日誌

効率だけを追求したリモート学習について(林 俊幹)

 学級経営は、学級担任と生徒との相互教育作用を通して、学習や学校生活の基盤となる望ましい学級集団を築きあげていく教育活動をさします。
  理屈はいいにして、平たく言えば、良い学級担任は学級経営が上手いということです。
 今、1、2年生は朝学習のまとめテストを週末に行っています。このまとめテストは、朝学習で出したプリントから出題されます。数学でしたら、数字は違いますが、解くパターンはまったく同じな、いわゆる『そっくりしょう問題』なんです。言い換えれば、満点を取るのは、各教科の能力ではなくて努力そのものなんです。
 私が言いたいのは、そのまとめテストに向けての担任の姿勢です。ある学級では、まとめテスト前に担任が『マイナスかけるマイナスは』と全体に言うと、生徒は『プラス!』と答えてから、テストを行っていました。
 コロナの関係で、パソコンを利用したリモート学習が注目されていますが、やはり、学校は生徒同士あるいは生徒と教員で、人間的な関わりを大切にした温かい学習が絶対に必要だと思います。(仕事柄、私はパソコンが大好きだと言うことは言うまではないですが)
 しかしなんで、こんなにまとめテストに学級差があるんですか?平均到達率が低いのは単に、学級担任の手抜きと言われても文句は言えまい。

   
左側、左から2枚目;1、2年生の朝学習のまとめテスト結果。満点者が掲示されています。学級によっては、全員が満点者のところもあります。
右から2枚目、右側;3年生は卒業式の学年合唱『大地讃頌(だいちさんしょう)』の練習を始めました。