度だと思いますか?

 スイミングクラブの水温は、28~29度とちょっとぬるめの水温で、学校のプールでもこのくらいの温度があると泳いでいても気持ちがいいですね。

しかし、この温度で水泳大会を開催すると、選手たちにとっては水温が高すぎて水の中で汗をかき、体力の消耗が激しくなるようです。オリンピックなどの国際大会では、水温は24~25度と決められています。子どもたちにはかなり冷たく感じますが、体力の消耗が抑えられ新記録も期待できるというわけです。


 

第1校舎の1階の窓から

第1校舎の1階の窓から外を眺めると・・・

 

まぶしい太陽の日差し。青々とした木々。

そして、目に映るのは、1、2年生が育てている植物。

 

1年生が植えた朝顔の芽が顔を出してきました。

「早く芽が出てね。」と、世話をする声。気持ちが通じて芽が早く出てきたのかもしれませんね。

 

 

2年生の育てている野菜も花が咲き、実がなってきています。

ピーマンやきゅうり、トマトの実を見つけることができました。とれた野菜はどのように食べるのでしょうか。想像するだけで楽しいですね。

   

もうすぐ忠敬祭

以前、子どもたちから、

「何で、伊能『ただたか』なのに、『ちゅうけい』祭なの?」

と質問されたことがありました。

 

その時、私は、

「佐原の人は、伊能忠敬さんへの親しみの気持ちをこめて、『ちゅうけいさん』と呼んでいるからだよ。」

と答えました。

 

しかし、

「親しみをこめると、なぜ『ちゅうけいさん』となるのか。」

と、自分自身も疑問に思い、調べてみました。

 

調べたところ、「有職読み」ということでした。

有職読みとは、「敬うべき古人の実名(諱)の漢字を音読みにして敬意をあらわすこと。」という意味だそうです。

(例:伊藤博文「ヒロブミ」「ハクブン」 藤原定家「サダイエ」→「テイカ」)

さらに伊能忠敬について調べていくと、

伊能忠敬の墓地は3つあることや、

観福寺の墓地には髪と爪が埋葬されていること、

上野の源空寺に高橋至時(忠敬の師)とともに埋葬されていることなど、

今まで知らなかったことがたくさん分かりました。

 

自分で抱いた疑問を、自分で調べる…。

そこから新しい発見がある…。

 

子どもたちの学習にもつながるな、と感じました。

疑問に思うこと、そして、自分で調べること、

それらがとても大切なことなんだということが、実感できた出来事でした。
  

佐原が大好きな子


遠くに住む娘から電話がありました。

「スピーチで佐原を紹介したいから写真を送ってくれないか」とのこと。

美しい町並み、おいしい名産品…佐原は自慢のふるさとだそうです。

 

佐原小学校では、今年度から「佐原学」に取り組んでいます。

先日、5年生が総合的な学習の時間に佐原の古い町並みについて調べました。

「どんな店があるのかな。」

「何を売っているのだろう。」

「意外と知らないところがあるね。」

「写真で写して見ると、絵のようにきれいだな。」

生活の一部として当たり前のようにある景色がとても美しく、観光客が訪れる魅力的な町であることに改めて気付いたようです。

 

いずれ大きくなって、佐原に残る人もいれば、他の場所で生活することになる人もいるでしょう。小さいころをふと思い出したときに、ふるさとである佐原の魅力を語れるようになってくれたら…佐原で育ったことを誇りに思ってくれたら…と思うのです。

 

「ゆめは いまもめぐりて わすれがたき ふるさと」

 

さあ!これから佐原の魅力をもっと調べていきましょう!!


私の好きないろいろ


朝の静かな小野川が、私のやる気スイッチ。
季節によっていろいろな顔を見せてくれる。
今は、新緑の季節。
すぅっとした空気に包まれ、
風のない穏やかな日には、水面に青い空が映し出される。耳を澄ますと小鳥のさえずりが聞こえ、太陽の光が「今日も1日がんばろう」って声を掛けてくれる。

木の緑と空の青、ツツジのピンクや白のコントラストが最高にきれい!
    
佐原小学校っていいところだな。
授業中に響き渡る鉛筆の音。
黒板に向かってくる33人の視線。
「なるほど」「わかった」の声。

いつも元気をありがとう。
佐原小学校っていいところだな。


3年校外学習

5月10日に3年生の遠足がありました。

銚子にある醤油工場に行き、その後は銚子電鉄で犬吠埼に。

天気がよければ、犬吠崎の灯台にある野原で食べる予定でしたが、この日はあいにくの雨・・・。お弁当は室内で食べましたが、子どもたちは心のこもった弁当に、とても嬉しそうな表情を浮かべていました。

 午後はマリンパークで、ヒトデを触ったり、イルカのショーを見たりと大興奮でした。

大切な思い出の1つになったことと思います。
 

全校朝会


5月1日に5月の全校朝会が行われました。今回の校長の話は、人間の脳の不思議についてでした。人間の脳は3階建ての構造になっていて、1階は「ヘビの脳(息を吸ったり、おしっこをしたりするときに使う脳)」、2階は「ネコの脳(感情を表現する脳)」、3階は「人間の脳(話したり、ものを覚えたりする脳)」になっているそうです。

 

校長から次のような問題が出されました。人間はこの3階建ての脳を使いながら日々生活しているのですが、いじめを受けたり、悪口を言われたりすると弱ってしまう脳があるそうです。その脳とは、3つの脳のうちどれでしょう。

 

正解は「ヘビの脳」です。私の学級では「人間の脳」で挙手した児童が20名以上、「ネコの脳」が数名、「ヘビの脳」が0名でした。答えを知ってあまりにも驚いた子どもたちは、その後の話も熱心に聞いていました。

 

悪口やいじめをするとその人の脳が弱り、反対に優しい言葉をかけたり良い行いをしたりすると脳が健康になるそうです。自分の脳も友達の脳も傷つけないように、そして、常に健康な脳でいられるように、これからもみんなでなかよく助け合って生活していくことを確認しました。

佐原小Webページの「校長室」を「職員室から」に変更します。


 昨年度までの「校長室」コーナーは「職員室から」と名称を変更しました。今年度は、様々な職員が学校の様々な場面を紹介していきます。よろしくお願いいたします。
 さて、新学期がスタートし、1週間がたとうとしています。あっという間でしたが、少し振り返ってみます。
 4月7日の始業式当日に外で子どもたちの登校の様子を見ていました。本校では、1年生から4年生までは第1校舎、5年生、6年生は第2校舎で学習をしており、昇降口も別々になります。新しく5年生になった子にとってこの変化は大きく、登校時に第1校舎昇降口へ行ってしまって「あっ!間違えた。」と笑いながら戻る姿が何人も見られました。また、休み時間を終えて教室へ戻るときに旧教室へ戻ってしまい、恥ずかしそうに戻っていく姿もたくさん見られます。こうした様子は、4月の学校、第1週ならではの風物詩です。子どもたちの順応性はすばらしいものがあり、第2週からはこうした姿も見られなくなり、いよいよ本格スタートといった様子になります。
 4月10日には、入学式が行われ、新しい仲間が増えました。「ピカピカの1年生」という言葉がありますが、この言葉がぴったりの、様々な可能性輝く1年生です。一人一人が元気に登校していけるよう職員一丸となって励ましていきます。

 

お世話になりました! お元気で!

31日(金)、平成28年度離任式を行いました。春休み中でしたが、たくさんの児童が元気な姿を見せてくれました。20名の先生方とお別れをしました。大好きだった先生方とのお別れに、子どもたちは時折さみしそうにしていたり、照れ笑いをしたり、涙を流したりと何となく落ち着かない様子でした。またどこかでお会いしたときに一段と成長し、明るく元気な姿を見せられるといいなと思います。

本校で素晴らしい実績を残され、ご退職、ご栄転されます先生方、本当にありがとうございました。お一人お一人からの別れのあいさつと激励の言葉を胸に刻みたいと思います。また、先生方が蒔いてくださった種は、必ずや近い将来この佐原小学校に大輪の花を咲かせるものと信じ、残された職員、そして、子どもたちで精いっぱい頑張ってまいります。心から感謝申し上げるとともに、先生方の益々のご活躍とご健康を祈ります。
  
  
   
 

修了式、立派な態度でできました!

本日、修了式を行いました。この1年の子どもたちの成長が、式での態度や国歌、校歌斉唱から伺えました。

どの子も自信をもって修了式に臨み、新年度への思いをめぐらせているように感じました。5年生の代表児童に、666名の総代として修了証書を授与しました。1箇年精勤者は、1年…40名、2年…61名、3年…46名、4年…60名、5年…74名の計281名でした。1年間、健康に気をつけて元気に登校した証しとしての賞状を、5年生の代表児童に授与しました。

なお、以下に、5年代表児童の「1年間を振り返って」の発表要旨を掲載します。

・学習面では、勉強の楽しさを実感し、自分がパワーアップしていけるようにがんばってきた。

・佐原小学校は、「あいさつ日本一の学校」をめざしているので、みんなが気持ちのよいあいさつができるように、これからもがんばっていきたい。

・行事では、何といっても運動会が一番の思い出である。「仲間を信じて 一致団結! 光り輝け チーム佐原!」のスローガンの下、一人一人ががんばり、第106回運動会が大成功に終わってうれしかった。

・「ありがとうフェスタ2017」では、いままで学校のリーダーとして私たちを引っ張ってくれた6年生に、最高の思い出をプレゼントしようと、5年生が一丸となってがんばった。

・明日から春休み。勉強や運動はもちろんのこと、最上級生として、下級生のお手本となれるようにがんばりたい。目指すは、「明るく元気で、思いやりのある佐小っ子」みんなで、力を合わせてがんばりたい。

 

 

これまで佐原小学校にお寄せいただきましたご支援に、改めて感謝申し上げる

とともに、次年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。
  
  
 

平成28年度修了! ご支援、ご協力に感謝!

保護者の皆様方、地域の皆様方、本校への惜しみないご支援、ご協力、ありがとうございました!

4月7日(木)にスタートした平成28年度も17日(金)の卒業証書授与式、明日の修了式で199日(1年生は198日、6年生は195日)の全日程を終了します。

職員が一丸となって、学校教育目標「心身ともに健康で、共にみがき合い・共に伸びていく子どもの育成」、めざす児童像「かしこい子」「やさしい子」「たくましい子」「はたらく子」をめざして力強く歩んでまいりました。

授業では、自分の考えをしっかりもち、相手に自分の考えを伝えることのできる子どもたちが増えてきました。また、発表においても単語で終わることなく、しっかり理由を付けて説明できるようにもなってきました。

 様々な場面で、保護者や地域の皆様方の力をお借りしながら協力性や責任感、自然の恵みに感謝する気持ち等、豊かな心と思いやりの心を育むことができました。

総合的な学習の時間では、多くの地域の皆様方に丁寧なご指導をいただき、佐原の自然や歴史を学ばせていただきました。

1年のまとめにあたり、これまでの学年だよりや学校だより、ホームページをご覧になり、平成28年度を振り返っていただけたらと思います。

保護者の皆様、地域の皆様方のご支援とご協力に深く感謝申し上げます。

学校は、子どもたちの心の拠りどころ!

「1月は往く、2月は逃げる、3月は去る…」といいますが、月日が経つのは本当にはやいもので、17日に147名の6年生が卒業し、今週末には平成28年度の修了式です。

 私は、毎朝、旧第3校舎前で子ども防犯協力員の方々と子どもたちを迎えます。昨日、今日と、6年生が卒業したせいか、登校する児童がいつもよりすごく少なくなったように感じます。子どもたちは、きれいに舗装された外側線の内側を歩いています。

いつも落ち着いた表情でていねいにあいさつができる子、せわしげにあいさつをしてかけだしていく子、元気いっぱいのあいさつができる子等々、スタイルは様々ですが、どの子もよくあいさつをすることができます。

ただ、時折気になるのは、表情が沈んでいるなと感じられる子がいるときです。「あれ、どうしたんだろう?」と心配になります。家で叱られたのか、何か不安なことがあるのか、登校途中で友達とけんかしたのか、学校で不安なことがあるのか? 後で教室をさり気なくのぞきに行き、元気な姿を見てほっとすることもあります。

学校では、知識や技能、ものの考え方、心の在り方などを子どもたちに教えます。しかし、その営みは、今、目の前にいる子どもたちを相手にしているわけではありません。これまでに子どもたちが歩いてきた道を見据えて、語りかけ、考えさせ、気付かせながら指導をしなければなりません。

言い換えれば、一人一人の背景をよく理解して、子どもたちに接していかなければならないと考えます。難しいことではありますが、学校とはそういうところだと自負しています。

学校は、子どもたちが安心して自分でいられる場所であり、納得して自己修正ができる環境でなければならないと考えます。朝、塞いだ気持ちで校門をくぐっても帰るときには、「今日一日、学校に来てよかったな」と思ってくれていたら、学校はその役割を果たしたといえるのではないかと思います。

学校は、子どもたちの心の拠りどころでなければならないとの思いで、「チーム佐原小」として、全職員が日々全力投球しています。

素晴らしい卒業式になりました!

17日(金)、第143回卒業証書授与式を行いました。6年生147人が、それぞれの小学校生活の思い出を胸に、佐原小学校から巣立っていきました。

今日、6年生の教室を回ってみると、主人公のいない教室は当然のことながらシーンとしていて、その中で担任がホッとした気持ちと寂しさが入り混じったような複雑な気持ち?で、仕事をしていました。

それにしても、卒業式、子どもたちは本当によくがんばりました。練習では、呼びかけや歌で、なかなか大きな声が出せなかったり、大きな口をあけられなかったりした子どもたちも、いざ本番となると、緊張の中にも気持ちを込めて声を出すことができました。

式が終わった後、来賓の皆さんから、「とても素晴らしい卒業式だった」という言葉をたくさんいただきました。

 また、卒業式前日の準備から片づけまで、5年生の子どもたちがとてもよく働いてくれました。「6年生を送る会」の企画・準備に始まり、卒業式に至るまでの様々な活動を通して、在校生を代表して6年生を送り出すだけでなく、「4月からは、自分たちが最上級生になるんだ」という自覚を高めることができました。

卒業、おめでとう! やっぱり6年生はすごかった!

本日、佐原小学校「第143回 卒業証書授与式」を挙行しました。147名の卒業生の立派な返事、態度、言葉、呼びかけ、合唱などにより、感動的な卒業式になりました。やっぱり、6年生は最後まですごかったです。参加した在校生も、卒業する6年生のために、心を込めて一生懸命にがんばりました。本当に、素晴らしい卒業式になりました。

卒業生のみなさん、お元気で!「感謝」

下駄箱から見えてくるもの

 子どもたちのことをよく理解するために、各学級をまわって授業のようすを参観しています。また、トイレや手洗い場、下駄箱を見ることも日課にしています。特に、登校後の下駄箱からはいろいろなことを伺い知ることができます。

  かかとを踏みつぶしている靴     

(かつては先生や大人から厳しい指導を受けました)

  下駄箱の中で、くつのかかとがきちんとそろっていない靴

(全員がそろっているのは気持ちいいですね。くつが泣いています)

  下履きがない下駄箱

(今日は休みなのかな? 遅刻してくるのかな?)

  下履きも上履きもない下駄箱

(どうしたのかな?)

  くつではなくて、サンダルが入っている下駄箱

(足をけがしているのかな?)

  全体的に上のほうの下駄箱が乱れている場合

(背が届かないのかな?)

  全体的に下のほうが乱れている場合

(低い姿勢になるからかな?)

  学年全体、学級全体が乱れている場合

(本校ではきちんと整っていますが、きちんと指導されているのかな?)

 

 1年生のくつは小さいのに、6年生のくつは下駄箱からはみ出さんばかりの大きさで、「ぼくたちはこんなに大きく成長したよ!」と大声で主張しているように感じます。

明日はいよいよ卒業式、くつ同様、いやそれ以上に私たちは大きく成長しましたという姿がたくさん見られるような式にしたいと思います。
【1~4年】
  
 
【5・6年】
  

子どもたちのひたむきさ、親子の絆に感動!

佐原幼稚園の修了証書授与式に出席しました。元気な声で園歌斉唱の後、修了証書授与。大きな声で返事をして園長先生の前に立ち、礼儀正しく深々とお辞儀をして、いただいた証書は頭上に掲げ、後方で待つお母さんのところまで歩いていきます。お母さんに、「ありがとうございました」と言って証書を手渡し。お母さん方はわが子の成長に感極まって涙、涙、涙…。中には号泣するお母さんもいました。

 話を聞く姿勢も立派で、お別れの歌、呼びかけも練習の成果を発揮するとともに、佐原幼稚園での2年間の成長をしっかりと表現することができました。

 「この子どもたちなら、この親御さんなら…」と、4月10日の入学式が今から待ち遠しく感じます。

 本校では、今日、卒業式予行を行いました。子どもたちは少ない練習時間の中でよくぞここまでというがんばりを見せてくれました。もう本番でも十分ですが、「ここまでと思ったら、そこまで」という言葉があるとおり、さらに素晴らしい式にするために、微調整をして、明日、最後の練習をします。

 以下に、予行を終えての6年生と5年生の本番に臨む決意を紹介します。

 6年生

・全校の前での練習は緊張したけどうまくできたので、本番でも落ち着いて 証書授与のトップバッターとしてがんばりたいと思います。

・今まで練習してきたことを生かして、気持ちよく、くいの残らないようにしたいと思います。

・卒業式では、在校生に感謝の気持ちを示すためにも、式中の態度をしっかりしたいと思います。

・私は、卒業生退場でいちばん最後に退場します。147名の代表として、きちんとした姿勢で、感謝の気持ちを込めて「礼」をしたいと思います。

 5年生

・6年生が感動するような大きな声で呼びかけができるようにがんばります。

・高学年らしくきれいな声で歌い、6年生の心に届くような歌を歌います。

 ・5年生らしく在校生のお手本となるような態度で式に参加します。

  
  
  

名前の由来について話そう

バラエティで大活躍している「明石家さんま」。娘さんも芸能人「IMARU」。そのIMARUさんの名前の由来は有名な話ですので、知っている方も多いと思います。

さんまさんの座右の銘「生きてるだけで丸儲け」からきています。1985年8月12日、坂本九さんが亡くなった日航機墜落事故。実はこの便にさんまさんも乗る予定だったそうです。当時、さんまさんは、大阪でラジオ番組「ヤングタウン」にレギュラー出演していました。その収録に行くため、日航機に乗るはずだったのです。しかし、直前の仕事のひょうきん族の収録が早めに終わり、一便早い全日空に乗り換え、墜落を免れました。事故のことを知った時は、大変なショックだったそうです。その日のラジオ番組「ヤングタウン」は、事故の報道特番に切り替わったとか。

さんまさんの生い立ちをもう少し見てみると、3歳のころに母を亡くしています。また、実家の魚屋が火事になり、弟も焼け死んでしまいます。その後、父を亡くし、家族のほとんどを失います。

その体験から生まれたのが、座右の銘「生きてるだけで丸儲け」もしかしたら、自分はあの事故で死んでいたかもしれない。そんなさんまさんの実体験から生まれた言葉です。人間は生きているだけで、価値があるという意味です。

そして、「命を大切にしてほしい」という願いをこめて、「生きてるだけで」の「い」と「まる儲け」の「まる」で、「いまる」という名前を娘に付けたのです。IMARUという名を付けようとしたときは、周囲から反対にあったそうですが、IMARUさんご本人も、名前と由来を気に入っているそうです。

なお、大竹しのぶさんが言うには、「今を生きる」という意味を込めて付けたそうです。何の説明もない場合は、「今を生きる」の方が素敵な感じがします。

何の説明もなしに「生きてるだけで丸儲け」が名前の由来ですと言われたら

人間は太古の昔から、自分の子どもに願いを込めて名前を付けてきました。名前を付けられた子どもは親になり、自分の子どもに願いを込めて名前を付けます。そして、その子どもは。それを、何千回と繰り返して、「願い」のバトンをリレーしてきました。その結果として、現在の子どもの名前があり、短い名前に込められたそれぞれの「願い」があります。その「願い」の向こう側にも、多くの祖先の「願い」があるのです。
 ご家族で、「名前について話す日」を設けてみてはいかがでしょうか。「あなたの名前は、○○ということを願ってつけたのよ。」、「あなたの名前を付けた日は、とっても寒い日で、……。」「おじいちゃんがね、お父さんの名前は○○という理由でつけたと言っていたよ。」悲しいとき、うれしいとき、名前はいつでも、その人の応援歌になります。
 3月17日の卒業式、147人の大切な名前が体育館に響きます。

すばらしい卒業証書授与式!佐原中学校

輝いた表情、しっかりと前を見据えた顔で卒業証書授与式(以下;卒業式)に臨んでいた226名の卒業生。その姿を見ていると、この3年間で大きく成長したであろうことがうかがえます。

第70回という節目にふさわしい本当に素晴らしい卒業式でした。何より圧巻だったのは、全校合唱「大地讃頌」、卒業の歌合唱「巣立ちの歌」、別れの歌合唱の「さよなら友よ」の3曲の合唱でした。3年間の思いがつまった卒業生の歌声は聴いている者を魅了し、在校生には卒業生の襷がしっかりと受け止められたことと思います。

17日(金)は、いよいよ本校の第143回卒業式です。6年生にとっては一生に一度の小学校の卒業式。自分たちの式を素敵なものとするために、そして、在校生はそのバックアップと「いままでありがとう」、そして、「おめでとう」という気持ちを伝えるために、どんなことに気をつけたらよいか、子どもたち一人一人が考えて練習に臨むように指導していきます。思いの詰まったすばらしい卒業式になるよう、職員一同心を込めて指導していきます。

部活動見学会を実施しました!

3年生を対象に、来年度に向けての「部活動見学会」を実施しました。部活動の内容や来年度の計画を理解し、入部する部を決めたり、自分なりのめあてをもったりできるようにするのがねらいです。

1日(水)に説明会を実施し、7日(火)から9日(木)までの3日間、見学会を実施しました。3年生の子どもたちは、登校後、7時15分から45分までの30分間、4、5年生が活動している様子を見学し、入部への意欲を高めました。

 見学会に参加した感想

・バスケット部はすごく上手でびっくりしました。ぼくも、バスケット部に入って、
 上手になりたいと思いました。

 ・試合でシュートを決めている人がいたのですごかったです。ぼくもバスケット部に入ってシュートを決めたいと思いました。

 ・歌やダンスなどがとても楽しかったので合唱部に入りたいと思いました。腹筋などは歌うために必要だと教えてもらいました。すごく疲れたけど、楽しかったです。見学させていただき、ありがとうございました。

 ・合唱部では、いっしょに歌ったり踊ったりして楽しかったです。私は合唱部が好きになったので絶対に合唱部に入ろうと思いました。

 ・とてもきれいな歌声で、楽しそうに活動していたので、私も合唱部に入りたくなりました。

 ・合唱部は、ふるさとフェスタなどに出るので楽しそうだなと思いました。

 ・吹奏楽部の見学に行きました。おばあちゃんバージョンや若者バージョンなど、いろいろなテンポの演奏を聴いて、まるでテーマパークにでもいるような気持ちでした。

 ・楽器一つ一つの音色がとてもきれいで、校歌やメリーさんの羊などの演奏がすごいと
  思いました。


【ミニバス部】
  
【郷土芸能部】
 
 
【合唱部】
 
 

一日も早い復興を! テストメール配信にご協力を!

東日本大震災の発生から、丸6年を迎えます。この甚大な災害により、被災され今なおご苦労をされている皆様に衷心からお見舞いを申し上げますとともに、

被災地の一日も早い復興を心から祈念いたしております。

各ご家庭では、「もしも・・・」の時に身を守る方法、集まる場所や連絡手段、また、ご家族が来られないときのお子さんの引き取りをお願いする方の確認と登録等を、「もしも・・・」への備えとして話し合う機会をぜひ設けていただきたいと思います。

東日本大震災から6年が経ち、災害への危機意識がやや薄れてきているようにも感じます。しかし、昨年4月にも熊本地震で大きな被害が出たり、東日本大震災の余震と思われる地震が頻発したりするなど、地震をはじめとした様々な災害への備えは常に心がけていなければなりません。

現在、暴風雨や雷等、悪天候に伴う急な登下校の時刻変更等、学校からの緊急時の連絡は、メール配信しています。ここ数回のメール配信で、「確認通知」を確実に行うよう依頼し、返信率が90%近くにまで向上しました。

そこで、今回は100%をめざすべく、明日午前8時にテストメールを配信します。子どもたちの安全を第一に考えたとき、返信率は100%でなければなりません。「メール登録した全ての保護者にメールが届いたのか」、「届いたメールを読んで内容を理解したのか」が学校に確実に伝わるよう内容を読んだのちに、「確認通知」のクリックをお願いする文書を本日付で配付しましたので、ご協力をお願いします。

卒業証書授与式の練習がいよいよ本格的に!

学校では、3月17日(金)の第143回卒業証書授与式へ向けての取組が本格化しています。今日は、6年生と一緒に卒業証書授与の練習をしました。本番形式としては初めてなので、子どもたちもかなり緊張気味でしたが、「しっかりやるぞ!」という意気込みは十分伝わってきました。練習を終えて、この調子なら本番は大丈夫だと確信しました。

 今年度の6年生の登校日は195日、授業時間はおよそ1,081時間となります。卒業証書授与式は、小学校生活最後の授業であり、佐原小学校で培ってきた6年間の学習の成果を発揮する場です。また、1~5年生の在校生にとっては、学校のリーダーとして活躍してきた6年生への感謝の気持ちを表す場となります。6年生の巣立ちを感謝の気持ちをもって見守ることによって、その姿から佐原小学校をさらによりよくしていこうという決意を新たにすることができると思います。全校の心を一つにして、6年生最後の授業を応援したいと思います。

心をみがく黙働清掃

掃除の時間は、黙って活動する「黙働清掃」に全校で取り組んでいます。黙働清掃に継続的に取り組むことにより、次のようなことが期待できます。

1 よごれたところを自ら見つけることで、感じる心と気づく心を養うことができる。

2 無駄話をしないことで、我慢する心と集中力を養うことができる。

3 他人の行動に左右されずに、自らの心に問いかけながら裏表なく活動することで正直な心を養うことができる。

 学校をきれいにしながら、子どもたちの心をみがいていくよう指導を重ねています。

 
 

啓蟄(けいちつ)

5日(日)は、「啓蟄(けいちつ)」でした。二十四節気の一つである「啓蟄」は、3月の5日か6日にあたります。土の中でちぢこまって冬眠していた蛇や蛙、虫等が再び地上に姿を現し、活動を開始するころをさします。

また、春めいてくると、気候もどこか不安定になり、大風が吹き、嵐になったりします。春によく見られる雷は、寒冷前線が通過するときに生じるもので、「春雷」と呼ばれて、春の季語にもなっています。立春を過ぎてから初めて鳴る雷のことは、「初雷」。さらに、「啓蟄」のころによく大きな雷が鳴ることから、このころの雷のことを、昔の人は「虫出しの雷」と呼んでいました。

時に雹(ひょう)を降らせるこの雷の合図にびっくりして、冬ごもりの虫や小動物が眠りから覚め、活動を始めると考えられていたようです。

実際に小さな生き物が冬眠から目覚めて活動を始めるのは、その日の気温が5度以下にさがらないことが条件のようです。虫が穴からはい出てくるころは、ちょうど「木の芽どき」。樹木や草が、新しい芽を吹くころでもあります。

季節の変わり目は体調の変動が起きやすいものですが、この「木の芽どき」は、一年で最も体調を崩しやすい時期かもしれません。

また、気候の変動、環境の変化も多いため、自律神経失調や精神的なアンバランスも生じやすい時期でもあります。のぼせやすくもなりますので、頭寒足熱を心掛け、できるだけゆったり過ごしたいものです。

卒業式まで、登校する日は今日を入れてもあと10日。いよいよカウントダウン、今日も朝から各学級の元気のよい歌声が響いてきています。

大成功、ありがとうフェスタ!

新しくなった体育館で、初めての大きな行事、「ありがとうフェスタ2017」が行われました。卒業証書授与式は、学校行事のなかでも最も厳粛な式として行われますが、この「ありがとうフェスタ」は、5年生が中心となって企画・運営する子どもたちの手づくりの会です。

今年度、行事や部活動、黙働清掃等々、常に学校をリードしてくれた6年生に感謝とエールの気持ちを込めて、在校生が劇や呼びかけ、歌を披露しました。

 1年生 … 6年生との思い出の場面を劇にしました。ありがとうの気持ちがこもった劇を披露してくれました。

 2年生 … かさこ地蔵の劇と呼びかけ、態度、声の大きさともに、成長が感じられ、6年生へのお礼の心がこもった学年発表でした。

 3年生 … 6年生のお助けマンに登場してもらい、6年生の偉大さを表現し、学年が一つのまとまった劇を披露しました。

 4年生 … 小道具一つ一つにも心を込めてつくったことが伝わってきました。「ひまわりの約束」の歌声もすばらしかったです。

 5年生 … 心と気合のこもった呼びかけと「出会った君へ」の歌声、感動的でした。企画、運営と全力投球。6年生に心を込めてスポットライトを当て、「感謝の心」を届けました。

 6年生 … 各学年に力強いエールを送ってくれました。「友 旅立ちの時」の歌声、さすが6年生でした。

 温かな雰囲気の中、楽しさと寂しさをみんなが感じる時間となりました。感

動した今日のこと、すばらしい6年生とともに過ごしたことをみんなで忘れな

いようにしようと呼びかけました。

6年生は、卒業まであと10日と残り少なくなった小学校生活をじっくりと味わい、卒業式を迎えてほしいと思います。また、この会の中心となった5年生の活躍ぶりはすばらしいもので、6年生の後を受けて、来年は、最高学年として立派にやっていける5年生だと確信しました。

  
 

全体研修会&部活動反省会を実施しました!

 3月に入り、本年度の成果と課題を確認して、次年度への見通しをもつ時期となりました。

 全体研修会では、今年度の校内研修の総括としてパワーポイントを活用して研究主任と各研究部主任から報告がありました。また、次年度の構想について、

   佐原学をとおした人材育成 

   授業改善による若手を中心とした人材育成  の提案がありました。

今後、検討を重ねて、より実りある校内研究となるようにしていきたいと思

います。

 校長講話では、「いつも同じような発想や思考はやめよう」ということが重要で、「たまには違う方向に行ってみよう」、「何の変化もなく、もと居た場所にもどってしまうこと」が最も大きなリスクであるということを、ダンゴムシの習性を例に話しました。

 また、部活動反省会では、いくつか課題がありましたが、その中の一つに、「練習時間」と「勤務時間」のことが話題になりました。

・子どもたちの意欲を大切にしたい。

・一人一人に平等にチャンスを与えるとどうしても長時間になってしまう。

・大変な思いでがんばっている職員の前で、「家庭があるから」、「育児がたいへんだから」、「介護がある」等々は、大きな声で言いにくく、ついつい無理をしてしまっていないか。

・子どもたちのためとはいえ、学校の大きな課題である多忙化に拍車を掛けているのは部活動ではないか。

・体を動かすことが好きで、「子どもたちのために」、「子どもたちと一緒に」という思いでやっているので、苦にならないし、やらされ感はない。


 本音の話がたくさん出て、大変有意義な会だったと思います。今後、担当者で今出た意見を参考に、次年度部活動計画案を提示していきます。
 また、まとめとして、「象と小枝」のエピソードを紹介し「これは無理だろうと思って行動をやめてしまっているものはないか」、「間違ったことを学習してしまい、本当に無理かどうかを確認することさえ怠っていないか」「過去には難しかったことも今なら乗り越えられるのではないか」という視点でもう一度考えてみようと話しました。


  
 


 

3月は、1年のまとめと新しい学年に向けた準備の月!

朝の時間に賞状伝達をしました。全国優秀賞に輝いた明るい選挙ポスター、千葉県優秀賞の税に関する絵葉書をはじめ、書き初め、家庭科、運動能力証等々多くの子どもたちのがんばりが認められました。また、回を重ねるごとに、一言感想の内容も充実してきて、たいへんうれしく思います。受賞された皆さん、おめでとうございます。

 さて、長い冬が終わり、春の訪れとともに、とてもよい香りを漂わせる花が咲き始めます。沈丁花(ジンチョウゲ)の香りです。その花言葉は、冬に葉が落ちない常緑低木であることから、「永遠・不滅」となっています。また、温かく過ごしやすい時期の訪れから「歓迎・楽しみ・青春の喜び」とも付けられているそうです。

 17日(金)には、147名の6年生が本校を巣立っていきます。沈丁花の花言葉にあるように、子どもたちの未来にある楽しみ・喜びが、永遠、そして不滅のものとなりますように、希望を胸にこの佐原小学校を巣立ってほしいと思います。また、在校生にとっては、この3月を1年のまとめと新しい学年に向けた準備としてほしいと思います。

  
  

卒業まであと○○日

今日でいよいよ2月が終了。1月25日(水)「卒業まであと37日」からスタートした6年生のカウントダウン卒業カレンダーも先週末には「あと15日」となりました。そして、今週が終わるといよいよ1ケタとなります。

3月3日(金)には、「ありがとうフェスタ2017」~みんなで作ろう、大きな感動、思い出を~ 感謝 勇気 団結 絆 喜び を合言葉に、いわゆる6年生を送る会を実施します。今はどの学年もその練習に熱が入っています。当日が楽しみです。同時に、昼休みに別れを惜しむかのように、卒業生と一緒に校庭で遊んでいる在校生の姿を微笑ましく感じるこのごろです。
  

プレミアムフライデー!

 月末の金曜日を「プレミアムフライデー(プレ金)」と呼び、官民一体で働き方や終業後の過ごし方を変える取り組みが24日に始まりました。本校では当日は、低学年が2時50分、中・高学年が3時35分、部活動終了が4時25分でしたので、午後3時退勤については、無理な状況でした。現在、学校がおかれている状況を考えると実施は困難な状況で、話題にもなっていないのが正直なところです。ただ、業務改善、勤務時間の適正化は、本校でも喫緊の課題であり、世の中の動きを注視したり、会話の話題としたりするなど、意識改革の一助としていきたいと思います。

 

第2回学校評議員会を開催しました!

 本日、第2回学校評議員会を開催しました。本校では6名の方々に評議員をお願いしています。学校評議員制度が導入されたのは、次のような趣旨からです。

 ① 学校・家庭・地域が連携協力しながら一体となって子どもの健やかな成長を 担ってい
  くため、地域に開かれた学校づくりをより一層推進する観点から、学校に、学校評議員
  を置くことができることとする。

 ② これにより、学校や地域の実情に応じて、学校運営に関し、保護者や地域住民の意向
  を把握・反映しながらその協力を得るとともに、学校としての説明責任を果たしていく
  ことができるようにする。

 評議員会では、まず、学校評価の結果をお伝えするとともに、今年度の経営の重点や成果と次年度の課題についてパワーポイントで説明しました。その後、評議員の方々からご意見をいただきました。

 ・学校評価がおおむね好評で、日ごろの先生方の努力が認められているのではないか。
・学習指導要領の改訂があり、今後、より一層外国語教育の充実など、学校に求められるこ
 とがますます多くなるががんばっていただきたい。

 ・「家庭での読書」ができていないとのことであるが、テレビ、ゲーム、スマホ、塾、
部活等々あるなかで、よくやっているのではないか。よくやっている家庭ではどんな
工夫があるのか紹介するような場があるとよい。

 ・学校外での活動で、高学年が自覚をもって低学年に優しく接したり、教えたりする場面
を目の当たりにして、子どもたちは見えないところでもよくがんばっているなと感心
した。

 ・家の前で、知らない子どもから「おはようございます」とあいさつされた。当たり前の
ことが当たり前にできていて、学校としてのレベルが上がっていると感じている。

 ・様々な事情があるのか、先生が子どもを家まで迎えに行って一緒に歩いて登校する姿を
何度か見かけた。きめ細やかな対応に頭が下がる思いである。

 ・黙働清掃はよい取り組みであり、効果が上がっていると感じている。

 ・ホームページが充実してきていて、給食の写真などは参考になる。

 ・インフルエンザの学級閉鎖の状況など、当該学年だけでなく、ラインネットで全学年に
情報提供していただけないか。

 
 

子どもたちとの会話から

その1

昼休みに校庭にいたら、4年生の女の子が駆け寄ってきました。「校長先生、歴史のクイズを出していいですか?」と尋ねられたので、「いいですよ。難しいのかな?」と答えました。クイズは、「直江兼続の幼名は?」というものでした。

「大河ドラマ」「真田丸」と浮かびましたが、「幼名」がでてきません。「わかりません」と答えると、「幼名は“よろくで、“与六と書きます」と教えてくれました。「すごい! くわしいね」と話すと、「お父さんが好きなので、私も自然に歴史に興味をもちました」ということでした。子どもたちの興味は無限で、モチベーションの高め方は様々ですが、まさにお父さんがよい方向に影響している好例だと感じました。

 

その2

 朝の登校時、旧第3校舎の前に立って登校指導していると、いつも「あいさつプラス一言」を実行してくれている2年生の女の子がいます。「おはようございます。今日も寒いですね」、「おはようございます。今日は昨日より少しあたたかいですね」、「おはようございます。いつもありがとうございます」等々。こんな会話があると、寒さが吹き飛び、心がほっこりとします。

 

その3

 「俺のものは俺のもの。お前のものは俺のもの」というドラえもんに出てくるジャイアンの名言があります。でも、あれはいじめっ子の言葉ではないということを最近知りました。のび太が小学校の入学式のときになくしたものをジャイアンが一緒に探してくれたときの言葉だと子どもたちが教えてくれました。

お前がなくしても俺のものだと思って探す。お前の痛みも俺のものということです。子どもたちから教わることがたくさんあるなと痛感しました。


花粉症の季節になりました!

2日間、千葉県標準学力検査を実施しました。本日は、その2日めです。どの教室でも1年間の学習の成果を確認する場として、少し緊張気味ではありましたが、スラスラと鉛筆を走らせてがんばっている子どもたちの様子が伺えました。

さて、先週17日(金)に気象情報会社が、昨年より5日早く花粉シーズン入りしたと発表しました。飛散量は平年よりやや少なく、ピークは3月上旬から中旬とのことです。

また、民間の教育情報サイトが行ったアンケートによると、我が家に花粉症の子がいると回答したのは約40%です。保護者がどのような対応をしているかという問いには、「手洗い、うがい、洗顔、洗眼等」が約65%、「マスクの着用」が同じく約65%、「掃除をこまめにする」が約40%、「洗濯物を干した後よく払う」「洗濯物を外に干さない」がともに約35%、「外出後に入浴やシャワー」「めがねの着用」がともに、約10%でした。また、その他として、「空気清浄機の使用」「薬の服用」「バランスのよい食事」などがあげられています。

私も30年来の花粉症で、最近かなり症状は和らいできましたが、鬱陶しい季節となりました。予防を万全にして、花粉症とうまくつき合っていきたいと思います。

あいさつを考える

 昨日は、暴風警報に伴う急な下校時刻の変更について、対応していただき、ありがとうございました。学校としても、下校時に職員がついて子どもたちの安全を最優先に対応しました。おかげで、全員が安全に帰宅することができました。本日も、北西の風がやや強く吹くという予報が出ています。下校時に、安全に気をつけるよう注意喚起をします。また、本日は千葉県標準学力検査があり、予定どおり13時40分の下校となります。よろしくお願いします。

 さて、朝の登校時、「『いつもありがとうございます』『今日は寒いですね』など、一言添えてあいさつする子」、「自分から先に元気にあいさつする子」、「先ではないけど、元気にあいさつを返してくれる子」、「ふつうにあいさつしてくれる子」、「かすかに聞き取れるくらいの声の子」、「友達との話に夢中であいさつをしない子」、「無反応な子」、「全くあいさつをしない子」等々、実に様々です。

 元気なあいさつが返ってこないと心配になって、あとで教室をのぞいてみます。そんなとき、笑顔があるとホッとします。体調が優れなかったり、出がけにけんかしたり、登校途中で友達と言い争いになったり、学校に行きたくない気持ちがあったり…というときがあるかもしれません。そんなときでも、元気なあいさつだけはかわしたいものですね。

 あいさつをするとよいことは、次のようなものだと思います。
○大きな声であいさつをすると気持ちがよい
○笑顔になる機会が増える
○相手からの印象がよくなる
○あいさつから会話が始まる
○思い立ったらすぐに始められる

「春一番」が吹き荒れました!

「1月は往く、2月は逃げる、3月は去る…」といいますが、月日が経つのは本当にはやいもので、卒業式まであと1か月をきりました。

 17日(金)、昨年より3日遅く春一番が吹き荒れました。千葉県内でも風速20メートルを超える強風が吹きました。ニュースでは、成田空港で着陸をやり直す飛行機の映像が何度も放映されていました。

 本校では、放課後の部活動を中止し、下校時に職員が付き添うようにして、子どもたちの安全確保に努めました。

気象庁天気相談所によると、春一番という言葉は石川県能登地方や三重県志摩地方以西で昔から使われていたほか、漁師の間で冬から春にかけての強い南風を「春一」あるいは「春一番」と呼ぶようになったという話があるそうです。

 気象庁では1962年から、強風への注意を喚起するために春一番という言葉を使用しはじめ、翌1963年から報道機関がこの言葉を取り上げるようになりました。

 気象庁天気相談所は、「春一番と聞いて、春の訪れというイメージをもつかもしれませんが、元々は漁業関係者の間で使われていた防災用語。強風波浪注意報または警報と同じです」と、海難事故への警戒はもとより、陸地でも強風によって飛来する物などへの注意が必要と訴えています。

天気予報では、本日も強風が吹き、夕方からは雨のようです。状況をよく把握するとともに、銚子地方気象台等関係機関と連携し、児童の安全確保を最優先していきたいと思います。状況によっては、メール配信での対応もありますのでよろしくお願いします。

クラブ活動を見学しました!

本校では、4年生以上の児童が16のクラブに分かれて活動しています。どの子も、クラブ活動の時間になると目を輝かせて活動しています。16日(木)に、来年度クラブ活動に参加する現3年生が、自分に合ったクラブを選べるように、クラブ活動見学を行いました。緊張しながらも、どのクラブに入ろうかと、期待に胸を膨らませて真剣な表情で見学する3年生。ちょっと得意そうな顔で活動する高学年。来年度も子どもたちが学年の枠を超えて、楽しく活動する姿が見られることでしょう。見学した3年生の感想を紹介します。

○見ているだけですごく楽しそうだったので、将棋・オセロクラブに入りたいです。

○手芸がおもしろそうでした。私は家で裁縫をしているのでできそうだと思いました。

○スライムやべっこうあめを作るのが楽しそうなので、サイエンスクラブに入りたいです。

○アニメや本の主人公を描いてみんなに見てもらいたいので、イラストクラブに入りたいで
 す。

○いろいろなクラブがあって、楽しそうでした。高学年の人たちががんばっていて、 す
 ごいなと思いました。

○サイエンス、将棋・オセロ、イラストクラブがいいなと思いました。生き物をつかま
 えて、飼って研究し、また自然にかえす生き物クラブがあったらいいなと思いました。

 

 

新しい体育館で!(パート2)

大規模改修が完了し、13日(月)から体育館の使用を再開しました。6年2組を皮切りに多くの学級が新しい体育館での体育の授業を満喫しています。

15日(水)には、ミニバスケットボール部が初めて朝練習で体育館を使用しました。部活動を終えて校舎に向かう子どもたちの顔は思う存分体を動かした満足感と新しい体育館で約1年ぶりに活動した充実感で光り輝いていました。

そんなミニバスケットボール部員の感想を紹介します。
○体育館の中が以前よりもすごく明るくて、これからバスケットをするのが今まで 以上に楽
 しみになりました。

○正直に言って、前の体育館は少し不便な点がありました。雨もりがあったり、テープが
 はがれていたり…。新しい体育館が完成したと聞いてうれしくなりました。初めて新しい
 体育館に入ってときは、見間違えるほどびっくりしました。バスケットにも今まで以上に
 気合が入ります。練習環境がよくなったので、さらに一生懸命練習に取り組みたいと思い
 ます。

○すごく明るくなって、体育館が今までより広く感じました。練習をたくさんして、よい
 チームをつくれるようにがんばります。

○今までなかったような部屋ができていてびっくりしました。床がすごくきれいだし、明る
 いので、ドリブルしやすそうだなと思いました。

植木の剪定できれいになりました!

 13日(月)から体育館と駐車場の使用再開となり、昨日は体育館改修後の初めて使用した6年生の感想を紹介しました。体育館がきれいに改修されるのを待って、毎年、この時期に実施している恒例の樹木の剪定を業者に依頼しました。

 好天に恵まれ、作業が順調に進み、樹木もきれいになりました。学校にお立ち寄りの際は、剪定された樹木やつぼみがふくらんで春を待つ準備をしている樹木にも目を向けていただけると幸いです。


  

新しい体育館で!

2月1日付け文書にて、体育館改修工事がほぼ完了し、行政による検査が無事終了し、2月13日から、児童が体育館を使用する旨のお知らせをしました。また、8日(水)の常任委員会では、パワーポイントを活用して、完成した体育館の内部の様子を紹介しました。

昨日が待ちに待った体育館使用開始日。最初に使用したのは6年2組でした。子どもたちの感想を紹介します。
○新しい体育館はすごくきれいになっていて、床はピカピカにワックスがかかっていて、内装
 もびっくりするほどきれいになっていました。外側もきれいになっていて、車いすも通れる
 ようになっていました。6年生は、あと1か月くらいしか使えないのが残念だなと思いまし
 た。
体育館は、木のいい香りがしていました。滑りにくくなっていて使いやすかったです。きれ
 いに収納されていたので、ものが取り出しやすそうでした。トイレがとてもきれいで、びっ
 くりしました。

○工事前の体育館の玄関は階段だったけど、改修後はスロープや点字ブロックなどのバリアフ
 リーになっていました。館内はまずトイレがあり、今までの外にあったトイレとは全く違っ
 ていて、とてもきれいでした。体育館の裏側は、男女別の更衣室があり、すごくきれいでい
 た。救護室などもあり、このきれいな体育館で「ありがとうフェスタ」や「親子レク」、そ
 して、最初の「卒業式」ができるのがすごくうれしいです。


    


 

入学前保護者説明会を実施しました!

 10日(金)午後2時から、平成29年度入学予定児童の保護者を対象に、説明会を実施しました。入学予定者は現在のところ、128名です。校長挨拶で、次のようなことを話しました。

・入学まであと2か月。これから我が子が小学校入学を迎える親御さんは期待と不安でいっぱいのことと思うが、子どもたちはもっと期待と不安でいっぱいである。

・6年間しか生きてきていない子どもにとって、小学校入学はいままで生きてきたなかで、最大のイベントである。

・この時期、親がやりがちで一番大きな間違いが、「入学までに○○できないと、先生に怒られるよ」と子どもをせき立てること。

・本日の説明会で、それぞれの担当から、「一人で着替えができるようにしてほしい」、「何でも食べられるように」などといろいろな要望を出すが、あまり真っ正直に受け取らないでいただきたい。言われたことをすべて子どもにマスターさせようとすると、子どもを脅したりして期待よりも不安を抱かせてしまいかねない。

・入学前はまず不安ではなく、安心させてやることが大切である。そのために、幼稚園や保育所でできるようになったことをまずほめてあげる。

・「靴の右と左を間違えなくなったわね」、「自分で服を着られるようになったね」、「たくさん食べられたね」など、何でもいいから、たっぷりほめて、自信をもたせてあげる。

・子どもには子どものペースがあり、親が焦ったからといって急にできるようにはならない。それを無視して急がせると、どうしてもしかることが増える。これでは、子どもは自信を失い、不安が増すばかりである。

・本校の入学式は、4月10日。全校児童が、そして、全職員が、さらには体育館や校庭の桜が、お子さんの入学を心待ちにしている。

 その後、PTA活動、各種調査票等の記入、入学前の心得や準備、質疑応答等を行いました。

 また、128名の入学予定の子どもたちは、現1年生の生活科の学習として、「幼・保・小の交流」を行いました。1年生の小さなお姉さん、お兄さんが、入学予定の園児の手をひいて学校内を案内したり、絵本の読み聞かせをしたり、一緒に歌を歌ったりしました。事前にしっかりと準備した成果を十分発揮して、楽しい交流会になりました。
 入学予定の子どもたち、保護者の方々の不安が小さくなり、期待が大きくなったことと思います。

  


 

少人数指導のいっそうの充実を目指して!

本校の算数の学習は、1年生から4年生までは週2時間、5、6年生は週4時間、学級や児童の実態に応じて担任と専科、少人数指導担当が、2人で授業を行っています。単元によって学級を2分割して少人数にして指導したり、T1、T2と役割分担して指導したりと工夫しながら進めています。

算数は、既習事項を活用しながら学習を積み重ねていく教科です。年度当初は「算数、きらい」という子どもも少なくありませんでしたが、個別指導が十分にできる少人数指導では、学年を超えたつまずきの箇所まで立ち戻った学習が行いやすく、そんな子どもも「あっ、わかった!」という気付きの瞬間を味わうことができます。そんな気付きを増やせるように、教える側も子どもとともに学び、教材研究を深め、一人一人の確実なステップアップを目指して、指導を続けています。

残り1か月半、それぞれの学年で身に付けておくべき事項が確実に理解できるようにしていきます。


  

第4回PTA運営・常任委員会が行われました!

8日(水)、13時30分から運営委員会、14時30分から常任委員会が行われました。

校長挨拶で、次の3つのことをパワーポイントで説明しました。

1 インフルエンザ様疾患による出席停止の状況

2 大規模改修が終了した体育館のようす

3 「おこだでませんように」小学館 くすのき しげのり・作 

各学年部、各事業委員会の活動報告の後、今年度の事業計画、次年度の事業計画、総会等々について協議しました。また、学校から、学校徴収金(集金)の変更について説明しました。

終始和やかな雰囲気の中で常任委員会が行われ、常に子どもたちのこと、佐原小学校のことを第一に考えてくださる協力的な方々に助けられていること、うれしい限りです。

  

第6回佐原学プロジェクト会議「川の駅さわら」編

3日(金)に佐原学プロジェクトの一環として、「川の駅さわら」の2階にある「防災教育展示室」に行って来ました。利根川の概要から、治水技術の概要まで、地図やパネルで学習したり、堤防決壊実験装置を用いて、堤防が決壊するメカニズムを学習したりすることができました。

その他にも利根川の歴史や文化、ハザードマップなど、佐原に住んでいる人が知っておくべき内容が詰まっていました。このような身近なところにも、「佐原学」として、“活用できる学習財が満載”だということを学ぶことができました。

  

第7回モラールアップ研修を実施しました!

6日(月)、第7回モラールアップ研修を実施しました。今年度は7回実施し、今回が本年度の最終回。毎回、アイスブレーキングを実施してから研修に入りますが、今回も、「一方通行、双方通行のコミュニケーション」と題して言葉だけの説明を聞いて複合図形を描きました。一方的に聞くだけの情報で描いた図形は正答とは程遠いものでした。次に、説明に対して質問してよいという形で同じような複合図形を描きました。今度は、ほぼ正しい図形を描くことができ、コミュニケーションの大切さを実感することができました。

 本年度は、次のような内容のモラールアップ研修を実施し、教職員の倫理観の高揚と職場の士気高揚を図ることができました。

1 体罰に関する事例研修

2 わいせつ・セクハラ事例研修

3 クライシスマネジメント

4 エゴサーチ

5 不祥事のニュースを考える

6 ハインリッヒの法則に学ぶ

7 よりよい佐原小学校にするために


「香取地区少年の日・地域のつどい大会」

4日(土)、香取市民体育館を会場に、「次代を担う青少年が、スポーツ競技を通じて協力・協調の精神を学び、健全な身体と精神を養うとともに、青少年相互の友情を深め、青少年の自覚と誇りを高める」という趣旨で、香取地区青少年相談員連絡協議会が主催となって、「綱引き大会」が開催されました。

本校からは、「佐原アントラーズ」、「佐原BBチーム」、「ヘクションズ」の3チームが出場しました。1市3町からは計27チームが出場し、優勝目指して熱戦を繰り広げました。

本校の3チームは、予選リーグを勝ち抜き、見事決勝トーナメントに進出しました。なかでも「佐原BBチーム」は、準決勝で惜しくも敗れましたが、3位決定戦で底力を発揮し、第3位に輝きました。なお、優勝は東庄町の笹川小学校チーム、準優勝は同じく東庄町の石出小学校チームでした。

いままで熱心に指導してくださった青少年相談員の皆様、応援してくださった保護者の皆様、ありがとうございました。

  
  

節分、立春、そして、いよいよ…!

暦の上では、今日3日が「節分」、明日4日が「立春」。いよいよ春がやってきます。佐原幼稚園は、旧園庭で豆まきを行っていました。

節分の日には、豆まきをして、柊の小枝にイワシの頭をさしたものを門口に立て、鬼を追い払う風習があります。

「節分」の行事は、今から1,200年ほど前に中国から伝わってきたもので、「立春」は新年、「節分」は大晦日を指し、正月を迎えるために、疫病や災難を「鬼」に見立てて追い払ったそうです。

そのような「鬼」の出てくるお話は、日本の民話や童話などにたくさんあります。「桃太郎」「一寸法師」「こぶ取りじいさん」「赤鬼と青鬼」「おにたのぼうし」等々。「鬼」は怖いものというのが定説ですが、日本の民話や童話にでてくる「鬼」の中には、優しい鬼や気の弱い鬼もいます。

2年生の国語の教科書にある「わにのおじいさんのたからもの」に出てくるのは、ぼうしをかぶった「おにの子」です。「わにのおじいさんのたからもの」のあらすじをほんの少しだけ紹介します。

「《おにの子》が《おじいさんのわに》に出会います。わには、背中に書かれた宝物の地図を取られそうになったから逃げてきたんだ、という話を《おにの子》にします。ところが《おにの子》は宝物がどんなものかわかりません。宝物という言葉さえ知らないのです。なぜなら…。わには、《おにの子》に宝物のある場所を教えます。地図の場所には、…」

さて、どんな結末になるのでしょうか?

節分の豆まきの時に、災難に見立てた「鬼」を追い払うため、「おには~外」「ふくは~内」と言いますが、美しい心をもつことができる鬼に「おには~外」と言うなら、豆まきも考えないといけないのかな?とも思った作品です。

本校の子どもたちも《おにの子》のように、純粋に感動する美しい心を忘れずに成長してほしいと願います。