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職員あいさつ
私の子どもは…?
10年に一度更新が必要となった教職免許の更新のために、云年ぶりに学生に戻って講習を受けてきました。
講義の中で「魚を与えれば、その時その子は困らないが、魚の獲り方を教えれば一生その子は困らない」という内容の例え話が耳に残り、初めての子育てに悪戦苦闘していた頃に出合った詩を思い出しました。
思い通りにいかない子育ての最中、時折、この詩を思い出しては自分を省みて溜息をついたものです。
成人したものの、まだ、社会的にも経済的にも自立していない我が子は、自分で魚を獲れるようになったのかな…。
「あなたの子どもは」 カーリル・ギブラン 霜田静志訳
あなたの子どもはあなたの子どもではない。
子どもは「生命」の渇望からの子どもである。
子どもはあなたを通って来る。
しかしあなたからではない。
子どもはあなたと共にある。
しかし子どもはあなたのものではない。
あなたは子どもに愛を与えることができる。
しかし考えを与えることはできない。
子どもは自分の考えをもっているのだから。
あなたは子どもの体を動かしてやれる。
しかし子どもの心は動かせない。
子どもは明日の家に生きている。
あなたはそれを訪ねることも、夢みることもできない。
あなたは子どもを好くようになれるであろう。
けれども子どもがあなたを好くようにならせようとはしなさるな。
人生は後に退き昨日にとどまるものではないのだから。
あなたは弓である。
そしてあなたの子どもらは
生きた矢としてあなたの手から放たれる。
弓ひくあなたの手にこそ喜びあれと
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