日誌

香取中日誌

今日の香取中

 昨晩は美しい満月の夜でした。早朝日の出前、空を見上げると、月がまだ、明るく空を照らしていました。日の出までのバトンタッチ、月は輝き続けるんですね。

 さて、3時間目、1年生は書き初めの練習。教室、新世代空間、学習室の3つの部屋をフル活用して取り組んでいました。墨の香りの中、黙々と練習する姿を見て、香取中の底力を感じました。見ている方もついつい書きたくなってしまうほど。2年生は英語。金曜日はALTの先生との授業。Q&Aシートを使って生徒同士でいろいろと質問し合いながら、「ことば」を使うことをとおして、英語を学んでいました。

 昼休みは今年度初の試み、トークイベント開催。ALTの先生との絵本を使ったストーリーテリング(読み聞かせ)です。今回用意した絵本は、「はらぺこあおむし」でおなじみのエリックカール作「パパ、お月さまとって! Papa,please get the moon for me」。話し手と聞き手が相互に英語で会話を交わしながらストーリーを展開していくストーリーテリング。会場には座布団に座ったり、椅子、畳スペース座ったり、階段、2階からの立ち見とたくさんの生徒、職員が集まりました。香取中はそんな素敵なイベントができる図書室スペースがあり、そんなイベントを楽しむ子供たちが集う場所です。昼休みは「お月様」をとおして、一体感を味わう輝いた時間となりました。来年度入学する小学生のみなさん、お楽しみに!

 

 

学級の時間

 三者面談がスタートして3日目、12月8日(木)午後の学級の時間では、担任の先生に代わって学年主任の先生方が授業を担当!

 3年生は、学年主任の先生が入試の面接練習。面接官になって、受け答えの内容やきめ細かな所作(礼の仕方や目線など)に至るまで丁寧に指導をしました。2年生は、学年主任の先生の指示のもと、高校調べ。生徒は各自タブレットを使って高校のホームページを検索。グループごとにプレゼンソフトで調べたことをまとめていきました。1年生は職業について。学年主任の先生の巧みな話術で、「給料が高くて、仕事内容がハード」VS「給料が安くて、仕事内容が楽(らく)」どちらがよいか、正解のない問いに答える授業。また、職業を選択する決め手は、「給料面」か「仕事のやりがい」かなど、クラスの中でそれぞれの価値観をもつ仲間から多様性を含めて、いろいろと考える時間となりました。

   フランスの哲学者パスカルは彼の著書「パンセ」の中で『人間は考える葦(あし)である。』と記しています。葦は、川辺に細くひゅっと伸びた植物です。彼は「人間は自然の中では葦のように弱い存在である。しかし、人間は頭を働かせて考えることができる。考えることこそ人間に与えられた偉大な力である。」と書いています。

 「考える」ことを大切にした『人づくり』を香取中では目指していきたいです。

 

 

今日は暦の上では「大雪(たいせつ)」

 今朝は濃霧の中からの日の出。久しぶりの青空。登校する生徒の姿がまぶしく感じられる朝。気持ちがいいですね。太陽を浴びると、幸せホルモンと言われる「セロトニン」が体に働いて、心穏やかに一日がスタートできますね。今日は暦の上で「大雪(たいせつ)」。いよいよ雪が積もっていく冬本番を表す言葉です。朝晩の寒さが一段と厳しくなります。体がどうしても縮こまってしまいます。適度な睡眠に運動、そして栄養が体の成長と健康に必要です。

 さて、今日は朝の登校の様子や校舎内外の花たちを紹介します。校内の花はひまわり学級の先生が丹精込めて育て飾っていただいています。

 

ひまわりのタネ おすそわけ

 ただいま2階の「ひまわり教室」の前には、『ひまわりタワー』がお披露目されています。校庭のひまわりから、ひまわり学級のメンバーがタネを採取して、ひまわりのタネのおすそ分けを今しています。タネを入れた袋も手作りで、素敵なオリジナルキャラクターが描かれています。三者面談でお越しの際は、ぜひお土産にお持ち帰りください。そして一緒に来年の夏にひまわりの大輪を咲かせてみませんか。ひまわりの花言葉は「情熱」そして「あこがれ」です!

 

5時間目の授業から

 本日12月6日(火)も昨日に引き続き寒い一日となりました。今朝の登校の様子を見ながら深夜サッカーワールドカップを見て登校した生徒もいたのかと思っていました。試合としては残念な結果でしたが、これまでの試合をとおしてたくさんの元気や勇気をもらった人も多かったのではないでしょうか。

 では、なぜ私たちは元気や勇気をもらえたのでしょうか。きっと目標をもって試合に臨んでいる選手には、強い気持ちとそれにともなった行動力でエネルギーがみなぎっていると私たちが感じたからなのではないでしょうか。ひるがえってみると、サッカーに限らず、私たち自身にも目指すものがあれば、自然と力が出て、その目標に向かっていく勇気も出てくるのではないでしょうか。ですから、私たち香取中でも、一人一人が、それぞれの目標や目指したいものを見つけ、それに向かって動いていく子供たちを大切に育てていきたいと思います。

 さて、今日から三者面談が始まりました。その面談中の5時間目の授業を今回は紹介します。1年生は数学、図形の学習です。定規やコンパスをうまく使って円柱や円錐の描き方を教え合いをしながら学んでいました。2年生は短歌の学習。教科書の11首の短歌から一首選び、そこから物語をつむいでいく授業。子供たちが自分の感性と表現力を駆使して作り出す物語。わくわくします。3年生は多目的室で家庭科の保育の授業。保育園児の着替えの動画を視聴しながら、どのように幼児は自分自身の身支度を身につけていくのか、その成長の姿を動画から考えていました。

 たくさんの学ぶ「タネ」から、子供たちが自分の世界を広げていくことを願ってやみません。2年生の廊下には、「私に刺さった名言紹介」のコーナーがあり、そこでは夏目漱石の「三四郎」から次のことばと共に選んだ理由が紹介されていました。

選んだ名言:『日本より頭の中のほうが広いでしょう』

理由:ちょっと聞きかじったことや周りの人との言うことを安易に信じて同調するのではなく、「そうだ!『考える力』は∞無限大に広く広く深~~くできる!」とうれしくなったから。