職員あいさつ

風はどうして吹くのですか?

先日児童から「先生、風が吹くのはどんな原理があるのですか。」や「なんで気圧に高低差が生まれるのですか。」という質問をされました。本当に正しい知識か不安になり、調べることにしました。

 気圧とは空気の押す力のことで、押す力が強い気圧を高気圧、押す力が弱い気圧を低気圧といいます。空気は上からも下からも押されるので、逃げ場を失い横に広がります。そのため、気圧の高い方から低い方へ空気が押し出されるので風が吹くことになるのだそうです。また、気圧の高低差には気温が関係しているようで、気温が低いと気圧が高く、気温が高いと気圧が低くなるそうです。確かに物質は暖められると膨張するので密度が小さくなり、冷やされると収縮するので密度が大きくなります。これは4年生の理科で学習する内容ですが、天気の変化でも同じ現象が現れていることに改めて驚きました。

 普段風が吹く理由を考えることなどなく、風が吹いていると感じるだけで、疑問に思ったことはありませんでした。しかし、日常生活の中で起こることに疑問をもって考えてみると面白い発見をしたり、意外なところで自分の知っている知識と結びついたりするのだと感じました。ぜひ、みなさんも日常生活の中での出来事に疑問をもってみてはいかがでしょうか。