日誌

3年生の国語から

 今日は海の日でお休み。みなさん、お元気ですか。今日は先週3年生が国語で取り組んだ活動を紹介します。夏休みを控え、国語では読書感想文を題材に、表現力を磨く授業を行いました。まずは全員で森鴎外が書いた『高瀬舟』を集団読書。次に、ワークシートを用いて『高瀬舟』と自分が向き合い考え、その後、自分自身との内なる対話。読書感想文は自分自身そのものが出るもの。作品をとおして自分自身のいろいろな姿が見えたり、感情が沸き起こったりと怖いけど、自分自身をみつめ、受け止める貴重な時間なのかもしれません。

 ワークシートの最後の課題は、感想文のタイトル。自分がこの作品をどう読んだか、どこを一番のポイント考えたのかが表われます。自分の「心」をみつめた3年生のみなさんのタイトルを紹介します。深いタイトルが並びました。3年生一人一人のポテンシャルのすごさを垣間みることができました。

・誰かのために ・守るべきもの ・大切な弟 ・強い喜助 ・穴があくほど過程をみつめて ・無罪の人殺し ・これは!他殺か自殺か? ・罪とは ・死と苦しみ ・喜助、庄兵衛と私の感じ方の違い ・覚悟の舟 ・自分との違い ・弟思いの兄の心情 ・喜助と自分 ・喜助がんばれ! ・弟思いの選択 ・安楽死 ・兄弟の愛 ・決死の高瀬舟 ・考えさせられる『高瀬舟』を読んで

 この活動をとおして、夏休みには自分で選んだ1冊と向き合い自分と対面し書き上げた読書感想文が提出されることと思います。内なる自分と出会う夏にしてください。

 HPをご覧のみなさん、改めて、あるいは初めてかもしれませんが、森鴎外著『高瀬舟』を読んでみませんか。