日誌

2025年2月の記事一覧

公立高校入試2日目

 2月19日(水)。今朝も厳しい寒さとなりました。昨年の入試2日目は小雨交じりの天気でしたが、今年は晴天です。その空の青さに吸い込まれそうになるくらいです。本日も受検生のみなさんの健闘を祈っています。

 さて、昨日の国語の入試問題では例年どおり大問二は漢字の読み、大問三は漢字の書きがそれぞれ4問ずつ出題されました。その8個の漢字を使って3年生へメッセージを今年度も書きました。いかがでしょうか。

 受検生のみなさん、昨日は静寂に包まれた試験会場で、突然、試験監督から1時間遅れのスタートを知らされ驚いたのではないでしょうか。帰りの交通機関をどうしようかとコマってしまった人はいませんでしたか。帰宅したときにはすでに西の空が黄色がかった淡いピンク色に染まっていたのではないでしょうか。昔の人はその様を「鴇色」と呼んでいたようです。古来より先人は色彩にさまざま名前をサズけ、想像力豊かに暮らしていたのかもしれません。

 さて、受検生のみなさん、進路実現のためにショシ貫徹でこれまで取り組んできたことでしょう。卒業の時が迫っています。この時を「船出」という言葉で表すこともあります。文字通り、港から定期コウロ便で海外に渡った人も昔は多かったことでしょう。その一人は昨年亡くなった世界的指揮者の小澤征爾さん。24歳で単身フランスに渡りました。西欧の中で格闘し、日本に音楽文化のすばらしさを伝えてくれました。あるいは海ではなく陸路で大陸を行き来した人たちもいます。その道はの道と言われるシルクロード。日本はその終着点であり、文化や芸術などさまざまな分野で影響を受けたことを知ることができます。シルクロードを渡った当時の若者たちはどんな志や夢を抱いていたのでしょうか。現代はコウロや陸路よりも速く、飛行機で世界と行き来できます。ですが、昔同様に通行手形であるパスポートは必要です。自分とは何者であるのか身分を示し、保障するもの。その取得には戸籍謄本も必要です。自分探しの旅でもある人生をより良くしていくためにも、今を大事にしていきたいですね。