職員あいさつ

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これはとある学級内に掲示されていた、学級新聞を抜粋した写真です。音楽番組などで登場する歌手やテレビ番組で活躍する芸能人と並んで、いくつか古風な名前が載っているのが分かりますか。そうです、佐原の山車に乗っている歴史上の人物の名前です。はじめ誰だろうと考えていると、新聞係の子どもたちが教えてくれました。子どもたちが自主的に作成する学級新聞。その中に自然と名前が挙がることに、佐原小学校の子どもたちの生活の中にいかに祭りが根付いているか、そしてまた子どもたちの祭りに対する思いの強さを感じました。

また、職員室前に掲示してある、「ユネスコ無形文化遺産登録記念祝賀山車曳き廻し」の写真の前で足を止めて見ている子どもたちに、山車について尋ねると、名前はもちろんのこと、その人物についてとても詳しく教えてくれます。目を輝かせながら話す子どもたちが、これからも10年20年と佐原の祭りを大いに盛り上げていってくれることと思います。

 さて、今週末はいよいよ、子どもたちの楽しみにしてる夏祭りです。今年も思い出に残る楽しい祭りとなることを願っています。

私の子どもは…?


10年に一度更新が必要となった教職免許の更新のために、云年ぶりに学生に戻って講習を受けてきました。

 講義の中で「魚を与えれば、その時その子は困らないが、魚の獲り方を教えれば一生その子は困らない」という内容の例え話が耳に残り、初めての子育てに悪戦苦闘していた頃に出合った詩を思い出しました。

 思い通りにいかない子育ての最中、時折、この詩を思い出しては自分を省みて溜息をついたものです。

成人したものの、まだ、社会的にも経済的にも自立していない我が子は、自分で魚を獲れるようになったのかな…。

 

「あなたの子どもは」    カーリル・ギブラン  霜田静志訳

 

あなたの子どもはあなたの子どもではない。

子どもは「生命」の渇望からの子どもである。

子どもはあなたを通って来る。

しかしあなたからではない。

子どもはあなたと共にある。

しかし子どもはあなたのものではない。

 

あなたは子どもに愛を与えることができる。

しかし考えを与えることはできない。

子どもは自分の考えをもっているのだから。

 

あなたは子どもの体を動かしてやれる。

しかし子どもの心は動かせない。

 

子どもは明日の家に生きている。

あなたはそれを訪ねることも、夢みることもできない。

あなたは子どもを好くようになれるであろう。

けれども子どもがあなたを好くようにならせようとはしなさるな。

人生は後に退き昨日にとどまるものではないのだから。

 

あなたは弓である。

そしてあなたの子どもらは

生きた矢としてあなたの手から放たれる。

 

弓ひくあなたの手にこそ喜びあれと

 

夢を力に~攻めろ ニッポン!~


614日、4年に一度のサッカーの祭典2018 FIFA ワールドカップ ロシア大会が開幕しました。予選を突破した32カ国の選手がFIFAワールドカップトロフィーを掲げるのを目標に戦っています。自分の国を応援したり、世界的に有名な選手のプレーを見たりと世界中のサッカーファン、出場国の人々が楽しんで見ているのではないでしょうか。

 

我が日本代表「サムライブルー」も世界の強豪国相手に戦っています。19日のコロンビア戦では、奇跡的な勝利を収めました。私は、家族でシュートを撃つごとに一喜一憂し、勝利が決まったときにはハイタッチをしました。

みなさんは、どうでしたか?

 

さて、なぜサムライブルーは、強豪国相手にこんなにもかっこいいサッカーの試合を見せてくれるのでしょうか。

 

それは、「夢を力に」してきたからではないでしょうか。

コロンビア戦で決勝ゴールを決めた大迫勇也選手は、試合後のインタビューで「本当に夢だった。」とW杯でのゴールを喜び、「ロッカールームに帰って、仲間の笑顔が見られたことがすごくジーンと来ましたし、まだまだ続くので頑張っていきます。」と語っていました。大迫選手だけでなく、他の選手も大迫選手のように、「勝つ」という夢に向かって頑張ってきたのかなと感じました。

 

夢を諦めないこと。夢を信じつづけること。

夢を力に変えて、一歩一歩進んでいく選手たちは、

サッカーだけでなく、わたしたちの夢の代表でもある。

(日本サッカー協会HPより)

 

 みなさんも一緒に「夢」を応援しませんか。

  攻めろ ニッポン! 頑張れ ニッポン!

私の好きなスポーツ「バレーボール」


 

 私は、子どもの頃から現在までバレーボールを続けています。

小学生の頃は、男子のバレーボールチームが一つもなく、女子と一緒に練習をしていました。

 中学校では、バレーボール部がありましたが、入部当時の3年生は1人だけで、人気のあるスポーツではありませんでした。顧問の先生の熱心な指導と厳しい練習の成果もあり、私たちの代では県大会に出場するまでに成長しましたが、バレーボールが盛んな船橋市や松戸市にはなかなか勝つことができず悔しい思いをしました。

 その悔しさをバネに高校では、バレーボールが盛んな船橋市の強豪校に通いました。人数が多い中、毎週末合宿を繰り返す日々、そして厳しい練習を経てキャプテンとして千葉県大会で優勝したり、関東大会、全国大会に出場したりしました。

 大学では、更に上のレベルを求め東京の大学に進学しました。そこでは、全国のトッププレーヤーが集まっている関東のリーグや全日本インカレなど経験をすることができました。

 

今は、地元である香取市に戻り中学校のバレーボール部を教えたり、地域の方々と一緒に市民大会に出たりしています。その中で、昔はなかった男子のクラブチームが活動していること知りました。また、本校では保護者の方々が学校対抗、学年対抗などでたくさんバレーボールに関わっている人が多くいること、そして全員が一生懸命練習していることを知りました。 

 

私は、今までチームの人数がそろわないときの悔しさやキャプテンとして多人数のチームをまとめあげていく喜びを感じながら仲間と共に成長してきました。これからは、指導者として私自身が経験してきたことをバレーボールを通して伝え、バレーボールの素晴らしさを広めていきたいと思います。

 

本を読むこと

 

 

 

 佐原小学校には、朝、読書の時間があります。毎週月・火・木曜日の8時から8時10分までの10分間、自分が好きな本を読む時間です。私はこの読書の時間がお気に入りです。

 

 小学生の頃は、アンデルセン童話やイソップ童話などの外国の話が好きで、毎週図書室に行っては気になる本を探し、読んでいました。

 中学生になるとファンタジーに興味をもち、友達とお薦めの本を紹介し合い、読み合って感想を交流していました。

 高校生では、歴史に興味をもっていた私に担任の先生が三国志を薦めてくださり、わくわくしながら読み進める日々を送っていました。

 現在は、大学生のときに知った作家である池井戸潤さんの本を定期的に購入し、朝の読書の時間に読んでいます。

 

 年齢と共に読む本は変わってきましたが、自分が現実では体験できない世界に浸り、悲しくなったり嬉しくなったりして元気をもらうのは今も昔も変わりません。

 

 子どもたちと図書室に行くと、時々、自分が幼い頃読んでいた本に出合い、それを借りている子どもたちの姿を見ることがあります。作品は異なるけれど、似た話を読んで、子どもたちが笑顔で感想を教えてくれることもあります。そのようなとき、私は、自分と子どもたちが本でつながっていることを感じ、嬉しくなります。

 私が本からたくさんの元気や勇気をもらったように、子どもたちも様々な本から様々な思いを感じてほしいと思います。これからも、それぞれが好きな本を読んだり、読み聞かせをしたりしながら、朝の読書の時間を大切にしていきます。

創立記念式


佐原小学校 創立記念式歌

 

1 通う楽しき我が校の

  教えの園のひらけしは

  明治六年のあやめ咲く

五月の今日の佳き日なり

 

2 もののあやめも若草の

  道のしるべのひとすじに

  開けゆく世のさきおいて

  過ぎこし年や幾そばく

 

3 年もろともに生い立ちて

  永久に春なる百千草

  己が向き向き咲き競う

  香り気高き園生かな

 

4 楽しき園よ我が友よ

  昔の今日をくりかえし

  開けゆく世と我が校の

  千代の栄をうたわなむ

 

 5月30日(水)、第146回創立記念式が行われました。その式の中で歌われるのが上記の創立記念式歌です。歌詞が難しく、覚えるまで大変だったことを懐かしく思い出しました。子どもたちも6年間歌うことで、校歌と並び佐原小学校での思い出の1曲となるようです。佐原小学校を巣立ち、ふるさと佐原や佐原小学校を思い出すときにこの歌が懐かしく浮かんでくることでしょう。わたしも本校の卒業生である娘と一緒に歌ってみました。ぜひ、皆さんも佐原小学校の誕生日をお祝いして歌ってみてください。

 創立記念式歌の歌詞に込められた当時の方々の思いを大切に、佐原小学校の新たな歴史を築くために子どもたちと共にがんばっていきたいと思います。

お囃子に耳を傾けて


5月27日()に「水郷佐原あやめフェスティバル」が開催されました。会場内には多くの出店が並び、ステージ上では様々な団体がパフォーマンスを披露していました。本校の郷土芸能部も演奏を披露するということで、私も毎年見に行っています。郷土芸能部の子ども達は、練習の成果を発揮して、今年度最初の発表を成功させることができました。

私は、今年度から郷土芸能部の担当になり、初めて知ることがたくさんありました。今回はその中の一つ、篠笛の演奏について紹介します。

使っている篠笛は一本の竹に7つの穴が開けられているだけの、とてもシンプルな楽器です。穴のふさぎ方を変えて音を出すのですが、同じふさぎ方でも息の入れ方を変えることで高音と低音を吹き分けます。低音は出ても高音はなかなか出すことができません。テンポの速い曲では、高音と低音を吹き分けるだけでも一苦労なのです。大勢の前で当たり前のように演奏を披露している子ども達を見ると簡単そうに見えますが、実際に体験するといかに難しいことかよく分かります。だからこそ、子ども達は、演奏を教えてくださっている先生が奏でる音色に憧れ、練習に励むのだと思います。

昔から受け継がれてきたお囃子の演奏が、いかに高度な技術を必要とするものか実感したことで、今まで以上にお囃子に興味をもちました。7月には佐原の大祭夏祭りが開催されます。お祭りの楽しみ方はいろいろあると思いますが、それぞれの楽器の音色に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

私の好きな詩


20年以上前、私はある詩に出合いました。

その詩の名前は、金子みすゞさんが書いた「わたしと小鳥とすずと」です。皆さんも、一度は聞いたり、実際に声に出して読んだりしたことがあるかも知れません。

私がこの詩と出合ったのは小学校3年生のときでした。担任の先生に紹介してもらい知りました。この詩を初めて知ったとき、生き物や物に対して自分が思っている気持ちや、視点とは全く違うことに大変驚きました。その当時、金子みすゞさんの詩に興味をもち、母親にお願いして他の詩が載っている本を買ってもらいました。何度も何度もその本を読み返した記憶があります。今でも大切にその本を持っています。

5年生の国語科で、「みすゞさがしの旅」という学習をします。その学習をしたときにその本を引っ張り出し、読んでみました。久々に読んでみて、金子みすゞという人の小さな生き物や物に対しての優しさ、言葉の表現方法に改めて驚きました。子どもの時とは少し違った視点で読めたような気がします。教員になって、金子みすゞさんの詩にまた、出会うことができて嬉しくなりました。最後に、その詩を紹介します。

 

わたしと小鳥とすずと

 

わたしが両手をひろげても、

お空はちっともとべないが、

とべる小鳥はわたしのように、

地面(じべた)をはやくは走れない。

 

わたしがからだをゆすっても、

きれいな音はでないけど、

あの鳴るすずはわたしのように

たくさんなうたは知らないよ。

 

すずと、小鳥と、それからわたし、

みんなちがって、みんないい。

 

心に響く言葉


 私の毎朝の日課は、我が家の「日めくりカレンダー」をめくることから始まります。『明日をひらく言葉』(致知出版社発行)という、各界各分野で一道を切り開いてこられた方々の貴重な言葉が掲載されているカレンダーです。
 もともと私は早起きが苦手な上、疲れがたまって目覚めが良くないことが多々あります。しかし、なぜかこのカレンダーをめくると「今日も一日頑張るぞ!!」と意欲が湧いてきます。購入して数年経ちますが、毎日わくわくしながらめくっています。
 31枚の中で、私の一番好きな、京セラ名誉会長 稲盛和夫氏の言葉を紹介します。

     美しい心を持ち、
                夢を抱き、
                  懸命に誰にも負けない努力をする人に、
                        神は「知恵の蔵」から
                              一筋の光明を授けてくれる
     
 私は今まで仕事をする中で、悩んだりくじけたりすることが数え切れない位ありましたが、必死に努力をした時に、この言葉の様に「ひらめく瞬間」を味わうことが何度かありました。また、困った時に手を貸してくれる人が現れました。
 この言葉との出会いにより、心を磨き、人間力を高め、努力をすることの大切さを実感することができました。

 今日も佐原小の子どもたちは、楽しそうに「おとぎのへや(図書室)」へ足を運んでいます。未来を築く子どもたちが、「心に響く言葉」に出会えることを願っています。

リレーのルールが変わりました。


みなさん、一度は体育の時間に、リレーをしたことがあると思います。体育でも、オリンピックでも、リレーには注目が集まり、とても盛り上がる競技です。

さて、バトンを受け渡す区間「バトンゾーン」(正しくはテークオーバーゾーン)の長さは20mでしたが、これが30mに変更されました。とは言っても、従来20mのゾーンの手前に10mの加速区間がありましたので、競技を見た様子は以前と変わりません。

ところが、このルールの変更で、30mの区間の中であればどこでもバトンパスができるということになりました。このルールの変更を活用すれば、今まで以上に一人あたりが走る距離に変化をもたせることができることになります。第1走者であれば80m少々であった走る距離を70m少々にすることも可能です。また、第2走者は長い距離を走ることが可能になります。各チームが、走る選手の特性に合わせた作戦を考えることができるのです。

学校や学級をチームとして考えると、一人一人にはそれぞれの特性があります。学校や学級で作戦を考えて、みんなのために得意なことで力を発揮したり、苦手なところを補ったりすることで、より力を発揮し、高めあえたらいいと思います。