日誌

1年生の授業から

 5月10日(水)6時間目の1年生の授業は社会「地理分野」。今日の学習課題は「時差の求め方を知ろう」。そもそも、なぜ「時差」ってあるんでしょうか。逆に時差がなくて困ることはあるのでしょうか。「地球」が平べったい平面だったら、どこも同じように太陽を浴びて、同じ時間なのかもしれませんね。でもずっとお昼が続くと体がまいってしまう。よいしょっ、とひっくり返ったら、一気に真っ暗になってしまう。今を暮らす私たちは、地球は丸いことを知っています。光を当てると必ず影の部分ができる。これが夜ですね。香取市に光が当たっていると、陰の部分はアメリカ側。だからアメリカは夜。時差がないと、日本を基準に「お昼だ!ランチ食べるぞ!」と言ったら、アメリカのニューヨークも、その時間がランチタイム。「ランチだぞ!」と強引に決められても、真夜中にお昼を食べないといけなくなったら大変です。だから時差があるんですね。時差の授業を見ながら、頭の中でいろいろと想像して頭がパンパンになってしまいました。

 そういえば、谷川俊太郎さんの詩「朝のリレー」を5月2日に前半を紹介しました。全文を紹介します。

 カムチャッカの若者が
 きりんの夢を見ているとき
 メキシコの娘は
 朝もやの中でバスを待っている
 ニューヨークの少女が
 ほほえみながら寝がえりをうつとき
 ローマの少年は
 柱頭を染める朝陽にウインクする
 この地球で
 いつもどこかで朝がはじまっている

 ぼくらは朝をリレーするのだ
 経度から経度へと

 そうしていわば交換で地球を守る
 眠る前のひととき耳をすますと
 どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
 それはあなたの送った朝を
 誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

 

 さて、時差でお昼の話題が出ましたので、本日の給食を紹介します。

<本日の給食>黒糖パン、牛乳、鶏照焼きレモンじょうゆ、トマトスープ、ひよこ豆のソテー