日誌

香取中日誌

道徳スペシャル授業

 12月15日(金)、2023年も、あと半月となりました。カウントダウンをし始めるとなんだか気ぜわしくなりますね。

 今日の香取中の4時間目、3年生は道徳の授業。今日はスペシャルティーチャーによるスペシャル授業。いつも初任者指導にいらしている先生に授業を展開していただきました。内容は、「道徳って何?」「道徳の授業で何を学ぶの?」生徒も職員も共に学ぶ授業。まずは、漢字クイズにチャレンジ。一人で解いた時より、他の人と話し合うほうが、いろいろな解答を共有できたり、新しい考えを発見ができることを学びました。そして、日常的な「笑い」の事例をもとに、自分の考えをグループでの話し合いをとおして深めていきました。「笑い」にも2種類がある。悪意のある「笑い」と悪意のない「笑い」、そして思いやりのある「笑い」、思いやりのない「笑い」。どちらの「笑い」を自分なら望むのか? 生徒はじっくりと考える時間となりました。

 

よく学び、よく遊べ

 12月14日(木)穏やかな一日。ラウンジ(本校職員室にある一角)では、明日の1年生の食育授業の打合せを保健室の先生と1年職員で行っていました。1年生のみなさん、Myお箸(はし)を明日お忘れなく!

 本日の給食は、かつおカツマスタードソース、香取の具沢山汁、野菜の昆布和え、牛乳プリン、ごはん、牛乳でした。かつおカツはお魚感があまり感じられず、とり肉のような柔らかさで、酸味が少し効いたマスタードソースと相まっておいしくいただきました。

 お昼休みは2年生を中心にグラウンドでサッカーやバレーボールで遊ぶ姿がありました。「よく学び、よく遊べ」そしてよく食べ、しっかり寝る。この身体に良いサイクルの起点は、やはり身体を動かすことだと思います。きっと昼休み、よく遊んだ人たちは、身体も心もリフレッシュして5時間目に臨めたと思います。

 そして5時間目、3年生は入試に向けて面接練習。はりつめた中、緊張感をもって面接練習に参加する3年生はキリッとしていました。2年生は、タブレットを使って読解力テストにチャレンジ! 慣れないテストに始めはとまどったと思いますが、1時間集中してテストを受けました。学力向上の土台のひとつは「読む力」と考えます。事前に本校職員もみな読解力テストを受けてみました。より良く教えるためにも、より良く学ぶためにも、テストのデータをもとに、改善を図っていきたいと考えています。

 なお、11月30日の学校だよりでもお伝えしているとおりですが、今回の取組については参考資料として、新井紀子著「AIに負けない子どもを育ている」をもとにしています。今後もいろいろな視点から本校の学力向上に努めてまいりたいと思います。

 ちなみに、「よく学び、よく遊べ」は、明治時代に英語のことわざから日本語に訳されたようです。

  Work while you work, play while you play.

 

 

千葉ポトフ 給食に登場!

 12月13日(水)給食に千葉ポトフが提供されました。その名のとおり、千葉県香取市産を中心とした食材が使われています。本校の香取学習2「食と健康」グループの4名(3年2名、1年2名)で開発したオリジナルレシピに基づいて、今日の給食で提供されました。実際のオリジナルレシピの名前は「一度は食べていただきたい豪華8種の千葉県食材を使用した至極の千葉ポトフ」

 お昼の放送では、レシピ開発者の3年生2名が「千葉ポトフ」について説明をしました。ここでその説明を紹介します。

『調理実習で試食した後、栄養教諭の先生から「具材が多いので、いろいろな栄養素がとれています。また、ほかの料理と組み合わせやすいのも良いところです。じゃがいもを使っているので、ビタミンCがとれています。いも類に含まれるビタミンCは熱に強く壊れにくいので上手に取り入れましょう。パセリの色もきれいでした。パセリは鉄分もとれるので、彩りだけでなく取り入れましょう。」という評価をいただきました。そして、今日の給食の献立に取り入れていただき、とてもうれしく思います。僕たちの自信作です。どうぞ召し上がってください。」

 なお、レシピはホームページの『お知らせコーナー』に掲載されています。ご家庭でもつくって、からだもこころもあったまってくださいね!

お花のプレゼント

 12月13日(水)おはようございます! 久しぶりの朝からの青空に、日差し。気持ちがいいですね。挨拶の語源は「こころを互いにひらく」ときいたことがあります。「おはようございます。」を交わす朝のはじまりを大切にしたいと思います。

 さて、今朝うれしいことがありましたのでご紹介します。地域の方からお花をいただきました。いただいたお花を教頭先生が早速花瓶に飾ってくれました。正面玄関でそのお花と出会えます。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

季節の飾り

 12月15日(金)、12月21日(木)のお昼休みに昨年好評をいただいたトークイベント「英語の絵本を楽しもう!ストーリーテリング(storytelling)」を開催します。今日は英語科の先生と会場となる図書室1階閲覧スペースの飾り付けをしました。ライティングすると、なんだか学校とは思えないおしゃれな空間がより魅力を増します。また校長室の飾り付けの中に、緑がなくてさびしいということで、生徒さんが折り紙でツリーを作ってくれました。ありがとうございます!

 今回取り上げる絵本は、さとうわきこ著「あめふり」と「いじわるグリンチのクリスマス 原題 How the Grinch Stole Christmas! 」です。是非楽しみにしていてください。このトークイベントの模様は、学区の水の郷小学校、香取小学校にもオンラインで配信する予定です。

 

季節の匂い(学校版)

 12月12日(火)恒例の「今年の漢字」が発表されたようです。それは『税』。学校も保護者地域の皆さまからの税金で運営していますので、気を引き締めてより良い学校を目指して学校運営を進めてまいります。保護者の皆様、地域の皆様のご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

 今週は英語強化ウィーク。昨日に引き続き、英単語のプリントを真剣に解いています。単語をたくさん覚えて、自分の気持ちや考えをきちんと伝えられうようになるといいですね。

 さて、この季節に学校だからこそ、「匂う」香りがあります。それは何だと思いますか。

 それは、「墨(すみ)」の香りです。国語の時間に習字を行っているからです。その習字も題材は「書き初め」。授業で学び、冬休みに練習を重ね、この1枚!の出来の作品を提出します。今年は1年生が「花の季節」、2年生は「美しい山河」3年生は「早春の風景」。練習の成果が発揮された渾身の作品ができることを期待しています。

 そしてお昼の給食は、給食ナンバーワンのデザートの登場!「レモンカスタードタルト」、トマトスープに若鶏ごま照焼き、焼きそばにピタパン。みんなの大好きなメニューばかりで、おいしくいただきました。

 

 

 

香中検定英語強化週間

 12月11日(月)、曇り空の週はじめ、みなさん、お元気ですか? 人は不思議ですね。AI技術が発達してきている高度情報化社会に生きる私たちなのに、太古の昔から変わらない天気に心も体も左右される「いきもの」です。ブルーマンデー(Blue Monday) 憂うつな気分で月曜日を迎えた人もいらっしゃるでしょうか。そんなときは、「お知らせ」コーナーにある『地産地消オリジナルレシピ」から選んで料理を作り、五感を目覚ましてみてください。

 さて、今日の香取中は、まず朝の時間。それぞれがタブレットを持ち出して入力しています。これは、評議委員会で決めた「香中能力」について回答します。挨拶や学習、行事、掃除への取組について自分自身を振り返って回答しました。

 また、今週から英語力強化ウィークに突入しました。中1の今の段階で身に付けておきたい英単語を全校で覚えます。一問一答式で覚える方法もありますが、文の中でその単語がどう使われるのか穴埋めをする問題に生徒はチャレンジ。知識を蓄え、それを活用できる人になってもらいたいと思います。

 

小江戸マラソン

 12月10日(日)に小江戸マラソンが実施されました。本校からは、昨年に引き続き大会のサポートを陸上競技部が行いました。参加者のために受付や給水場での水分を提供する仕事などとても熱心に行うことができました。3000人を超える参加者がいましたが、無事大会を終えることができました。陸上競技部のみなさんのおかげです。朝早くから大会のサポートありがとうございました。

令和5年度香取郡市PTA研究大会

 12月9日(土)に多古町コミュニティプラザにて令和5年度香取郡支PTA研究大会が実施されました。本校からPTA本部役員を含め5名で参加してきました。研究大会では、「課程・学校・地域社会との連携を深め、新しいPTA活動の在り方を考え、推進しよう!」をテーマに中学生による人権作文の発表、調査研究発表、記念講演が行われました。特に記念講演の大胡田 誠 先生の講演は心に響く内容でした。「全盲の僕が弁護士になった理由~あきらめない心の鍛え方~」といった演題でしたが、「人間関係は鏡うつし」「できない方法を探すのではなく、できる方法を探す」「迷った時には自分の心が温かい方を選びなさい」「『もう無理だ』と思った時が一番夢に近づいたとき」など素敵な言葉をたくさんいただきました。

学校保健委員会

 12月7日(木)午後3時30分から、本校会議室で、令和5年度学校保健委員会を開催しました。委員会のメンバーは学校医の先生、PTA会長、PTA副会長、校長、教頭、教務主任、体育主任、給食主任、栄養教諭、養護教諭。本委員会の目的は、多様化する健康の問題に適切に対処するとともに、健康つくりを推進し、生徒の心身の健全な発達を目的として活動するものです。

 今回は事前に保護者の皆さんに健康に関するアンケートにお答えいただき、その結果をもとにさまざまなお立場からご意見をお聞きしました。

 アンケートの内容は大きく2点、1つは「現在のお子さんの健康について特に気になること。2つめは、家庭で特に意識して取り組んでいること

1「家庭で子どもの健康で特に気になること」については、タブレット・スマホに関することが最も多く、ついで睡眠や目の健康、心の健康や食事に関することなどでした。

2「家庭で意識して取り組んでいること」については、食事(バランスや食品添加物等)と睡眠(早寝早起き)がもっとも多く取り組んでいる内容でした。

 学校保健委員会では、「良い連鎖」としての生活習慣は、

朝食をしっかり食べる(朝排便、身体も頭も目覚める)⇒心も身体も心地よい⇒運動する・遊ぶ⇒おなかがすく(ごはんを食べる)⇒ぐっすり眠る

 このサイクルをめざし、学校では子供たちが自分の身体は自分で管理する「セルメンテナンス」を進めて行くこと、また、「セルフメディケーション」自分自身の健康に責任をもち、ちょっとした身体の不調は自分で治すことの大切さが話題に出ました。

 身体は自分が食べたもので作られています。その当たり前のことを自覚して、健康な生活を送っていけるよう、学校と家庭が協力して進めて行きたいと思います。

 ちなみに本日の給食は和食。ごはんにサバの味噌煮、かぶのみそ汁にひじき煮、牛乳でした。おいしくいただきました。

 

今日の香取中

 12月6日(水)、午前中は日が差さず昨日と同じような寒さでしたが、お昼からは一転して青空になり、あたたさが戻ってきました。日の光の力は大きいんですね。

 さて、今から146年前の今日は何の日でしょうか。

 

 1877年12月6日、エジソンが蓄音機に録音・再生に成功した日とされています。エジソンは発明王と知られていますね。蓄音機に加えて、白熱灯や映画などたくさんのものを発明しています。そしてエジソンと言えば次の言葉が有名ですね。

「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」

 エジソンは母親からの最大の教育は「本を読むこと」と話し、たくさんの本を読むことで知識を得ていたようです。そして疑問に思ったこと、不思議と思ったことに対して、「試してみる」「手を動かしてみる」その「行動力」により、失敗をしてもめげず、成功をつかんだのかもしれません。

 ところで、146年前に蓄音機に音を入れて再生したものとはなんだったと思いますか?

 

 それは、「メリーさんの羊」だったそうです。この日にちなんで今日は「音の日」に制定されています。声を発信する。声を聞き入れる。そんな双方向のコミュニケーションを大切にしたいです。

 ちなみに、お昼の放送では、生徒課本部から校則の見直しについて全校にアナウンスがありました。生徒のみなさんはしっかり声を受け止めることができましたか。BGMはドヴォルザークの新世界交響曲第4楽章(ケルテス指揮ウィーンフィル演奏)

 今日の給食は、季節のさつまいもを使ったさつまいもパン、牛乳、ほきトマトクリームフライ、クリームシチュー、花野菜サラダ、フレンチドレッシング、青のり小魚でした。目にも鮮やかで身体があったまるメニューでした。

 昼休みは外でキャッチボールやバレー、バスケット、鬼ごっこもする人たちもいて、午後の授業に向けてリフレッシュできたでしょうか。

 そして午後からは三者面談、また、授業にもしっかり取り組んでいました。

 

校則見直し ルールメイキング

 本校では今年度生徒会を中心に自分たちの学校の校則(約束事)ルールを話し合い、より良いものにしていく「ルールメイキング」を行っています。校則の見直しに当たっては、5月11日に行われた生徒総会で、時代にそぐわない校則があるのではといった質問がありました。

 そこで生徒会では全校生徒が毎日楽しく送れるように活動することが生徒会本部の目標であるため、生徒一人一人の意見を聞こうとアンケートを実施しました。アンケートをもとに、生徒会本部が学級会長副会長による評議員と話し合いを重ね、靴下の色について新たなルールを考えました。先生方にも理解を得て、本日校長室で生徒会本部が説明、承諾のもと、本日の帰りの会で生徒会本部が各学年に生徒会新聞を配付、口頭で校則の見直しの経緯を話し、新たな約束事について説明をしました。

 将来の社会をつくる担い手である生徒のみなさんが、学校という社会で、より良い学校づくりをしていく中心になってくれたらと考えています。「誰かではなく、自分たちがつくる」その一歩を踏み出した成果が見られました。

 

今日から全学年三者面談スタート

 12月5日(火)から8日(金)までの4日間、本校では三者面談ウィークです。3年生は進路校決定に向けての話し合い、1,2年生は冬休み前までの学校生活を振り返り、2024年新年を迎えるための面談となります。昨日までの晴天で穏やかな天気とは違い、今朝から雲で覆われた天気。日差しがないと、いよいよ冬が来たことを体感で感じます。保護者の皆様、お忙しい中、ご来校いただきありがとうございます。1年生の面談資料の表紙には、合唱発表会、班写真の素敵な笑顔が、2年生の資料表紙には、体育祭、合唱発表会、職場体験学習の頼もしい表情が見られます。充実した面談となることを願っています。

 ちなみに、充実した面談の前に腹ごしらえ。本日の給食のメニューは、牛乳、ごはん、とろとろキーマカレー、かぼちゃとポテトのチキンサラダ、ヨーグルト。今日は小学校とは全くの別メニュー。かぼちゃが入っているのに、意外とさらっとした味わい。そして色とりどりのサラダで、おいしくいただきました。

 

 

1年生 サイパンとオンライン国際交流!

 12月4日(月)9時20分(サイパン時間10時20分)から、本校1年生がサイパンのホップウッドミドルスクールの学生とオンラインで国際交流(約50分)を行いました。本校ではすでに1月30日に現3年生がオンラインで国際交流をしており、2年生は7月にサイパン市長と学生が香取市役所を表敬訪問した際に、オンラインで阿波踊りのパフォーマンスを視聴しています。

 今回はまず香取中1年生が20分間発表。内容は、①授業でプレゼンを行った有名人、人気キャラクターの紹介②日本の伝統文化の紹介 ①和太鼓(郡市音楽発表会の演奏動画)②雅楽(香取神宮奉納演奏動画)③茶道(動画) 1年生は堂々と発表ができました。

 一方、サイパンのホップウッドミドルスクールからは、学校生活(日課やクラブ活動など)や伝統ダンスを披露してくれました。事前にサイパンで使われているチャモロ語を学んだ1年生。こんにちは「ハファ・デイ!」ありがとう「シジュウスマアシィ」、さよなら「アディオス」を使いながらコミュニケーションをとりました。また、一緒にサプライズでダンス?!も一緒にトライしてみました。なお、この国際交流の様子は学区の小学校2校にもオンラインで配信をしました。

 本交流にあたっては、市教育委員会からのご協力、市役所から企画政策課姉妹都市交流担当の方もお越しになり参観していただきました。

 今後月1度のペースで1つの話題を決めて、英語でコミュニケーションを図っていきたいと思います。学区の小学校にも配信します。4月に入学してくる6年生のみなさん、今後香取中に入学するみなさん、楽しみにしていてくださいね。


水郷ジュニア野球大会 大健闘!

 12月3日(日)午前10時30分から、香取中・新島中・神崎中合同チームが、山田中・多古中・佐原五中合同チームと戦い、快勝しました。対戦相手は先日香取郡市新人野球大会で優勝したチーム。新人戦後も合同練習、練習試合を積み重ねた結果が成果としてはっきり出た大会となりました。守っては本校の2年ピッチャーが力投し、見事完投勝利を収めました、また、攻めては1回の裏に相手チームに2点を入れられながらも、体勢を立て直し、3回表に逆転の3点を入れ、さらに7回にも2点追加し、結果5-2の大健闘。その後30分の休憩を入れ、午後1時から旭一中・旭二中の合同チームと戦いましたが、疲れが抜けきれず残念なら勝ち星を得ることはできませんでした。ですが、確かな手応えと自信をもって春に迎えるチームワークができたと思います。さらなる活躍を期待します。寒い中、選手の皆さん、顧問の先生方、応援に駆けつけていただいた保護者の皆様、ありがとうございました。

※たくさんの名場面がありましたが、うまく撮影ができず、頑張った様子の一部を画像で紹介します。

 

今日の香取中

 今日から12月。今年もあと1ヶ月と節目の月。朝の時間は香中検定(漢字)に全学年で臨みました。読みが10問、書きが10問の計20問。ここでいくつか紹介します。チャレンジしてみてください。

<読み> 1 考えを示唆する。 2 作戦を遂行する。 3 長い年月をてる

<書き> 1 あの人のセンモン分野だ。2 勝負をアズける。 3 流れに身をユダねる。

 さて、今日の2年生は、担任の先生ではなく、学年の先生が道徳を担当。題材は昨日の人権教室と関連して、国際交流をとおして日本の伝統文化や国際理解を深めていく内容。海外の印象や日本の印象についてクラスの中で意見を出し合う中から今日の題材を読みました。クラス全体で海外の人の日本への印象を読み取る中で自分の国についてのより深く考える機会となりました。

 1年生は、先週の「清掃を考えるPart2」を振り返り、その後「今年の1年を漢字1文字で表す」活動を行いました。みなさんにとってのこの1年を漢字1文字で表すとどうですか?

 

大饗祭

 11月30日(木)午後6時から香取神宮で大饗祭が催され、本校から3年生、1年生の生徒が本殿前で舞を披露しました。「大饗祭(たいきょうさい)」は知る人ぞ知る祭事なのでしょうか、大変厳かな雰囲気の中、かがり火の元、神事が行われました。10月は神無月。神様がみな出雲に行かれるので、出雲以外は「神無月」、出雲は「神有月」と言われます。実は香取神宮の神様も東国を守るため、この地にとどまるということで香取の地も「神有月」というわけです。出雲から帰郷した神々が香取神宮に集い、その疲れをいやす祭事が「大饗祭」のいわれのようです。

 香取の杜の中、かがり火がぱちぱちと音を奏で、オランダ楽隊、雅楽が響き渡り、厳かで秘められた神事の中、本校の生徒2名他が若武者の装束を身にまとい『大和舞』を奉納しました。地域の伝統行事に本校生徒が参加できましたこと、そしてその姿を拝見できましたことに感謝の気持ちでいっぱいです。そして心が清められました。

 ※12月2日付千葉日報2面でも「大饗祭」は紹介されています。

 

 

2つの講演会 第2弾 『人権教室』

 11月30日(木)6時間目に、全校生徒を対象に『人権教室』を開きました。講師に香取地区の人権擁護委員の方をお迎えし、「ちがいを理解し、より良い人間関係を築こう」を大きなテーマに『国際理解』について考えました。

 まずは、日本が世界でどんな位置にいるのか、国土面積で比較をしました。世界196か国のうち、日本は第61位です。ですが、沿岸の水域200海里、排他的経済水域(EEZ)を合わせると、なんと世界で第6位に上がることにみな驚き。その水域に眠る豊かな資源について目を向ける機会となりました。

 次に、若者(13歳から30歳)白書によるデータ比較から、日本の若者と世界の若者の意識の違いについて理解を深めました。例えば、自己肯定感や意欲、心の状態、将来の希望、社会参加に対する意識は世界と違った傾向にあるものの、家族や家庭生活、友人関係については似た傾向にあることに気づきました。その他に、日本に住む外国人の方が、習慣や風習の違いについて違和感を感じていたり、外国人が日本に来て驚いたことや人気の文化についても知りました。講演中、活気のある意見や反応で、講師の先生や家庭教育学級担当の先生からはお褒めの言葉をいただきました。

 今後ますます外国の人が観光に訪れたり、共に働いたりすることが増えていく世の中になります。そんな時、違いによってすれ違ったり誤解を生んだりするかもしれませんが、違いを理解しようとすることをあきらめないことが国際理解の第一歩と考えたいとお礼の言葉で生徒会長が話してくれたことが印象に残りました。そして最後に広島原爆投下後の兄弟の写真を紹介していただき、平和の尊さもあわせて学びました。

 

2つの講演会 第1弾 『受験期の食生活』

 11月30日(水)、11月も最終日。今年もあと1か月となりました。寒さも本格的になってきます。体調を整えて12月師走を迎えてくださいね。

 さて、今日の香取中。5時間目、3年生は『受験期の食生活』について、栄養教諭の先生、養護の先生、担任の先生のトリプルで特別授業を行いました。ねらいとしては、①受験期に生活リズムを整えることが大切であること、②受験期に大切な食生活のポイントを理解し、実行できるようになること、この2点を学びました。話の中では、朝おきて朝食を食べた時と食べないときに体温の変化が起こるのか、サーモグラフィーによって確かめたり、体調を整えるために必要な栄養、ストレス解消の有効な栄養・食べ方、頭の働きを良くする食べ方・そしゃく(よくかんで食べること)、夜食のアドバイスなどを聞きました。知識を自分のものにするには、まず実行。早速明日の朝食をしっかりとれるよう夜更かしせず、効率よく勉強に励んでくださいね。

 

 

過去と今を国語で

 11月29日(水)1時間目、1,2年生ともに国語の授業。1年生は新聞を活用して『文法』の授業。グループごとに日本語の品詞(名詞や動詞、形容詞に形容動詞、感動詞に接続詞、助詞に助動詞、副詞に連体詞)を、実際に新聞記事で使われているものから抜き出して、その働きや使われ方を学びました。新聞はさまざまなニュースの情報源であり、現代をいきる言葉の使い方のショーウィンドウでもありますね。

 一方、2年生は古典。『徒然草』から「奥山に猫またといふものありて」を読みました。「猫また」とは人をくうおそろしい化け物と噂されており、ある夜、一人の僧が帰り道に噂の「猫また」におそわれ、はうように家にたどりついた。ところがその「猫また」とは、実は〇〇〇だった。というオチがあるお話です。

 徒然草は今で言う「エッセイ(随筆)」その作者は兼好法師。古文という古い日本語を読み解きながら、昔も今も同じ感覚であったことに気づいたり、別の印象をもったりと古のエッセイストの兼好法師が考えたことを、今を生きる私たちがどう感じ考えるか、自分の中で受け止めてみることは面白いですね。