2025年7月の記事一覧

夏の風物詩「セミの声」

今年は6月から暑い日が続き、どこから夏の始まりなのかわかりにくい感じがありましたが、生き物の力はすごいものです。ちゃんと時期を見計らって地面の中からセミたちが出てくることに、最近感動しています。

夏の初めは「ニイニイゼミ」。ぬけがらはよく見かけますが、小さめのセミです。そして夏休みに入るころ一斉に鳴き出すのが「アブラゼミ」。一番メジャーなセミではないでしょうか。それとほぼ同時期に「ミンミンゼミ」。鳴き声はまさに夏の風物詩です。夏休みも後半に入ると「ツクツクボウシ」と「ヒグラシ」。独特の鳴き声がとても素敵です。

また最近では、関東地方でも「クマゼミ」の声を当たり前に聞くようになりました。セミの生息域も少しずつ変わってきているようです。また、千葉県には他にも固有種がいるらしいです。(茂原市のヒメハルゼミ)

ときどき子どもに、セミの話題を持ちかけたのですが、かなり多くの子どもたちがセミのことをよく知らないのかな?と感じました。時間帯や時期によって現れるセミの種類も異なります。今、外で鳴いているのは何ゼミ?少しでも知っておくと、変わりゆく季節や時間の変化とマッチして楽しいものです。ぜひお子さまと「セミのぬけがら探し」をしながら、聞こえてくるセミの声に耳を傾けてみてはいかがですか?

写真:学研の図鑑「昆虫」より(学校図書館にあります。興味のある人は実際に見てください。)

(7月22日の記事に、左:アブラゼミ、右:ニイニイゼミのぬけがらの写真を掲載しています。)

読書に親しむ、感想文にチャレンジ?!【課題図書 青少年読書感想文コンクール】

夏休みの宿題の定番と言えば「読書感想文」。学校によって課題とするか自由とするかはさまざまですが、子どもの頃、夏休みの宿題で感想文がなかなか書けなくて、頭を抱えた人も多いのではないでしょうか。

もちろん今年もあります。その中で「課題図書」(読書感想文全国コンクール)というものがあり、低中高学年で指定されています。下の写真がそれぞれの4冊です。(「読書感想文全国コンクール」のホームページでは、課題図書を紹介していますので、詳細や見どころを知りたい方はホームページをご確認ください。)小学生の発達段階や現代社会の課題に即している本です。学校では個人面談の期間中、玄関に見本として展示しています。

感想文を書くかどうかは別として、長い夏休み、まとまった時間と余裕ができるこの時期に、じっくりと読書をするにはよい機会です。最近では本もデジタル化されているものもありますが、紙を1枚ずつめくって読み進めていく経験は、子どもの頃にさせておきたいものです。何かと楽しいものばかりに気持ちが向いてしまうのが子どもの特性でもありますので、ここは大人の出番です。ぜひお子さまに読書の経験をさせていただき、たくさんの感動を味わわせてあげてください。

 

一致団結してお子さんの健やかな成長を。【本日より個人面談】

夏休みが始まりましたが、学校では今日から個人面談を行っています。これは7月までのお子さんの学校生活をふりかえり、保護者と情報を共有し、よりよい夏休みを過ごすとともに、9月からのよりよいスタートを切ってほしいという願いがあります。

担任と保護者がじっくり話ができるよい機会でもあります。保護者と学校は確実な信頼関係のもとで教育にあたることが何より大切です。そういった意味でも、学校での様子やこれまでの成果や課題を伝える個人面談はとても重要だと考えています。「へぇ、そうなんですか。」「学校では・・・」「家では・・・」となど、意外な発見もありますが、いずれにしても、教師も親も、子どもの健やかな成長を願っているのは完全一致する真意です。個人面談で子どもの顔を浮かべながら、しっかりと情報交換と思いの共有を図っていきたいと思います。

夏休みに入ります。これまでのご支援ありがとうございました。

明日19日から、子どもたちが楽しみにしている夏休みです。6月から暑い日が続き、今日の全校集会は放送で行いました。放送室は6年生の教室のとなりですが、校長の話に反応する声が聞こえてきて、きちんと聞こうとしている子が多く、感心しました。表彰は特別感を出すために校長室へ呼びました。少し緊張した表情がほほえましい中で、子どもの活躍やがんばりを改めて感じることができました。

4月から今日まで、さまざまな学校教育活動を行う中で、子どもたちのたくさんのよい姿を見ることができました。ご家庭での生活管理や温かい励ましの声かけが支えになっていたことと思います。これまでのご支援やご協力に感謝いたします。夏季休業中は、まずは元気に健康で、次に子ども自身の「生きた学び」と成長につながるような過ごし方で、44日間をたっぷりと楽しんでいただけたらと思っています。

   

縦割り遊びは楽しみ!【全校縦割り遊び】

あいにくの雨ですが、夏休みまであとわずか。今日は各教室で縦割り遊びを行いました。

縦割り遊びは1年から6年までがそろうグループを作って行う活動です。6年生がリーダーになって計画を立て、遊びを進めます。普段あまり一緒に活動しない子が集まりますが、遊びが始まるとみんな楽しそうでした。6年生にとっては、計画・準備・運営、そしてさまざまな気配りがあって、実は「なかなか大変」という感想を多く聞きますが、結構楽しく活動できています。そして低学年にとっては、はじめの緊張感こそありましたが、とにかく楽しそうです。楽しかった思い出ランキングにも、上位によく入るのが縦割り遊びなのです。

集団で活動するときは、さまざまな制約があります。その中でのルールやマナーを大切にして、お互いに気持ちよく過ごしていくことができなければなりません。学校教育の役割として学習指導が大切ですが、集団での規律や他者への思いやりなどの情意面、人間性の重要な要素を育むことこそ、本当に大切な教育だと思っています。今も昔も、その部分に課題をもつお子さんは少なくはありません。教師ではなく、高学年のお兄さん・お姉さんが話したり伝えたり、一緒に行動したりすることは、大きな刺激になり規範になります。それぞれの学年の立場で学ぶことが多い縦割り活動。これからも効果的に進めていきたいです。