日誌

香取中日誌

生徒総会

 5月11日(木)6時間目に生徒総会を開催しました。これから1年間の生徒会について、委員会や部活動、予算について全校生徒で協議しあい、新年度に向けて全員一致でスタートを切りました。

 さて、今年度は学校生活をより良くしたい視点で意見も出ました。それは生徒のみなさんが、今の学校生活をもっとより良くしたいと「未来」を考えている証拠だと思います。学校をより良くしていくのは、先生が生徒に与えて良くするものではなく、生徒のみなさんと先生方(おうちの方、地域の方も)が知恵を絞ってより良くしようと話し合いを重ね、全員の意思を確認しながら進めていくものだと考えています。学校は未来をより良くしていく実験の場でもあります。だから試してみてだめであれば、改善して再チャレンジもできる場所です。今日の生徒総会が、みなさん一人一人の学校をより良くしていく第一歩となってくれることを願っています。今回の生徒総会開催に当たり、生徒会本部役員の皆さん、関係する生徒の皆さん、先生方ありがとうございました。また、3年生の皆さんは会場作りをしてもらいました。感謝します。

 なお、生徒総会後、生徒会長から、評議員会を中心進めている1年後のゴール『香中生が身につける能力』が発表され、放課後生徒会本部役員が昇降口に掲示しました。みんなで力を合わせ、また自分自身で日々成長する人でありたいですね。

 

 

 

朝の活動の様子から

 5月11日(木)朝の読書の時間を利用して、1年生はタブレットで『歯と口の健康標語』を入力しました。どんな標語ができたでしょうか。ちなみに昨年も同様に生徒の皆さんから標語を募り、学校賞を決めたり、優れたものは学校代表として郡市の標語展に出品したりしました。(保健室前には昨年度の標語が掲示されています)2年生は教育相談。読書をしながら順番に別室で担任の先生と教育相談を行いました。3年生は、来週の修学旅行に備え、「しおり」の製本。5時間目はしおりの読み合わせを行いました。行って見学だけで終わらず、自分たちでアポをとった体験活動場所でものづくりを体験したり、会津の歴史や福島の今をしっかり学んだりして、修学旅行を有意義に過ごしてくださいね。

1年生の授業から

 5月10日(水)6時間目の1年生の授業は社会「地理分野」。今日の学習課題は「時差の求め方を知ろう」。そもそも、なぜ「時差」ってあるんでしょうか。逆に時差がなくて困ることはあるのでしょうか。「地球」が平べったい平面だったら、どこも同じように太陽を浴びて、同じ時間なのかもしれませんね。でもずっとお昼が続くと体がまいってしまう。よいしょっ、とひっくり返ったら、一気に真っ暗になってしまう。今を暮らす私たちは、地球は丸いことを知っています。光を当てると必ず影の部分ができる。これが夜ですね。香取市に光が当たっていると、陰の部分はアメリカ側。だからアメリカは夜。時差がないと、日本を基準に「お昼だ!ランチ食べるぞ!」と言ったら、アメリカのニューヨークも、その時間がランチタイム。「ランチだぞ!」と強引に決められても、真夜中にお昼を食べないといけなくなったら大変です。だから時差があるんですね。時差の授業を見ながら、頭の中でいろいろと想像して頭がパンパンになってしまいました。

 そういえば、谷川俊太郎さんの詩「朝のリレー」を5月2日に前半を紹介しました。全文を紹介します。

 カムチャッカの若者が
 きりんの夢を見ているとき
 メキシコの娘は
 朝もやの中でバスを待っている
 ニューヨークの少女が
 ほほえみながら寝がえりをうつとき
 ローマの少年は
 柱頭を染める朝陽にウインクする
 この地球で
 いつもどこかで朝がはじまっている

 ぼくらは朝をリレーするのだ
 経度から経度へと

 そうしていわば交換で地球を守る
 眠る前のひととき耳をすますと
 どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
 それはあなたの送った朝を
 誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

 

 さて、時差でお昼の話題が出ましたので、本日の給食を紹介します。

<本日の給食>黒糖パン、牛乳、鶏照焼きレモンじょうゆ、トマトスープ、ひよこ豆のソテー

ヤマボウシ

 5月9日(火)昨日の天気に変わって、穏やかな一日です。ゴールデンウィークが明けて校庭に目をやりますと、ピロティ前の中庭で、ヤマボウシが花をたくさん咲かせていました。新緑に白い花は映えます。太陽に向かって花を広げて咲いているので、地上から見上げるより2階校舎から見た方がわかりやすいです。ちなみに花に見えるのは実際は葉が変形したものだそうです。花はその中央に集まっているポチポチ。小さい花がぎゅっと集まって咲いています。それが白い頭巾をかぶった僧侶の頭に見えることから、「山法師」と言われるようになったとされています。花言葉は『友情』。中央に集まった小さい花々が、集まって団結している様からつけられたようです。

 植物学者の牧野富太郎さんは、植物を採取し、新種に名前を付けていきました。名前があることで、『雑草』と十把一絡(じっぱひとから)げにせず、一つの固有の植物として認識することができるというわけですね。人もそうかもしれませんね。きちんと名前を言わなければなりませんね。「おはよう、〇〇さん」、「こんにちは、◇◇さん」、「さようなら、△△さん」。きちんと顔を見て、にこっと挨拶できたらと思っています。

今日の授業から

 5月9日(火)今日は、語呂合わせで「合格の日」だそうです。何か目標にチャレンジしている人にとっては縁起のよい日ですね。授業では、3年生が理科室で記録タイマーの使い方をマスターすべく、実験にチャレンジしていました。コンセントに流れている電流は交流電流。行って帰っての繰り返しをしているそうです。東日本では50Hzですから、1秒間に50回の行って帰っての電気の流れを繰り返していることになります。(西日本では60Hzなので1秒間に60回)その動きを目に見える化したのが、記録タイマーです。1秒間に50回打点することになります。0.1秒間に5打点。記録の用紙をゆっくり動かしたり、早く動かした入りしながら、打点の位置の違いをグループ内で確認し合いました。

 一方、2階に上がると1年生が木工の授業。キャビネット図を使いながら、オリジナル作品の製図をしていました。製図から木の切り出し、組み立て、ニス塗りと一連の工程を前期をかけて進めて行くことになります。どんな作品が完成するか楽しみですね。