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2025年1月の記事一覧

3連休 地域の魅力発見

 3連休の初日が終わろうとしています。みなさん、お元気ですか。インフルエンザが流行っていますので人混みではマスク着用や手洗いやうがいを忘れないようにしたいですね。受験生のみなさんは体調管理に留意して学習に励んでいるでしょうか。

 さて、3連休中、佐原町並み交流館では、没後100年佐原の絵師、坂本桃渕の世界と題して、作品が展示されています。複製ではなく本物を間近で見る機会はなかなかないもの。動物画や山水画をはじめ、大衆の絵師として、佐原の山車も描いています。提灯(ちょうちん)製作を生業(なりわい)としながら生涯描き続けた桃渕の作品を見てみるのも学びの一つ。日々持ち歩いていた下書帳(縦10cmあまり、横4cmほど)に描かれた数々の絵は生き生きとしたタッチかつ精密です。また、坂本家は今も提灯を作り続け、山車会館で桃渕の血を継ぐ人たちの提灯を見ることができます。地域の魅力を知る絶好の機会です。

 なお、桃渕の辞世の句は観福寺の坂本家の墓地に句碑が建てられており、読むことができます。

 「提灯のわざをつとめし 心より 世にくらきこと なくてすぎぬる」

 世界が桃渕の提灯の明かりで照らされ、暗いことが続かず明るく平和であってほしいと願うばかりです。そしてそのためにも、学び続けることが大切ではないでしょうか。みんなの賑わい交流拠点KOMPASでは「Books Meeting」が本日限定で開催されていました。これは香取市地域おこし協力隊の方によって企画運営されたもの。ネット通販で便利になった今だからこそ、本を手に取って表装を眺め、中をちょっと読んでみる。そんな機会が大事なのではないでしょうか。本を持ち寄ってシェアし合う新たな本との出会い。届け人との出会い、そんな人とのつながり、かかわりが行われていました。

 本校でも読書の充実、本との出会いを大事にしながら、知的好奇心を広げる学びを展開していきたいと考えています。