日誌

香取中日誌

ことばの世界(国語)

 7月15日(金)3時間目の2年生の国語では「ことばのセンスを磨こう」と題して授業を行いました。カタカナことばを、カタカナを使わずに日本語で説明して答えを当てるカードゲーム。グループごとに和気あいあいとした雰囲気の中、進めていました。「メールアドレス」に「ドキュメンタリー」など、みなさんは日本語で説明できますか? かなり頭を使う問題ですが、2年生はとても楽しそうに取り組んでいました。続いては論理思考問題「風が吹けば」。これは「風が吹けば桶屋がもうかる」をヒントに、風が吹けば…になる。奇天烈なゴールを先に決めて、中身をどう展開させていくか考える活動。各グループごとにいろいろな展開を考え出していました。

 

お金の世界

 本日7月15日(金)2時間目に香取県税事務所の方をお呼びして、3年生を対象に「租税教室」を行いました。税のしくみや役割、種類、海外の国の税率など、たくさんの情報やデータをいただき、社会科の公民分野を理解するうえで、学ぶことが大変多かった1時間でした。また、もし日本で税がなかったらどうなってしまうのか、アニメーションでも学びました。最後に、登場したのはジェラルミンケースに入った(偽)1億円!実際にケースをもったり、(偽)1億円をさわったりしました。県税事務所の方に1億円の重さを尋ねられた男子生徒が「10kgです」と答えたところ、なんと正解!こちらも貴重な体験となりました。

 

 

 

 

香取学習2最終日まとめ

 4月14日(木)にオリエンテーションを行って始まった香取学習2も、本日7月14日(木)が13回目で最終日。あっという間の3ヶ月ですが、密度の濃い3ヶ月でもあったかと思います。各コースでは、発表会のビデオを見たり、講師の先生にお礼の手紙を書いたり、感想発表をするなどして、活動の振り返りをしました。食と健康コースでは、栄養教諭の先生が紹介してくれた「千産千消トランプ」を使って、千葉県の特産物を楽しく学ぶ活動も行っていました。また、外部講師を呼ばず生徒たちが中心となって教え合いながら練習を重ねた和太鼓コースでは、「経験者が未経験者に教えられるよう、来年度引き継いでほしい。」といった主旨の発表が3年生からありました。香取中だからこそできる特色ある総合的な学習の時間「香取学習」。地域に根差したこの活動を伝統として、大切に引き継いでいきたいです。

<食と健康コース>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<茶道コース>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<雅楽コース>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<和太鼓コース>

体育祭実行委員会

 9月10日(土)の体育祭開催に向けて、本校では6月27日(月)から生徒が主体となって実行委員会を進めています。本日は全校生徒から募集した体育祭スローガンの絞り込みが行われました。どんなスローガンになるか楽しみです。

 

3年生対象「思春期講演会」

 7月12日(火)午後1時20分から、助産師の川島広江先生を講師にお迎えして「大人になる 自立、自律を考える」と題してお話をお伺いしました。講演は、いのちの誕生から思春期の特性、虐待、自分らしさ、ジェンダーなどと多岐にわたる内容で、川島先生からの言葉ひとつひとつに、いのちを守る思いがこめられ、一言一句聞き漏らすまいと、きっと生徒たちは思ったはずです。

 まずはいのちの誕生から。新生児がなぜ「赤ちゃん」と呼ばれるのか。血液が頭やからだに十分循環している健康なサインが、赤い赤ちゃん。母体が無理なダイエットやたばこ等により影響を受けていると、そのサインが必ずしも確かめられないことを知りました。また、思春期の自立の第一歩は、自分の思いや考えを積極的に言葉で伝えることができること。一方で、思春期の自律の第一歩は、対等なコミュニケーションをとれること、それは互いの違いを認められることと話されました。講演の中で、マザーテレサの感動的な言葉に触れていましたので、ここで紹介します。それは「言葉の力」についてです。

 思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

 私たちは、頭の中で言葉で考え、言葉にしてコミュニケーションをとっています。「言葉はまるごとその人」なんだと、講演をお聴きして、そんな考えが頭に浮かびました。

 ちなみに、講演の中で川島先生に「深呼吸して!」と言われたとき、みな思いっきり吸い始めましたが、欧米では、その逆で、息を吐いて気持ちを落ち着かせるそうです。日本では「がんばれ!」と言いますが、欧米では「Take it easy! (気を楽にして)」というのと似ていますね。深呼吸は集中力を高めることができるそうで、授業前が効果的だそうです。みなさんも試してみませんか。

※こぼれ話 川島先生に名刺をいただいた際、肩書に助産師とあり、かっこづけで「Midwife」と英語で書かれていました。調べると、Midは「共に寄り添う」という意味で、wifeは妻という意味ではなく「女性」とありました。助産師さんは、いのちの誕生に共に寄り添う女性という意味なんですね。英語のMidwifeの歴史は古く14世紀ころから辞書に登場しているようです。日本では昔「産婆」さんと言われていましたが、そのことばは江戸時代にさかのぼるようです。