日誌

2025年9月の記事一覧

生徒会本部役員選挙

 9月19日(金)6時間目に、生徒会本部役員立候補者立会演説、選挙が行われました。生徒会長、副会長、書記、会計にそれぞれ1名ずつ立候補者が出て信任投票となりました。推薦者の応援演説、立候補者の演説、全校生徒を前に緊張したことと思いますが、一人一人が話す言葉にはパワーがありました。言葉はその人そのものです。推薦者が話す立候補者をたたえる言葉、立候補者がよりよい未来を語る言葉。その紡ぎだした言葉には明るい明日の、未来の香取中が見えました。Actionはみんなで起こしてきたいですね。

視写で学びのベースを

 9月19日(金)金曜日は全校で取り組む『かとらぼノート』の日。各学年で前日までに授業で学んだ大切な教科書の部分を専用のシート(本校では「かとらぼノート」と呼んでいます。)に書き写す日。今回は理科。1年生が視写した内容は水溶液に関してです。

  物質が液体に溶けることを溶解といい、溶けた液体を溶液という。溶けている物質を溶質、水のように溶質を溶かしている液体を溶媒という。

 溶媒が水である溶液を水溶液という。水溶液には、二酸化炭素のような気体や、エタノールのような液体を溶質したものもある。

上の文章は中1の9月の段階での理科の教科書の水溶液の説明文です。教科書くらい読めるでしょう(内容がわかるでしょ)と思った人は、すーっと理解できましたか。意外と難しく感じる人もいるのではないでしょうか。(難しく感じなかった人は下の2つの点がクリアできているのかしれません)その理由を考えてみませんか。

 一つは新しい用語(太字)が1つめの段落に4つも出てきています。もう一つは、ふだん私たちが日常生活で使っている会話(生活言語)と違った独特な言い回しや漢字だらけの文章が並んでいます。こういった言葉は毎日の生活の中では使うことはほとんどありませんね。こういった教科書や参考書、授業などで使われる学ぶための言葉を「学習言語」と言います。小学校の時から、教科書等をとおして授業の中で身に付けてきていますが、英語と同様に言葉は実際に使わないと身につきません。ですから、上の水溶液の説明文が出てきたら、黙読したり、音読したり、マーカーを引いたり、視写したりしただけでわかった気にならず、「これってどういうこと?」と立ち止まって見ることが大切です。ちょっと難しい言い回しですが、「学習言語を生活言語に訳してみる、または生活言語を学習言語に訳してみる」とおもしろいと思いませんか。

 ためしに、今回1年生が視写した1つめの段落を具体的な例を入れて日常で使っている言葉で表してみますね。

 コップの水に砂糖を入れてかき混ぜると、砂糖が見えなくなって水と一つになります。これを「砂糖が水にとけた!」と言います。このように、ものが水などの液体の中にとけていくことを溶解(ようかい)と言います。砂糖がとけた水(砂糖水)のように、「とけたものが入っている液体」を溶液(ようえき)と言います。このとき、とけているもの(砂糖や塩など)を溶質(ようしつ)、とかしている液体(水など)を溶媒(ようばい)と言います。

 まとめるね! ①「とける」とは溶解 ②とけてできた液体のことを溶液 ③とけたものを溶質 ④とかした液体のことを溶媒 と言うよ!

 難しい言葉が出てきたら、そのままにせず、それってどういうこと?って考えるクセをつけてみませんか。

香取郡市英語発表会出場

 9月18日(木)みなさんお元気ですか。本日は香取中学校を会場に令和7年度香取郡市英語発表会が開催されました。9月5日(金)に台風接近に伴い順延されたものです。本校からは1年暗唱部門で2名が「The Happy Prince」を発表、2年暗唱部門では1名が「A Glass of Milk」、3年暗唱部門で1名が「Painting the Fence」、スピーチ部門で3年生が1名が「Open Your World with Reading」を発表しました。夏休み前から練習してきた成果を大勢の人たちが聞く中で堂々と披露しました。そのうち、3年暗唱部門では見事1位に入賞を果たしました。The Power of Speech ことばの力を信じて、自分の考えを自分のことばで表現したり、他の言語を使うことで新たな視点をもったりする機会ともなります。この経験をいろいろな場面で生かしてくれたらと願っています。

 また、なつかしい先生とお話しする機会もありました。

今日の香取中

 3連休があけました。9月16日(火)みなさんお元気ですか。リズムを整えて新しい週をスタートさせたいですね。

 さて、今日の給食に登場したのはもうかざめ。正式名称はネズミザメ(目が丸く頭がネズミに似ているところから)大きいものは体長3m、重さ170kgにも及ぶものもあるとのこと。栄養教諭の先生が等身大パネルでその大きさを伝えてくれました。このもうかざめは香取神宮で11月30日に行われる大饗祭でもお供えされる魚だそうです。今回初登場のもうかざめはカレー風味の竜田揚げで提供されました。白身魚のよう触感でサメ特有の臭みもなくおいしくいただきました。


3年生対象思春期講演会

 9月12日(金)今日の暑さ指数は警戒レベルに至らず比較的過ごしやすい一日となりました。金曜日はALTの先生がいらっしゃる日。1年生はWhose 〇〇 is this? の表現を実際に手持ちの文房具を使いながらやり取りをしました。頭だけの知識で終わらず、リアルな状況で使ってみることがことばの習得の近道です。2年生は理科。「光合成でデンプンができるとき、必要なものはなんだろうか」を学習課題に実験、観察を行いました。3年生は国語。坂本龍一さんの文章を音読しながら理解を深めました。午後から3年生を対象に思春期講演会を開催しました。毎年お越しいただいている助産師の川島広江さまに「大人になる、自律・自立を考える ~貴方のいのちを豊かに育みながら~」と題してご講演いただきました。赤ちゃんが健康的に「赤く」生まれるのは大切であり、たばこの影響や母親のダイエットにより赤ちゃんの健やか誕生に大きく左右すること。母胎の中で赤ちゃんが育っていく子宮は、もともとこぶしサイズより小さいものが30cmあまりに広がる不思議さ。大切な赤ちゃんが育つ場所だから「宮」ということばが使われている。性ホルモンにより私たちの身体もこころも影響を受けることなど、いろいろな視点から学ぶ機会となりました。そして人として自分らしく生きること、自分のことは自分で決める決断力をつけていくことの大切さを考えました。今回の講演会の会場に入るところには、昨年度の3年生や全校に募集した連作「生きる」の詩が掲示されています。このホームページのサイトメニューにもありますので読んで見てください。

佐原学園留学生のみなさんとの国際交流 第3弾

 9月11日(木)午後からは香取学習2の時間。今回も先週に引き続き佐原学園の留学生のみなさんが来校され、私たちの活動を見学・交流、学校見学ツアーも行いました。これは本校独自の国際交流の一環。

 食と健康コース、今回は調理実習。『サバイバル飯』と題して緊急災害時に役立つお湯だけで作る料理。カレーとごはん、パスタにチャレンジ。カレーはたまねぎ、にんじん、じゃがいも。お肉は使わず魚肉ソーセージを活用。パスタは細麺を使い、顆粒状のコンソメやケチャップを使って味付けしました。ネパールとスリランカから来られたみなさんはカレーに興味津々。じゃがいもの切り方の違いに驚いていました。留学生のみなさんは包丁でじゃがいものの皮をむく際は、内側から外に向かって削るようにむくようです。外でお湯を沸かす関係上、消防署にも火を取り扱う旨の連絡をしての実施。無事雨や雷にも遭わず完成し試食できました。

 茶道コースではお点前の一連の流れや所作を確認。ピンと張り詰めた空間の中、留学生のみなさんには見学いただきました。その後、濃茶のテイスティング。初のお抹茶はいかがだったでしょうか?

 和太鼓コースでは栗源の和太鼓グループ「響」さんがいらっしゃり、体育館で演目の確認。みんなで声を出し合いタイミングをつかんできました。休憩時間には香中生が叩き方を教えたり、実際に留学生のみなさんが太鼓を叩いてみたりと実体験。

 雅楽コースは今回も香取神宮に生徒は行き直接指導を受けているため、練習の様子を撮影した画像を留学生のみなさんに見ていただき、昨年の香取神宮での奉納演奏の模様を動画で視聴いただきました。

 今回で交流が3回目。今後も授業に参加いただいたり、香取学習成果発表会の時に見に来ていただいたりして、国際交流を進めていきたいと思います。

 

給食に『たこ焼き』登場!

 9月11日(木)みなさんお元気ですか。夕方に雷が発生したため、外の部活動をとりやめ室内で待機。その後、学校連絡メールで保護者のみなさまにお伝え、安全に下校できるよう対応させていただきました。ご理解ご協力ありがとうございました。

 さて、本日の給食は日本の食巡り献立『大阪府』!なんと2学年職員・生徒が愛して止まない「たこ焼き」ということで生徒は目を輝かせて大興奮。

 ちなみにたこ焼きは「粉もの」料理と呼ばれ、大阪を代表するソウルフード。肉吸いはだし汁に牛肉とねぎなどが入った料理で肉うどんからうどんを抜いたものを注文されたことから始まった料理だそうです。野菜とお揚げのたいたんは、関西地方の言葉で炊いたものを表すそうです。植栽にひたひたのだし汁や煮汁を加えて加熱し、うまみを含ませ仕上げています。デザートのぶどうゼリーのぶどうですが、大阪府は種なしぶどうの「デラウェア」の栽培面積が全国3位とのこと。そんな大阪づくしが本日の給食に登場しました。本日もおいしくいただきました。

皆既月食の画像

 9月10日 水曜日は毎回スクールカウンセラーの先生がいらっしゃる日。授業などを見て回り、生徒の様子を観察していただいたり、声かけや相談にのっていただいたりしています。

 カウンセラーの先生から、先日7日から8日にかけての皆既月食の画像をいただきましたので、その貴重な画像をみなさんにシェアします。これらの画像はカウンセラーの先生がご自宅近くでご自身で撮影されたものです。8日(月)の午前1時過ぎの部分食の始まりから月食までの4時前頃までの記録がここにあります。この画像をとおしてカウンセラーの先生が空を見上げながら過ごした時間が刻まれていると思うと素敵な時間のおすそ分け、共有ですね。そして月の満ち欠けの神秘さを感じます。一方で月食に向かう様子を追っていくと金色に輝く月が徐々に変化し、まるでおいしい熟れた桃のようにも見えてしまう月にも魅力を感じてしまいます。感じ方には正解は存在しませんよね。みなさんはいかがですか?

今日の香取中

 9月10日水曜日は技術家庭科の日。今回はそれぞれの学年の技術あるいは家庭の授業を紹介します。1年生は技術で本立てや小物置き、2年生は家庭で手さげバッグづくり。3年生も同じく家庭でパペットクリーナー。力作がそろいそうですね。

文化部 押絵づくり体験

 香取中学校は今年度、部活動に文化部を創設しました。文化部ではひとつの分野にこだわらず、いろいろな体験をとおして文化芸術に親しんでもらおうと考えています。また、今後部活動の地域展開を見据えて佐原文化協会のみなさまのご協力の下、さまざまな体験活動を行っています。9月9日はその一環として、佐原文化協会工芸部の白鳥さまを講師にお迎えして『押絵』づくりを体験。

 『押絵』とは聞いてどんなものを想像しますか? 実は、羽子板などに代表される日本の伝統的な手芸なのです。くるみ絵とも呼ばれるその手法は、絵柄を部分ごとに分けて、綿を入れて和紙や布でくるみ、貼り重ねて、繊細で立体的な絵柄を完成させるものです。今回は季節を先取りして「サンタさんと雪だるま」。布でくるむパーツ(厚みのあるフェルト生地)をまずはさみで切り、そのパーツをくるむ布にあて、5mmほど余白を持たせて切ります。パーツにボンドをつけ、それをくるむように貼付けていきます。それぞれのパーツを組み合わせ、今回は雪だるまづくり。約1時間30分にわたって集中して取り組みました。残念ながら今回は時間切れとなり、次回は雪だるまの顔とサンタを作っていく予定です。文化部の生徒は『押絵』を実際に作りながら、日本の伝統的な手芸について学びました。

 佐原文化協会工芸部の白鳥さま、そして佐原文化協会の宮永会長さま、小川さま、ありがとうございました。