日誌

香取中日誌

菊の苗仕立て

 本日、3年生の菊栽培(技術の時間)で技術指導をしていただいている学区にお住まいの大崎勇市さまから、菊の苗を仕立てもの30鉢をご提供いただきました。ありがとうございます。

国華金山黄色3鉢、精興右近黄色4鉢、国華玄隼白色1鉢、国華越山厚白3鉢、国華月花白色3鉢、国華亀甲赤錦3鉢、国華大日濃い赤色3鉢、一文字岸の天守閣黄色1鉢、一文字玉高院美赤色1鉢、間物泉郷一献美桜2鉢、間物彩湖舞妓桜3鉢

 しばらく苗が直射日光に当たらないよう木陰において様子をみたいと思います。順調にいけば開花予定は11月3日とのことですが、開校20周年記念式典の10月27日に花を咲かせるよう、8月下旬からシェードをかけるなどして成長を速めていく予定です。3年生のみなさん、毎朝の水やりが必要になってきますのでよろしくお願いします。

日本の食巡り献立 沖縄県 給食

 7月18日(木)夏休み前最後の給食は特別メニュー。今日は日本の食巡りシリーズ『沖縄』編。

献立は、ナーベーラのスープに、ゴーヤーのみそ炒め、パインゼリー、いかの天ぷら。ごはんに牛乳。

ナーベーラは沖縄の方言で「へちま」。普段は観賞用として育てられていますが、今回は沖縄から取り寄せたへちまことナーベーラを食材にかつおだしで鶏肉、ベーコンを一緒にしてスープにします。ゴーヤーは苦瓜(にがうり)とも言われ体に良いけど苦いのが特徴。千葉県産の肩ロース肉を贅沢に使い、みそ炒めにしてゴーヤーの苦さがわからないほどお肉満載の一品に仕立てています。そして、沖縄は海産物が豊富。沖縄では天ぷらでいただくことが多い海産物ですが、その中からいかをチョイス。天ぷらの衣に塩を入れて味付けがされているのでそのままでおいしくいただけます。香取中生は今回も栄養教諭の先生から食材や栄養について説明を受け、食育の時間も兼ねた給食の時間となりました。これで午後からの香取学習2も頑張れますね。ごちそうさまでした!

NHKアカデミアワークショップ

 7月17日(水)午後から本校で2年生を対象にNHKアカデミアワークショップ「かっこいい大人ってなんだ?」を開催しました。これは2年職員から職場体験学習前にキャリア教育を2年生の子ども達に行いたいという提案から実現したものです。NHK財団社会貢献事業部ことばコミュニケーションセンターシニア・アナウンサーの方をファシリテーターに、そしてディレクターの方をお迎えしての実施。生徒は事前にNHKアカデミア番組サイトから28人の各界で活躍するトップランナーのレクチャー動画を数本視聴。そして当日を迎えました。

 緊張した面持ちで3人から4人グループになってスタートしたワークショップ。ファシリテーターの方の卓越した話術で子ども達はNHKアカデミアの世界に。クラスの数人に好きなことをインタビューする中で「好きなことを話すときには、テニス!バスケ!のように名詞で答えるのではなく、テニスの試合で勝つのが好き!バスケでシュートを決めるのが好き!のように動詞で答えると具体的に話ができ、相手にはわかりやすい話し方になるよ。」とこれからワークショップに臨むにあたってのヒントをファシリテーターの方にいただきました。

 ステップ1として、一人一人が視聴した動画から「これだ!」と思った魅力ポイントを3点グループ内で発表しシェア。その後、発表したものをもとに『かっこいい大人』とはどんなポイントかグループ内で話し合って3つに絞りました。そして代表が発表。ファシリテーターの方には発表ごとに考えを深めるヒントをいろいろいただきました。

 休憩後はステップ2、番組ディレクターの視点でグループごとに考えた「かっこいい大人ポイント」をもとに、番組出演候補者のリストアップ。スポーツ選手や俳優、アーティストなどグループ内で10人以上リストアップされました。その後協議をして1名に絞り込み。なぜその出演者を選んだのか理由と説明を企画書に書き出し全体で発表。説明であいまいな部分はファシリテーターの方から、「抽象からより具象に!」とアドバイスを受けながら考えを絞り出す2年生。

 ワークショップをとおして、考えを深めるとはどんなことか、相手にわかりやすく伝えるためにはどうしたらよいのかなど授業や普段の生活の中でも生かせるスキルや考え方を学ぶことができました。生徒にとっても職員にとっても実りある2時間となりました。画像からそんな充実した表情が見られると思います。この場をお借りしてNHK財団の皆様にお礼申しあげます。ありがとうございました。

 グループ内で話し合ったかっこいい大人の魅力ポイント3つを紹介⇒ 各グループごとの3つ魅力ポイント.pdf

 NHKアカデミア番組サイト https://www.nhk.or.jp/learning/academia/

 

今日の香取中

 7月16日(火)昨日、海の日はどうでしたか。今週が終わるといよいよ夏休みとなります。あと4日。短いですが、密度の濃い4日間。大切に過ごしたいですね。

 さて、6時間目の1年生は技術。本立てのすのこ塗りが終わり、紙やすりで角を整えるなど仕上げに向けて順調に進んでいます。一方、2年生は家庭。小物づくりに向けて、針と糸で布に縫う練習やボタンをつける練習を頑張っています。3年生は社会。昨年度の市の中学生議会のDVDを視聴しながら地方自治について理解を深めました。

3年生の国語から

 今日は海の日でお休み。みなさん、お元気ですか。今日は先週3年生が国語で取り組んだ活動を紹介します。夏休みを控え、国語では読書感想文を題材に、表現力を磨く授業を行いました。まずは全員で森鴎外が書いた『高瀬舟』を集団読書。次に、ワークシートを用いて『高瀬舟』と自分が向き合い考え、その後、自分自身との内なる対話。読書感想文は自分自身そのものが出るもの。作品をとおして自分自身のいろいろな姿が見えたり、感情が沸き起こったりと怖いけど、自分自身をみつめ、受け止める貴重な時間なのかもしれません。

 ワークシートの最後の課題は、感想文のタイトル。自分がこの作品をどう読んだか、どこを一番のポイント考えたのかが表われます。自分の「心」をみつめた3年生のみなさんのタイトルを紹介します。深いタイトルが並びました。3年生一人一人のポテンシャルのすごさを垣間みることができました。

・誰かのために ・守るべきもの ・大切な弟 ・強い喜助 ・穴があくほど過程をみつめて ・無罪の人殺し ・これは!他殺か自殺か? ・罪とは ・死と苦しみ ・喜助、庄兵衛と私の感じ方の違い ・覚悟の舟 ・自分との違い ・弟思いの兄の心情 ・喜助と自分 ・喜助がんばれ! ・弟思いの選択 ・安楽死 ・兄弟の愛 ・決死の高瀬舟 ・考えさせられる『高瀬舟』を読んで

 この活動をとおして、夏休みには自分で選んだ1冊と向き合い自分と対面し書き上げた読書感想文が提出されることと思います。内なる自分と出会う夏にしてください。

 HPをご覧のみなさん、改めて、あるいは初めてかもしれませんが、森鴎外著『高瀬舟』を読んでみませんか。