職員あいさつ

職員あいさつ

ジョギングのすすめ


 

冬はマラソンの季節ですね。来年の東京オリンピックでも暑さ対策の観点から札幌でのフルマラソンの開催が話題になりました。学校では、12月4日に校内マラソン大会が開催され、子どもたちは力いっぱい走ることができました。これを機にマラソンを始める子が増えてくれることを切に願います。この冬は体を動かしたいと考えている方の背中を押すべく、ジョギングをすることで現れる心と体の変化について紹介します。

 

1 基礎代謝の向上

  継続したジョギングを行うことで、体には様々な変化が起きます。その一つに基礎代謝の向上が挙げられます。

基礎代謝とは生命を維持するために消費するカロリーのことで、一般的に1日あたり女性で約1,200キロカロリー、男性で約1,500キロカロリーとされています。この数値が高ければ高いほど消費するカロリーが多くなるので、自然と太りにくくなります。

 

2 生活習慣病の予防や改善に効果あり

  ジョギングのような低強度の運動を継続的に続けることで痛風の予防につながります。肝機能障害や血圧が高めな人にも脂肪を燃焼するジョギングをすることで症状を改善することが可能です。

 

3 自宅周辺の知らなかったことに気付く

  普段は目に留めない景色や草花の表情を見ることができます。さえずる鳥の声や、車の走る音を感じながら新たな発見に胸を躍らせましょう。

 

4 より大きな目標へ向かう気持ちの芽生え

  冬は各地でマラソン大会が開催されています。日々の実践を試す絶好の機会となります。汗を流しゴールに向けて走るランナーと一緒に走ることで、ゴール後の達成感を味わうことができます。ここまでくるころには、もうジョギングにハマっていることでしょう。

 

年明けには、大学生が箱根路を走る箱根駅伝があります。スポーツ観戦から興味をもつこともランナーへの第一歩かもしれませんね。

絵本をもう一度


1年生の女の子に「先生の好きな本は何?」と聞かれて、「ぐるんぱのようちえん」と答えました。幼い頃母が読み聞かせしてくれたことがきっかけで,大好きになった私のお気に入りの絵本です。不器用でも一生懸命なゾウのぐるんぱが可愛くて、何度も読み返した記憶があります。

 

12月20日は、この本の画家である堀内誠一さんの誕生日です。堀内さんが戦後、14歳から働き始め54歳で亡くなるまでに関わった作品は、今も多くの人々に愛されています。「ぐるんぱのようちえん」、「くろうまのブランキー」「ほね」、「たろうのおでかけ」、「ちのはなし」

子どもの頃に出会った絵本たちが、どれも堀内さんが描いたものだと知ったときは信じられませんでした。ひとりの画家が描いたとは思えないほど、1冊ずつ絵のタッチが異なるからです。さらに、雑誌「anan」や「POPEYE」のロゴを作ったのも堀内さんだというから、その表現の幅に驚きです。話の本質を読み取り、多彩な表現で伝える堀内さんの素晴らしさに気付いたのは、大人になってもう一度絵本を開いたときでした。

 

その子に「好きな本は何?」と聞き返すと、本の題名と共にいろいろな話をしてくれました。「ぐりとぐらが作るカステラが美味しそう!」「動物が出てきてワクワクする。」「お母さんが読んでくれた!」色・香り・味・嬉しさ・悲しみ・ワクワク…そして読んでくれた人のこと。子どもたちは絵本を読みながら沢山のことを感じ、想像しているようです。私も子どもの頃に同じことを感じていたなあ、となんだか懐かしい気持ちになりました。

 

もう一度絵本を開いたら、子どもの頃を思い出して懐かしい気持ちになるかもしれません。大人の視点から、新しい発見があるかもしれません。あの頃好きだった絵本を、ぜひ子どもたちと一緒に読んでみてください。

 

おせち料理には意味がある!!


 

 も~い~くつ寝~る~と~ お 正 月

お正月に、おせち料理を食べるというのが、日本の伝統的な文化です。

そのおせち料理には、意味があると、教員になってから知りました。

先輩教員に教わってから、毎年子どもたちに伝えるようにしています。

 

〇 重箱に入れる・・・めでたさを重ねる。

〇 数の子・・・・・・卵の数が多いことから、子孫繁栄するように。

〇 黒豆・・・・・・・マメに、勤勉で健康に暮らせるように。

〇 紅白かまぼこ・・・赤は魔除け、白は清浄の意味がある。

〇 伊達巻・・・・・・巻物に似ていることから、知識が増えるように。

〇 昆布巻き・・・・・「こぶ」は「よろこぶ」に通ずる。

〇 栗きんとん・・・・栗は「勝ち栗」と呼ばれ、きんとんは、黄金色に輝く

財宝に例えられる。

〇 錦玉子・・・・・・錦に通ずる。

〇 ぶり・・・・・・・出世を願う。

〇 海老・・・・・・・海老のように腰が曲がるまで長生きするように。

〇 れんこん・・・・・穴が空いていることから将来の見通しがきくように。

〇 里芋・・・・・・・子芋がたくさんつくことから、子孫繁栄を願う。

〇 ごぼう・・・・・・根を深く張り、代々続くことを願う。

 

 おせち料理の意味を知ってから食べると、これからの一年にさらに希望がもてそうです。

12月


2019年はどんな年でしたか?」「今年の漢字は?」と毎日、テレビの中で聞こえてきますね。

2019年も、もう12月。

12月 師走 December

それぞれどんな意味があるのかな?とふとした疑問が浮かんだので、調べてみました。

12

 グレゴリオ暦で年の第12の月(最後の月)

 

≪師走≫

 僧侶(師は、僧侶)が仏事で走り回る忙しさから、という説がありますが、これは根拠がない当て字で、語源は、古くてわからないそうです。

日本国語大辞典には、9つの説が書いてあります。

1 経をあげるために師僧が東西を馳せ走る月であるところから、シハセ(師馳)

2 四季の果てる月であるところから、シハツ(四極)月

3 トシハツル(歳極・年果・歳終)

4 ナシハツルツキ(成終月)の略

5 農事が終わり、調貢の新穀をシネハツル(歛果)月であるところから。

6 稲のない田のさまをいうシヒアス

7 シヲヘオサメヅキ(為竟収月)

8 セハシ

9 シバシ(暫)の月

 

December≫

 「10番目の月」の意味で、ラテン語で「第10の」という意味の「decem」の語に由来している。 実際の月の番号とずれているのは、紀元前46年まで使われていたローマ暦が3月起算で、3月から数えて10番目という意味である。

 

師走の意味が、本当はよくわからないこと、December10番目の月の意味だったこと

に驚きました。他の月の言い方や由来も調べてみると面白いかもしれません。

 

みなさんの2019年は、どんな年でしたか?やり残したことは、ありませんか?

私は、とても充実して楽しい日々でしたが、まだ今年やりたいことがたくさん!

2019年、まだまだ1か月あります。もうすぐ年末。クリスマス!冬休み!

残りの2019年も楽しく過ごしましょう。

NO MUSIC, NO LIFE


 

一度は耳にしたことがあるフレーズだと思います。タワーレコードのキャッチフレーズで、「音楽なくして人生なし。」という意味のようです。

 世の中は音楽であふれていますよね。普段の生活の中では、テレビやラジオ、お店などでいろいろな曲を耳にします。佐原小学校では、始業前や昼休みの終了時に、今の時期は「大切なもの」という、とてもすてきな曲が流れ、お昼の放送でも様々な曲が流れています。そしてもちろん音楽の時間にも新しい曲をたくさん学んでいます。

先週の音楽集会では、それぞれの学年、クラスで練習を重ね、すてきな歌声を発表することができました。小学校を卒業するまでにたくさんの曲に出会えることと思います。

学校で習う曲だけでなく、その当時の流行の曲で、思い出が蘇ってくる方もいると思います。今、巷で人気のあるアーティストは、「米津玄師」、「あいみょん」、「Official髭男dism」のようですが、確かにこのアーティストの曲を聴かない日はないというくらい流れています。ちなみに6年生の子どもたちが生まれた年からの「カラオケの年代別ランキング1位」をDAM CHANNELで調べてみました。これらの曲から蘇る思い出はありますか?

曲名

アーティスト

2007

Lovers Again

EXILE

2008

キセキ

GReeeeN

2009

春夏秋冬

Hilcrhyme

2010

ヘビーローテーション

AKB48

2011

フライングゲット

AKB48

2012

女々しくて

ゴールデンボンバー

2013

恋するフォーチュンクッキー

AKB48

2014

Let It Go ~ありのままで~

松たか子

2015

トリセツ

西野カナ

2016

星野源

2017

打上花火

DAOKO×米津玄師

2018

Lemon

米津玄師

 

Enjoy studying English


 

 

 

 

4月に小学校に初めて赴任し驚いたことは、たくさんの児童が英語を楽しんで勉強していることでした。

私が小学生の時は、英語が大の苦手で「 apple 」という単語ですら恐怖を覚えていました。

 英語は自分の人生をより楽しむためのツールです。英語を学ぶことで、外国の方とコミュニケーションがとれたり、外国人と日本人の考え方の違いを知ることで今まで気付かなかったことに気付いたりすることができます。

 英語は楽しくなければ覚えられません。佐原小学校の皆さんは英語の学習に前向きで、楽しみながら学べていると感じています。来年度の4月から5・6年生は、話すだけではなく読んだり書いたりする学習も加わり、今までの英語の雰囲気とは違った授業になるかもしれません。もしかすると、苦手意識をもってしまうかもしれません。しかし、英語は読んだり書いたりするのが本来のものではなく、自分の言葉に出してコミュニケーションを図るものだということをぜひ忘れないでください。そのために、佐原小学校の教員全員で、皆さんに英語の楽しさを全力で教えていきます! 

 

祝日って何日あるの?


先日、即位礼正殿の儀が行われました。その儀式に伴い、10月22日は今年限りの祝日となりました。皆さんは祝日が何日あるか知っていますか。また、一つ一つの祝日にはそれぞれ意味があることを知っていますか。例えば、1月14日の成人の日は「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」となっています。

それでは、2019年の祝日を紹介します。

11日 元日

715日 海の日

114日 成人の日

811日 山の日

211日 建国記念の日

916日 敬老の日

321日 春分の日

923日 秋分の日

429日 昭和の日

1014日 体育の日

51日 天皇の即位の日

1022日 即位礼正殿の儀の行われる日

53日 憲法記念日

113日 文化の日

54日 みどりの日

1123日 勤労感謝の日

55日 こどもの日

 

このように今年の祝日は、17日間あります。この他にも祝日法による休日が5日間あり、合計で22日間が休みとなっています。また、祝日の日が変わったり、名前自体が変わったりすることもあります。

祝日の意味を知ってその日1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

Evacuation drill


避難訓練は英語でEvacuation drillと言います。Evacuationは避難ですが、訓練をtrainingでもなくpracticeでもなくdrillを使うところが英語と日本語のニュアンスの違いの面白いところだなと感じます。

佐原小学校では年に数回避難訓練を行っています。毎回の避難訓練では、安全委員会の児童による安全や防災に関する発表があります。

「おかしも」の約束を確認したり、防災に関するクイズを出したりしています。

避難訓練を通して、安全について考えたり、震災等に備える知識についても学んだりしています。

パワーアップ レベルアップ


 

  「Are you ready?」今年も学園天国の軽快な曲を合図にパワーアップマラソンがスタートしています。

 パワーアップマラソンは、冬の寒さに負けない健康な体づくりの一つとして行われ、ふれあいタイムを使って約5分間の持久走にチャレンジしています。低学年は、持久走に慣れようと友達とペースを合わせたり競ったりしながらがんばっています。中学年は、自分に合ったペースを見つけて気持ちよく走れるようにがんばっています。高学年は、さすが全校のリーダー! それぞれのペースでそれぞれの目標に向けた走りでがんばっています。

 今年はさらに駅伝部コースが特設され、お手本となる素晴らしい走りを見せてくれています。駅伝部の子たちの息づかいや足音からは、真剣に取り組み佐原小の代表にふさわしい走りをしようという思いがひしひしと伝わってきます。一生懸命が一番かっこいい!! 応援せずにはいられません。

 パワーアップマラソンの成果を発揮する共通の場として校内マラソン大会が124日(水)に行われます。子どもたち自身が成長を感じられる走りができるように、あと1か月あまりの中でのさらなるがんばりに期待しています。がんばれ佐小っ子!!

佐原小の放送


 

「全校のみなさん、おはようございます。あと10分で朝の読書が始まります。今日も1日がんばりましょう!!」

 

毎朝、放送委員会の子のさわやかな声で1日がスタートします。この放送を聞くと、「今日も1日が始まるな!」と気持ちのスイッチが入ります。

 

赴任した年、佐原小の校内放送で驚いたことがありました。

なんと、テレビ放送が行われていたことです。自分が通っていた小学校では、テレビ放送がありました。それこそ30数年も前に見て以来、今まで勤めてきた学校ではないことでした。子どもの頃、自分のクラスがテレビ放送で何か発表するとなると、それはもうドキドキしました。また、知っている友達や上級生がテレビに映っているのを見るのは不思議な感覚でした。今でもそんな小学校時代の出来事を覚えています。

 

佐原小では、テレビ局さながらの特設スタジオで、撮影が行われています。それがリアルタイムで教室に流れ、子どもたちも真剣にテレビ放送を見ています。

この佐原小ならではの放送は、何年経っても子どもたちの記憶に残っているのではないでしょうか。

学年レク(6年)


 6年生では、年に4回の学年レクを行います。子どもたちで企画、準備し、当日も自分たちの手で集会を進行していきます。今回は1組が担当となり、王様鬼ごっこと障害物リレーを行いました。

 レクであろうと全力で取り組むことはもちろんですが、結果が悪くても楽しい雰囲気で過ごそうと、クラスの友だちを一生懸命に応援できる子たちです。小学校生活も残り半年となりました。この雰囲気を大切に、楽しい思い出をたくさん作ってほしいと思います。



「ばか」?それとも「馬鹿」?


 

今週末には、子どもたちが楽しみにしている佐原の秋祭りが行われます。

佐原の大祭といえば大きな山車や人形などの飾り物が頭に浮かびますが、もう一つ忘れてはならないのが佐原囃子です。その、佐原囃子は「段物」「役物」「端物」と大きく3つに曲が分類されています。その中の一つ「役物」に分類される「砂切」や「馬鹿囃子」は山車曳きの最初と最後に演奏される曲です。佐原の大祭では欠かせない曲であり、祭りに参加している人たちにとっては祭りに対するそれぞれの思いを胸に耳にする曲でもあります。

 

さて、「ばか」という言葉の意味を学校にある国語辞典で調べてみたところ、次のように書かれていました。

① 頭の悪いことをあなどっていうことば。

② くだらないこと。りくつに合わないようす。

③ 役に立たなくなるようす。

④ 程度がひどいようす。

あまり、よい印象を受ける言葉ではありません。でも、子どもが親の目の前で道路に飛び出して車にぶつかりそうになった時、「ばか、何やってんのよ。危ないでしょ!」というようなことはありませんか。

ここでの「ばか」は上記の意味では④に当たるのかもしれませんが本当にそれだけでしょうか?子どものことを本気で思い、子どもを愛しているからこそ、口から出てしまう「ばか」なのではないのでしょうか。私自身、数年前にあることに対し、ある方から「おまえ『ばか』か。」と言われました。そして、「私は『ばか』です。」と答えました。今考えると「やはり私は『ばか』だったな。」と思いますが、そのときの私にとって自分の言ったことに対してぶれることなく本気だったからこそ出た言葉でした。また、同時に「この人は私のことを本気で思ってくれているからこそ『ばか』と言ってくれたんだな。」と感じ、なぜかうれしくなり、その方への思いが今まで以上に大きくなりました。

 

相手のことを思いやる「ばか」や本気の「ばか」は、「ばか」ではなく「馬鹿」!きっと相手にその思いが伝わります。

 

思いのある「馬鹿」や愛されている「馬鹿」。佐原囃子の「馬鹿囃子」もその中の一つだと思います。

どうぞ、みなさま。お時間がありましたら、11日(金)から行われる「佐原の秋祭り」に足をお運びください!

そして、「馬鹿囃子」に歓喜する「祭り『馬鹿』」の姿をご覧ください。「ばか」ではなく「馬鹿」な姿はきっと素敵な表情で祭りを楽しんでいることでしょう!

やる気 本気 元気100倍!


 

 天気が心配されていた運動会が予定通り行われ、子どもたちは一生懸命競技に取り組みました。笑顔いっぱいの楽しい運動会になりました。今年の運動会のスローガンにあった、「やる気 本気 元気100倍」という言葉。運動会という特別な行事ではなく、普段の生活の中でも発揮されているのではないでしょうか。

 家庭科では、日常生活に欠かせないことを学習しています。調理実習の後には、「家でつくってみました!」「家族に食べてもらいました!」と、にこにこ笑顔で教えてくれます。また、掃除や片付けの学習の後には、「こんなに時間がかかると思わなかった。」「いつも大変なことを家の人はしてくれていたんだな。」などの感想を聞かせてくれます。その際、保護者からの「とてもおいしかった。」「きれいになって助かった。」などの感想が子どもたちの「やる気」につながっています。

褒められると嬉しくなるのは子どもも大人も一緒です。「やる気」になった子どもたちを褒め、「本気」で取り組む「元気100倍」な姿がたくさん見られるようにしていきたいですね。

実物にふれること


 

 長い夏休みが終わり、普段の生活へと戻ってきました。夏休み明けの子どもたちは、7月よりもさらに心も体も成長したように感じられ、私も嬉しくなりました。

 

 私は、夏休みの期間、「普段行けない場所に行こう!」という目標を立て、2つの場所を訪れました。それは、東京国立博物館と静岡県の登呂遺跡と博物館です。どちらも、とても楽しく、興味深い場所でした。

 この2か所を訪れて私は、実物にふれることの大切さを改めて実感しました。その土地の雰囲気を感じたり、何百、何千年も前に作られた物を目にして、その時代の人々に思いをはせたり…。行ってみて、見てみないと分からないことがたくさんありました。そして、このような経験を、学習の中で子どもたちにたくさん経験させてあげたいと強く感じました。

 

 4月から現在までの5年生の学習では、国語の時間に新聞やタブレットを用いて記事を読んでみたり、理科の時間にインゲンマメやメダカを育てて発芽や成長の様子を観察したり、総合的な学習の時間にフィールドワークに行って佐原の自慢の場所を見付けたりといった学習に取り組んできました。実物にふれることで子どもたちの関心も高まり、積極的に意見を交換する様子も見られました。これからも、子どもたちが生き生きと学習に取り組めるよう、様々な実物にふれる機会を取り入れ、学習を深めていきたいと思います。

心の灯り


 

停電の日々の中で、私の心に灯りをともしてくれた人がいます。

 

「先生のアパートは、大丈夫ですか?神崎の道の駅の隣のコンビニ、まだ品物買えますよ。」と声を掛けてくださった心温かい近隣の保護者の方。

 

「せんせいっ!」「学校も大変ですよね。うちも暑くて。」とコンビニの空っぽのお弁当棚の前で、天使のような笑顔を見せてくれた、かわいい1年生とそのお母さん。

 

「いろいろ充電器とか使える物持って行きますね。」「お弁当、こっちから買って行きますね。」「復旧するまで、一緒に涼んでいきますか?」とファミレスでの夕飯に付き合ってくれた、ひまわりみたいに明るい後輩。

 

「また明日です!お疲れ様でした。」と「圏外」で待つ家族の夕飯を調達しながら、家路を急ぐ親孝行な後輩。

 

丸付けも終わったし、次は、子どもたちが来たらすぐに、運動会のダンスの練習ができるように、もう一回、学年ダンスおさらいしてみる!」とエアコンの効かない研修室で、バッテリーの残り少ないiPadを片手に振り付けの確認をするかわいい先輩。

 

「電気付かないの?」「水は出るの?」「香取市、全国ニュースに出てるよ!」「復旧まだか?」「ガソリンあるのか?」と日に何度も何度も連絡をくれる、遠く離れた両親。

 

みなさんは、誰のことが思い浮かびましたか。「支えてくれる人がいるということ」に気付くことができたなら、予測困難な時代も乗り越えられるのではないかと信じています。

復旧に携わってくださった全ての方に感謝して、今日からは、教室の電気を心を込めて消そうと思っています。

 

小野川に蓋?!!


 

最近、佐原の町並みで撮影されたCMが流れていますね。テレビ番組でロケ地として使われているのを見る日も多いです。水運を利用して「江戸優り」と言われるほど栄えた佐原。その江戸の面影を残す町並みは、とても魅力的です。私は数年前、この町並みを作る過程の話を聞く機会に恵まれました。異業種体験という研修で、佐原町並み交流館さんにお世話になったのです。

「昭和の時代には、小野川に蓋をして駐車場にする計画もあったんですよ。」

と、にこやかに教えてくださった館長さん。町並みの中心を流れるシンボルのような小野川は、あって当たり前のものだと思っていた私は驚きました。それは当たり前ではなく、守ってきた人がいるからあるのだということに気付きました。昭和50年頃、いくつかの建物が重要文化財に指定されました。しかし、現在のように町並み全体を計画的に保存しようという機運は高まらなかったそうです。平成3年に「佐原の町並みを考える会」が発足し、それから10年かかって今の形ができてきたと言います。その地道な活動を知ることができ、とても有意義な研修となりました。

 話を聞いて思ったことは、佐原の町並みは、ただ古いものが残っているのではなく、人々の佐原を愛する心、思いと努力で作り上げられてきたということです。このことを子どもたちに伝えていきたいと思いました。

 この研修の翌年、佐原小に赴任し、ご縁があってのことだなと感じました。佐小っ子には、これからも故郷に誇りをもって、さらに盛り上げていってほしいと思います。

参考文献:町並み保存と再生町づくり20年のあゆみ

あ~夏休み


 

 令和初の夏をどのように過ごされましたか?私は、心にゆとりをもち、自分と向き合う時間を作ることができました。そこでふと思い出した言葉があります。皆さん、「スヌスムムリク」を知っていますか?ムーミンに出てくるスナフキンといった方が分かるかもしれません。スヌスムムリクというのはスナフキンの本名です。

そのスヌスムムリクがこんなことを言っています。

「この世にはいくら考えても分からない。でも、長く生きることで分かってくる事がたくさんあると

思う。」 

私はまだ未熟で、知らないことやまだ見たことのないもの、考えても答えが出ないことがたくさんあります。あのときは分からなかったけど、今になってこういう意味があったのだと思うことがあります。子どもたちといると、本当にたくさんの気付きや感動があります。

そんな子どもたちとの一瞬一瞬を大切にして、九月から過ごしていきたいです。夏休み中は、運動会に向けて手具の準備やダンスの練習を頑張りました。子どもたちと一緒に踊るのが待ち遠しいです。

 



安全に過ごす夏休み


 

 いよいよ夏休みが近づいてきました。楽しい計画を立てられているご家庭があるのではないでしょうか。中にはプールや海、川などでのレジャーを予定しているご家庭もあるかと思われます。水とのふれあいは気持ちがよく、楽しいものですが、毎年夏休みシーズンには、子どもが命を落とす事故がたびたび起きています。また、おぼれている子どもを助けようとした大人が命を落としたというニュースもあり、改めて水の怖さを思い知らされます。

 

 子どもだけで遊んでいるときや、大人の目が離れたわずかな間に事故が発生しています。また、遊泳中の事故よりも、浅瀬で水遊びをしているときや水の近くで遊んでいるときに事故が起こるケースが多いようです。水に入らず、河原や海岸にいるときでも、水難事故のリスクは存在していることが分かります。海や川など自然の水辺は、穏やかに見えても流れや波があり、水底も平坦ではありません。浅瀬でも足を取られて流されたり、波にさらわれたりすることの恐れがあります。

 

 楽しいイベントの多い夏休み。しかし、危険も常にあることを意識していかなければなりません。

学校でも家庭でも安全な過ごし方を確認して、充実した夏休みにしてほしいと思います。

佐原の大祭


 今週末からいよいよ佐原の夏の大祭が始まります。ここ1週間あたり、夜になるとお囃子の練習の音が聞こえてきたり、子どもたちの会話の中にも祭りの話題が上がったりとお祭りの雰囲気になってきています。

 佐原の大祭といえば、夏は八坂神社、秋は諏訪神社の祭礼として知られています。江戸時代から300年続く伝統のあるもので、最近では、平成16年に佐原囃子とともに、国の重要無形民俗文化財に指定され、平成28年にはユネスコ無形文化遺産として世界遺産に登録となっています。

 佐原小学校の子どもたちと一緒にいると、祭りの山車にのっている人物について教えてくれたり、職員室前にある祭りの写真について説明をしてくれたりし、また、郷土芸能部の子どもたちが佐原囃子の演奏の練習に毎日励んでいます。ゲームやパソコンなど流行に敏感な子どもたちでも、大祭を通して、300年の祭りの歴史や郷土愛が心の中に根付いているように感じられます。

 今年も、子どもたちの心に残るような、素晴らしい大祭、楽しい大祭になってほしいと思います。

夢を実現するために


よくこんなことを聞いたことはありませんか?「流れ星を見たら、その姿が消えるまでに願い事を3回言えたらその願いが叶う。」と。これは単なる迷信だと思いますか?それともかなり信用できる話だと思いますか?

実はこれは「本当」だそうです。その理由は、流れ星が消えるまでの時間は2~3秒程だからです。その間に例えば自分の夢である「プロ野球選手」を3回繰り返すことは可能でしょうか?かなり難しいですが、不可能ではありません。しかし、そのためには「流れ星が見えたらすぐに3回繰り返して夢が言える」準備が必要です。そのような人はおそらく全生活を「プロ野球選手になる」ためにつぎ込んでいる人です。つまり熱く願って、全ての時間をその夢の実現のために活かしているということです。もちろん、100%というわけではありません。でも、この話は「全ての行動を夢の実現のために活かす」ことができればその実現は夢ではなくなるということが言えるでしょう。熱く願い続ける「夢」がもてるといいですね。

「子どもって凄いな」


「おはようございます。やったー、今日も一番だ。」「今日は、図書室に行きたいから早めにお家を出たんだよ。」

1年生が入学してから3ヶ月、不安でどきどきしながら登校していた127名の子どもたちはすっかり学校に慣れ、元気な声や笑顔で朝から教室の中は大賑わいです。

小学校1年生の時期は「学び方を学ぶ」時期だそうです。「鉛筆の持ち方」「字の書き方」「話の聞き方」「他の人との関わり方」「道具の準備の仕方」「時間に合わせること」など多種多様に学び覚えていきます。4月に聞いた「できない」「無理無理」という言葉も最近ではあまり耳にしなくなりました。毎日、いろいろな体験を重ね、「できること」が増えたからでしょう。「上手になったね」「すごいね」と誉めてあげると自慢げな笑みを返してきます。1年生の担任をしていると、「子どもって凄いな」って感動したり驚かされたりすることばかりです。感動のお裾分けをします。

感動①

読んだり書いたりができるようになった国語では、「けむりのきしゃ」というお話の学習をしています。おじいさんが流れ星を拾って、煙の汽車に乗せて流れ星を空に返してあげるお話です。授業の中で、拾った流れ星に何と言ったでしょうという課題を出しました。「おとうさんおかあさんとはぐれちゃったの。すぐに空へ返してあげるね。」や「まいごになっちゃったの。いま、かえしてあげるよ。」など、覚えたての平仮名をつかって、こんなに優しい文章が書けるようになりました。癒やされます。

感動②

困っている友達がいると、声を掛けたり手を差し伸べたりが進んでできるようになりました。思いやりの心が育っています。

感動③

掃除では、掃除の仕方や黙働で取り組むことを理解して、学校をきれいにしようと励んでいます。がんばろうと努力することを覚えてきました。

小学校生活の6年間でどれだけの「できるようになったこと」を増やして成長していくのか、本当に楽しみです。そして、1年生担任は、子どもたちに寄り添い見守り一喜一憂しながら「子どもって凄いな」を味わっている毎日です。

 

梅雨入り


 

今月7日()、梅雨入りしました。日中は、気温が上がり汗をかいたり、夕方は気温が下がり寒くなったり、気温の変化が激しいと体調を崩しやすいです。保健室にも、体調不良で来室する児童が増えています。衣服で調節したり、汗をかいたら着替えたりするようにしてください。

 

さらに、この時期はカビやバイ菌が活発に働くようになり、食中毒が起こりやすくなります。食中毒予防の基本は、手を洗うことです。石けんを使って、洗い残しがないようにしっかり洗いましょう。

 

そして、先日、健康診断4科(歯科・眼科・耳鼻科・内科)が終了しました。

健康診断では、からだのことをいろいろ調べます。

「自分の成長が分かる」「病気を早く見つける」など、いいことがたくさんあります。

健康診断結果を通して、自分のからだや健康に関心をもつきっかけにしてほしいと思います。

 

ジャガイモの不思議!!


 

 第2理科室前の畑で6年生の理科で使うジャガイモを育てています。種芋を植えてから約1か月が経ちました。すくすくと成長してきたジャガイモを使って理科の学習を進めていきます。

 

1.ジャガイモの名前の由来

日本には1600年頃にオランダ船でジャカルタ港より運ばれ、入ってきたそうです。ジャガイモの「ジャガ」はジャワのジャカトラ(ジャカルタ)から伝わったことに因み、そこから転じて現在のジャガイモという名前になったという説が有力だそうです。また、天保の大飢饉において、ジャガイモのおかげで餓死を免れたことから呼称された「御助芋」が転じたものではないかという説もあるそうです。

2.ジャガイモはどんな植物

 ジャガイモは南米アンデス山脈の高地が原産といわれ、ナス科ナス属の植物です。ナス科だったんです。

 

 理科で使うジャガイモが社会科の歴史にも繋がる面白い発見がありました。身の回りに目を向けると知っているようで知らなかったことがたくさんあります。子どもたちにもたくさんのことに興味をもってほしいです。

ひと工夫する大切さ


 

パソコンやスマートフォン、タブレットなどの機器を使う機会が増え、インターネットを使うことが増えました。今までは、ニュースや情報を新聞やテレビから入手することが多くありましたが、今ではインターネットで情報を入手することも多くなりました。今回は、インターネットニュースについて書いてみます。

 インターネットでニュースを読むとき、私はまず見出しを見て、記事を選びます。読もうと思っていなかった記事でも、見出しにそそられ、つい読んでしまったということがよくあります。

ある大手のニュースサイトは、私たち読者が興味をもつように見出しを工夫しているそうです。見出しは最大13文字、漢字やひらがなばかりが連続しないなどの決まりがあります。同じ内容の記事でも、見出しが違うだけで読者の年代層が大きく変わり、特定の年代層だけにしか読まれないニュースを避けるために、見出しに複数の単語を使うように工夫しているそうです。

このように、ひと工夫することでより効果的な結果が得られます。また、工夫していく過程で、自分自身を成長させることもできると思います。私も目的意識や問題意識をもち、様々な場面で創意工夫することを意識していきたいと思います。

ぼくたちはどう生きるか


 みなさんは、今までいくつの職業を経験したことがありますか。きっと、学生時代のアルバイトを入れても、せいぜい一桁ではないでしょうか。

先日、3年生の遠足で職業体験ができる施設に行きました。子どもたちが楽しそうに活動する様子を見ながら、「こんなに色々な体験を自分もしてみたかったなぁ。」としみじみと感じました。

「働き方改革」という言葉がすっかりなじんできた今日この頃ですが、どのように働いていても、仕事は自分の人生の大半を占める大切なものです。どう仕事に向き合うかは、自分がどう生きるかにつながることだと思います。

子どもたちが大人になるころには、AIの発達やグローバル化などによって、今は想像もつかない生き方をする人が多くなると思います。そんな世界の中でも、子どもたちが自分で生き方を選択し、幸せな人生を歩んでいけるような力をつけていってほしいです。そして、自分自身もそんな人生を歩んでいっている姿を子どもたちに示したいものです。

佐原を楽しむ②


二回にわたって発信してきた佐原観光コース紹介も今回で最終回です。今回は、「もし佐原に修学旅行に来るなら、こんなコースはいかが?」といった佐原観光コースを紹介します。

①佐原の食べ物&おみやげコース

柏屋もなかどんどん伊能忠敬記念館じゃあじゃあ橋植田屋荒物店るふな



②佐原遊びめぐり


佐原駅
わんぱく公園柏屋もなか→小野川カフェるふな

→八坂神社



③佐原神社・神宮コース


佐原駅
諏訪神社柏屋もなか八坂神社香取神宮

 


④伊能忠敬めぐりコース

佐原駅伊能忠敬記念館じゃあじゃあ橋伊能忠敬旧宅忠敬茶屋町並み交流館素顔屋ほていや佐原駅

 

 土日休みや夏休みを利用してコースを巡ったり、親戚や家族に紹介したりしてみてはいかがでしょうか。


佐原を楽しむ

前回の続編です。今回はショートステイ用の佐原観光コースを紹介します。その他に、あったらいいなという企画案もあります。



①1時間半で佐原満喫ウォーキングコース

 伊能忠敬記念館

旧宅

町並み交流館

 しょうゆジェラート

植田屋荒物店



②買い物を楽しむコース(1時間5分 移動のみ)

 市営駐車場

植田屋荒物店

伊能忠敬旧宅

正文堂

素顔屋

小堀屋本店

中村屋

市営駐車場



③子どもも大人もみんなで楽しむ体験コース企画案(実際にはありません)

 市民体育館

山田うなぎ

八坂神社

伊能忠敬記念館

東京バンドワゴン

小野川周辺

佐原駅



④お菓子つくり体験企画案(実際にはありません)

 こんな企画(イベント)があったら、もっと佐原に足を

運んでくれる人が増えるのではないかと思い、企画しました。

 

⑤夏祭り限定コース企画案(実際にはありません)

 佐原駅メイン企画八坂神社小堀屋佐原駅

      山車をひいている人から祭りの見所を案内してもらえる

 

 

もうすぐ10連休がやってきます。 

これを機に佐原を訪れてみてはいかがですか?

昨年度の6年生が総合的な学習の時間に考えたコースをご案内したいと

思います。(子どもたちが考えたコースですので、あくまでも参考にしていた

だければ幸いです。)

①神社仏閣をめぐるコース

佐原駅  諏訪神社  法界寺  古い町並みで昼食・おみやげ 

 八坂神社  山車会館  浄国寺  観福寺→

香取神宮

 

 

 

 

 

 

 

 

② サイクリングコース

佐原駅  諏訪神社  法界寺  伊能忠敬記念館 

 小野川沿い散策  観福寺  山車会館  町並み交流館

 古い町並みでおみやげ  佐原駅

 


③ 川沿いを楽しむ旅

佐原駅  線路沿いを歩く  ほていや本店  木の下旅館

 ワーズワース  中村屋  正上  舟めぐり  ジャージャー橋 伊能忠敬記念館  記念館駐車場



④ 佐原の町並みを味わう旅

佐原駅  すずめ焼  より道  正上  植田屋荒物店 

 伊能忠敬記念館  町並み交流館  油茂  なかとらや

八坂神社


 ⑤ 佐原食旅(甘いものをめぐる旅)
 佐原駅  柏屋もなか  とらや  十三里屋  ワーズワース 

 ほていや  道の駅水の郷さわら

⑥ 伊能忠敬の銅像をめぐる旅

佐原駅  諏訪神社  伊能忠敬記念館  町並みで昼食  佐原小学校  観福寺  香取神宮


※ 佐原の町並みから香取神宮へは徒歩30分ほどかかるので、タクシーやバスをおすすめします。

 

 

 

 

 

平成から令和へ


4月1日に新元号が発表されました。今年の5月1日には「令和」時代の幕開けです。

ご存知の方も多いとは思いますが、「令和」とは、日本最古の歌集「万葉集」巻5、梅花の歌32首の序文にある「初春の令月にして、気淑()く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」(書き下し文)から二文字をとって命名されました。(出典:Yahoo!JAPAN辞書より)

中国ではなく日本の古典から採用されたのは初めてだそうです。アルファベット1文字にすると「R」ですね。

 

平成時代もあと半月で終わります。時代だけでなく自分自身もアップデートしていきたいと感じる今日この頃です。

 

 

 (わたしも書いてみました。)

新年度が始まりました


新しい一年が始まり、佐原小学校に子どもたちの元気な声が帰ってきました。ひとつずつお兄さん・お姉さんになって、きらきらと瞳を輝かせている子どもたちと同じように、私たち職員も子どもたちと出会えることを楽しみにしていました。今年度もよろしくお願いします。

 今年も「職員室から」のコーナーでは、佐原小学校職員が、週代わりでコラムを執筆します。毎日更新のブログと合わせてお楽しみいただければ幸いです。

3月の畑


ほし組で毎年恒例のジャガイモ植えをしました。




もうすぐ修了式を迎えます。この時期にジャガイモを植える活動をすると、子どもたちの成長を感じます。学年が上がるにつれて作業が上手になり、下級生をリードする上級生が頼もしいです。みんなで協力して作業に取り組むことができるようになってきました。

これからは、おいしいジャガイモが収穫できるように、草抜きや土寄せなどの世話を頑張っていきます。まだ少し先ですが、収穫が楽しみです。

思いを一つに…


 

 様々な場所で春を感じる場面が見られるようになった3月。

6年生は「卒業に向けて」、5年生から1年生は「進級にむけて」のカウントダウンが始まっています。

そのような中、在校生が「6年生を送る会」や「卒業式」で6年生に感謝の気持ちを伝えようと取り組む、心温まる場面が多く見られます。

 

3月1日に行われた6年生を送る会では、5年生を中心にそれぞれの学年が工夫をした出し物を発表しました。6年生への思いを伝える在校生の姿。それに応える6年生の立派な姿。みんなの思いが一つになった素敵な会となりました。

 

現在は、卒業式に向けて思いのこもった呼びかけの声や歌声が聞こえてきます。15日に行われる卒業式では、立派に佐原小学校を巣立っていく卒業生とこれからの佐原小学校を支えていく在校生の思いが一つになる素敵な卒業式になることを願っています。

百人一首クラブ


佐原小学校には百人一首クラブがあります。創設されたのは、「ちはやふる」の映画が流行したころでした。一度このクラブは、なくなったのですが、「ちはやふる」の続編が公開され、今年度復活しました。

 子どもたちの上達は早く、上の句を聞いただけで、すぐに札をとれる人が何人もいます。お気に入りの札を何枚か覚えて、これだけは取るぞと工夫する姿も見られ、にぎやかに活動しています。朗々と節をつけて読む姿も立派なものです。

 話は変わりますが、私の学級では、アニメの影響からか「文豪」の作品が一部で流行しています。中島敦、太宰治、国木田独歩、谷崎潤一郎、宮沢賢治、与謝野晶子、田山花袋などの名前が子どもたちの話題にあがり、その作品を読む姿に感心してしまいます。

 どんなきっかけにしろ、日本の文学に興味をもってもらえるというのは素晴らしいことだなと思う、今日この頃です。

ありがとうフェスタ


6年生を送る会」を、佐原小学校では「ありがとうフェスタ」と呼んでいます。

会を企画し、中心になってつくるのは5年生です。会全体の進行、オープニングと幕間の出し物、学年発表など、準備を重ねてきました。

いよいよ本番が今週末に迫ってきました。6年生に、感謝とこれからの佐原小学校を任せてくださいという気持ちを伝えられるように頑張ります!



短縄跳び


 

 私にとって、冬の運動といえば「短縄跳び」でした。運動があまり得意ではなかったのですが、縄跳びだけは大好きで練習を毎日のようにしていました。

 最初の縄跳びの記憶は、保育園に通っていた時です。1回跳べたことが嬉しくて、何度も何度も練習しました。

 小学校に入ると、縄跳び検定がありました。それまでは前跳びと後ろ跳びだけだったのですが、あや跳びや駆け足跳びなどの様々な技がありました。そこで、6年生のすごさに目を奪われました。

「自分も6年生みたいにできるようになりたい!」

 休み時間になると、6年生の近くで私も練習しました。近くで見たり、コツを教えてもらったりしました。

 今、佐原小学校でも休み時間に縄跳びの練習をしている児童がいます。私も小学生の頃を思い出しながら、一緒に練習をしています。

急速な変化の中で

世の中が信じられない速さで大きく変化している現在は、まさに過渡期と言える時期です。過去の歴史と未来像、それに対する様々な価値観が混在し、またそれらが情報化の波の中で渦を巻いている気さえします。時代の流れに関わらず守ることも、社会に対応して変わろうとすることも必要です。しかし、古き良き伝統と悪しき風習の区別も非常に難しく、「不易と流行」という言葉がありますが、何が不易なのかすら分からなくなりそうです。どれほど考えても上手くいかないことはたくさんあると思いますが、大切なことは、目的を見失わないことではないでしょうか。何を目的に何を残し、何を変えるのかを模索し続けること、そして今できることに一生懸命向き合うことが大切なのかもしれませんね。

ほし組なかよしバザー


1月25日(金)に、ほし組なかよしバザーが行われました。子どもたちが手作りした版画カレンダーやアクセサリーなどを販売しました。子どもたちは品物作りだけでなく、接客の挨拶、小銭の計算など、準備を一生懸命がんばってきました。本番では、「いらっしゃいませ!」と大きな声で声を掛ける様子や、うれしそうな笑顔がたくさん見られました。

「ごしごし、版画カレンダー製作中。」



「マグネットお一ついかがですか。」

 

 

「楽しいね。」

ムーンショット型研究開発制度


 以前、新聞で「ムーンショット型研究開発制度」という記事を読み、とても印象に残っています。
 「ムーンショット型研究開発」とは、非常に困難な半面、実現によって、大きなインパクトがもたらされる研究のことでアポロ計画が言葉の由来となっているそうです。
 具体的な例としては、

 ・仮想現実の映像の中に故人を登場させ、自然な会話をする技術
 ・重症患者の活動を停止させ、治療態勢が整うまで延命させる技術
 ・台風の進路を洋上で操作し、日本上陸を回避する技術
といったものがあげられています。優れた研究は、国が支援をしていくということで、今後がとても楽しみです。

 私が子どもの頃、アニメや映画の中で、腕時計の形をした小型テレビで会話をする場面や、自動で車が動く場面があり、大きな憧れを抱いたものです。これらは、携帯電話や自動運転技術としてほぼ実現されつつあります。
 科学の進歩は日進月歩であり、今後も様々な技術が開発されていくことでしょう。「修学旅行が火星」という時代もあっという間にくるかもしれませんね。

笑って、元気!


 2019年を迎え、早くも3週間が過ぎました。我が家では、年明け早々に家族がインフルエンザに感染してしまいましたが、処方薬をいただき、あっという間に回復できました。

 現在では、医学の進歩のおかげで私たちはけがや病気から早く回復でき、また、医薬品が日々健康に過ごすための大きな手助けとなっています。しかしながら、日本には古くから伝わる「笑いは百薬の長」ということわざがあります。実は「笑い」が私たちの健康において重要な役割を果たしているのです。

 笑うことが私たちの身体にどんな影響を与えているのか調べてみると・・・細胞活性化による免疫力アップ、血行促進、ストレス解消、自律神経の安定、さらには糖尿病やがんといった病気のリスク軽減にも繋がると言われており、「笑い」は最も身近で簡単に入手できる薬なのです。

 また、笑うことは学習にも効果があるとされています。笑いを取り入れることで学習効率がよくなり、記憶力も強化できるそうです。私も学生時代を思い起こすと、英語のテストのために懸命に勉強したことよりも、先生が話してくれた面白い文法の覚え方の方がより鮮明に思い出されます。楽しいと思うことが学習意欲にも繋がりますよね。

 私は漫才等の公演を観に行くことが趣味で、月に1回は腹筋が痛くなるほど笑っています。この趣味があるからこそ、私も心身ともに健康を保てているのだと感じています。「笑い」は複数の人で共有する方がより効果が高いそうなので、これからも家庭や職場でたくさん笑って、日々健康に過ごしていきたいです。

インフルエンザの語源は・・・


 

冬休み明けの1/7にはインフルエンザで8人がお休みし、新たに2人の連絡が入りという状況で、もっと増えるのではと心配している毎日です。先週の後半は、冬休みに発症した子たちが学校に来られるようになり、心配するほど増えてはいませんでしたが、3連休明けはどうでしょうか…?

ところで皆さんは、なぜ「インフルエンザ」というかご存知ですか?

インフルエンザの語源は、16世紀のイタリアにさかのぼるそうです。現在は、インフルエンザに罹患するのは冬だけとは限りませんが、やはり冬に一番流行します。当時も毎年のように冬になると流行し、春になると自然と終息していたようですが、まだ感染症という概念はなく、天体の運行や寒気などの影響と考えられ、病名を「影響」を意味するイタリア語「influenza(インフルエンツァ)」と名づけたそうです。

それから500年が経過し、「ウイルス感染症」という原因も判明しました。そして、抗ウイルス薬やワクチンも開発されましたが、毎年変わることなく流行し、私たちはその対策に追われています。まさに当時の占星術師が名づけた「影響」という名前がぴったりの病気だったということかもしれません。

なるべくインフルエンザという影響は受けたくありませんが、まだまだこれから流行することが考えられます。ご注意ください。

明けましておめでとうございます




本年もよろしくお願いいたします。

 新しい年2019年がスタートしました。今年は平成最後の年ということもあり、大きな節目の年になるのではないでしょうか。新しいことに挑戦したり、今年の目標を立てたりしている人もいることでしょう。

 

「初夢の日」に見ると縁起の良いものとして有名なのが「1富士2鷹3茄子」ですよね。富士は「無事」という語呂から、鷹は賢くて強い鳥であることから、茄子は「成す」という語呂から縁起が良いとされています。

しかし、これには続きがあることを皆さんは知っていますか?

その続きには「4扇(しおうぎ)」「5煙草(ごたばこ)」「6座頭(ろくざとう)」と続くようです。扇はその形が末広がりになっていることから「八」という数字と同等に縁起が良いと考えられています。煙草は煙が上に昇っていくことや、祭りや祝いの場で集まったときに場を和ませるものとして縁起が良いと考えられています。座頭は「琵琶法師の座に所属する剃髪した盲人のこと」であり、毛が剃られていて無いことから「怪我無い」という語呂合わせで縁起が良いものとなっているようです。

 

今年は初日の出を見に行き、新しい年を厳かな気持ちで迎えることができました。皆さんにとって良い年となりますように。

小江戸マラソン


 

128日は第10回香取小江戸マラソンでした。寒い中、佐原小学校の子どもたちもたくさん参加してがんばっていましたね。学校のマラソン大会とは違ってアップダウンが多い(アップダウンしかない?)コースに、悪戦苦闘しながらも頑張っている姿に応援に力が入りました。

 

小江戸マラソンも第10回を迎えたと聞き、10年前を思い出しました。なぜか親子マラソンに出ることにはまっていた我が家は、いろいろなマラソン大会にベビーカーや抱っこで参加していました。香取市でマラソン大会が開催されることになったと知ると、当然、6歳の長女と主人、4歳の息子と私でエントリーしました。(第1回は年齢制限がなかったので4歳でも参加できました。)

 すると、広報「かとり」に意気込みを載せたいと市役所から連絡がありました。気軽に写真撮影とインタビューに答えたところ、まさかの表紙に載ってしまいました。表紙に載せるなら、もっと写真写りが良いものにしてもらえばよかった、と後日悔やみましたが…。

 我が家の子ども達は、決して走るのが速い訳ではないので、「参加することに意義がある」というオリンピック精神での参加でした。でも、それに向けて毎朝家族で走った思い出は我が家の宝です。

 

親子で小江戸マラソンに参加できた5年間を思い返しながら、佐原小の子ども達を応援した一日でした。

 

なぜ700円?


 

 最近、買い物の合計金額が700円以上になるとくじが引けるコンビニエンスストア(以下コンビニ)が増えてきました。当たるとその場でその商品がもらえて、はずれは応募券となることが多いようです。

では、なぜ700円以上なのでしょうか。私は、最初に始めたコンビニがセブンイレブンなので、セブンイレブンの「7(セブン)」から700円なのかと思っていました。しかし、違うようです。

このキャンペーンが始まったころ、コンビニで使用する金額が、客一人当たり平均610円というデータがあったそうです。そこにあと100円程度の商品を一品購入してもらい、700円使ってもらおうという考えです。何ともよく考えられた方法ですね。

このように、何かを始める際にはそれなりの理由が必要です。その理由に納得する人が多ければ多いほど、その行動に自信がもてます。

 

よく子どもが「○○がほしい。」「○○を始めたい。」と、希望を訴えてくることがありますね。私はそこでしっかりと理由を聞いてあげたいです。熱い思いは大歓迎です。「みんなもっているから。」「なんとなく。」と返ってくることもありますが、よく聞いてあげるとただうまく表現できないだけだったということもあります。その理由にどのような背景があるのかを見極めてあげるのも大人の役目ですね。

ブラックフライデー

 1123日の祝日、ニュースをつけると「ブラックフライデーが今日から始まります!」と特集がありました。「ブラックフライデー…?」初めて聞く言葉でした。街に出かけると、デパートのポスターや駅の広告、いたるところに「ブラックフライデー」の文字。そんなに世間に浸透している言葉を今まで知らなかったことに驚きましたが、お店の大売出しなのだということはすぐに分かりました。

しかし、「なぜブッラク(黒)なんだろう…?」すぐにそんな疑問が浮かびました。皆さんはご存知ですか?もとはアメリカから入ってきた言葉のようですが、調べてみると日本ではこんな意味があるそうです。

①小売業者が売り上げ増によって儲かる(黒字になる)こと。

②道路や店舗が混み合って黒山の人だかりとなること。

③「大量にモノを買わされてしまう暗黒の日」

 ちなみに、日本では2016年に初めて「ブラックフライデー」という言葉を使って大々的なセールが始まったそうです。人間が生み出す「言葉」という道具は、日々進化しているんだなと感じました。また、豊かな生産があることと、それをつくり出す人々の働きに改めて感謝した「勤労感謝の日」でした。

ふるさとフェスタさわら2018

 

1125日(日)、香取コミュニティーセンターにて「ふるさとフェスタさわら2018」が開催されました。会場いっぱいに様々な催しが繰り広げられる中、佐原中央公民館前に作られた特設ステージでは、地元団体による音楽演奏やダンスの披露、人気芸人によるお笑いライブなど盛りだくさんのイベントが行われました。

本校からも「明日へきらめけ佐原小文化発表会」と題して、3つの文化部が出演しましたので、その様子をリポートしたいと思います。

トップバッターは,吹奏楽部です。「銀河鉄道999」「ドラえもん」「テキーラ」「彼こそが海賊」「アフリカン・シンフォニー」の5曲を演奏しました。朝早い出演でしたが、力強い演奏で会場を盛り上げました。



 

 

次は、合唱部。曲目は、「気球に乗ってどこまでも」「にじいろ」「小さな恋のうた」「青いベンチ」「手紙~拝啓十五の君へ~」です。澄み切った秋空に美しい歌声が響き渡りました。

 

 





佐原小文化部の発表を締めくくるのは、郷土芸能部です。「剣囃子」「佐原音頭」「あんば」「八木節」「ラバウル小唄」「馬鹿囃子」「砂切」などを演奏し、一気に「佐原の大祭」の世界観が広がりました。




 

このようなステージで日頃の練習の成果を発表させて頂くことができ、子どもたちにとって素晴らしい一日となりました。6年生は、今回の出演を最後にそれぞれの部を引退します。これまで部活動の中心だった6年生から、次は5年生、4年生がしっかりバトンを引き継ぐことができるよう、各部活動顧問で支援していきます。1年後、またこのステージで素敵な発表をお届けすることができるよう、日々の練習に精進していきます。

会場に足を運んでくださった皆様、応援ありがとうございました。

 

 

 

 

目標に向かって


 マラソンや駅伝のシーズンになりました。テレビを見ていても、アクアラインマラソン、箱根駅伝の予選会、都道府県対抗駅伝など、選手たちが走る姿を頻繁に目にするようになりました。選手がゴールを目指して頑張って走っている姿を見ると、テレビの前ですが、つい声援を送りたくなってしまいます。

本校でも、10月上旬からふれあいタイム(業間活動)にマラソン練習が始まり、先週の火曜日にはマラソン大会の試走がありました。子どもたちは低・中・高学年で決められたコースを自分たちのペースで一生懸命頑張って走っていました。毎週3回行われるパワーアップマラソンで練習してきたこともあり、子どもたちには、それぞれの目標や思いがあったと思います。「去年より順位をあげたいな。」「今年は歩かないで頑張りたいな。」試走でしたが、最後まで頑張って走る子どもたちの真剣な眼差しからは、一人一人の「苦しいけど頑張りたい。」という強い気持ちが感じられました。

私は、子どもの頃からマラソンが大の苦手でしたが、本校の子どもたちの頑張っている姿を見ると、自分も頑張らなければという気持ちになります。

マラソン大会の本番は124日です。子どもたちは試走の結果から新たな目標をもって本番に臨むことでしょう。目標に向かって一生懸命に頑張る子どもたちに大きな声援を送りたいと思います。

 

冬のスポーツシーズンがやってきました


平昌オリンピックでの日本人選手の活躍が記憶にまだ新しいところですが、冬のスポーツ競技が新たなシーズンの幕開けを迎えました。最近、カーリングやフィギュアスケートが始まり、これからスピードスケート、スキージャンプなども続きます。

オリンピック競技終了後の選手インタビューでは、胸を打たれるものがあり、4年に一度のオリンピックに懸けてきた選手の想いを窺い知ることができました。

金メダルは逃してしまいましたが、ワールドカップでは何戦も優勝を重ね、実績と実力を兼ね備えているにもかかわらず、“自分はまだ金メダルをとる器ではないことがわかった”と語った高梨沙羅選手や、“いろんなものを捨ててきた。いろんなものを捨てて、この金メダルのためだけに生きようって思った”と話していた羽生結弦選手の言葉が印象に残っています。

2022年の冬季北京オリンピックへの4年間がスタートしました。選手たちの活躍が楽しみです。

冬と言えば、駅伝やマラソンもシーズンを迎えます。

 私は、マラソンが苦手でした。長い距離を走り続けるのは苦しく、途中で何度も足が止まりそうになりながらも、「あともう少し、もう少し…」と自分に言いきかせながら、走っていたのを思い出します。でもゴールがだんだんと近づき、ついにたどり着いた時には、なんとも言えない達成感を味わえました。走りきった後には、とてもすがすがしい気持ちになっていました。

 今、佐原小の子どもたちは、12月4日に行われる校内マラソン大会に向けて、業間のパワーアップマラソンをがんばっています。先日、試走が終わり、目標が聞こえてきました。 

 「去年○位だったから、今年は、〇位以内に入る!」

 「本番では、試走よりも順位を上げたい!」

 「とにかく走りきる!」

一生懸命取り組んできた練習の成果が出ることを願っています。それぞれの目標に向かって、みんながんばれ!

 

毎日記念日


各地で紅葉が見頃を迎え、11月は秋から冬へと移り変わる美しい自然に目を奪われる季節です。また、行事、記念日等が盛りだくさんの月でもあります。文化の日(11月3日)、七五三(11月15日)、勤労感謝の日(11月23日)がありますが、他にポッキーとプリッツの日(11月11日)、いいりんごの日(11月5日)、トイレの日(11月10日)、ミッキーマウスの誕生日(11月18日)、世界こどもの日(11月20日)、いい風呂の日(11月26日)、いい肉の日(11月29日)と、ユニークな日もあります。こうした記念日が、日本には数多く存在します。

私も、11月20日は子どもとの時間をより大切にしたいと思います。

みなさんもぜひ、調べてみてはいかがですか?

人生を豊かにしてくれた出会い

 

みなさんも、「趣味は何ですか?」と聞かれることがよくあると思いますが、私は迷わず、「音楽を聴くことと、楽器を吹くことです!」と答えます。上手い下手はさておき、今も社会人吹奏楽団で楽器を吹いています。

 

その出会いは1984年の夏に突然やってきました。ロサンゼルスオリンピック開会式をテレビで観ていた小学生の私は、その開会式テーマ曲に衝撃を受け、「楽器を吹いてみたい!」と思うようになりました。さっそく吹奏楽部に入部し、始めて吹いた楽器はトロンボーン。腕も短く、楽譜も満足に読めなかった私ですが、あのキラキラ光るボディを手にすると、嬉しさのあまり自然に笑みがこぼれてきたのを思い出します。

 

中学校に進学し、再び吹奏楽部に入部しました。今度はホルンを吹けることになりました。「カタツムリのような」あの管を全て伸ばすと3mを超え、思うように楽器が吹けないことに変わりはありませんでしたが、それまで以上に吹奏楽やオーケストラが大好きになっていきました。演奏した曲の中で当時を思い出させるのは、大河ドラマのテーマ曲「独眼竜政宗」でしょうか。

 

その後、熱は冷めるどころかますますのめり込み、高校でも吹奏楽部に入部します。コンクールや演奏会に向けて、勉強そっちのけで楽器を吹く日々。楽器を吹くことが楽しくて仕方なかったという記憶しかありません。当時大好きだったのは、映画「ウエストサイドストーリー」の曲。VHSのテープを擦り切れるほど飽きることなく観ていたのを思い出します。

 

その後も楽器は細々と吹き続け、現在に至ります。辛いことや悲しいこと、もちろん楽しい思い出のそばにはいつも楽器と音楽がありました。1984年のあの衝撃の出会いから30数年。楽器、そして音楽は今でも私の心の支えの一つです。

 

出会うもの、夢中になれるものは人それぞれです。私はそれがたまたま楽器や音楽でした。佐原小の子どもたちにも、自分を元気にさせてくれるもの、心を支えてくれるものに出会い、人生を豊かにしていってくれることを願っています。

いつまでも


平成2年(1990年)からテレビで始まった「ちびまる子ちゃん」。まるこちゃんの産みの親・漫画家の「さくらももこ」さんが、8月15日乳がんのため永眠なさいました。53歳という若さです。

私は、とぼけたおかっぱ頭のまる子ちゃんが好きです。さくらももこさんのエッセイ集を彼女の死をきっかけに、読んでみたくなりました。『もものかんづめ』『さるのこしかけ』『たいのおかしら』を買ってみました。彼女の日常の家庭生活に、愉快なことがたくさんあったことが、エッセイから感じられました。彼女自身が「まる子ちゃん」だったのではないか、と思うようなエピソードもたくさん載っていました。水虫治療として、お茶っ葉に熱めの湯をかけてふやかしてストッキングに入れ患部を覆って寝て、1週間で水虫を治したという「奇跡の水虫治療」も載っていました。なんだか笑えます。

彼女の詩が、合唱曲にもなっています。私の好きな合唱曲です。佐原中学校の合唱部の生徒も歌っていました。~さくらももこの詩による女声合唱曲集より『ぜんぶ ここに』~より「ぜんぶ」という曲です。その詩をかみしめて読むと、今生きていることを大切にし、日常の小さな幸せを感じられる人でいたいと思います。学校で、家庭で、目の前の子どもたちと小さな幸せを一緒に感じていきたいです。さくらももこさんのこの詩に、作曲家の相澤直人さんが素敵な旋律をつけました。相澤さんの音楽講習会に行ったら、この旋律は、相澤さんが失恋をしたとき、ふと頭に浮かんだものだそうです。それがまた、美しい旋律なんです。興味がありましたら、聴いてみてください。 

さくらももこさんは、漫画、アニメ、エッセイ、詩、歌などで、ずっと生き続けますね。