職員あいさつ

「歯みがき指導から」

 

みなさん、「8020運動」をご存知でしょうか。「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という、1989年(平成元年)から厚生労働省と日本歯科医師会により推進されている運動です。その運動の一環として、「日本国民に歯の健康増進を啓発するための日」として、1993年より11月8日は「いい歯の日」と定められました。

なぜこれほど歯を大切にしようと叫ばれているのでしょうか。それは、みなさんご存知のように歯は生きていくために重要な器官であるからです。歯は咀嚼だけではなく、発音にも関係するため会話を行ううえでも大切です。また、身体のバランスを保つ役割や、見た目にも大きく影響を及ぼします。そのように聞くと、歯はなくてはならないもの、とても大切なものであると再認識し、一層気をつけて毎日の歯みがきをしなくては、と思わされます。

10月には、香取市健康づくり課より5名の歯科衛生士にお越しいただき、6年生を対象に歯みがき教室を行いました。歯肉炎について、正しい歯みがきの仕方について、糸ようじの使い方についてなどをご指導いただき、自分の歯の状態について、また、普段どの程度磨けているかを知ることができました。今後に活かしてもらえる深い学びの時間になったことと思います。歯みがき教室の後は毎度のことなのですが、唇や口の周りに染め出し液がついてしまい、「歯みがき教室の後はみんな血色が良く見えますね」などと、職員間でも話題になります。

佐原小学校ではこれまで、1、4、6年生は歯科衛生士による指導をしてもらいました。2、3年生は保健委員(5、6年生)に歯の模型と大きな歯ブラシを使い、正しい歯みがきの仕方を伝えてもらいました。今後は、12月に5年生を対象に保健委員による「歯みがきコンクール」を行います。きちんと歯をみがけているか、染め出し、チェックを行い、きれいにみがけている人の人数をクラス対抗で競う、というものです。どこのクラスが優勝するのか楽しみです。

ご家庭でも是非、お子さんがきちんと歯をみがけているか、見てあげてください。そして、歯の大切さについて話をしてあげてください。ご家族から言われたことは、他の誰から言われたことよりも子どもたちの心に響くと思います。