日誌

香取中開校20周年記念式典挙行!

 本日10月27日(日)、香取市長さま、香取市教育委員会教育長さま、歴代校長先生方はじめ30名を超す来賓のみなさまのご臨席を賜り、本校の開校20周年記念式典を挙行できましたことに感謝申し上げます。地域のみなさま、関係機関のみなさまはじめ多くの方々に支えられ教育活動を進められてますことにお礼申し上げます。

 開会セレモニーでは、香取市長さまから祝辞をいただき、その後、当市出身の水の芸術家、大崎善生画伯の作品の除幕式を執り行いました。画伯のご遺族より、佐原文化協会会長さまをとおし、画伯の作品が香取市教育委員会に寄贈され、そのうち2点を香取中に寄贈いただきました。その2点を本日、教育長様、佐原文化協会会長さまにより除幕式にて一般公開いたしました。

 その後、第一部は香取中の20年を写真で振り返りました。笑顔あふれる20年間の卒業生のみなさん、職員のみなさま。それを引き継いで今があることを確かめられた時間。また、本校の校章を作成していただいた1期生の方からその作成経緯と生徒への応援メッセージもいただきました。そしてそのスライドには、音楽科の先生がピアノの生演奏で、しみじみしたテンポでの校歌、ふるさとで彩を添えました。一部の最後は本校3年生考案の新マスコットキャラクターも披露されました。「香鳥」かとりです!

 つづく第二部は合唱発表会を開催。本校の全生徒による全校合唱。体育館中にすばらしいハーモニーが響き渡りました。全校合唱の2曲目の「あなたへ」はとりわけ感動的な歌声でした。そして各学年ごとに合唱を発表。3年生の全身を使って声を会場に届けようとする気迫あふれる合唱はスタンディングオベーションでした!

 第三部は本校校歌作詞者の柏木隆雄先生の記念講演。

 津宮の鳥居河岸からみた香取の地の風景、そして草の芽芽吹く春をうたった一番の歌詞。利根川の鳥居河岸から里山に目を移し、香取神宮の大社の木々に朝日があふれるその景色をうたい、その自然に対する畏敬の念を持ちつつ、自分の生き方は自分で決めるのだよというメッセージで締めくくられる二番の歌詞。そして再び津宮の鳥居河岸にもどり、利根川の先には太平洋が広がる、その雄大な景色は本校の生徒の未来の広がりを期待する思いにあふれ3番の歌詞は締めくくられます。まるでドローンで俯瞰しているような悠久な世界観を校歌にしたためていただいたことを記念講演で伺うことができました。そして作曲された小林秀雄先生は、唱歌「真っ赤な秋」「落葉松」を作られた大変有名な方であることを改めて知る機会となりました。

 第四部は香取学習成果発表会。笙(しょう)の神秘的な天の響きからはじまり、篳篥(ひちりき)でこの大地の営みである人の声、そして空を飛ぶ龍笛(りゅうてきな)の三管で宇宙を表す雅楽。越殿楽を雅楽コースの生徒が披露。その後、食と健康コースがオリンピックイヤーにちなみ、フランス料理、そして香取市では発酵サミットが開催されることから発酵をテーマにレシピづくりをして調理。その成果をレポートしました。つづく茶道コースは表千家の先生のご指導でお茶席のお点前をとおして披露。茶道コースの生徒は式典前にご来賓のみなさまにお茶をたて、薄茶を召し上がっていただきました。最後は華やかに和太鼓コースの生徒が栗源和太鼓グループ「響」さまのご指導の成果をパフォーマンスであらわしました。体育館中に鳴り響く太鼓の音は、これからの香取中を示すかのような自信に満ちた、ぎゅっとつまった響きのかたまりを会場に波動のごとく伝えてくれました。

 お越しいただいた方々には、ボランティアで栽培した落花生、葉ボタンの苗を無料でお配りました。また、花いっぱい活動に多数の方が賛同いただき、ご奉仕いただきましたこと、この場をお借りしてお礼申しあげます。20周年を迎え、新たな一歩を進む21年目。今後も保護者、地域の皆様、関係機関の方々のご支援を賜り、生徒主役の学校運営を進めてまいります。ホームページご覧のみなさまも、どうぞ今後もご支援いただければ幸いです。

※10月28日付千葉日報で式典の模様が掲載されました。https://www.chibanippo.co.jp/news/local/1294042