日誌

今日の香取中

 12月5日(金)みなさんお元気ですか。今朝は一段と寒さが厳しくなり、氷点下に近づきそうな寒さでした。1週間が終わるところ。体調を崩さないようにしてください。

 さて、今日はALTの先生の勤務日。韓国出身のALTの先生から、今日の寒さを chilly or cold と尋ねられました。「寒い」=「cold」と私たちは覚えていますね。その寒さも、ちょっと寒い、冷える感覚と、冬らしい寒さ、そして真冬の凍える寒さがありますね。語彙(単語)を増やすと、感情や思いの幅を広げられることを改めてALTの先生との会話で改めて感じました。ちなみに、「ちょっと冷えるね(肌寒いね」が「chilly」。単語の知識だけだと記憶には残りづらいです。そこで、どんな場面で使うか対話文にしておくと、覚えやすいので紹介します。

A: It's chilly today, isn't it?  (今日はちょっと冷えるね。) B: Yeah, I need a jacket. (うん、上着がいるね。)

そして冬らしい寒さが「cold」そして、凍てつく、凍えそうな寒さが「freezing 」になります。これらの例文はぜひお読みになっているみなさんで調べてみてください。ところで、みなさんにとっての今日の寒さは、chiily? cold? freezing?どれでしょうか。

 今日の香取中。1,2年生は香中検定KANKEN。松、竹、梅の3コースのどちらかを選んで練習してきた生徒のみなさんは、コースごとに受検をしました。合格ラインは80点。練習の成果が発揮できたことを祈っています。3年生のみなさんは来週1週間がKANKENウィークとなります。

 5時間目の1年生は食育の授業。栄養教諭の先生の指導のもと、1週間分の給食の喫食状況メモをもとに、タブレットに入力しました。これにより自身の給食の栄養摂取の具合がどのようになっているのかでグラフで見ることができます。見える化された自分自身の給食の喫食状況をもとに、栄養バランスを考え、しっかり給食を食べていくことの大切さを学びました。

 一方、6時間目の2年生は国語。教育実習の先生の精錬授業。教育実習の総まとめです。平家物語から「敦盛の最期」について古文を読み解き、登場人物の心の変化を考えました。平安時代末期から鎌倉時代に生きた年齢の近い敦盛の思いと今を生きる中学生。時代も背景も全く異なりますが、同じ世代として生きる若者という点では同じ。敦盛と自身をつなげていくと、どんなことが考えらるのか。横笛を吹く雅な青年敦盛と雅楽を学んでいる香取中生にはどこか共通点も見つけられそう。何かと何かを関連付けていくと、「つながり」がみつけられるかもしれません。そんな視点に立つと古典の作品が現代に生きてくるような思いますがいかがでしょうか?

 そして、3年生の6時間目は英語。ALTの先生との授業。太平洋ゴミベルト(大量のプラスチックごみがまるで島のように漂っている地帯)についての記事を読みました。授業では海外からの観光客に向けてプラスチックごみのポイ捨て禁止を呼ぼかける看板(魚が訴える吹き出し)に自分だったらどんな言葉を書くかグループごとに考えました。遠い太平洋上の環境問題に感じるかもしれませんが、そのゴミは実は私たちが廃棄しているごみとつながっているかもしれません。そう関連付けてくと、太平洋上の環境問題が身近な私たちの問題となってきます。海洋上の魚たちが食べてしまっているマイクロプラスチックが、私たちの食卓につながっているかもしれないからです。