日誌

香取中日誌

子どもの権利

 10月20日(金)2時間目、1年生は国語の説明文の単元。目標は3つ、①専門用語の意味をおさえ、文章内容をつかむ。②論理の構成や展開に着目して、筆者の主張を読む。③自分の経験と関連付けて、自分の考えをまとめる。

 今回は大谷美紀子さんの「子どもの権利」を読んでいます。1年生の生徒は授業をとおして、子どもの権利条約について理解を深めました。ちなみに子どもの権利条約は1989年に国連で制定された条約で図書室にカレンダーで紹介されており、今月10月は、子どもの権利条約第28条が掲載されています。

 「子どもは学校で楽しく学習ができる」 国はすべての子どもに教育を保障しなければなりません。子どもはしかられるときにも、人間として、誇りを傷つけられることはありません。

 大谷さんの説明文の最後の段落には以下のような文章がありました。

「どれだけの大人、子どもがこの子どもの権利条約を知っているでしょうか。(中略)子どもの権利条約では、子どもの教育の目的を、子どもが人権を尊重し、他者への理解、平和や寛容、男女の平等を学び身につけ、責任ある大人になるための準備にあると定めています。」

 本校も子どもの権利条約に沿いながら適切な学習支援を行い、より良い学校運営を進めてまいります。

郡市音楽発表会 全校参加

 10月19日(木)佐原文化会館で開催された『香取郡市音楽発表会』に香取中は全校で参加しました。市バスのピストン移動で、1便が雅楽、和太鼓グループ、2便がそれ以外で全校合唱に参加する生徒が乗りこみ会場で演奏を披露しました。香取中としては雅楽や和太鼓の発表を郡市音楽会で披露するのは初めて。また、全校合唱も同じく初の試みです。本日の音楽会のトップバッターが香取中の和太鼓。迫力のある演奏で幕開けをしました。また、音楽会で全校生徒が参加するのは香取中のみ。全校合唱は市民体育館アリーナで最終練習をしての本番。美しいハーモニーが本番ではホールを満たしました。そして、雅楽。会場の小学生も中学生、他校の保護者のみなさんにとっても初めて見る楽器に驚き、その神秘な音色に魅了されたはずです。素晴らしい音楽ホールでの演奏は緊張したと思いますが、講師の先生や、来賓のみなさんから、たくさんのおほめのことばをいただきました。これまでご指導いただきました香取神宮の皆様、栗源和太鼓グループ「響」の皆様、郡市音楽会運営スタッフの皆様、職員の皆様、そして生徒のみなさん、ありがとうございました。演奏の模様を画像でお送りします。

今日の香取中

 本日10月18日(水)6時間目に、郡市音楽発表会の事前リハーサルをしました。

 本校の香取学習2の学習成果を広くみなさんに、特に学区の小学生に知っていただくため、今回は初めて雅楽コースと和太鼓コースの生徒が音楽発表会に参加し演奏を披露します。また、せっかくの機会ですので、全校生徒でその演奏を聴くこととともに、全校合唱も発表いたします。そこで、お昼休みには体育館で和太鼓コースのメンバーが事前練習。そして6時間目に音楽担当の先生のご指導のもと、入退場の動きの確認と「夢の世界を」と「心の瞳」の全校合唱練習をしました。感染症感染拡大が心配される中、無事参加し演奏ができればと願っているところです。

コスモスが見頃です

 校舎フェンス沿いに種をまいたコスモスが見頃となっています。子ども達の登校を見ながら、目線を低くして見上げるようなアングルでコスモスの写真をたくさん撮ってしまっています。近くにお越しの際はご覧ください。従来種の色とは変わったオレンジや薄黄色のコスモスも花が咲き出してきました。次の芽が出るよう花を摘み、摘んだ花は校内に飾っているところです。日々変わる花の姿を楽しんでいます。

 さて、今日は放課後の部活動の様子を一部紹介します。今回は陸上競技部とバスケットボール部。後日、他の部活動を紹介する予定です。

 

10月神無月も真ん中

 昨日の雨が嘘のような晴天の今朝、気持ちよい青空の中、香取中生が登校。日中は汗ばむほどの気温となりました。みなさん、ここしばらくの寒暖の差、天候の急転で体調を崩していませんか。

 校庭に目を移すとコスモスの美しさだけではなく、ハナミズキの木に真っ赤な実がたくさんなっている、その光景が雲一つない青空と対照的で、赤が際立っていることに気づかされます。

 さて、5時間目は香取学習2のまとめ。今日で15回目、最後となります。各コースごとに分かれて、指導していただいた講師の方々にお礼の手紙を書きました。

 茶道コースでは、「一服いかがですか」というわけで、今年度香取学習2での最後の一服。茶杓(ちゃしゃく)でお抹茶を茶碗に入れお湯を注ぎ、茶筅(ちゃせん)でお茶を点て、干菓子をいただき、自分でいれた薄茶を堪能。その間の生徒のやりとりを聞いていますと「この茶筅は外国製かな。穂先があまり細くない。こっちは日本製だね。細い方がお茶を点てやすいものね。」「干菓子いただくけど、懐紙(かいし)あります?」こんな会話のやりとりを聞いていますと、茶事が日常の生活の中に溶け込んでいるみたく、その一服姿とあいまってこころがほっこりしました。 

 一方、雅楽コースでもお湯を沸かし、急須に煎茶を入れ、お湯を注ぎ込み、湯飲みにお茶を。こちらも一服かと思いきや、湯飲みに口を付けたのは人ではなく、篳篥(ひちりき)。ダブルリードの部分(ろ舌)をお茶の中に入れて、口の部分を開かせていました。「お茶には殺菌作用もあるからお湯ではなく、お茶を使っているんです。」と生徒に教えてもらいました。

 生徒達は香取学習2をとおして、たくさんのことを学んだようです。その学びが今後の生活の中で、潤いになってくれたらと願っています。