日誌

2020年12月の記事一覧

寒さにも負けず(林 俊幹)

 今日はとても寒いです。しかし、小見川中の生徒は、寒さにも負けずに元気に活動しています。冬休み(12月24日から1月5日まで)まで、あと1週間、寒さに負けずにがんばりましょうね。
    
左側;1年生の書初めの授業。『古都の春』と書いていました。
左から2枚目;元気に持久走の学習をする2年生。
右から2枚目;太陽系の惑星や衛星の学習をする3年生。(そう言えば、はやぶさ2も話題となっていますね)
右側;高校入試に向けた、面接練習をする3年生。 

『天野屋利兵衛は男でござる』(林 俊幹)

 私(1960年生まれ、昭和35年)が大学生の頃には、学生運動はすっかり下火となり、政治的な熱が冷めた世代。高度経済成長期と子ども時代が重なるため、戦中世代や戦後のモノ不足を知る世代からは、「忍耐力がない」「甘えている」「常識が通じない」「敬語が遣えない」などと揶揄(やゆ)され、『新人類』と言われました。その新人類も60代となり、ゆとり世代の今の若者を「最近の若者は・・・。」と嘆いています。
 しかし、過去数千年ずっと年長者のあいだで「最近の若者たち」に対する不満が繰り返し蔓延するということは、これらの批判が正当なものではなく、また特定の文化や時代の特異性によるものでもないということです。むしろ、これは“人類に特有の習性”である可能性が高いように思います。ちなみに、ピラミッドの壁画のいたずら書きを訳したら「最近の若い奴らは・・・。」と、若者に対する不満が書いてあったそうです。
 どうやら「最近の若者」への批判は、自分自身の資質や過去の記憶をすっかり棚に上げて、偏見や思い込みで世間を眺めるようになってしまった結果らしいです。

 ところで、昨日(12月14日)は赤穂義士が吉良邸へ討ち入った日でした。
 私事ながら、『忠臣蔵』が子供の頃から大好きで、そして、最も心を強く動かした人物は、浅野内匠頭でも大石内蔵助でもなく、天野屋利兵衛でした。拷問で死ぬより辛い目に遭わされても赤穂義士の討入り計画の秘密を守り抜き、「天野屋利兵衛は男でござる」と叫んだ、まさに「男の中の男」。以来、天野屋利兵衛は私にとって、ウルトラマンや星飛雄馬をはるかに凌ぐ憧れのヒーローとなったのである。

効率だけを追求したリモート学習について(林 俊幹)

 学級経営は、学級担任と生徒との相互教育作用を通して、学習や学校生活の基盤となる望ましい学級集団を築きあげていく教育活動をさします。
  理屈はいいにして、平たく言えば、良い学級担任は学級経営が上手いということです。
 今、1、2年生は朝学習のまとめテストを週末に行っています。このまとめテストは、朝学習で出したプリントから出題されます。数学でしたら、数字は違いますが、解くパターンはまったく同じな、いわゆる『そっくりしょう問題』なんです。言い換えれば、満点を取るのは、各教科の能力ではなくて努力そのものなんです。
 私が言いたいのは、そのまとめテストに向けての担任の姿勢です。ある学級では、まとめテスト前に担任が『マイナスかけるマイナスは』と全体に言うと、生徒は『プラス!』と答えてから、テストを行っていました。
 コロナの関係で、パソコンを利用したリモート学習が注目されていますが、やはり、学校は生徒同士あるいは生徒と教員で、人間的な関わりを大切にした温かい学習が絶対に必要だと思います。(仕事柄、私はパソコンが大好きだと言うことは言うまではないですが)
 しかしなんで、こんなにまとめテストに学級差があるんですか?平均到達率が低いのは単に、学級担任の手抜きと言われても文句は言えまい。

   
左側、左から2枚目;1、2年生の朝学習のまとめテスト結果。満点者が掲示されています。学級によっては、全員が満点者のところもあります。
右から2枚目、右側;3年生は卒業式の学年合唱『大地讃頌(だいちさんしょう)』の練習を始めました。

受賞紹介

 吹奏楽部と国語科(書写)より受賞の報告をいたします。
【吹奏楽部】
 TBSこども音楽コンクール 中学校重奏部門 
  ◎優良
  フルート三重奏 3年 大坂さん・柴田さん・菅谷さん
【国語科(書写)】
 香取神宮 小中学校児童生徒書画展覧会 書写の部
  ◎崇敬会長賞 3年 太田さん
  ◎金   賞 1年 髙岡さん、2年 久保木さん、3年 多田さん、髙橋さん
  ◎銀   賞 1年 向後さん、2年 木村さん、3年 向後さん
  ◎銅   賞 1年 熊谷さん、鎌形さん、2年 関口さん
 
                          おめでとうございます。

今度は『イタリアの英雄』パオロ・ロッシが逝く(林 俊幹)

  パオロ・ロッシは、1982年のスペイン・ワールドカップで驚きの働きをしました。1次リーグでは無得点も、2次リーグの大一番、当時黄金のカルテットと言われた、ジーコさん、トニーニョ・セレーゾ、ソクラテス、ファルカンを擁するブラジル戦で、ロッシはハットトリックを達成して歴史に残る番狂わせを演じました。
 ロッシはこのゲームで、ヘディング、ドリブル突破からのシュート、ワンタッチボレーと、ストライカーに求められるすべての要素を見せつけました。特に、2点目のトニーニョ・セレーゾのミスパスを「かっさらって?」決めたシュートは、ボールが伸びたように見えました。
 38年前にイタリア全国民を歓喜させ、同時にブラジル全国民を泣かせた『イタリアの英雄 パオロ・ロッシ』。マラドーナに続き、また一人、私の『アイドル』が亡くなってしまいました。合掌

 ※ジーコさん、トニーニョ・セレーゾは、後にアントラーズで選手及び監督として活躍しました。ちなみに、ジーコさんのことを尊敬と感謝の念をこめて「さんづけ」で呼ぶのは、アントラーズサポーターとして常識です。
 また、イタリア代表やアルゼンチン代表が着ていた、ルコック社製のユニフォームはとてもかっこよかったです。