2014年5月の記事一覧

香取郡香取市陸上競技大会




 5月30日(金)に香取郡香取市小学校陸上競技大会が東総運動場で行われました。栗源小学校からは運動部の代表,6年生14名,5年生13名の子どもたちが参加しました。
 6年生にとっては,最後となる陸上大会です。行きのバスの中でも静かに集中力を高めている子もいて,最後の陸上大会に向ける意気込みが感じられました。
 会場につくと,雲一つない青空の下,東総運動場名物の風もなく,今日はまさにベストコンディションです。熱さと日射しには注意しなければなりませんが,みんな自己最高記録を目標に準備運動やアップから気合いが入ります。
 各種目の子どもたちの活躍を紹介すると,きっと何十行も書いてしまうと思います。どの子も練習の成果を精一杯発揮して,よくがんばっていました。応援にも力が入り,励まし合う子どもたち。たくさんのドラマがあり,笑顔もあれば涙もありました。

 どの子も競技に集中していましたが,みんな目標を高くもっていますから,いつもの練習以上の力を発揮しても,目指していたところにはなかなか達することができませんでした。
 あまりの悔しさに栗源小のテントに帰ってきて,涙が止まらない子もたくさんいました。あんなにがんばってきたのに,「記録なし」で終わってしまった子。(大会進行上,一定以下の記録は測定されないのです…)途中で転倒して,それでも歯を食いしばってゴールまで走った子。あと0.05秒で1位だった子。最後の最後で抜かれてしまった子。みんな悔し涙はなかなか止まりませんでした。友だちが「がんばってたよ!」「いい走りだったよ!」「すごくおしかった!」って一生懸命励ましの声をかけるけれど,なかなか気持ちは晴れないものです。

 本当は,1位じゃなくても,優勝じゃなくてもいいんです。だって,各種目60人近く参加している中で,1位になれるのはたったの一人。その子以外はみんなダメっていうのであれば,大会参加者のほとんどがダメな選手になってしまいます。そんな訳はなく,本当に大切なことは,自分の力を発揮して競技しその結果を受け入れること,そして本当に価値のあることは,結果ではなくそれまで積み重ねてきた日々の努力なのです。

 …選手のみなさんは,そんなお話を聞いても,やっぱり悔しいものは悔しいですよね。結果がでなければ悔しくていいと思うし,努力したからこそ悔しくてあたりまえだと思います。悔しかったことを忘れずに,その悔しさをどんな力に変えるか,それがこれからの課題です。くさったり,あせったり,あきらめちゃダメですよ。みんなにはいつだって「次」があるんです。悔しさを力に変え,次への挑戦を今日から始めていきましょう!

 保護者のみなさまには,当日の盛大な応援をはじめ,大会参加への準備,練習の際の送り迎えなど,たくさんのご協力をいただきました。本当にありがとうございました。
【栗源小学校入賞者】
 男子走り高跳び 6位 6年R.Cさん,6位 5年S.Mさん
 女子100m 2位 5年Y.Tさん
 女子800m 5位 6年A.Iさん
 女子80mハードル 6位 6年C.Sさん
 女子走り高跳び 4位 6年M.Oさん
 女子ボールスロー 7位 5年U.Iさん
 女子4×100mリレー 8位 5年Y.Tさん,6年N.Sさん,5年H.Iさん,5年N.Iさん
 女子総合3位