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2017年5月の記事一覧
もうすぐ忠敬祭
以前、子どもたちから、
「何で、伊能『ただたか』なのに、『ちゅうけい』祭なの?」
と質問されたことがありました。
その時、私は、
「佐原の人は、伊能忠敬さんへの親しみの気持ちをこめて、『ちゅうけいさん』と呼んでいるからだよ。」
しかし、
「親しみをこめると、なぜ『ちゅうけいさん』となるのか。」
と、自分自身も疑問に思い、調べてみました。
調べたところ、「有職読み」ということでした。
有職読みとは、「敬うべき古人の実名(諱)の漢字を音読みにして敬意をあらわすこと。」という意味だそうです。
(例:伊藤博文「ヒロブミ」→「ハクブン」 藤原定家「サダイエ」→「テイカ」)
さらに伊能忠敬について調べていくと、
伊能忠敬の墓地は3つあることや、
観福寺の墓地には髪と爪が埋葬されていること、
上野の源空寺に高橋至時(忠敬の師)とともに埋葬されていることなど、
今まで知らなかったことがたくさん分かりました。
自分で抱いた疑問を、自分で調べる…。
そこから新しい発見がある…。
子どもたちの学習にもつながるな、と感じました。
疑問に思うこと、そして、自分で調べること、
それらがとても大切なことなんだということが、実感できた出来事でした。
佐原が大好きな子
遠くに住む娘から電話がありました。
「スピーチで佐原を紹介したいから写真を送ってくれないか」とのこと。
美しい町並み、おいしい名産品…佐原は自慢のふるさとだそうです。
佐原小学校では、今年度から「佐原学」に取り組んでいます。
先日、5年生が総合的な学習の時間に佐原の古い町並みについて調べました。
「何を売っているのだろう。」
「意外と知らないところがあるね。」
「写真で写して見ると、絵のようにきれいだな。」
生活の一部として当たり前のようにある景色がとても美しく、観光客が訪れる魅力的な町であることに改めて気付いたようです。
いずれ大きくなって、佐原に残る人もいれば、他の場所で生活することになる人もいるでしょう。小さいころをふと思い出したときに、ふるさとである佐原の魅力を語れるようになってくれたら…佐原で育ったことを誇りに思ってくれたら…と思うのです。
「ゆめは いまもめぐりて わすれがたき ふるさと」
さあ!これから佐原の魅力をもっと調べていきましょう!!
私の好きないろいろ
朝の静かな小野川が、私のやる気スイッチ。
季節によっていろいろな顔を見せてくれる。
今は、新緑の季節。
すぅっとした空気に包まれ、
風のない穏やかな日には、水面に青い空が映し出される。耳を澄ますと小鳥のさえずりが聞こえ、太陽の光が「今日も1日がんばろう」って声を掛けてくれる。
木の緑と空の青、ツツジのピンクや白のコントラストが最高にきれい!
佐原小学校っていいところだな。
授業中に響き渡る鉛筆の音。
黒板に向かってくる33人の視線。
「なるほど」「わかった」の声。
いつも元気をありがとう。
佐原小学校っていいところだな。
3年校外学習
5月10日に3年生の遠足がありました。
銚子にある醤油工場に行き、その後は銚子電鉄で犬吠埼に。
天気がよければ、犬吠崎の灯台にある野原で食べる予定でしたが、この日はあいにくの雨・・・。お弁当は室内で食べましたが、子どもたちは心のこもった弁当に、とても嬉しそうな表情を浮かべていました。
午後はマリンパークで、ヒトデを触ったり、イルカのショーを見たりと大興奮でした。
大切な思い出の1つになったことと思います。
全校朝会
5月1日に5月の全校朝会が行われました。今回の校長の話は、人間の脳の不思議についてでした。人間の脳は3階建ての構造になっていて、1階は「ヘビの脳(息を吸ったり、おしっこをしたりするときに使う脳)」、2階は「ネコの脳(感情を表現する脳)」、3階は「人間の脳(話したり、ものを覚えたりする脳)」になっているそうです。
校長から次のような問題が出されました。人間はこの3階建ての脳を使いながら日々生活しているのですが、いじめを受けたり、悪口を言われたりすると弱ってしまう脳があるそうです。その脳とは、3つの脳のうちどれでしょう。
正解は「ヘビの脳」です。私の学級では「人間の脳」で挙手した児童が20名以上、「ネコの脳」が数名、「ヘビの脳」が0名でした。答えを知ってあまりにも驚いた子どもたちは、その後の話も熱心に聞いていました。
悪口やいじめをするとその人の脳が弱り、反対に優しい言葉をかけたり良い行いをしたりすると脳が健康になるそうです。自分の脳も友達の脳も傷つけないように、そして、常に健康な脳でいられるように、これからもみんなでなかよく助け合って生活していくことを確認しました。
◎R6 学校をよくするためのアンケートの結果について【数値】.pdf
◎R6 学校をよくするためのアンケートの結果について【記述】.pdf
千葉県・千葉市公立学校教員採用サイト「千の葉の先生になる」開設
千葉県内の公立学校で働く現役の4名の先生方がインタビューに答え、現場からの声を届けます。