日誌

香取中日誌

今日の香取中

 2月26日(水)、千葉県警から講師の方をお招きして、薬物乱用防止教室を開催しました。まずは「薬物乱用」とはどういうことなのかを全体で確認しました。たった1回でも使えば薬物乱用になるほど、怖い中毒性があること。「オーバードーズ」という言葉は近年マスコミをとおしてよく聞かれると思います。本来医療目的の薬を正しくない使い方をすることを指す言葉です。また、シンナー使用による脳のダメージを発泡スチロールに垂らしたシンナーによる浸食で、その怖さをお話いただきました。ドラッグの怖さをキャラクターの絵やロゴでごまかしたり、お菓子のグミに似せたりして、誰でも手に取りやすいようにする巧妙な手口。そんな罠(わな)に引っかかったりしないよう、どう断わればよいのかまでご指導をいただきました。講演のあと、生徒はプリントを使って振り返ったり、薬物乱用防止の標語を作ったりして、今日学んだことを忘れないようにしました。

<生徒が作った標語>その一部を紹介します。

・薬物は 心と体を 捨てるもの

・いりません 断る勇気 魔の薬

・ちょっとだけ 少しの迷いが 狂わせる

・薬物乱用 1コだけでも 即OUT

・チョコ アイス 身近な名前 要注意!

 今日のお昼は、水郷鶏のチキンピカタ(トマトケチャップ)、野菜のミルクスープ、花野菜サラダ(フレンチドレッシング)、牛乳にさつまいもパン。栄養教諭の先生から献立の説明がありました。今回の鶏料理は鳥インフルエンザのため、水郷鶏に代わり北海道で飼育された鶏を使用してチキンピカタが作られています。1年生の教室ではケチャップで絵を描きながらおいしくチキンピカタをいただいていました。なお、今回のさつまいもパンは2020年に千葉県の栄養士さんとパン組合さんが協力して地産地消パンとして開発されたものです。千葉県産のさつまいもの甘露煮が入っています。からだにやさしい甘さのパンでした!

うららかな天気 学び方を学ぶ第3弾

 2月26日(水)、昨日の朝と違って寒さが緩み、日中はうららかな春のような天気となりました。みなさん、お元気ですか。プランターに植えたチューリップの球根から芽がどんどん伸びてきています。春が近づいています。

 さて、今日の香取中。朝読書の時間に2年生教室にお邪魔しました。先週の1年生に引き続き、教科書をきちんと読もう!を目的に、『チャレンジ ザ 教科書』を実施。2年生のみなさんは昨日の社会の授業で大日本帝国憲法について学びました。そこで今回はその憲法について復習を行いました。その流れは以下のとおりです。

チャレンジ ザ 教科書

Step1  昨日学んだ社会の教科書のページをすばやく「開く」(指定されたページを開けたら挙手)

Step2 モニターに映し出された文章を「みつける」(みつけたら挙手)

Step3  指定された箇所の意味をクラス全体で共有し、その後「黙読する

Step4  声に出して「音読」する。

Step5  先生の音読を聞きながら「目で追う

Step6  指定された箇所を90秒で何文字書けるか「目標を立てる

Step7  指定された箇所をプリントのマス目の中に「書く(視写)

Step8  何文字書けたか数えて、「記録する

Step9  友達とプリントを交換して、読めない字、書き間違いを赤ペンで「チェックする

 この流れで昨日学んだ箇所を視写してみました。視写した文章は以下のとおりです。

 国会は帝国議会とよばれ、衆議院・貴族院の二院制で法律をつくったり、予算を決めたりする権限をもちました。また、国民は、法律の範囲内という制約はありましたが、言論・集会・出版・結社の自由や、信仰の自由、信書の秘密、所有権の不可侵などが認められました。

 振り返りでの2年生の記述を紹介します。授業はもちろん社会に出ても、黒板を写したり、メモを取る場面が多くあります。そんな時にすばやく書き留められるといいですね。そしてこの「すばやく」には、ある程度文章を頭に入れておかないとスピードが出ないことが、振り返りの中で記述されています。家庭学習でその日に学んだ教科書を書き写すという活動を行うと、自分の理解度を書くスピードで測ることができるということです。教科書の内容を理解していると、1文字1文字写すではなく、ある程度の「意味のかたまり」で書き写せるからです。教科書を「書き写す(視写)」という活動をすることで、教科書の内容をきちんと自分が理解しているかが分かりますし、きっと暗記のように「声に出して読む」ことがするすらとできるようになると思います。

・文章にあらわして書いてみると、意外と覚えてなかったりして驚きました。楽しかったです。

・すごく集中できた。文字を書く時、時間が迫っていて焦った。

・読解力が自分はもともとあまりなかったので家でもやろうと思った。

・こうやってやると教科書の内容をよく理解できるかも。

・文を覚えていたり書きながら次の文も読めたりしたら、速く書けると思いました。

・速く書いたりなどしっかり内容を覚えたりしておかないと難しいなと思いました。

・教科書を見てるよりも、声に出して暗記した方が頭に入ると思いました。

・新しい勉強方法として取り入れたいと思いました。

2月最終週

 2月25日(火)3連休明けの今朝は、冷え込みが厳しかったですね。みなさんお元気ですか。2月もいよいよ最終週となりました。今日は3年生を中心に紹介します。

 4時間目の家庭科は、3年生が個々で作ったマペットを使って、グループごとにマペットショーの発表。工夫を凝らした演出で、楽しいひとときとなりました。昼休みは3年生を中心にグラウンドでサッカー。心身共にリフレッシュ。午後からは、3年生を送る会に向けて合唱練習。指揮者の指示を受けながら合唱が練られていきました。その後、レクタイム。バレーボールにドッジボール。それぞれ分かれて仲間と楽しんだ時間。

 放課後は生徒会委員会。3年生にとっては最後の委員会の集まりとなりました。卒業が近づいています。

 

和の響き

 2月23日(日)3連休の中日、みなさんいかがですか?香取中学校では、総合的な学習の時間を「香取学習」として4つのカテゴリーに分け実施。そのうちの2、「香取学習2」では地域の方々にもご協力いただいて体験活動、探求学習を進めています。本校体育館側通用門のフェンスにその学習を横断幕で紹介しています。それが『雅楽、和太鼓、茶道、食と健康が学べる香取中学校』。そのうちの「雅楽」はなんといっても学区に歴史的にも大変由緒のある香取神宮があり、その神宮の方から直接雅楽演奏をご指導していただいていることです。また、「和太鼓」は香取市の栗源区にある和太鼓グループ「響」さんにこれまた直接指導をお願いしています。全国でも大変珍しい試みと自負しています。

 さて、今日はそんな和楽器の魅力をテレビで紹介されます。Eテレ午後11時から『美の壺 天地空の調べ 和楽器」よかったらご覧ください。和楽器の魅力をさらに知ることができると思います。「知る」は知的好奇心の扉を開けてくれます! 画像は10/10 香取神宮本殿での奉納演奏、10/27 開校20周年記念式典での演奏

 

県小中高校書き初め展開催中

 2月22日(土)3連休初日、みなさんお元気ですか。ただいま千葉みなと駅近くの千葉県立美術館で、千葉県小中高校書き初め展覧会が開催されています。会期はこの3連休まで。本校からも3年生1名が千葉日報社賞を受賞し展示されています。切れのある筆致で書かれた作品は、早春の凛とした空気につつまれた澄み切った青空が見えてくるようです。県知事賞をはじめ優秀作品を一挙に見ることができます。また、千葉日報社書道展も開催中。書家の作品や受賞作品も展示。書写の授業等で学んだその先の世界を知ることもできます。さらに、県立美術館選りすぐりの100点の名作も鑑賞できます。浅井忠や東山魁夷などの名画も鑑賞できます。ぜひ、千葉みなとまで足を運んでみませんか。冷え込みが厳しい3連休、心に潤いをあげてみるのも素敵ですよね。

今日の香取中

 2月21日(金)今日の給食に手作りカップチーズケーキが登場、スパゲッティミートソースにかぼちゃとポテトのサラダ、牛乳。そしてもう一つデザートはりんご。とてもおいしくいただきました。

 3年生は卒業式練習が午前中から始まりました。卒業式は3年生にとっての晴れの場。学校にとっても3年間の集大成を見ていただく機会です。すばらしい式に学校をあげてしていきたいです。一方、1,2年生は午後から道徳。どちらも道徳の教科書をつかって、1年生は友達について、2年生は地域社会で生きることについて考えを深めました。職員にとっては相互授業参観をとおして、よりよい道徳の時間を目指す研修の場でもありました。 午後から3年生は奉仕活動。校舎の窓拭きやワックスがけを頑張ってくれました。ありがとうございました!

学び方を学ぶ2

 2月21日(金)今日も気持ちの良い晴天。一方、花粉症の人にとっては憂うつな季節が到来でしょうか。春は一歩一歩近づいています。

 さて、今年度も締めくくりの時期。授業時間もあとわずかになってきました。授業の基本は教科書。教科書をきちんと読める人になってもらいたいと本校では取組を始めています。「教科書を読む?そんなの当たり前!」と思う人がいるかもしれませんが、実は読んでいるようで、意味を正しくつかんで読んでいるかと問われるとどうでしょうか。教科によっては難しい用語が出てきたり、簡単な日本語のはずなのに、特有の言い回しで分かりづらいと思っている人もいるかもしれません。授業の学びのもとは教科書からですので、香取中では教科書をきちんと読んで理解し、活用できる生徒を育てたいと考えています。

 そこで、今日の1年生の朝学習の時間は学び方の学び実践編。教科書を使った取組を行いました。今回は理科。昨日の授業で1年生は地震のP波、S波を使った計算問題にチャレンジしました。その復習を兼ねて地震に関する教科書を扱いました。

1 誰が速く指示された教科書のページを開くことができるかレース

2 モニターで提示された文章を誰が速くそのページから見つけ出せるかレース

 ゲーム感覚に心も身体もなったところで、以下の活動を行いました。

3 地震について説明された教科書の一部を、黙読

4 その後、その文章の意味をクラスで確認

5 クラスで音読。

6 横15マス縦10マスに書き写す活動 

 ①90秒で何文字書き写せるか目標を立てる

 ②各自で90秒間でどこまで書き写せるかチャレンジ

 ③自分自身で書いた文字数を記録

 ④そのプリントを隣の人と交換し、赤ペンで書き間違いをしていないかチェック

 書き写しの中で一番間違いが多かったのは、「距離」の『距』。右のつくりの部分を「臣」と書く人が多かったです。人は一度に見て記憶できる文字(意味の無いばらばらなもの)は7文字程度だそうです。1文字1文字書き写していると大変ですね。授業で学んだことが頭に入っていると、見た瞬間にある程度の文字や単語を書き写せます。今回は「初期微動継続時間」8文字ですが、P波が到着してからS波までの時間である「初期微動継続時間」が頭に入っていると、一気に書き写せたはずです。教科書を書き写す作業ではなく、意味ある活動(前時の復習と確認)となればと願ってこの活動を行ってみました。ちなみに、次回は来週2年生でこの活動を実施予定です。

 興味をもったみなさんは、家庭学習でも教科書を使って今日学んだことで一番大事と思う箇所を、音読し、意味をつかんだところで、書き写す活動をしてみると、頭が活性化され、内容が頭に入ってくるはずです。同じ漢字をやみくもに何回もノートに書く作業より、意味ある活動になるのではないでしょうか。そんな学び方を学んでくれたらと思います。

学び方を学ぶ

 2月20日(木)みなさんいかがですか。公立高校の受検を終え、3年生が戻ってきました。3年生は今日から特別日課がスタート。1,2年生が3年生を送る会の準備をしている中、自己採点をしたり、卒業式の流れを動画を見ながら確認したりしました。昼休みは久しぶりに3年生がグラウンドでサッカーやバレーに興じる姿が見られました。

 さて、香取中学校では豊かな学びを模索しています。学び方も大切と考え、先生方に教えてもらうという受け身の姿勢から自分たちで自律して学んでいく学び方も取り入れています。すでに1年生では英語の授業でグループごとに一つの単元に対して学習計画を立て、教科書本文の内容把握や音読練習をしたり、文法事項を調べて教え合ったりしています。今回は2サイクル目。プログラム9に引き続き、英語で絵本を読もうという題材のプログラム10でもグループ学習を進めています。

 今回は2サイクル目と言うことで、自由進度で自ら学んでいく上で鍵となる学び方を16項目プリントで配付し、そのうち3つ今回紹介しました。それは、①「くらべる」②「同じように考える」③「きまりは?まとめる」。

 ①のくらべるでは、「対(つい)」をキーワードに一般動詞とbe動詞を比べたり、Whで始まる疑問詞、WhatとWhichを見比べることで、その使い方や特徴を考えることができること。②の「同じように考える」では、一般動詞の疑問文を現在形と過去形を並べて、その応答の仕方を同じように考えることができること、③の「きまりは?まとめる」では、3人称単数現在の(e)sや規則動詞の過去形(e)dの付け方のルールをまとめて整理をすると覚えやすいことなど。1年生のみなさんにとって学び方を学ぶ機会になればと思います。

 そして今回は2年生の英語でも教科書本文の内容理解をグループごとに調べたり、音読練習したり、クラス全体でシェアしたりと、新たな取組にチャレンジ中です。グループで学んだことをクラス全体にシェアすることで、より深い学びとなるきっかけづくりをしました。

公立高校入試2日目

 2月19日(水)。今朝も厳しい寒さとなりました。昨年の入試2日目は小雨交じりの天気でしたが、今年は晴天です。その空の青さに吸い込まれそうになるくらいです。本日も受検生のみなさんの健闘を祈っています。

 さて、昨日の国語の入試問題では例年どおり大問二は漢字の読み、大問三は漢字の書きがそれぞれ4問ずつ出題されました。その8個の漢字を使って3年生へメッセージを今年度も書きました。いかがでしょうか。

 受検生のみなさん、昨日は静寂に包まれた試験会場で、突然、試験監督から1時間遅れのスタートを知らされ驚いたのではないでしょうか。帰りの交通機関をどうしようかとコマってしまった人はいませんでしたか。帰宅したときにはすでに西の空が黄色がかった淡いピンク色に染まっていたのではないでしょうか。昔の人はその様を「鴇色」と呼んでいたようです。古来より先人は色彩にさまざま名前をサズけ、想像力豊かに暮らしていたのかもしれません。

 さて、受検生のみなさん、進路実現のためにショシ貫徹でこれまで取り組んできたことでしょう。卒業の時が迫っています。この時を「船出」という言葉で表すこともあります。文字通り、港から定期コウロ便で海外に渡った人も昔は多かったことでしょう。その一人は昨年亡くなった世界的指揮者の小澤征爾さん。24歳で単身フランスに渡りました。西欧の中で格闘し、日本に音楽文化のすばらしさを伝えてくれました。あるいは海ではなく陸路で大陸を行き来した人たちもいます。その道はの道と言われるシルクロード。日本はその終着点であり、文化や芸術などさまざまな分野で影響を受けたことを知ることができます。シルクロードを渡った当時の若者たちはどんな志や夢を抱いていたのでしょうか。現代はコウロや陸路よりも速く、飛行機で世界と行き来できます。ですが、昔同様に通行手形であるパスポートは必要です。自分とは何者であるのか身分を示し、保障するもの。その取得には戸籍謄本も必要です。自分探しの旅でもある人生をより良くしていくためにも、今を大事にしていきたいですね。

 

 

公立高校入試本番!

 2月18日(火)みなさんお元気ですか。昨晩は嵐のような風が吹き荒れました。みなさんの自宅やご近所はいかがでしたか。被害がなかったことを願います。

 さて、今朝はかなりの寒さ。今日から千葉県公立高等学校の入試が始まりました。強風と緊張で昨夜は眠れない夜を過ごしてはいませんでしたか。本校からは香取駅と水郷駅を使って公共交通機関で受検会場に受検生は向かいました。JR総武線快速のトラブルにより、県内すべての会場で1時間ほど遅れて試験開始。会場で待機していたみなさんは大丈夫だったでしょうか。本日は国語、数学、英語の試験。自分の力が発揮できることを祈っています。

 学校では、日曜日から続く校庭の植栽の剪定が行われました。グラウンド奥のイブキの木が柔らかな曲線を描いて剪定されるさまは見ていて飽きません。飾りを付けたら何かのキャラクターになりそうなフォルムです。今日も風が強く、グラウンドのトラックの砂が吹き飛ばされ、かたい土の層があらわになっています。1,2年生は実力テスト。入試同様に国語、数学、英語の3教科のテストに臨みました。今日は校舎がほぼ1,2年生だけ。新年度に向けて動き出している。そんなことを感じさせる雰囲気でした。

  ちなみに本日の給食はサバの味噌煮、かき玉汁にごはん、ごぼうサラダ焙煎ごまドレッシング添え、牛乳でした。魚に卵、牛乳によるタンパク質、ごぼうの食物繊維など、栄養価豊富な献立、おいしくいただきました。