日誌

香取中日誌

香取郡市中学校ソフトテニス大会

 7月20日(土)21日(日)に東総運動場テニスコートで香取郡市ソフトテニス大会が行われました。暑い中での戦いでも、目標に向かって選手たちは頑張りました。

 土曜日の個人戦では14名全員が出場しました。その中で、2年・3年ペアの2ペアが第3位となり、27日に行われる県総体に出場が決まりました。

 日曜日の団体戦は、準決勝で佐原中と対戦。追いかける苦しい試合となりましたが、1番手が最後の最後で逆転勝利。3番勝負のペアが、安定した試合運びで決勝進出を決めました。県大会をかけた決勝戦では、多古中と対戦しましたが、1歩及ばず昨年に続き準優勝でした。

 教育トーナメントは、本選に出場できない選手のためのトーナメントですが、こちらも多古中との決勝戦。3年生が最後の戦いということもあり、粘り強くプレー。1対1で迎えた最終決戦では、1年生ペアが必死にボールに食らいつき勝利をもぎとり、3年生に優勝をプレゼントした形になりました。

 県大会では、高い目標の関東大会を目指し、今までの努力の成果を全部発揮して、悔いの残らないプレーをしてくれたらと思います。

 これまで、様々な大会で応援・サポートしてくれた保護者の皆様、暑い中応援してくれた先生方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

本校の取組

 おはようございます。晴天の夏休み一日目。郡市総体でソフトテニス部が個人戦を戦っています。猛暑の日々が続きます。体調を崩さないようにみなさんしてくださいね。

 さて、昨日7月19日(金)朝日新聞朝刊21面千葉版に「アーティスト志村信裕さんとの対話型アート鑑賞ワークショップ」が掲載されました。PDFにてぜひ、ご覧ください。 20240719【香取中】切り抜き.pdf

 なお、本記事掲載に当たっては朝日新聞社に掲載の許可をいただいております。

 詳しくは本ホームページ18日付記事もどうぞ。

 

 

ちりも積もれば山となる

 7月19日(金)これまで生徒、保護者の皆様に御協力いただき回収してきましたペットボトルキャップ。本日担当者が計量をいたしました。結果は大きな袋2杯分となり、その重量はなんと! 41.3kg「ちりもと積もれば山となる」という言葉がありますが、山が2つにもなりました。ありがとうございました。担当者いわく「今年度中に目指せ100kg!」とのこと。引き続き、生徒のみなさんは登校時、保護者の皆様は学校へお越しの際、アルミ缶とともに、ペットボトルのキャップの回収に御協力いただきますと助かります。学校運営に役立てていきたいと思います。

夏休み前全校集会

 7月19日(金)2時間目に夏休み前全校集会を開きました。場所は暑さ対策のため空調設備が整ってる音楽室・新世4教室での実施。

 はじめに生徒活動報告として陸上競技部、水泳から生徒発表。また、歯と口の健康図画・ポスターコンクールで優良をいただいた生徒のみなさん2名、香取市歯と口の健康啓発標語コンクール佳作の生徒1名、歯科検診による優秀健歯賞2名のみなさんが発表しました。緊張したと思いますが会場にいる誰にも届くきちんとした声量で発表できていました。

 その後、4月からの学校生活を今年のキーワード「アップデート」の視点で、スライドを見ながら振り返りをしました。これから夏休みに入るため、生徒指導担当の先生から「命」の大切さが話されました。

 全校集会終了後、体育祭実行委員長から体育祭スローガンの発表。今年のスローガンは「百花繚乱 ~魅せろ!一瞬の輝き~」そして体育祭に臨むに当たっての注意点4点が実行委員長から話されました。①熱中症対策に帽子の着用 ②はちまきの準備 ③水分補給の確保 ④けががないよう手足の爪を切ること 熱中症に気をつけながらすばらしい体育祭にしたいですね。

 最後は図書委員長から夏休みの図書の貸し出しと新刊本の案内がありました。待ちに待った本が入荷し、新刊本の紹介ではどよめき?!が起こりました。じっくり読む時間をもてるのも夏休みの良さ。有意義な時間を過ごしたいですね。

 Keep on studying, keep on cleaning and keep on smiling!

 体育祭 スローガンポスター ⇒ 体育祭が今年もやってくる (1).pdf

3年生 対面型アート鑑賞ワークショップ実施

 7月18日(木)香取中では木曜日はアートデー。どの学年も美術や音楽があり、午後からは地域とつながった体験学習・探求学習を行う「香取学習2」の日。そんなアートな日に3年生を対象に美術の時間を2時間に拡大した『対面型アート鑑賞ワークショップ』を行いました。

 ワークショップのきっかけは2年前、佐原の古民家カフェ&レストランで香取市在住のアーティストさんが個展をされたのがはじまり。その映像作品に魅せられ、いつかこの方と本校がコラボできたらと思い続けていたところ、この6月に香取市教育委員会生涯学習課が主催した『香取・アート・タイム展』で同じアーティストさんが出品されることを知りました。アーティストトークもあることがわかり、初めてお会いしてお話をすることができました。そして学校にいらっしゃり美術をはじめ授業を見学。本校生徒と何かコラボできないかご相談したところ、今回のワークショップを行う運びとなったのです。そのアーティストさんは志村信裕さん。ずっと願っていたことが実現できたことに感謝。会場となったのは1階図書閲覧スペース脇のコンピュータ室。3年生のみなさんを囲むように香取中の先生方をはじめ、新聞社が2社、香取市からはシティープロモーション推進室の方がくるなど取材も入り緊張の中スタート。

 志村さんから出た言葉は、「アートってなんだろう? 全員に自己紹介がてら答えてほしい」そんな問いかけとともに、アートには正解はないこと。これ言ったらだめなものはないことを説明され、3年生は、自分で考えたことを言葉で紡ぎだし発表。「創造性のあるもの、自分を解き放つもの、心の具現化などなど」そのどれもが同じものは一つもなく、素敵で個性的で、発表したその人そのもの。まるで志村さんと生徒が哲学的対話をしているように、時間がゆっくり、でもぎゅっとつまった時間が動き出しました。アート=美術 翻訳されたのは明治。本来のアートはラテン語のARS(アルス)芸術、医術、土木技術と広い意味をそもそも持っていたことを説明。そして、人類が描いたはじめて「アート」と認められる作品として知られる『ラスコーの壁画』から鑑賞はスタート、そして天井や壁一面に描かれた宗教画、ジョット作:スクロヴェーニ礼拝堂(1305年)。そして日常の生活が描かれ始めた作品、シャルダン『食前の祈り』(1740年)に移り一つの節目が来ました。それがカメラが登場してからの作品。志村さんの考えとしてはこのカメラの登場からが現代アートのはじまりではないかと。記録として肖像画を描いてきた画家がカメラの登場でその存在意義がなくなり、カメラでは描けない「個性」を絵に表現する時代が来たと。その「個性」が強く打ち出されたものがゴッホの『ひまわり』(1888年)。 その後、志村さんが選んだ作品は9点(著作権上画像は紹介できません)

1 モネ『印象、日の出』 (1872年)

2 ピカソ『アヴィニョンの娘たち』 (1907年)

3 モンドリアン『コンポジション2 赤、青、黄』(1930年)

4 ポロック『One : Number 31』(1950年)

5 河原温『JAN,4 1966』(1966年)

6 クリスト『ヴァレー・カーテン』(1970-72年)

7 ヴォルフガング・ライブ『花粉』(1977年)

8 ジェームス・タレル『ブルー・プラネット・スカイ』(2004年)

9 照屋勇賢『告知-森』(2005年)

 その第一印象をみんなで共有。作品によってはその制作方法や規模、実現までの道のりに驚いたり、制作のアイデアに感心したりと、作品を見つめる目がどんどん研ぎ澄まされていく過程が、3年生の表情からありありと伝わってきました。 

 授業後半はこの9点からどの作品がよかったか1点を選び、その理由を一人一人が発表。休み時間や後半冒頭に、その絵に集まり友達と話し合う人たち。一人でずっと考え続ける人などさまざま。そして志村さんが1枚1枚示して、その絵を選んだ生徒たちが発表。緊張の中、自分の考えを言葉や表情で表現できた3年生。アートの本質ってなんだろうか? そのことを2時間かけてじっくり考えたことの表れだったと思います。大変立派でした。その後、志村さんへの質問になり、数々の映像作品を手掛けてこられた志村さんの作品を鑑賞。それを見るたび、自然とうなる声。また、アーティストとして生きていくことについても質問が出され、アートそのものの存在意義とは何かまで迫る話をしていただきました。

 今回のワークショップ「対面型アート鑑賞」をとおして、改めてアートって何だろう? アートを見る目、アートを作ったり感じたりする心などをもつ種が一人一人の中にまかれたのではないでしょうか。きっと昨日までとは違う視点からいろいろなものを見つめていってくれることを願っています。

  授業冒頭の志村さんの問いかけへの3年生の返答 ⇒ アートってなんだろう.pdf