職員あいさつ

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お知らせ

現在「職員室から」の記事は更新しておりませんが、日々の学校の様子はホームや新着情報よりご覧いただけます。

佐原小学校にやってきた春

 最近、昼間は温かくなってきて、春を感じることが多くなってきました。子どもたちと校庭に探検に出てみると、たくさんの春を見付けることができました。

   春その1:ウメの花

   春その2:サクラのつぼみ

   春その3:ツクシ

   春その4:カエルの鳴き声

   春その5:パンジー

   春その6:オオイヌノフグリ

   春その7:テントウムシ

   春その8:タンポポ

  子どもたちは、たくさんの春を見付けて、季節の変化に喜びを感じていま 
   した。

英英辞典のすすめ


   先日、新聞に令和3年度の高校入試問題が掲載されていました。その英語科の問題の中に、英英辞典について紹介するものがありました。英単語の勉強の仕方に悩む生徒に、教師が英英辞典の活用を薦めるという内容でした。この問題を見て、私の高校生の時を思い出しました。

 私が高校生の頃、実際に英英辞典を活用して勉強していました。使い始める前は、英語だけで書かれた辞書では、意味を捉えづらいのではないかと思っていました。しかし、使ってみると、そんなことはありませんでした。ある単語について調べると、その単語について、より易しい英単語で説明されているからです。もし、その説明文の中に意味の分からない単語があれば、さらにそれを引いて調べることで解決することができます。どんどんと単語を調べていくことで、複数の単語の意味を理解することができるようになるのです。それに加え多くの英文を読むため、短い英文を読む力も付いてくるという、一石三鳥の代物です。

 これから英語を頑張っていきたいと考える方にとてもお薦めです。ぜひ一度手に取ってみてください。

110個のナットを1枚の紙にのせよう!

学校の先生もしばしば学習します。本校には独自の研修スタイル「みらいつく~る」というものがあります。

先日今年度の10回にわたる、みらいつく~るの最終回が終了しました。

 最後のみらいつく~るは、リモートで開催され、その様子は本校だけでなく他の学校の先生も参加しての大きな研修となりました。

 研修内容は「110個のナットを1枚の紙にのせよう!」です。

こんなことできるんですかね~?色々考えるとできるもんなんですね~。

 大変勉強になる研修でした。

10年前を思い出す

 3月になり、あっという間に1週間がたちました。だんだんと春めいた陽気になり、気持ちも軽やかになってきています。そんな中、先日テレビを見ていたところ、ニュージーランドでの大地震のニュースを耳にしました。そこから思い出されたことがありました。

 10年前の20113111446分、東北地方を震源として起こった東日本大震災。私達大人にとっては、つい最近の出来事のようにあの大地震を思い出すことができます。しかし、子どもたちはどうでしょう?今の6年生で考えてみると、10年前はまだ2歳でした。テレビで当時の様子を見ることは多くありますが、おそらくあの地震のことを覚えている子はほとんどいないかと思います。

 最近、また地震が少しずつ増えてきています。大震災から10年経ちましたが、あの日私達大人が見たこと、感じたことをお子さん達に伝えて、ご家庭でも登下校中に地震が起こったらどのようにすればよいか、この機会に話し合ってみてはいかがでしょうか。「自分の身は自分で守る」ことの大切さ、学校でも子どもたちに伝えていきたいと思います。

おうち時間

   なかなか人に会ったり外出したりして過ごすことが難しかった今年度。私は「おうち時間を充実させよう!」という目標を立てて過ごすことにしました。

 私が特に時間をかけたのは、「料理」と「学習」です。

 私は、正直に言うと、今まで料理を全然行ってきませんでした。そこで、この機会に、少しでも作れる料理を増やそう!という決心をしました。はじめは失敗ばかりで、自分で作った料理なのに食べるのがつらかったものもありました。リベンジをするために数日間毎日同じメニューだったこともあります。でも、料理上手な先輩や母親にアドバイスをもらったり、インターネットでレシピを調べたりして続けることで、少しずつ「おいしいかもしれない!」と思える料理が作れることも増えてきました。

 学習面では、授業の準備を今まで以上に時間をかけて行いました。より子どもたちの理解が深まるようなワークシートや掲示物が作れるよう、教科書等を読んだり、他の先生方に相談したりしました。また、教育雑誌を定期購読し、自分のクラスに生かせそうな実践を実際に行ってみるということにもチャレンジしました。もちろん、思ったようにいかないこともありましたが、子どもたちが集中して取り組む姿や、嬉しそうな笑顔が見られたときは、「やってよかった」と充実感でいっぱいになりました。

 今年度取り組んだこの2つ、まだまだ未熟な部分も多いので、これからも続けていこうと思います。そして今年度あまり取り組めなかった「運動」も、今後行っていけたらな…と思っています。

 

風はどうして吹くのですか?

先日児童から「先生、風が吹くのはどんな原理があるのですか。」や「なんで気圧に高低差が生まれるのですか。」という質問をされました。本当に正しい知識か不安になり、調べることにしました。

 気圧とは空気の押す力のことで、押す力が強い気圧を高気圧、押す力が弱い気圧を低気圧といいます。空気は上からも下からも押されるので、逃げ場を失い横に広がります。そのため、気圧の高い方から低い方へ空気が押し出されるので風が吹くことになるのだそうです。また、気圧の高低差には気温が関係しているようで、気温が低いと気圧が高く、気温が高いと気圧が低くなるそうです。確かに物質は暖められると膨張するので密度が小さくなり、冷やされると収縮するので密度が大きくなります。これは4年生の理科で学習する内容ですが、天気の変化でも同じ現象が現れていることに改めて驚きました。

 普段風が吹く理由を考えることなどなく、風が吹いていると感じるだけで、疑問に思ったことはありませんでした。しかし、日常生活の中で起こることに疑問をもって考えてみると面白い発見をしたり、意外なところで自分の知っている知識と結びついたりするのだと感じました。ぜひ、みなさんも日常生活の中での出来事に疑問をもってみてはいかがでしょうか。

バレンタイン 今と昔

 2月14日は、バレンタインデーですね。この時期になると、女の子も男の子もそわそわしたりドキドキしたりしているのではないでしょうか。子どもたちの会話からも、「昨日材料を買ったよ。」「今年はクッキーにしようかな。」などバレンタインに関する話題が上ります。少し前では、女の子が男の子にチョコレートと一緒に好意を伝える日でしたが、現在は友チョコをはじめ、親しい知人に日ごろの感謝を伝える人が多くなってきているようです。海外のバレンタイン事情はどうなっているのでしょうか。

 アメリカでは、男女問わずぬいぐるみや風船、花束にメッセージカードといったプレゼントを贈るようですが、多くは男性から女性に贈る方が多いようです。また、レストランを予約して一緒に食事というのも一般的だそうです。イタリアでは、バレンタインデーに結婚をすると縁起がいいと言われており、この日にプロポーズをしたり結婚を誓い合ったりするカップルが多いそうです。フィンランドでは、「友達の日」という意味もあり、親しい友人同士でプレゼントを贈り合うのだそうです。国によってもいろいろな特徴がありおもしろいですね。

 そして、このコロナ禍で流行っているのが、非接触型のバレンタイン商法「チョコレートの自動販売機」「24時間受け取り可能ドライブスルー」「ポストに投函ポスチョコ」だそうです。時代とともに伝え方や伝える相手も変化しているようですが、家族や親しい人に日ごろの感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

叶えたい夢?!

家で過ごす時間が長くなっている今、ついダラダラと過ごしてしまう平日の夜や、休日の時間の使い方を変えようと、昨年末にプライベート用の手帳を購入しました。

 その手帳には月ごとに「ワクワクリスト」というページがあり、「やりたいこと」、「叶えたい夢」、「興味があって気になること」などが書けるようになっています。その1月のリストに私が書いたことは「運動をする!」でした。

 1月最後の日曜日、何もしないまま、このままでは今月が終わってしまう・・・と焦り、ジョギングに行った子どもの後を追って、走りに出ました。すると、200メートルも走らないうちに息が切れ、歩き出す始末。思っていた以上に、体力がなくなっていた自分にびっくりすると同時に情けなくなりました。体力をつけたい!!

 2月以降も「ワクワクリスト」には「運動をする!」の文字が続きそうです。

健康第一

佐原小学校では、令和元年度の6月から12月までの間に、感染性胃腸炎や、溶連菌感染症などの感染症にかかった児童が、延べ180人いました。特に12月は、インフルエンザが流行し、1か月で100人が罹患しました。

令和2年度は、休業明けの6月からの半年間で、感染症にかかった人はたったの25人で、インフルエンザは一人も出ていません。

一人一人が感染症予防を心掛け、健康を意識して生活を送っていた成果だと思います。コロナ禍で日常生活が大きく変わり、失ったものもたくさんありましたが、病気を予防し病気に負けない体をつくる衛生習慣や生活習慣を得ることができたのではないかと思います。今ここにある自分の体に感謝して、これからも健康第一で過ごしましょう。

歌声

「一人カラオケ」これが私の気晴らしの方法の一つです。一人の空間で、2時間、ひたすら自分の好きな歌を歌い続ける。しかし、そんな一人カラオケも1年以上行くことはありません。

 今学校では緊急事態宣言を受けて、音楽の時間に「歌を歌うこと」「リコーダーや鍵盤ハーモニカを演奏すること」ができなくなっています。今年度はこのような状態が続き、教室の中に子どもたちの歌声が響くことがなく、寂しい気持ちでいっぱいです。

初任者研修の講師をした時に歌うことが好きな子どもたちやクラスを作り上げる方法を紹介しました。それは、「褒める」ことです。朝の会の歌の時になんでもいいので褒める。「今日は姿勢がいいね。」「歌い出しがそろっていたね。」「大きな声が出ていたね。」など。その気にさせ、歌うことに自信をもたせ、継続することです。でも、時々的確で厳しい指摘も必要です。そうしていくことで1年後の歌声が大きく変化してきます。それは、子育てにも通じるものがあるように感じます。

1日でも早く、教室に子どもたちの歌声が響く日が来ることを心待ちにしています。

昔とは…

 年末から年始にかけて「たけしくんハイ!」というドラマが放送されていました。このドラマは1985年に放送されたもので、当時、木造校舎だった佐原小学校や石でできたジャージャー橋など佐原の様子が映し出され、昔を思い出しながら見ていました。昔というと私自身が生まれる前のイメージで今まで過ごしてきましたが、昔の佐原小学校、昔のジャージャー橋と頭に浮かんだときには、私の人生の中でも昔を感じる年齢になってしまったのだなと思う年末年始でした。

意外な組み合わせ

   コロナ禍中の冬休みは、外出できない中でいかに楽しく過ごすかがテーマでした。

最近は意外性のある料理に挑戦中です。正月の残りのお餅で「豆乳餅グラタン」を作りました。また、残ったあんこで「こしあんパウンドケーキ」を焼きました。これは、材料(こしあん、マヨネーズ、卵、小麦粉)を混ぜているときの見た目と出来上がりのギャップが楽しいです。どちらも美味しく新しい発見があり、家族にも好評でした。今度、「カルボナーラ餅」にも挑戦してみたいと思っています。意外な組み合わせで美味しくなる食材のハーモニー!大げさですが、食べることが大好きな私は、感動しながら食べてしまいます。

ただ、おかげでコロナ太り前年比+4Kg・・・。次は楽しく運動する方法を見付けます!

ついていかなくっちゃ!


「情報弱者」という言葉は、インターネット等からの情報を享受できない人という意味で用いられていました。それが最近では、たくさんある情報を活用できず振り回されてしまう人という意味でも使われています。情報化が進み、簡単に情報を入手できるようになった反面、自ら考えて解決しようとすることは減ってしまっているということなのかもしれません。持続可能な開発目標「SDGs」。持続可能という魔法のような言葉に、つい幻想を抱いてしまいそうですが、時間は止まることなく、世の中は常に変化しています。「これさえあれば永久に大丈夫」というものを期待するのではなく、少しだけ先を見て、その都度必要な努力を続けていくことが大切なのかなと、頭では思っていますが、追いついていけません…。

天体観測

   いよいよ冬も本番。一段と寒くなってきました。

私は、冬の夜、仕事帰りに星空を見るのが好きです。澄み切った夜空に輝くオリオン座を見ると、一日の疲れも吹っ飛びます。きれいな星を見ることができる香取市に住んでいて良かったなと思える瞬間でもあります。

1213日の夜、「ふたご座流星群」の活動が最も活発になりました。雲の隙間から流れ星を見ることができました。願い事をする間もなく流れていってしまいましたが、すごく素敵な気持ちになりました。1月3日~4日には、「しぶんぎ座流星群」の活動が活発になるそうです。しっかり防寒をして、冬休みの天体観測をしてみませんか?

走ることと健康


   先日人間ドック受診後に医師から「悪玉コレステロールが増えていますね。薬を飲むか運動療法で体重を減らすかのどちらかですね。」と言われ、コロナ禍の運動不足で体重が3キロ程増加した私は、「運動します。」と即答しました。

毎朝、起床後に筋トレをしてカレンダーに「ご褒美シール」を貼り、日々の体重と週末のジョギングの記録をランナーズダイヤリーに記録しています。なかなか体重は減りませんが、この年末年始も続けるつもりです。

ある日の部活動で…♪


   コロナ禍を跳ね返すように、9月から5・6年生の部活動が始まりました。6年生は、最初で最後の発表の場に向け、どの部もひたむきに頑張っています。そんなある日、担当している郷土芸能部では、一人欠席したことに伴い、すりがねや一丁笛などの練習の担当を入れ替えることになり、急きょ代役を頼むことになりました。活動時間が短く、自分のパートで精いっぱいのところ、頼まれた3人は勇気を出してきちんと責任を果たしました。「何が何でも成功させるぞ!」という、6年生の覚悟をそばで見ることができ、とてもすがすがしい気持ちになりました。そして、いざという時に、こんな風に振る舞える人でありたいと学んだある日の一コマでした。

都道府県魅力度ランキング2020


 今年の都道府県別魅力度ランキングが発表されました。話題は12年連続1位の北海道よりも最下位を脱出した茨城県と新たな最下位の栃木県に集中しています。茨城県おめでとう! 栃木県がんばろう!

 ところで、いっこうに話題に上がらない千葉県は!? と調べてみると昨年よりも3ランクダウンの21位……。「東京ディズニーランド」「東京ドイツ村」「新東京国際空港」世の中の人はすべて東京都の施設だと思っているのでしょうか。しかし、施設に頼らずとも千葉県には魅力的な場所がたくさんあります。外してはならないのはもちろん我がまち小江戸佐原!! そしてそして、犬吠埼、屛風ヶ浦、養老渓谷、鋸山、大山千枚田……。まだまだたくさんの魅力的な場所があります。

 茨城県が魅力度を上げたのは、メディアで取り上げられ世間の目にふれることが多くなり認知されるようになったことが一因のようです。千葉県を認知してもらい魅力度を上げるためにも、まずは佐小っ子に佐原の観光大使となってもらい、かわいい笑顔と元気な挨拶で観光客をおもてなししてほしいです。

今年度も半分が終わりました


 一斉休校、分散登校、新しい生活様式の中での学校生活とめまぐるしく環境が変化する中、気付けばあっという間に半年が終わり、折り返しとなりました。

 この半年間、子ども達の生活は、新しい生活様式の中で様々な制限もあり、我慢することもたくさんあったと思います。しかし、その中でも、様々な対策にしっかり対応し、今できることを一生懸命に取り組む子ども達の姿に私たちもたくさんの元気をもらい、今日までがんばってこれました。子ども達のパワーと明るさに感謝の毎日です。

 前期終業式、後期始業式では、各クラスの代表児童が前期がんばったこと、後期の抱負を発表してくれました。節目節目に、自分の行動をふり返り、これからのめあてをもつことは充実した学校生活を送るために必要です。振り返りをしてみると、できていなことに目が行きがちですが、できるようになったこともたくさんあると思います。できたことにも目を向け、自分のがんばり、自分の成長を実感してほしいと思います。

読書の秋


 秋といえば、何を思い浮かべますか?食欲の秋、スポーツの秋、実りの秋・・・ 様々言われていますが、わたしは今年読書の秋にしたいと思っています。とはいっても、読書が苦手な方や時間を確保できない方もいらっしゃるのではないでしょうか。わたしもそうでしたが、そんな自分を克服したいという思いから、最近読書ノートというものを作ってみました。読んだ本とその簡単な感想を書いたものです。記録することで、自分の考えの幅が広がっていると感じますし、自分の財産が積み重なっていくようで自信にもつながっています。

自分の興味のある分野や絵本など短編集でも構いません。子どもたちと同じように、読書貯金で楽しく取り組んでいくのも良いと思います。

人生を豊かにしてくれる本とこの秋向き合ってみませんか?

世界の計算いろいろ

 算数・数学は好きですか?

日本の小学校で習うかけ算は、九の段までを暗記します。自分も子どもの頃、曲に合わせながらかけ算九九を何度も唱えたと記憶しています。また、2年生を担任すると、上り九九、下がり九九、バラバラ九九がすらすら言えるようにと必死になって子どもたちと取り組みます。

 しかし国によって、覚え方や覚える量が違うのです。韓国や中国は日本と覚え方が同じようですが、アメリカでは、そもそもかけ算九九がないそうで、何度も紙に書いて覚えるとか。ドイツは10の段まで、オーストラリアやイギリスは12の段まで覚えるそうです。なんとインドでは20の段まで覚え、学校によっては99×99まで学ぶところもあるようです。

 インド式のかけ算なら2桁同士のかけ算でも、線と線が交わった数を数えるだけで答えが求められるので、やってみたくなります。わり算の筆算も国によって違い、4年生の上の教科書には、いろいろな国の筆算の書き方が載っています。世界の計算の仕方を知ると、もっと算数が楽しくなるかもしれませんね。

命のつながり


  9月21日は敬老の日でした。みなさんはどのように過ごしましたか。

敬老の日、長年にわたり、社会につくしてきた年長者を敬愛(相手に尊敬と親しみの気持ちをもつこと)し、長寿をお祝いする日です。それとともに、おじいちゃん、おばあちゃんとのつながりや、家族を大切に思う気持ちを伝える日だそうです。

 沖縄県には「ヌチドゥタカラ(命こそ宝)」という言葉があります。自分の年を10代遡ると約2000人の祖先、20代遡ると約200万人の祖先、30代遡ると約20憶人の祖先、40代遡ると約2兆人の祖先・・・その昔もずっと「命」はつながっています。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんがいなければ私たちは生まれていません。  今、ここにある「命」はかけがえのないものでもあり、奇跡的に生まれたものでもあります。私たちは世界中でたった一人のかけがえのない存在です。

 「命」のつながりを知り、改めて年長者や家族に感謝の気持ちをもちたいですね。

お月見


 お月見にはなぜ団子をお供えするのでしょう。それは月を信仰していたからです。昔、夜遅くなるまで農作物の収穫作業をしていたとき、月明かりが頼りでした。電気による明かりがない時代には月明かりのおかげで収穫作業ができていたということです。ありがたいことです。そのため、お米の収穫を感謝する意味で月と同じまん丸の団子をお供えして感謝の意を表しました。当たり前のことを当たり前で終わらせず、感謝の気持ちをしっかりと表すことが大事ですね。ちなみに今年のお月見(仲秋の名月)は10月1日です。

「笑う門には福来る」

 「笑い」が、心身の健康に良いことは有名な話ですが、作り笑いでも効果を発揮する面白い実験があります。ペンを横向きにくわえた人たちと縦向きにくわえた人たちに、同じ漫画を読んでもらったら、横向きにくわえた人たちのほうが漫画をより面白いと言ったそうです。脳科学的にも笑ったような顔をしたときにドーパミン神経(楽しさを感じる部位)が働くことが分かってきたそうです。悲しいことがあった時こそ、口角を上げて笑顔を作ってみませんか。

今日は「何日」?

 
  例年より短い夏休みが終わり、学校に子どもたちの元気な声が戻ってきました。

今年は、とても暑い夏となりました。夏休み中、連日ニュースで流れる40℃を超えた地域…。気象庁のページで調べてみると、気温が25℃以上の日を夏日、30℃以上を真夏日、35℃以上を猛暑日と設定しているそうです。

では、40℃以上の日にはどんな名前がついているのでしょうか。

 

 正解は…決まっていないそうです。ここまで気温が高くなるということが、これまでは想定外だったのだと思います。

 まだまだ暑い日が続くようです。色々と想定外の夏だからこそ、周りの状況に合わせたマスクの使用、こまめな水分補給など、熱中症対策を万全にして過ごしていければと思います。

一の位は、密なのか。

先日の2年生の算数で2817の計算の仕方について話し合っていました。教師側のねらいとしては、「一の位で10のまとまりを作って、十の位に1繰り上げて計算できることに気付くこと」でした。子どもたちは、ノートに図や矢印を書いたり、ブロックを動かしたり、試行錯誤していました。そして授業も後半、ころあいを見計らって、くり上がりに気付かせて授業をまとめようと、私が一の位に8個と7個で15個のブロックを無理やり入れたときのことです。一人の男の子が、真剣な顔で「先生!それは、一の位が密です!!」とつぶやいたのです。その一言から授業の話し合いは、白熱。いったいいくつなら、「密」ではないのか。「密」になった一の位をどうするべきなのか

「やっぱり、密になったら、別の部屋に行くしかないよね。」「十の位なら、大きい数でも、大丈夫。」「10をこえたら、一の位では、密だから、十の位にまかせよう。」自然に、答えは、導き出されました。「密」という言葉で、「一定数より、多く集まっている状態の不自然さ」を表現したのでしょう。そして、今、この社会状況だからこそ、理屈抜きに周りの子どもたちもその状況を共有できたのです。

子どもたちの思考は、常に生活と共にあります。用いる言葉もそうです。子どもたちは、子どもたちなりに置かれた社会や生活を受け入れ、捉えようとしています。不安や変化に対応しようとした「小さなつぶやき」に共感できる心の余裕をもちたいと、子どもたちの身近な大人として強く思うのです。

つぶやきを共感しあえるような、素敵な夏休みになりますように。

家庭で3.14を見つけよう。


 いよいよ8月ですね。例年なら夏休みですが、今年はあと一週間です。さて、算数では5年生になると、円の勉強をします。そこで、必ず出てくる数字が3.14で円周率です。これは円周の長さが、直径の長さの3.14倍になっているということです。

さて、本当に3.14倍になっているのか、実際に測ってみませんか。用意するものは、家にある円形の物(まるいふたなど)、ひも、定規、はさみです。ひもを円形の物の周りと直径の長さにあてて切り、そのひもの長さを定規で測って、(円周の長さ)÷(直径の長さ)を計算する。3.14になればすごいですね。計算は、計算機を使っていいですよ。他には、自転車のタイヤなどでも、測れそうですね。ぜひ、家庭にあるいろいろな円をさがして、3.14を見つけるのもけっこう楽しいと思いますよ。

教室の来訪者


 「あ、トンボ!」急に教室にオニヤンマらしき縞模様の大きなトンボが入ってきた。しばし子どもとともに観察を楽しみ、森に帰っていただいたが、「オニヤンマ」というには違和感があったので、正式名はなんだろうと調べてみた。すると、「コオニヤンマ」というよく似たトンボがいることが判明した。でも、オニヤンマとは似て非なるもの、「サナエトンボ科」に属し、目の付き方、頭の形、足の長さがまったく異なるそうだ。はて?どうだったかな?とそんな細かなことは思い出せず、結局あのトンボは何トンボなのか。謎は深まるばかりだが、次の来訪で突き止めたいと思っている。

スポーツの祭典


 皆さん、7月24日は何の日か知っていますか?正解は・・・スポーツの日です。

そして今年は、東京オリンピック開会式が行われる日でもありました。そこで今回は、オリンピック・パラリンピックのシンボルマークについて紹介します。オリンピックのシンボルマーク(五輪)は、ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアの五大陸の結合、連帯を表しています。また、パラリンピックのシンボルマークは、赤、青、緑の三色でできており、別名、「スリーアギトス」と呼ばれています。アギトスとは、ラテン語で「私は動く」という意味で、常に前進してあきらめないという強い意志を表しています。

このように、シンボルマークには、スポーツを通じた世界平和と選手の熱い思いが込められています。世界中の人が、安心して楽しめるスポーツの祭典が、来年、日本で開催されるといいですね。

 

 

1年は何日?


 1年の日数は365日のことが多いですが、今年は366日です。うるう年で2月が29日まであったからです。オリンピックのある年(冬季はのぞく)がうるう年だと覚えている方もいるのではないでしょうか。オリンピックは延期になりましたが、うるう年は4年ごとにめぐってきます。ただ、今の暦では400年に3回うるう年をとばす(つまり、うるう年の間隔が8年になる)ときがあります。次回とばすのは80年後の2100年になります。過去では、1700年と1800年、1900年はとばしましたが2000年はとばさずそのままうるう年でした。

創意工夫?


一日中マスクをつける生活になって5か月以上が過ぎました。3月、緊急事態宣言が出た後、気が付いたときには、既に「マスクが売っていない!」 なければ作るしかないと、仕方なく手作りを始めました。1作目、ガーゼで作ると、鼻のあたりが繊維でくすぐったい。2作目、インターネットで水着生地がよいと知ると、押し入れから昔の水着を探し出し製作。着け心地は良いものの、派手だしフィットしすぎて声が通らない。3作目、毎日付けていると耳が痛くなり、ゴム部分を改造。気温が上がってきて苦しい。4作目、某企業の通気性の良い肌着で作製。息はしやすいが、息を吸うと生地が鼻に吸い込まれる…。結局、涼感マスクを購入し、現在に至っていますが、もし、自分の「あゆみ」があったらその「創意工夫」欄に、Aをつけてあげたいと思った数か月でした。

 

私の好きな本


 子どもの頃、図書室でよく本を借りました。男子には、プロ野球選手の自伝小説が人気でしたが、私は、「名探偵コナン」に出てくる江戸川乱歩やコナン・ドイル等の推理小説やSF小説が好きでした。そして「怪盗紳士ルパン」のルパンにあこがれたものです。

 今も読書は好きですが、映画やドラマの原作本を読んで、その世界に浸ったり、温泉地や鉄道を使った推理小説で、旅行気分を味わったりしています。

 みなさんは、どんな本が好きですか?

ツバメの巣


   6月になり、あちらこちらでツバメの巣を見かけるようになりました。ツバメは、人間が大勢出入りするところに巣を作ります。それは、卵を飲んでしまったり、ひなを食べてしまったりするヘビから身を守るためです。そのヘビは、人間が嫌いで、自分の姿を人間に見られないようにしています。だから、ツバメは、人の出入りが多い学校やお店に巣を作ることが多いのです。ツバメのあんな小さな頭にすばらしい知恵がつまっているなと、この季節になるといつも思います。今年も、すくすくとツバメのひなが成長しますように!

みらいつく~る


みらいつく~る vol.1

 

 本校では、職員研修の一環として、「みらいつく~る」という研修を月に1回ほど行っています。毎回違う先生が講師となり、その先生の得意分野について講義します。自分自身の得意なこと・好きなことについて語る先生たちは、非常に生き生きとしています。

内容は、外国語の発音や、短時間で行える体力アップのための体操、授業における発問の工夫など毎回明るく楽しく学んでいます。今年の1回目の講座は「K先生のパソコン講座」でした。ショートカットキーやワード、エクセルにおける基本から裏技まで網羅された講義でした。次回はN先生の「授業で使える99のネタ」です。

 

みらいつく~る vol.2

 

 みらいつく~るというネーミングには実は3つの意味があります。

1つ目は、そのままの意味の「make a future」の未来です。先生たちが学ぶ先に、未来があります。

2つ目は、「魅力と信頼」を略して、みらい(魅頼)です。様々な知識を身に付け、より魅力的な教師になるとともに、信頼感を得られるようにするねらいです。

3つ目は、「me(私) ray(光・光線)」でミー(ラ)レイです。このme-rayには、自分自身が、どこまでも光り、その光線の輝きは宇宙までも届き、生きることの喜びを表し、幸せは自分の心の中にあることを意味しています。

 次回はみらいつく~るを立ち上げた方にインタビューをします。

継続は力なり ~30日間チャレンジ~のお勧め


 とつぜんですが、どんな小さなことでもいいのです。毎日続けることにぜひチャレンジしてみてください。30日間続けるだけで、やる気が出てくるというか、達成感で幸福感が増し、どんなことでも上手に受け止めることができるようになります。私は、①11万歩以上歩く②今日の「ありがとう」の気持ちをノートに3つ書く③プチ掃除などをしてみました。やり方は簡単です。やってみたいなと思っていたことを始めてみましょう。できれば可視化してがんばりをカレンダーなどに残すことがお勧めです。もちろん勉強でもOKです。三日坊主の私でもできました。まずは30日間続けてみてください。

あたたかい気持ち・行動・感謝


5年生のある教室で…

給食が終わり、一部のクラスメイトが給食の食器や食缶を配膳室へ片付けに行く間、誰からともなく教室の掃除が始まりました。分散登校により、なかなか掃除の時間を確保できておらず、確かに教室は汚れています。はじめは担任の先生の指示だったのかもしれません。ですが、いつの間にかその先生の手を離れて、自分たちで考えて行動をし、習慣に変わりつつあるのでしょう。そこへすかさず響く担任の先生の「ありがとう」の声。

心温まる光景でした。ぜひ一言言わせてほしい、「ありがとう!」

今日は何の日?


  6月1日は、気象記念日だそうです。日本初の気象台「東京気象台」が1875年に設置された日にちなんで、制定されました。日本で初めて天気予報が出されたのも、1884年の6月1日だそうです。初めての予報は、「全国一般風の向きに定まりなし、天気は変わり易し、但し雨天勝ち」という内容だったそうです。現代では、雨雲レーダーなども手軽に確認でき、天気予報の精度はとてもよくなっているのですね。今日から分散登校が始まります。天気予報を確認し、元気なあいさつと笑顔を忘れずに、雨ニモマケズ風ニモマケズ、毎日登校してほしいと思います。

佐原小学校は大きいなあ。

  私は、今年度4月から佐原小学校の勤務になりました。佐原小学校に来て、驚いたことやすごいなと思ったことを3つ紹介します。

 ①校舎が広い!

  とにかく広い。迷子になりそうです。

 ②教室の中の机が多い!

  これまでは、多くても20人ほどの机しかありませんでしたが、今は30人分の机が!

  机の多さに圧倒されています。あと、足をよくぶつけています。

 ③先生方がたくさん!優しい!

  分からないことがあっても、優しく教えてくれる先生方がたくさん!

  今は、少人数での登校ですが、全員が揃う日を楽しみにしています!!

  優しい先生方が、待っていますよ!

令和2年度、スタートです!

 週に1度、少人数に分かれてではありますが、教室に子どもたちの声が戻ってきました。たくさんの明るい笑顔に出会えて、とてもうれしかったです。今後も「3密」にならない工夫を考えながら、子どもたちが元気に揃う日を楽しみに待っています。

 

 今年度も「職員室から」のコーナーでは、佐原小学校職員が、週代わりでコラムを執筆します。毎日更新のブログと合わせてお楽しみいただければ幸いです。

一日に20回以上の「ありがとう」


みなさんは、一日に何回「ありがとう」と言っていますか?

先日、ある研修を受けた際、心に残るお話がありました。

 

「ありがとう」は、自分も相手も情緒の安定(気持ちの落ち着き)が図れるため、魔法の言葉と言われています。「ありがとう療法(Thank You Therapy)」という心理療法の一つに数えられているくらいです。日本人は一日に平均7.5回「ありがとう」と言っているそうです。(ネスレ日本調べ)でも、これではちょっと少ないのです。実は、最近の研究で、一日に20回以上「ありがとう」と口に出すことで、いくつもの素晴らしい効果が生まれることが分かってきています。


 

「ありがとう」の効果

 

:周りの人に「笑顔」を作ります。 

:周りの人の「幸せの感情」を引き出します。

:「ポジティブ(肯定的)」な人間関係が築けるようになります。 

:それによって、自分の「心や身体が安定」します。特に周りの人から、「好かれたい(愛情)」・「受け容れられたい(受容)」・「認められたい(承認)」という気持ちが満たされます。          

:物事を柔軟に考えられるようになり、興味や好奇心が高くなります。

 

「ありがとう」と言う回数が多いほど、ストレスが少なく、幸福感が高く、何事もポジティブにとらえられる傾向があるそうです。しかも、言う回数が増えるほど、言われる回数も増え、自身の周囲も幸せにしていく正の循環が生まれるとのこと。

 

やってもらって当たり前? 何かをされることに自分は慣れてしまっていないだろうか?

 

感謝の気持ちをもつと、自然と穏やかな気持ちになれます。

感謝の気持ちをもつと、周りの人たちに対して優しく、おおらかになれます。

いつも自分が周りに助けられていることに感謝しながら、日々を大切に過ごしていきたい。

そう感じた出来事でした。

是非、一日20回以上「ありがとう」を!

 


冬は必ず春となる


 

皆さんお元気ですか?新型コロナウィルス流行拡大防止対策として、佐原小学校も3月2日から臨時休業となりました。教室、運動場、廊下…子どもたちの笑い声や元気な姿が突然見られなくなり、とても寂しいです。私たちの仕事は、大好きな子どもたちがいればこそ。日頃当たり前だったことが、実はとても幸せで尊いことだと、改めて感じました。

6年生の皆さん、普段の生活や行事、委員会、クラブ活動や部活動など、さまざまな場面で活躍していた姿は在校生の憧れでした。佐原小学校のために力を尽くしてくれてありがとうございました。在校生の皆さん、6年生との楽しかった思い出を忘れず、素敵な6年生に少しでも近づいて恩返しができるよう、ともに力を合わせて頑張りましょう。

 いつもなら皆さんが元気いっぱい駆け回っている運動場が、今はがらんとしています。そのような中、新しい命が芽吹いています。1年生が生活科で植えた球根が可愛い花を咲かせています。もう春はそこまできているのですね。自然の力の逞しさを実感します。冬は必ず春となります。突然のお別れという今回の寂しさや悲しさ、辛さを、一緒に分かち合いながら、それでも前を向いて歩いていきたいです。みんなで支え合いながら乗り越えていきたいと思います。

 

自分らしさ


 

 私は、水田の広がる農村地帯で育ちました。そのため、一家の年長者である祖母の考えには、色濃く家長制度の名残があり、何をするにも男が先という感じでした。「女の子のくせに」「お姉ちゃんのくせに」と何度も言われ、幼心にも「何かおかしい」と思うことが多くありました。

 最近は、男女平等、男女共同参画という言葉が当たり前になっています。職業についても、「保母が保育士」に、「看護婦が看護師」になるなど、職業の名称が変わりました。呼び名が変わることで、以前は「これは女性の職業だ、男性向けの職業だ」というイメージが付いていた職業にも、男性も女性も進出しやすくなりました。また、家事の分担をしている家庭も増え、「お父さんが〇〇を作ってくれた。」という会話が子どもたちの中からも聞こえてきます。「男子厨房に入らず」など過去の言葉になっています。

 学校の中を見渡しても、男女で色分けすることもなくなり、名簿も男女混合になりました。昔は二色だったランドセルの色もカラフルになり、自分の好きな色を選ぶことができます。子どもたちの呼名も「~さん」に統一されています。私が感動したのは、入学式の校長先生の式辞の言葉の中で「お兄さん、お姉さん」という順番だったものが「お姉さん、お兄さん」に変わったことでした。

こういう環境の中で育っていく子どもたちは「男らしさ、女らしさ」ではなく、その人の個性や能力を生かしたさまざまな生き方が益々できるようになるでしょう。そして、もっともっと個性を発揮し、自分らしく生きることが当たり前の社会になっているはずです。そのためにも私たち大人が、子どもたちが憧れるような素敵な大人となり、自分らしく輝いていなければと思います。

バスケットボール


 

「千葉ジェッツふなばし」というバスケットボールチームをご存じですか。Bリーグで熱戦を繰り広げている、船橋市に拠点を置くバスケットボールチームです。

この千葉ジェッツふなばしの“ジェッツ”という言葉には「成田国際空港があり、日本の国際窓口である千葉県。その象徴とも言えるジェット機に、子供たちの夢、千葉県民の希望をのせて日本のみならず、世界に飛び立てるクラブを目指す。」という想いが込められているそうです。“子供たちに夢を”ということで、昨年千葉ジェッツふなばしに所属する富樫勇樹選手が日本人初の1億円プレイヤーとなりました。これまであまり脚光を浴びてこなかったプロバスケットボール界に、日本中の注目を集めるニュースとなりました。さらに、NBAでの八村塁選手の活躍やワールドカップの出場など、バスケットボールに関する話題も増えてきています。

近い将来、子どもたちの抱く夢の選択肢に、野球選手やサッカー選手と並んで「バスケットボール選手」が上がってくることを想像すると、なんだかわくわくします。佐原小学校のミニバスケットボール部も、仲間と切磋琢磨しながら技術を磨いていますので、今後の活躍が楽しみです。

マイナスをプラスに!


 

 2月17日は何の日か調べているとき、「天使の囁き記念日」があることを知りました。「天使の囁き」とは、-20℃以下になると空気中の水蒸気が凍ってできる氷の結晶「ダイヤモンドダスト」のことです。北海道幌加内町の「天使の囁き実行委員会」が1994年に制定しました。雪や寒さのもつマイナスイメージをプラスに変え、雪の神秘を感じ、北国の生活の楽しさや素晴らしさを体験してもらおうと、この日にダイヤモンドダストの観察など厳冬の一夜を体験する「天使の囁きを聴く集い」を実施しているそうです。

 私は、「マイナスイメージをプラスに変える」という発想が素敵だと思いました。脳はプラスの言葉を聞くと活性化され、それがやる気、元気、幸福感などにつながるそうです。プラスの見方でイライラの種を減らしていきたいものです。

 マイナスをプラスに変えると・・・

・ぐずぐずしているね  慎重にていねいに取り組もうとしているね

・落ち着きがないなあ  やりたいことがたくさんあって、エネルギッシュだね

・あわてんぼうだよね  すぐに行動できるね

・ずうずうしいなあ   自分の考えを通せる勇気があるね

・調子にのるよね    ノリがよくてまわりを明るくしてくれるね

 プラスの言葉を習慣にしましょう!

笑顔で過ごせていますか?


 

終末期医療に携わるホスピス医の小澤竹俊先生の著書の中に、いのちの大切さを教える中でいちばん重要なのは「自分が大切な人間である」と思えることと書かれています。「自分が大切な人間である」と思うことを「自己肯定感」といいますが、自己肯定感には、「very good」、自分のことをとてもよいと思えるかどうかと、「good enough」、自分はこれでよいという2つの考え方があるそうです。

思春期は、なかなか自分を好きになれないが、自己を見つめる大事な時期です。「これでよい」という部分とともに、「これでいいのだろうか」という問いかけも常に持ちつつ思索の時期を過ごすのはとても有益なことと小澤先生はおっしゃっています。

 

昨年12月に6年生を対象に開催した思春期講演会では、助産師の先生から、人には生まれながらにして、“いのちの力”(自分で決断する力、チャレンジする力、自分を守る力、感じる力)があり、思春期は“いのちの力”を大きく育てる大切な時期だと教えていただきました。

「生まれてきたこと、今生きていることが100点満点」と、子どもたちに語りかけてくださいました。

 

新しいいのちの誕生を迎える助産師の先生、いのちの終わりと向き合うホスピス医の先生、どちらも「ありのままの自分でよい」と、子どもたちへメッセージを送ってくださっていると思いました。今の自分が好きになれずに笑顔が消えてしまっている子がいたなら、「今のままのあなたでいいんだよ」と励ましてあげたいと思います。

     小澤竹俊(2007)「いのちはなぜ大切か」 筑摩書房

子どもの豊かな育ちを支援する


私は学校事務職員です。この職について35年目になります。採用された「昭和」の時代から「平成」「令和」となるまで、私たちの職務内容は様々な変化がありました。その中で一番の変化は、「学校事務の共同実施」という組織ができたことです。
 共同実施とは、複数の小中学校が連携することにより、学校事務機能の強化と、学校運営に関する支援を行い、学校教育の充実に資することを目的とする組織です。
 共同実施の研究は、平成10年9月の中教審答申の中で、「学校事務・業務の効率化」が示され、そのために具体的に提言された改善策の一つです。県教委では翌11年度から共同実施の研究を始め、香取市(旧佐原市)では、14年度に佐原中学校へ研究加配として事務職員が1名多く配置され、十数年にわたり地道な研究を続けてきました。
  現在では学校への定着も図られ、25年度から本格実施として県内全ての市町村で行われるようになりました。

 香取市の共同実施は、中学校区を基本とした5つのグループで構成され、佐原小学校は「佐原中・新島中グループ」に所属しています。



「佐原中・新島中グループ」 (7校:8名)
   佐原小学校、北佐原小学校、福田小学校、神南小学校、新島小学校
  佐原中学校、新島中学校


 今年度の主な活動内容を紹介します。 〇わらびが丘小学校統合支援
  〇入学説明会資料(事務部門)の作成
 〇文書管理支援
 〇学校徴収金について     他


 学校事務職員は、規模の大きな学校を除いてほとんどの学校が一人の配置ですが、共同実施という組織ができたおかげで様々な取り組みを行うことができました。「佐原中・新島中グル-プ」の事務職員は、勤務場所は異なりますが、佐原小学校の子どもたちのために専門性をもった学校運営チームの一員として頑張っています。


厚底シューズ


 

 今年もさまざまなドラマを生んだ箱根駅伝。連覇を狙う東海大学に、王者奪還を狙う青山学院大学。

毎年、ふと気づいたらずっとテレビを見ている自分がいます。

今年もそんな年始を迎えたのですが、今年の箱根駅伝は違うところで論争が起こりましたね。

そう、「厚底シューズ」です。某スポーツ用品メーカーが開発したもので、今回区間賞を出したランナーのほとんどがこのシューズを履いていたとか。

すると、「ワールドアスレティクス(旧 国際陸上競技連盟)が、このスーパーシューズの使用を禁止する可能性がある」との報道がありました。難しい問題ですよね。「速いのは靴のおかげであり、選手自身の力ではないから禁止するべきだ。」という考えもあれば、「販売店で誰でも購入できるものなので禁止する必要はない。」という考えもあるでしょう。では、もし禁止になった場合、どこまでのシューズならよいのでしょうか。他のスポーツ用品メーカーも類似品を発売する予定だそうですが、それらのシューズは大丈夫なのでしょうか。

そこで、ふと思いました。児童がこの厚底シューズを履いていたらどうでしょう。このシューズを履いてパワーアップマラソンに参加し、当然大会も使用する。使用許可?使用禁止?禁止ならどんなシューズなら許されるのでしょう。今まで、「この靴を使用していいですか。」なんて言われたこともありませんし、「あの靴はずるいよね。」と職員間で話題になったこともありません。

今回、ワールドアスレティクスの結論はまだ出ていません。この話はランナーだけの話ではなく、小学校でも動向が気になる内容となりますね。

書初め


 

 110日(金)、6年生は学年みんなで書初めを行いました。小学校での最後の書初め、100名以上いるのに、誰一人言葉を発せず筆を進め、会場の体育館は心地よい緊張感に包まれました。

 書初めの起源について調べてみました。平安時代からあり、宮中行事の一つだったとのこと。12日に行うこと、正しくは「書初」と表すことを知りました。

昔も今も一年の抱負を表す意味がありますが、昔の人はどのような抱負を抱いたのでしょうか。書初めが一般の人に広まったのは、寺子屋ができてからですから江戸時代。男子なら武芸の上達、女子なら・・・?男子も武士の子か商人の子かで、だいぶ内容が違ってきそうです。現代の子どもたちは、学習や運動、ピアノなどの習い事の上達を抱負としていることが多いようです。

 

大人でも子どもでも、美しい字には見とれてしまいます。そこで、筆圧と文字の大きさには、人の基本的な性格が表れるという話を思い出しました。

筆圧が強い
エネルギッシュで、しっかりと自分をもっているタイプ。何事にも積極的に取り組む性格の持ち主です。

筆圧が弱い
自己主張は控えめで、協調性があるタイプ。どちらかと言えば感情型で、仲間意識が強い性格の持ち主です。

文字が大きい
おおらかで、少し大雑把なタイプ。あまり細かいことは気にしない、大胆な性格の持ち主です。

文字が小さい
考えてから行動するタイプ。自分の発言や行動に対して慎重な性格の持ち主です。

以上「マナトピ」より引用

当たっていましたか?

睡眠の大切さを実感


  私は、学校の中で教科を教えるほかに、保健主事という立場にいます。保健主事の研修に参加し、聞いてきたことを紹介します。

〇 睡眠不足は、老化・肥満・学力不振・注意力散漫・切れやすい精神状態・衝動性・反社会的行動・発がん率が高まる・倦怠感・落ち込む精神状態・むら気・薬物に走る・自殺を図るなどをもたらす。よいことがない。

〇 ちょうどよい睡眠時間は、人によって様々。次の日の午後2時から4時ぐらいに眠気がさしたら、睡眠不足だったと思うこと。午前中から眠いのは、当然睡眠不足。寝だめはできないので、毎日きちんと寝ることが大切。

〇 子どもに睡眠の大切さを語る前に、まず大人が、よく寝ようとのこと。

〇 快眠への6原則

   1 朝の光をあびること 

2 昼間に活動すること 

3 夜は暗いところで寝る(真っ暗が理想的)

4 規則的な食事をとること 

5 規則的に排泄すること 

6 眠りを阻害する嗜好品(カフェイン・ニコチン・アルコール)、就寝前のスマホな

どメディアの接触を避けること

〇 寝不足で車の運転するのは、注意力散漫になり、酒酔い運転と同じ認知力になってしまう可能性もあるので、危険。お酒を飲んでないのに、事故を招く!

〇 日本人は、世界一睡眠時間が短い状態になっている。年々睡眠時間が短くなっているのは危険。なぜなら、切れやすい人々が増えるということ。睡眠不足は、脳の前頭前野 が働かなくなり、切れやすい日本人が増えるばかり。その一方、アメリカは睡眠時間を増やしている。 

〇 寝る間を惜しんで仕事をしても、仕事の充実は得られない。眠りの優先順位を、今よりあげよう。

初夢


皆様、新年明けましておめでとうございます。

令和2年となって6日が過ぎました。皆様は、どのような初夢を見ましたか。

初夢には、みなさんも知っている通り、いろいろな意味があります。縁起がいいものとして有名なのが、一富士 二鷹 三なすびですね。ですが、実はその続きがあります。四扇(しおうぎ)五煙草(ごたばこ)六座頭(ろくざとう)とつながっていくのです。

「扇」はあおぐために使われるだけでなく、お祭りや舞踏のときに使用する小道具であり、「煙草」も祭りやお祝い事など人が集まる席になくてはならないものでしたので、縁起物とされていました。「六座頭」の座頭という言葉は、聴き慣れない方も多いと思いますが、髪の毛を剃った盲人のことを言います。

 それ以外にはどんな縁起の良い夢があるのかを調べてみました。

一つ目に「赤ちゃん」が出てくる夢が良いそうです。幸運がやってきたり、希望が叶ったり、恋愛運がアップしたりするそうです。二つ目に「花や植物が咲く」場面の出てくる夢です。夢の中で見る植物や花は、自分自身の象徴なのです。このことから、季節の植物や花が咲く夢は、「自分自身が開花して、周りから注目されることを予知している」と言われるそうです。

上記のもの以外にも初夢には意味がたくさんありますので、みなさんも自分の初夢を調べてみると、思いがけない意味を発見できるかもしれませんね。