日誌

2021年7月の記事一覧

7月30日(金)

 本日も、部活動でたくさんお生徒が登校しています。

(追記)
夏休み中、話題の少ない時は「詩」や「心に残る言葉」などの紹介をしたいと思います。
 
 今日は、東京都出身「マエキ クリコ」さんの「ある水分子のひとりごと」という詩を紹介します。
 あなたは、わたしは、いったいなにもの?

 ある水分子のひとりごと
人は わたしを雲とよぶ
だけど わたしは雲じゃない
前まで、わたしは海だった
ざぶんざぶんと 波つくり
魚や船を つつんでた

お天道さまに さそわれて
じょう気になって 来たけれど
何にも知らない、雲のこと
どうして ここに来ただけで
わたしは雲と よばれるの?

人はわたしを海とよぶ
だけど わたしは海じゃない
前まで、わたしは雲だった
ふわりふわりと 形かえ
鳥や飛行機 つつんでた

お天道さまに さそわれて
雨になって 来たけれど
何にも知らない 海のこと
どうして ここに来ただけで
わたしは海と よばれるの?

どうして いばしょが変わるたび、
わたしは ちがう名になるの?
どうして まわりと同じ名で、
人は わたしの名をよぶの?
わたしを 記号にすりかえる
わたしを 知りはしないのに