日誌

香取中日誌

今日の香取中

 10月27日(月)みなさんお元気ですか。久しぶりの日差し。先週の冷え込みに比べて、今日はおだやかな陽気でした。さて、今日の5時間目。3年生は先週の合唱発表会・香取学習成果発表会の振り返り、2年生、1年生は定期テストに向けて学習計画を立てました。見通しをもって準備を進めていきたいです。

県中学生ソフトテニス新人大会女子個人戦

 ご報告が遅くなりました。先週の土曜日、10月18日に千葉県総合スポーツセンター庭球場を会場に県新人大会個人戦が開催されました。郡市新人戦で優勝を果たした本校2年生ペアが出場。2回戦(対大栄みらい学園)、3回戦(対八日市場一中)と危なげなく順調に勝ち上がり、4回戦は市原支部の国分寺台西中との対戦。2-3のファイナルゲームで惜しくも敗れ、5回戦進出とはなりませんでした。県大会で4回戦まで勝ち上がる実力をつけてきた2年生ペア。さらなる高みを目指して努力し続けてくれることを祈っています。

 

ランチdeアート・ワークショップ第2弾

 10月24日(金)お昼休みに図書室1階スペースで、アートでおしゃべりタイムの2回目を開催。先週に引き続きのリピータさんもいれば、今回初めての生徒さんも入り、アットホームの中でアートを囲んでおしゃべりをしました。今回も前回同様に指人形パペットをアバターにして自由な雰囲気の中、「正解はないよ。それぞれの人が感じた分だけ答えがあるんだよね」というベースでたくさんの発見や感想が出てきて、大変すてきな時間となりました。

 今回扱った作品の一つは校長室前に飾ってある手ぬぐい(タペストリー)。「これ何に見える?」の問いかけに「梅干し!」「りんご!」といった声。秋にちなんで干し柿にも見えるかも。続いては3年昇降口踊り場に掲示してあった「目の健康ポスター」。「なんでこのポスターを見て目だって言えるのかな?」の投げかけに「マルに点があるから」とかえってきました。私たちは「〇」や「・」を見て『目』だって感じるんですね。すかさず、参加者の皆さんが指に付けているパペットを見てもらうと、それぞれのパペットにも『目はテン』でした。3番目は3年昇降口前に貼ってある元永定正さんの絵を紹介。「この絵の中に何か見える?」の呼びかけに、絵を指さしながら「ペンギンが見える」「ゾウが見える」と答えてくれました。いろいろなものが人によって見えることに驚きつつ、次はオーストラリアの先住民のアボリジニの方によって描かれたアート作品を鑑賞。この時点ですでに参加した生徒の皆さんの目は凝視状態。最後は北佐原地区出身の水彩画家の大崎善生(おおさきよしお)さんの2枚の絵を見てもらい、「どっちが好き?と投げかけました。すでに絵をよーく見る感覚ができており、なぜその絵が「いいな」と思ったのか、自分のことばで伝えてくれました。土の色、空の色、雲の形、それぞれの人の視点からその絵の素敵なところを語ってくれました。一人で見ていては感じられなかったことを、いろいろ教えてもらえた時間。

 たった15分足らずでしたが、満ち足りたアートを楽しむ空間がそこにありました。今回はこのワークショップを見に地域から来てくださった方もいらっしゃいました。今回の画像はその方に撮っていただいたものです。この場をお借りしてお礼申し上げます。

 さて、次回はどんなアートが登場するかお楽しみにしてください。

 なお、千葉市では千葉国際芸術祭2025が11/24まで、旭市では「あさひの芸術祭(あさげー)2025」が11/9まで開催中。千葉市や旭市を散策しながらアートを楽しめるイベントが行われています。地元香取市では、10/31-11/3まで市民文化祭(佐原会場)がコンパスで開催されます。本校生徒の書写や絵画、文化部の生徒のみなさんの作品も展示される予定です。

〇千葉国際芸術祭 ⇒ https://artstriennale.city.chiba.jp/

〇あさひの芸術祭 ⇒ https://asahinogeijyutsusa4.wixsite.com/home

〇香取市民文化祭 ⇒ https://www.city.katori.lg.jp/culture_sport/shogaigakushu/sanka/bunka.html

今回扱った作品

・注染てぬぐい 江戸文様 丸つなぎ

・本校養護教諭作成「目の健康」ポスター

・元永定正「いろ いきてる!」2006  SOMPO美術館蔵(著作権上画像は紹介できませんことご了承ください)

・Johnny Warrangkula Tjupurrula 「Old Man's Story」1972 Papunya Tula  ART OF THE WESTERN DESERT

・大崎善生「盛夏」個人蔵

・大崎善生「夕焼」個人蔵 

成田空港周辺中ガ学校英語スピーチコンテスト

 10月25日(土)みなさんお元気ですか。朝からあいにくの雨。肌寒い天気が続いています。風邪をひかないよう気を付けてくださいね。

 さて、今日の午前中、成田市公津の杜もりんぴあで「第31回成田空港周辺中学生英語スピーチコンテスト」が開催されました。本校からは第一次ビデオ審査を通過した3年生がスピーチ部門に出場。二次審査7名のうち、トップバッターで発表。心の友であり、自分の世界を大きく広げてくれた本の魅力を英語で存分に語り、たくさんの拍手をいただきました。休憩時間も図書室で借りた本を開いて読んでいる姿。きっと今日も新たな世界を探索していることと思います。

 

 

かとらぼノート

 10月24日(金)毎週金曜日の朝の時間は全校かとらぼノートの日。今回は数学。3年生は二次関数。関数y=ax²のグラフについて。2年生は三角形の角の性質について。1年生はともなって変わる2つの数量の関係について。これらの定義を90秒で書き写す視写を行いました。その後、書き写した文の意味をしっかりつかむため、助詞を穴埋めにしたシートを使って適切な助詞を入れる活動を行いました。英語は語順によって意味が決まります。それに比べて日本語は、助詞によって意味が変わります。「誰(何)」「誰(何)」「どうした」。これらの「」と「」を取り違えると意味が変わってしまいます。ですから、適切な助詞を選べるということは、文全体をしっかり理解して意味がつかめていることになります。

 さて、今回の1年生が書き写した「ともなって変わる2つの数量について説明した文章。「ともなって変わる2つの変数x、yがあって、Xの値を決めると、それに対応するyの値がただひとつ決まるとき、yはxの関数である。という。

 この定義は関数について説明した教科書の文章ですが、なんだか難しいですね。教科書の文章をきちんと読める力をつけよう!と言われても、そもそも説明文がわかりづらい!と言えるかもしれませんね。言い換えると「xを決めたら、yは自動的に1つに決まる時、yはxによって決まる」さらにやさしく言うと「xを入れたら、yが1つだけ出てくるしくみ」それが関数だよ! これでも「いまひとつ、、、」となると具体的な例を考えてみるとよいかもしれません。例えば、関数を「自動販売機」と例えたらいかがでしょうか。自動販売機にはボタンがいくつかあります。1のボタンはお茶、2のボタンはスポーツドリンク、3のボタンは炭酸飲料だとします。それぞれのボタンを押すとその飲み物が出てくる。ボタンを1つ決めると、出てくる飲み物(y)は1つに決まる。ですから、「自動販売機から出てくる飲み物(y)はボタンの番号(x)の関数である」と言えます。もしボタン2を押してお茶が出てくるときもある!なんていう自動販売機だったら困ってしまう。ボタンを2と決めたのに、出てくる飲み物がスポーツドリンクとお茶の2通りだったら、これは関数でない!ということになります。 日常生活の中で関数を使った例が他にあるか考えてみると、より理解が進みますね。例えば、気温とアイスの売れ行き数。気温が上がればアイスはたくさん売れる。これも関数で表せるかもしれませんね。

 

 

 

 

香取学習発表会

 10月23日(木)合唱発表会のあとは、本校独自カリキュラムの総合的な学習の時間、通称「香取学習」。その香取学習の学びの成果を披露。

 雅楽コースでは香取神宮のみなさまのご指導により越殿楽を披露、雅楽の歴史、楽器の紹介。食と健康コースは体によい「朝食」メニューの開発、調理実践、発表。そして非常変災時に生き抜くサバイバル飯の実践、そしてレポート発表。茶道コースは茶席の一連のお点前を、亭主、正客などを生徒がすべて行い、会場200人近くの視線のもと、雅に披露してくれました。和太鼓コースは栗源の和太鼓グループ「響」さまのご指導のもと練習を重ねてきた迫力の演奏を披露。今回は今年度より創設した文化部による発表もありました。佐原文化協会の皆様のご協力のもと、ミニ手話教室を開催。会場全員で「小さな世界」を手話をしながらあたたかい雰囲気の中、みんなで歌い、手話をしました。

 平日にもかかわらず大勢の保護者、地域の皆様にお越しいただき、本校生徒の学びの成果を見ていただきましたこと、お礼申しあげます。

 ☆食と健康コースのサバイバル飯レシピはこちら ⇒サバイバル飯 掲示用.pdf

合唱発表会

 10月23日(木)今日はアートの日。午前中はプロのピアニスト、オーボエ奏者の方の演奏を堪能。午後からは本校生徒の学びの成果を「合唱」と「雅楽」「和太鼓」の演奏披露、「茶道」のお点前披露、食と健康コースによる発表が行われました。保護者のみなさま、地域の方々、佐原学園の留学生の方も多数お越しになりました。ありがとうございました。

 生徒のみなさんの司会により進められた午後の発表。全校合唱「地球星歌」未来へ託した祈りの歌からはじまり、1年生は私たちにとって大切なものとは何か、2年生は、「ほら、笑って!」と未来へのエール、3年生の合唱「結ーゆいー」では、ひとりひとりの力や思いが集まり、結ばれることで、とても大きなエネルギーになることを歌いあげました。合唱のメロディの美しさとともに、歌から発せられるメッセージを聴くもの誰もがしっかりと受け止めました。少人数ながらもクラスみんなで歌い上げたそれぞれの合唱。「クラス合唱、全校合唱っていいな!」と会場のみなさん誰もが心から思ったことと思います。 

学校クラスコンサート

 10月23日(木)今日は内外で活躍されていらっしゃる演奏家をお招きしての音楽教室。演奏者はピアニストの松岡美絵さまにオーボエ奏者の最上峰行さま。文化庁主催「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業」(芸術家の派遣)、ピティナさまご協力のもと実現したコンサートです。

 第1部は1,2年生対象、第2部は3年生対象に50分ほどの音楽教室。オープニングはお昼の放送でもお馴染みの大島ミチルさんの「風笛」。1999年NHK連続テレビ小説「あすか」のオープニング曲。オーボエの澄み渡る音色がピアノをバックに響き渡りました。続いてドビュッシーのアラベスク1番。季節の移ろいとピアノの流れるような音色がシンクロして、心地よい気分。松岡さまからピアノの仕組みをピアノを間近に見ながら説明していただいました。ドビュッシーのアラベスク、ショパンの幻想即興曲。この両者の曲を左手と右手でどんな動きをしているのか、そのリズムを解き明かしていただき、実際に手で拍子をとったりもしました。そのリズム感を生徒のみなさんが一人一人もった中、幻想即興曲を聴き入りました。ダイナミックさと繊細なパートが混ざり合いながら、まさに幻想的な雰囲気でエンディング。続いてオーボエの楽器について最上さまから説明をいただき、オーボエの息継ぎの妙技を体験。モリコーネの「ガブリエルのオーボエ」を聞きながら、奏者と同様に息継ぎを体験。その息継ぎのすごさを美しい曲と共に実感。あの甘美なメロディーを吹く中で、あれほど大変な吸って吐いてがあるとは!とみんな学びました。ギネスにも載るほど、オーボエは世界で一番難しい楽器。そのオーボエの魅力を味わえるドニゼッティのオーボエソナタをピアノとのデュオで楽しみました。エンディングは本校の校歌をオーボエとピアノによる贅沢な伴奏で合唱。本校の生徒とプロの演奏家との一期一会の校歌演奏。これほど感動的な校歌はない!そんなひととき。音楽を心から楽しんだ学校クラスコンサートでした。

 改めまして、ピアニストの松岡美絵さま、オーボエ奏者の最上峰行さま、お越しいただきましてありがとうございました。早速、最上さまのインスタグラムには本校の音楽教室の様子が紹介されていました!

 

明日に向けて

 10月22日(水)みなさんお元気ですか。しばらく曇り空が続いています。3年生のみなさんが英語で学んだ現在完了を使うと、It has been cloudy for a while.とかThe sky has been cloudy for days.でしょうか。さわやかな秋空をみたいものですね。

 さて、今日の香取中は明日午後の合唱発表会、香取学習成果発表会に向けて、合唱練習や会場の準備。生徒たち自身でレイアウトを考えながら体育館に美術や書写作品、技術家庭科作品など掲示、展示しました。加えて今年度創部した文化部のみなさんの作品も紹介されます。また、明日の午前中は日本内外で活躍されているピアニストの松岡美絵さん、オーボエ奏者の最上峰行さんを招いて学校クラスコンサートを音楽室で行います。保護者、地域の皆様、ぜひお越しいただきご鑑賞ください。

今日の香取中

 10月21日(火)、みなさんお元気ですか。上着なしでは寒く感じられる陽気です。風邪を引かないよう気をつけてくださいね。1年生と朝の挨拶をしていると、クラスの友人と社会の歴史についておしゃべりをしていました。「最澄と空海ってどっちが何宗だっけ?」「さいちょうの「ちょう」ってどんな漢字だったっけ?」などなど。平安時代の2大仏教についてのおしゃべり。きっとただ暗記するだけでは区別がつかないことを話していたのかもしれません。そんな時は「言葉」に焦点を当ててみるとよいかもしれません。たとえば、最澄の天台宗の「天台」ってどんな意味なんだろうか。空海の真言宗の「真言」ってどんな意味なんだろうか。教科書には書かれていないことですが、そこを自分で調べてみると、最澄や空海の1200年以上前の思いが伝わってくるかもしれません。そうすると、最澄は天台宗で比叡山延暦寺、空海は真言宗で高野山金剛峯寺というのがすーっと頭に入ってくるかもしれません。そして近所や地域のお寺は何宗かな?という視点でみると、意外と身近に天台宗や真言宗のお寺があって、おっとここに最澄さんがいる! ここに空海さんがいる!って身近に感じられるかもしれません。点として点在していた知識が面として自分の生きた知識に変わる瞬間がそこです。そして近くのお寺が別の宗派だったら何宗なのだろうかとさらに調べだしたら、点が面になり、それが立体的に今度は見えてくるかもしれません。これが知的好奇心。「学びの秋」の到来です。

 さて、今日の香取中の3時間目、1年生は英語。There is(are)~.の文をさまざまなスライドを見ながら学びました。スライドの中に隠れている物体?を見つけ出す活動。Thereにはもともと「そこに」という意味がありますから、「ほらそこに いるよ 1匹の犬が!」 There is a dog. 「 ほら!いるよ 3匹のカエルが この写真の中に」だったら、There are three frogs in this picture.となるわけですね。一度覚えると日常でもたくさん使える表現です。「この木曜日に学園祭があるよ」というなら、There is a school festival this Thursday.といえますね。会話の中では疑問文で使われることも多いかもしれません。「今日ってさ、宿題あるんだっけ?」「うん、数学の宿題があるよ」であれば、Is there homework today? Yes, there is math homework.と言えますね。日常の場面でどんな時に使えるのかな?と考えて見ると、「英語を使う」機会が増えますね。学んだことが自分のものになるためには、自分で使ってみることが大切です。

 4時間目のグランドは1,2年生の合同体育。今日はソフトボール。体育の先生方以外にも多くの先生も加わっていました。生徒4人か5人に対して先生が1人いる割合。香取中ならではの授業。秋の風吹く中、ソフトボールで身体があたたまりました。