日誌

香取中日誌

12月2週目!

 12月8日(月)みなさんお元気ですか。12月も2週目。今年もあと3週間あまり。今朝も霜がおりる寒さでしたが、日中はだいぶあたたかな陽気でした。

 さて、今日の香取中は国語関連の授業を中心やイベント等も紹介します。1時間目の2年生は教育実習の先生の最後の授業。精錬授業のつづきで平家物語、敦盛の最期。登場人物の心情の変化を読みとりました。1年生の国語はオツベルと象。グループ毎に段落で交代しながら読み込んでいきました。4時間目の3年生の国語は島崎藤村の「初恋」。明治時代の文豪、島崎藤村が書いた文語調の定型詩。声に出すと七五調で、心地よく響く詩。今日はグループ毎に4つの連にそれぞれタイトルをつけるとどうなるかを話し合い、クラスで発表しました。そして、なぜそのタイトルをつけたのかをそれぞれのグループ毎に自分たちのことばで説明。クラス全体で「なるほど!」「そういう考えなんだ。」と納得したり、新たな視点に気づいたりした時間。担当教員が生成AIを使い、それぞれの連をビジュアル化するとどうなるかをクラス全体に提示して確かめ、作者の意図により合ったものに調整をしながら、遠い明治の話ではなく、今を生きる自分たちに関連づけながら詩の内容の理解を深めていきました。授業最後では、なぜ藤村は「初恋」の詩で「林檎」を使ったのかという発問が投げかけられました。みなさんならどう思いますか?

 お昼休みは図書委員会によるブックイベント!本校が誇るユニークな図書室1階閲覧スペース。文化部のみなさんが季節感を前面に押し出した飾り付けをした空間でのイベント。まずは、宮崎駿によるジブリ映画「ハウルの城」をもとにした本の朗読会。そして図書委員の3年生と2年生のよるおすすめ本の紹介がありました。

 本校では「ことば」を大切に、そして相手に自分の考えをきちんと伝えることを大事に教育活動を進めています。そそして5時間目の1,2年生は香取学習4。これまでお世話になった3年生に感謝の気持ちを「ことば」やパフォーマンスで表現する場。3年生を送る会のオリエンテーションを行いました。お楽しみにしていてください。

 

 

今日の香取中

 12月5日(金)みなさんお元気ですか。今朝は一段と寒さが厳しくなり、氷点下に近づきそうな寒さでした。1週間が終わるところ。体調を崩さないようにしてください。

 さて、今日はALTの先生の勤務日。韓国出身のALTの先生から、今日の寒さを chilly or cold と尋ねられました。「寒い」=「cold」と私たちは覚えていますね。その寒さも、ちょっと寒い、冷える感覚と、冬らしい寒さ、そして真冬の凍える寒さがありますね。語彙(単語)を増やすと、感情や思いの幅を広げられることを改めてALTの先生との会話で改めて感じました。ちなみに、「ちょっと冷えるね(肌寒いね」が「chilly」。単語の知識だけだと記憶には残りづらいです。そこで、どんな場面で使うか対話文にしておくと、覚えやすいので紹介します。

A: It's chilly today, isn't it?  (今日はちょっと冷えるね。) B: Yeah, I need a jacket. (うん、上着がいるね。)

そして冬らしい寒さが「cold」そして、凍てつく、凍えそうな寒さが「freezing 」になります。これらの例文はぜひお読みになっているみなさんで調べてみてください。ところで、みなさんにとっての今日の寒さは、chiily? cold? freezing?どれでしょうか。

 今日の香取中。1,2年生は香中検定KANKEN。松、竹、梅の3コースのどちらかを選んで練習してきた生徒のみなさんは、コースごとに受検をしました。合格ラインは80点。練習の成果が発揮できたことを祈っています。3年生のみなさんは来週1週間がKANKENウィークとなります。

 5時間目の1年生は食育の授業。栄養教諭の先生の指導のもと、1週間分の給食の喫食状況メモをもとに、タブレットに入力しました。これにより自身の給食の栄養摂取の具合がどのようになっているのかでグラフで見ることができます。見える化された自分自身の給食の喫食状況をもとに、栄養バランスを考え、しっかり給食を食べていくことの大切さを学びました。

 一方、6時間目の2年生は国語。教育実習の先生の精錬授業。教育実習の総まとめです。平家物語から「敦盛の最期」について古文を読み解き、登場人物の心の変化を考えました。平安時代末期から鎌倉時代に生きた年齢の近い敦盛の思いと今を生きる中学生。時代も背景も全く異なりますが、同じ世代として生きる若者という点では同じ。敦盛と自身をつなげていくと、どんなことが考えらるのか。横笛を吹く雅な青年敦盛と雅楽を学んでいる香取中生にはどこか共通点も見つけられそう。何かと何かを関連付けていくと、「つながり」がみつけられるかもしれません。そんな視点に立つと古典の作品が現代に生きてくるような思いますがいかがでしょうか?

 そして、3年生の6時間目は英語。ALTの先生との授業。太平洋ゴミベルト(大量のプラスチックごみがまるで島のように漂っている地帯)についての記事を読みました。授業では海外からの観光客に向けてプラスチックごみのポイ捨て禁止を呼ぼかける看板(魚が訴える吹き出し)に自分だったらどんな言葉を書くかグループごとに考えました。遠い太平洋上の環境問題に感じるかもしれませんが、そのゴミは実は私たちが廃棄しているごみとつながっているかもしれません。そう関連付けてくと、太平洋上の環境問題が身近な私たちの問題となってきます。海洋上の魚たちが食べてしまっているマイクロプラスチックが、私たちの食卓につながっているかもしれないからです。

 

真冬の一日

 12月4日(木)みなさんお元気ですか。昨夜は嵐のように風が吹き荒れましたが大丈夫でしたか。今朝は氷点下に届きそうなくらい冷え込みました。身体が縮こまりそうでしたが、顔を上げれば澄み渡る空。空気が凛としており、景色の解像度が上がったような気持ちになりました。

 今日の香取中はアートの日。美術、音楽の授業がある日。3年生の音楽はリコーダーの発表会。1年生の美術はカレンダーづくり。版画を彫り、インクを付けてたくさん摺り上げました。午後からの1,2年生は香取学習3。2年生は上級学校調べ。1年生は気になる職業を新聞形式でタブレットで作成しました。

 さて、夕方、旧職員から本校へペットボトルのキャップの提供がありましたので報告いたします。円滑な学校運営を行うために有効活用したいと思います。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 保護者の皆さまにおかれましても、三者面談で来校される折に、ぜひペットボトルのキャップ並びにアルミ缶の回収に引き続きご協力いただきますと助かります。よろしくお願いします。 

今日の香取中

 12月3日(水)みなさんお元気ですか。曇り空の一日でした。今日は3時間目に香取市教育委員会からお客様をお迎えして、1年生の英語と2年生の数学の授業を見ていただきました。1年生は「今していること」について相手にたずねる表現、Are you 〇〇ing ~?を何度も口に出して覚え、実際にペアになりジェスチャゲームをとおしてリアルな場面で「使う」経験をしました。英語を使って覚えるもの、ぜひスリランカから来た友達に現在進行形を使ってコミュニケーションをとってみるのもいいですね。2年生は三角形の合同条件について学びました。

 そして今日の給食は世界を味わおう献立『スペイン王国』。スペイン風オムレツに鶏肉のチリンドロン、黒アヒージョ風炒めにコッペパン(マーマレード)。スペイン王国はヨーロッパの西の端に位置し、地域によって料理に特色があります。スペイン風オムレツはスペイン西部の料理でトルティージャと呼ばれ、ジャガイモが入った丸形のオムレツ。鶏肉のチリンドロンは北東部の料理で色とりどりの野菜が入ったもの。黒アヒージョ風炒めは南部発祥のアヒージョ(オリーブオイルとにんにくで具材を煮込んだ料理をベースに千葉県が醤油を使った黒アヒージョを推進していることから給食でできる炒め物にアレンジしました。コッペパンのお供はマーマレード。久しぶりの登場です。スペインで栽培が盛んなオレンジを使ったジャムです。新たな味覚の発見、おいしくいただきました。

文化部の活動紹介

 12月2日、今日の部活動から「文化部」について紹介します。季節は冬。緑と赤、金色や銀色が似合う季節となりました。今日の文化部のみなさんは図書室1階の閲覧スペースを季節に合わせた飾り付けを行いました。階段を降りると天井までの書棚に印象的なライトが趣ある空間を生み出す閲覧スペース。そこにリースやモール、小物で飾り付けをしました。明日も引き続き活動を行い、素敵な空間をつくりあげる予定です。今週末にはその会場で図書委員会のみなさんがイベントを行う予定です。お楽しみに!