日誌

2024年10月の記事一覧

令和6年度中学生議会

 10月30日(水)、午後から市役所7階の議場において、令和6年度中学生議会が開催されました。本校からは3年生2名が参加。社会科公民の時間を使って地方自治を学んだ3年生。香取市の課題について中学生の視点から考えました。質問内容は、①市内中学校の統合について ②中学校における部活動の地域移行について。今後も、学校で学んだことが社会とつながっていること、政治的教養(公民分野の知識など)を身に付け、社会への参加意識を高めていくことを大切にしていきたいと思います。

雨上がりの午後

 10月30日(水)10月もあと1日ですね。朝から雨が降っていましたが、午後になり晴れ間が出てきました。軒先に置いてある菊の花に、雨の滴がついて、なんだかきれいだなと思いました。「長雨=いやなもの」ではない視点もあるかもしれませんね。

 さて、今日の授業を紹介します。1年生は5時間目に国語。故事成語を学びました。レ点や一、二点などの漢文の訓読方法を問題を解きながら確認しました。昔の人は中国からいろいろなことを学ぶために、中国語を工夫して解読していたのですね。「どうして漢文を読むのにレ点や一、二点を使うの?」と尋ねたら、「順番が違うから」とかえってきました。語順が違うということですね。ならば、英語も語順が違うのにレ点や一、二点を使わず、当時の人が意味をつかんでいたことはすごいですね。 「I am  Tom. なら、漢文訓読式にしたらどう?」と尋ねたら、「I amレ Tom.」と声が返ってきました。では、今英語で学んでいる本文の最後の文はどう?と尋ねたのは、みなさんなら漢文訓読法ならどうします?

 You can find the aswer in the movie. 

 ちなみに漢文を読み下していくように、黒板へは縦書きにして書いて尋ねたことを申し添えしておきますね。

 一方で、2年生はその英語。授業冒頭はペアでのQ&A.今回のトピックは、「What is your best memory in 20th anniversary?」でした。返ってきた答えの多くが、「It is the chorus contest. 」How was it?の返しに、I enjoyed it.や I did my best. などがありました。その後、本文の単語練習などを進めました。

 3年生は保健体育の授業を紹介。循環型社会をつくっていくために、3R (Reduce  Reuse   Recyle )について考えました。

Reduce  リデュース:ごみの発生を減らすこと。例えばマイバックを使ったり、洗剤などは詰め替え用のものを使ったり、利用頻度が低いものはレンタルやシェアするなど。

Reuse リユース:繰り返し使うこと。例えば、着なくなったものを人に譲る。古着の利用やフリーマーケットで手に入れたものを再利用する。

Recycle リサイクル:資源として再利用すること。例えば、ごみを分別する。リサイクルで生産されたものを選ぶ。

 身近なものがどんなものに生まれ変わったり、使いつながれたりしているでしょう。本校では多くの生徒が制服や体操服などをリユースしていますね。また、生徒からは「循環型社会と持続可能型社会は違うのだろうか?」といった問いがつぶやかれ、そのことについて考える場面もありました。みなさんの意見はどうですか?

 放課後、3年生は昨日から始まった補習講座。今日は数学に取り組んでいます。


今日の香取中

 開校20周年記念式典には多くのみなさまにご来場いただきありがとうございました。今日から、また新たな1日がスタートしました。本日の授業風景や廊下の掲示物などを紹介します。

 なお、3年技術で栽培している『菊』は正面玄関と3年昇降口、中庭で展示しています。ご来校の際は、ぜひご覧ください。

 

発酵川柳入賞!

 香取市では今週末の10月26日(土)、27日(日)、発酵食品サミットが佐原文化会館、にぎわい複合施設コンパス他で開催されました。サミットにちなみ、発酵川柳が募集され、本校から3年生が1名、中学生の部の発酵川柳において優秀賞(2位)に輝きました。一般、中学生、小学生の部を合わせて1100句以上に及ぶ総数の中からの栄えある受賞。27日(日)佐原文化会館において、香取市長から表彰されました。

 受賞作品「発酵で香取の魅力再発行」

香取中開校20周年記念式典挙行!

 本日10月27日(日)、香取市長さま、香取市教育委員会教育長さま、歴代校長先生方はじめ30名を超す来賓のみなさまのご臨席を賜り、本校の開校20周年記念式典を挙行できましたことに感謝申し上げます。地域のみなさま、関係機関のみなさまはじめ多くの方々に支えられ教育活動を進められてますことにお礼申し上げます。

 開会セレモニーでは、香取市長さまから祝辞をいただき、その後、当市出身の水の芸術家、大崎善生画伯の作品の除幕式を執り行いました。画伯のご遺族より、佐原文化協会会長さまをとおし、画伯の作品が香取市教育委員会に寄贈され、そのうち2点を香取中に寄贈いただきました。その2点を本日、教育長様、佐原文化協会会長さまにより除幕式にて一般公開いたしました。

 その後、第一部は香取中の20年を写真で振り返りました。笑顔あふれる20年間の卒業生のみなさん、職員のみなさま。それを引き継いで今があることを確かめられた時間。また、本校の校章を作成していただいた1期生の方からその作成経緯と生徒への応援メッセージもいただきました。そしてそのスライドには、音楽科の先生がピアノの生演奏で、しみじみしたテンポでの校歌、ふるさとで彩を添えました。一部の最後は本校3年生考案の新マスコットキャラクターも披露されました。「香鳥」かとりです!

 つづく第二部は合唱発表会を開催。本校の全生徒による全校合唱。体育館中にすばらしいハーモニーが響き渡りました。全校合唱の2曲目の「あなたへ」はとりわけ感動的な歌声でした。そして各学年ごとに合唱を発表。3年生の全身を使って声を会場に届けようとする気迫あふれる合唱はスタンディングオベーションでした!

 第三部は本校校歌作詞者の柏木隆雄先生の記念講演。

 津宮の鳥居河岸からみた香取の地の風景、そして草の芽芽吹く春をうたった一番の歌詞。利根川の鳥居河岸から里山に目を移し、香取神宮の大社の木々に朝日があふれるその景色をうたい、その自然に対する畏敬の念を持ちつつ、自分の生き方は自分で決めるのだよというメッセージで締めくくられる二番の歌詞。そして再び津宮の鳥居河岸にもどり、利根川の先には太平洋が広がる、その雄大な景色は本校の生徒の未来の広がりを期待する思いにあふれ3番の歌詞は締めくくられます。まるでドローンで俯瞰しているような悠久な世界観を校歌にしたためていただいたことを記念講演で伺うことができました。そして作曲された小林秀雄先生は、唱歌「真っ赤な秋」「落葉松」を作られた大変有名な方であることを改めて知る機会となりました。

 第四部は香取学習成果発表会。笙(しょう)の神秘的な天の響きからはじまり、篳篥(ひちりき)でこの大地の営みである人の声、そして空を飛ぶ龍笛(りゅうてきな)の三管で宇宙を表す雅楽。越殿楽を雅楽コースの生徒が披露。その後、食と健康コースがオリンピックイヤーにちなみ、フランス料理、そして香取市では発酵サミットが開催されることから発酵をテーマにレシピづくりをして調理。その成果をレポートしました。つづく茶道コースは表千家の先生のご指導でお茶席のお点前をとおして披露。茶道コースの生徒は式典前にご来賓のみなさまにお茶をたて、薄茶を召し上がっていただきました。最後は華やかに和太鼓コースの生徒が栗源和太鼓グループ「響」さまのご指導の成果をパフォーマンスであらわしました。体育館中に鳴り響く太鼓の音は、これからの香取中を示すかのような自信に満ちた、ぎゅっとつまった響きのかたまりを会場に波動のごとく伝えてくれました。

 お越しいただいた方々には、ボランティアで栽培した落花生、葉ボタンの苗を無料でお配りました。また、花いっぱい活動に多数の方が賛同いただき、ご奉仕いただきましたこと、この場をお借りしてお礼申しあげます。20周年を迎え、新たな一歩を進む21年目。今後も保護者、地域の皆様、関係機関の方々のご支援を賜り、生徒主役の学校運営を進めてまいります。ホームページご覧のみなさまも、どうぞ今後もご支援いただければ幸いです。

※10月28日付千葉日報で式典の模様が掲載されました。https://www.chibanippo.co.jp/news/local/1294042