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学校から
スクールバスの出発時間変更について 2月15日(月)
すごい雨と風でした。グラウンドは毎度のことながら、海のようになってしまいました。
以前にもお伝えしましたが、スクールバスに乗る場所の水たまりがひどく、今日も一斉に乗せることが困難でした。そこで、福田地区を先発させ、神南地区は先発の2台が発車した後に、水たまりのない場所からバスに乗せました。そのため、メールでお知らせしたように神南地区のバスは、定刻を10分ほど過ぎての出発となりました。
今後も今日のような天候の場合、同様の措置を取りたいと思います。その都度、メールで連絡はしますが、承知しておいてください。よろしくお願いします。 (文責 海寳)※校舎の端に虹がかかっていました。
虹・・・(英)Rainbow〈レインボー〉雨の弓、(仏)arc-en-ciel〈アルクァンシエル〉空のアーチ
香取市人権標語展 優秀賞おめでとう! 2月15日(月)
昨年12月に応募した人権標語展の審査の結果、3年生のHさんの作品が見事優秀賞に輝きました。おめでとうございます。
作品は佐原中央公民館に先々週に3日間展示されていたのですが、すでに終了となりました。今後、今週末の20日(土)と21日(日)に、小見川市民センターいぶき館1階ギャラリーに展示されるとのことです。展示は、入賞者含め応募した全作品が展示されます。※いぶき館も、当初は17日から11日間展示される予定でしたが、緊急事態宣言延長により展示期間が変更になり、2日間のみの展示に変更になりました。ご了承ください。
【優秀賞】 3年 Hさん
「ぼくの思い みんなの思い それらを合わせて すて
きな仲間」
Hさんの、やさしさあふれる「素敵な」作品ですね。 (文責 海寳)
新入生保護者説明会を実施しました。 2月10日(水)
緊急事態宣言の発令により延期されていた新入生保護者説明会を実施しました。天気は良かったのですが、体育館は冷え込んでいて、ジェットヒーターやストーブを焚いていたのですが、やや寒い中で行いました。
校長からは、学校教育目標について「夢を持つこと」と「たくましさ」の話をしました。そのあと、教育課程や保健関係、スクールバス、学用品、集金などを各担当から説明し、最後に学級役員を決めて閉会となりました。
14時から始まって、ほぼ予定通りに終了しました。学級役員になった3名の方には、ご苦労をおかけしますが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
会の終了後に、校舎内を少し見学してもらいました。また、初めてのお子さんが入学される方は、1年生の教室で学用品などを実際に見ながら、現1年担任のK先生から説明を熱心に聞いていました。
入学式は4月8日(木)です。24人の新入生が入学するのを、わらびが丘小学校教職員一同楽しみに待っています。 (文責 海寳)
タブレット収納庫が納入されました。 2月10日(水)
全クラス用にタブレット収納庫が納入されました。写真左が23人以上の学級用、写真右が22人以下用です。これから各学級に移設する予定です。
これは文部科学省が進める「GIGA(ギガ)スクール構想」の一環として香取市が整備を進めています。
「GIGAスクール構想」とは、義務教育を受ける児童生徒のために、1人1台の学習者用PC(タブレット端末等)と高速ネットワーク環境などを整備する5か年計画(2018~2023)です。その目的は、「多様な子どもたち一人一人に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現する(文部科学省リーフレットより)」ことにあります。
世界の中でも、日本の学校におけるICT活用度は極端に低く、OECD(経済協力開発機構)に加盟する国の中でも最下位(2018調査)です。今回のコロナ禍において、オンライン授業が進まなかった大きな原因の一つです。
今後、全国の子供たち全員に一人一台のPC(タブレット端末など)が配付されます。教室に保管して、授業で活用します。しかし、家庭にインターネット環境がなく、家庭でのオンライン授業などへの対応が迫られた場合など、まだまだ時間はかかりそうです。
香取市では、今後、カメラ機能付きキーボードと着脱可能なタブレット端末が整備される予定です。 (文責 海寳)
明日、新入生保護者説明会を開催します。 2月9日(火)
明日は、予定通り新入生保護者説明会を開催します。
受 付(児童昇降口) 13:50~14:00
説明会(体育館) 14:00~15:50
駐車場は、校門入って左手奥の野球場です。案内にしたがって進んでください。
校地内は、スピード制限を5㎞以内でお願いしています。十分に気を付けて進入してください。
また、自宅での検温もお願いします。37.5度を超える場合は参加を見合わせてください。受付場所でも非接触型の体温計で検温を行います。ご協力をお願いします。
今日は立春。 2月3日(水)
今日は立春です。
平安時代初期に編纂された「古今和歌集」に収められている紀貫之(きのつらゆき)の有名な和歌(五七五七七)が思い出されます。
〈詞書〉はるたちける日、よめる -[立春の今日(春の訪れの喜びを)詠みます]。
袖ひちてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむ 紀貫之
意味は、「(去年の暑い夏に知らず知らず)袖を濡らして手ですくった水が、(秋を経て)(冬の寒さで)凍っていたのを、立春の今日の(あたたかい)風がとかしているのだろうか」です。
「むすぶ」は「掬ぶ」と書き、「すくう」という意味です。
中学校の国語で習う和歌の一つです。一首の中に、四季を詠みこんだことで有名な句です。
古今和歌集の成立は九〇五年ごろと言われていますので、約1,100年以上昔の作品と言えます。100年前ですら相当昔であるのに、1,000年以上となるともはや想像すらできません。しかし、そんなに昔から現代まで和歌が歌い継がれていることと、その作品が千年後にまで語り継がれていることは、驚きを超えて奇跡としか言いようがありません。それが教科書に載っているのですから。ユーミンやビートルズが音楽の教科書に載ったことだけでも驚きであるのに(載るだろうとは誰もが考えていたけれど予想以上に早かった。もちろん遅すぎという人もいますが)です。ただ、日本の国歌(君が代)の歌詞も、もとはこの古今和歌集の和歌(詠み人知らず)ですので、歌い継がれるのは必然であるのかもしれませんね。※元歌は、「君が代は」ではなく、「わが君は」です。「君が代は」に変わったのは江戸時代とのことです。
君が代は千代に八千代にさざれ石の巌(いわお)となりて苔のむすまで
この国歌も、成立は明治になってから、そして、国歌として正式に法制化されたのは平成11年です。こんなに最近なのですね。それまで「君が代」と呼んでいたものを、「国歌」と呼ぶようになりました。日本の国歌は、世界でもっとも古い歌詞であると同時に、世界で最も短い国歌でもあるそうです。
二十四節気をさらに約5日ずつの三つ(初侯、次候、末候)に分けた「七十二候(しちじゅうにこう)」では、立春の初候として「東風解凍(こちこおりをとく)」とあります。「春の温かい東風(こち)※が、氷を解かす」です。この七十二候も、二十四節気と同じく古代中国から伝わってきたものですが、七十二候は日本の風土に合わず、何度か改訂されているそうです。紀貫之が初候に掛けて詠んだのか、紀貫之の歌がもとになって「東風解凍」となったのかは定かではありません。 ※南風は「はえ」
暦の上では春の訪れですが、昨日は緊急事態宣言が1か月延長され、まだまだ遠い春と言わざるを得ません。凍った氷は解かしても、感染防止のための緊張は解くことなく毎日を過ごしていきましょう。 (文責 海寳)
◇写真は、今日の業間休みの様子です。下の写真の左上にあるのは私の指です。失礼しました。
HP 150,000アクセスを超えました。 2月2日(火)
わらびが丘小学校ホームページへのアクセス数が、150,000カウントを超えました。
12月1日に100,000カウントを超えてから、2か月で50,000カウントも伸びたことは驚きです。150,000は、3月末までの到達目標としていた数字だったので、2か月も早く目標を達成したことになります。つきましては、3月末の目標を200,000カウントに修正します(個人内目標)。今後も興味・関心をもって本ホームページを見ていただけるよう、開かれた学校を目指して内容を充実させていきたいと考えています。
ご覧くださっている皆様には、今後ともご理解とご協力・ご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。 (文責 海寳)
◎これまでのカウント数の月ごとの推移
※6月1日から分散登校開始、6月15日から一斉登校開始。
7月1日 8、891 (前月から増えた数)
8月1日 24,416 +15,525
9月1日 42,436 +18,020
10月1日 61,851 +19,415
11月1日 80,309 +18,458
12月1日 100,163 +19,854
1月1日 121,263 +21,100
2月1日 148,834 +27,571
※毎日朝の8〜9時に確認している数字です。
香取神宮から節分祭のお菓子をいただきました 1月27日(水)
香取神宮から「児童に配ってください」とお菓子が届きました。
これは、香取神宮で行われる節分祭に企業から奉納されたものです。例年は参拝者に配るのだそうですが、今年はコロナ禍で神事のみ行うとのことで近隣の各小学校にと分配してくださいました。本校には6箱届きました。ありがとうございました。
今年の節分は2月2日。翌日の2月3日は立春です。コロナという「鬼」を早く退散させたいものですね。児童には節分の日に配る予定です。(文責 海寳)
校内相互授業参観 1月28日(木)
今回の授業者は、5年担任のO先生です。道徳の授業を展開します。O先生は、本校の道徳教育推進教師という役割も担ってくれています。
今回の主題名は「許すことの尊さ」です。内容項目で言えば、「相互理解・寛容」のうちの「寛容」にあたります。
教材名は「銀の燭台(しょくだい)」です。フランスの作家ヴィクトル・ユーゴーの名作「レ・ミゼラブル」(邦題「ああ無情」)の一場面です。
時代はフランスの社会情勢が混迷を極めていた時代。民衆の多くが食べ物にも事欠く日常。同居する姉の子供たちのために盗んだたった一本のパンにより、5年の刑期を言い渡され、その後何度も脱獄を繰り返した結果19年という長きにわたる獄中生活を過ごした主人公のジャン・バルジャン。刑期を終えて出所しても泊めてくれる宿屋はなく、途方に暮れてとある教会をたずねます。正直に事情を話すとミリエル司教は快く受け入れ、温かい食事を与え、柔らかいベッドを用意します。しかし、ジャンは司教の慈悲を裏切るかのように、夜中に司教の寝室に忍び込み、高価な銀の食器を盗み、姿を消します。すると、翌朝、警察がなんとジャンを引き連れて教会にやってきます。ミリエル司教は、すぐに状況を察知し、銀の食器は男にあげたとうそをつきます。さらに、銀の燭台もあげたのになぜ持って行かなかったのかと問いただします。その様子を見て、警察は引き上げていきます。何より驚いていたのはジャン・バルジャンその人でした。罪を犯した自分を見逃すだけでなく、残った唯一の財産だった銀の燭台までも渡そうとする司教の態度に呆然と立ち尽くすだけでした。
授業では「『許すこと』について考えよう」という学習課題を示し、「司教はなぜジャンを責めなかったのだろうか」という中心発問を投げかけます。
子供たちは「う~ん・・・」と考えながら、考えをシートに記入していました。O先生は、一人一人の書かれた内容を手元に持ったバインダーに挟んだ座席表にメモしながら
指名計画を構想します。あとで指名するから発表してね、という合図のシールを、机間を回りながら何人かのシートに貼っていきます。その後、近くの友だちとプチ交流です。適切な距離を保ちながら、シートを交換して読み合ったり、意見交換をしています。
交流してから数人の児童を指名して発表させました。補助発問をして何度かプチ交流の時間を持ちます。少しずつ考えが深まっていく中で、「やっぱり私は納得できない」「違うと思います」という意見が出てきました。さあ、一気に議論を深めるチャンス! でしたが、時間が押していたので振り返りタイムになってしまいました。
児童が下校後、授業参観者との振り返りでは、「補助発問はいくつぐらいどんなものを用意していたか」や、「指名して発表させる人数はもっと多くしたほうが」など、次の道徳の授業に生かせる視点の意見が出されました。また、シールの効用について「心の準備ができる」「何種類かの使い分けは」などの意見も出ました。
授業を展開したO先生は、授業の最後に「許すということについて考えたことは?」について、すごく考えさせられることを書いていた子が何人かいたので、この意見を生かす方法を考えてみます、と意欲を見せていました。
参観した先生方も、自分の道徳の授業に落とし込むためのヒントがいくつか見つかったようです。相互参観の大きなねらいの一つです。道徳においては、とくに「切り返しの発問」が考えを深めるためのカギになります。子供たちから出たもっともらしい意見のうち、ある部分を取り上げて「ほんとうにそうかな」や「みんなはそう言うけど、世の中ではいまだに~していることのほうが多いよね。どうして?」など、グラグラと揺さぶりをかける発問です。授業技術のブラッシュアップのために、各先生方には、試行錯誤をがんばってほしいものです。
新学習指導要領では、道徳の授業の目的として「道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てる」とあります。これまでと変わったことは、判断力と心情の順番が入れ替わったことです。つまり、心情の前に道徳的判断力を身に付けさせることが重点化されたわけです。判断のための視点の置き方や考え方・根拠について、道徳の時間を通して身に付けていきます。
今回のテーマである「寛容」については、コロナ禍でクローズアップされた「自粛警察」「マスク警察」などの度を越した反応や感染者に対する差別と偏見、SNSによる芸能人への誹謗中傷など他人のちょっとした誤りを許さない風潮、そして「あおり運転」などに見られる現代社会の問題に大きく関わってくる内容です。そこには、「他者への共感性が低い」「『自分は正しい』症候群(というのがあるらしいです)」「匿名性」などの共通点が見えてきます。
児童へ多面的・多角的な視点を意識させると同時に、先生方それぞれが、自分自身の学びにもつながっていると自覚した時間になりました。
相互授業参観は今回で全員が終わりました。先生方、大変お疲れさまでした。(文責 海寳)
※世界一短い手紙としてギネスブックに載っているのは、ヴィクトル・ユーゴーと出版社の担当とのものとい
うのは有名な話です。
「?」 (売れ行きはどう?)
「!」 (上々だよ)
たった一文字の記号でのやり取りですが、ふたりの興奮が伝わってくるようですね。
校内相互授業参観 1月21日(木)
今回は、教務主任のY先生が4年生で理科の授業を行いました。単元は「もののあたたまりかた」です。前の時間は金属の温まり方について、体積や状態の変化、熱の伝わり方について学習しました。それを受けて、今回は水の温まり方について学習します。
まずは前時の振り返りを行い、分かったことを確認します。それから今日の実験について説明を聞きます。今回は、ビーカーに「示温インク」を入れ、熱せられると色が変わる性質を利用して、熱の伝わり方を確認します。示温インクは熱すると青からピンクに色が変わるのです。
まず予想を立てます。ビーカーの真ん中の下から熱したときの温まる順序、ビーカーの端の下から熱したときの温まる順序について、図に矢印で示しました。実験では、中と弱の間に火の強さを調節し、示温インクが青からピンクに変わる様子を見逃さないようにとY先生から注意がありました。
インクはあっという間に色が変わりました。すぐにプリントに記入します。熱せられてピンクに色が変わった示温インクは、冷めるとまた青くなります。真ん中から熱した後は、端のほうを熱します。予想はあっていたでしょうか。実験のあとは、個人でまとめてから、班でまとめました。
本時の目標は、「水は熱せられた部分が移動して全体が温まることを、温度変化を関係づけて自分の言葉で表現することができる」です。自分の言葉で表現するのはなかなか手ごわかったのですが、皆なんとかまとめることができました。温度変化が可視化できるのはわかりやすいですね。また理科が大好きになってしまいました。
児童が下校してから、参観した職員で振り返りを行いました。導入の工夫や可視化の効果、振り返りのさせ方について意見交換がなされました。良い刺激になりました。
今週は5年生で道徳の相互参観を行います。 (文責 海寳)
県民の皆様へ緊急のお知らせ 1月25日(月)
千葉県から「県民の皆様へ緊急のお知らせ」というポスターが届きました。不要不急の外出自粛を呼びかけるものです。1月7日に千葉県に緊急事態宣言が発出された後も、感染者の増加に歯止めがかからない状況です。もうすでに医療崩壊が進んでいます。
今回の措置は、とくに医療の現場がもたないことへの緊急性を伝えています。通常の医療に手が回らなくなっていること、コロナ感染患者への対応も十分ではなくなることがどれだけ危険なことかを伝えています。
自分の命、大切な人の命、そしてみんなの生活を守るため不要不急の外出の自粛をよろしくお願いします。
万羽鶴に願いを込めて・・ 1月22日(金)
「万羽鶴に願いを込めて~新型コロナに負けない香取の私たち」
香取地区青少年相談員連絡協議会が主催して、香取地区1市3町の小学生4,236人が参加した一大イベントです。新型コロナウイルスの収束を願って一折一折心を込めて折った万羽鶴が青少年相談員の方々の手により組みあがりました。4束の千羽鶴に分かれたもののうち1束を各小学校に巡回しています。わらびが丘小学校には28日まで昇降口横の階段前に展示してあります。万羽鶴は市内各小学校を巡回後、市内小学校の代表児童により香取市に寄贈される予定です。
色ごとにきれいに組みあがった万羽鶴にもう一度願いを込めましょう。
「コロナウイルスが早く収束しますように・・」
万羽鶴をさげてある掲示板は、神南小学校の平成9年度卒業生の手による卒業制作です。周囲を様々な彫刻で飾ってあります。今でも大切に使わせてもらっています。(文責 海寳)
リサイクル活動へのご協力ありがとうございました。 1月16日(土)
リサイクル活動は、無事に終了しました。たくさんのご協力ありがとうございました。各地区を回って回収してくださった環境安全部、地区理事の皆様、積み込み作業をしてくださった本部役員、学年委員長、各専門部長の皆様、早朝よりありがとうございました。事故やケガもなく終了することができました。 (文責 海寳)
明日はリサイクル活動を実施します。 1月15日(金)
明日のリサイクル活動は、予定通り実施します。
回収は、8:30から開始します。
地区理事・環境安全部の皆様は、8:30から回収をよろしくお願いします。
本部役員・学年委員長・各専門部長の皆様は、学校にて、分別及びトラックへの積み込み作業をお願いします。 (わらびが丘小集合 8:15 ※児童昇降口前にお集まりください。)
◎回収する物品は以下の通りです。
①新聞紙
②雑誌・広告類
③布類(ビニルの袋に入れてください)
④ビールびんのみ(他のびんは回収できません)
※泥や葉っぱなどを落としてください。
⑤段ボール
⑥ペットボトルキャップ
⑦アルミ缶(水洗いをして、袋に入れ、口をしばってください。)
前回のリサイクル活動では、多くの物品が集まりました。ご協力ありがとうございました。令和2年度のリサイクル活動は、今回が最後です。できるだけ多くのご協力をよろしくお願いします。 (文責 海寳)
「SDGs」と「4R」 1月13日(水)
「SDGs(エスディージーズ)」(持続可能な開発目標)
これは、このところ新聞やテレビでよく目にする言葉です。
Sustainable Development Goals(サスティナブル ディベロップメント ゴールズ)の略称です。2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた国際社会共通の目標です。「17のゴール(目標)」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されています。これらを2030年までに達成しましょうと呼び掛けているのです。
※国連開発計画資料より抜粋
◎17のゴール
1貧困をなくそう
2飢餓をゼロに
3すべてのひとに健康と福祉を
4質の高い教育をみんなに
5ジェンダー平等を実現しよう
6安全な水とトイレを世界中に
7エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8働きがいも経済成長も
9産業と技術革新の基盤を作ろう
10人や国の不平等をなくそう
11住み続けられるまちづくりを
12つくる責任 つかう責任
13気候変動に具体的な対策を
14海の豊かさを守ろう
15陸の豊かさも守ろう
16平和と公正をすべての人に
17パートナーシップで目標を達成しよう
「持続可能な」というフレーズを聞いて、20年ほど前に個人的に参加した環境問題について考える講演会を思い出しました。「持続可能な社会」を目指して「自分が」できることについて考えるという内容でした。そこで初めて聞いた言葉のひとつが「4R(よんあーる)」です。現在、様々な自治体でごみを減らすための取組として「3R(さんあーる)」が提唱されています。
「3R」とは、Reduce(リデュース=少なくする)、Reuse(リユース=再使用する)、Recycle(リサイクル=再生利用する)の頭文字をとったものです。
「4R」は、3Rの前に Refuse(リヒューズ=断る)が入ります。何を断るかというと、
・マイバッグを持ち歩いて、レジ袋を断る。
・マイ箸を持ち歩いて、割りばしを断る。
・水筒、マイボトルを持ち歩いて、ビン、缶、ペットボトル飲料の購入を控える。
というものです。
つまり、順番としては、①断る ②減らす ③再使用する ④再生利用する となります。確かに、日本ではお菓子など食べ物を買った場合に、食べるものよりも包装紙などのゴミになるもののほうがはるかに多いことに気づかされます。見た目にこぎれいで丁寧ですが、あとに残されたゴミを見るとどうなんだろうと考えさせられます。マイバッグやマイボトルもこのところかなり当たり前になってきた感があります。このことを20年以上前から提唱していた方がいるのです。時代がやっと追いつきました。というより、実現させるのに20年もかかった、と言ったほうが正しいかもしれません。
この講演会で今でも鮮明に覚えているのが、日本のごみ処理も含めたごみ関連の1年間にかかる費用すべてでいくらかという問題です。答えは、その当時で6兆8千億円でした。約7兆円です。この7兆円というお金がどのくらいのものか想像できますか、と訊かれました。たとえば一人の人間が毎日100万円使ったとしたら7兆円を使い切るには何年かかるでしょう、というたとえです。答えは2万年でした。想像のはるか先でした。金額の大きさを実感させるうまいたとえだなと感心してしまいました。それだけ多くの費用がごみ処理にはかかっているということです。
また、環境問題ではよく「リサイクル」という言葉が出ます。「リサイクル」とは、「元の形を変えて新たなものを生み出すこと」です。ビール瓶などを洗って何度も使うことは「リユース」です。リサイクルは、何かを粉砕したり溶かしたりして別の形にして利用することを言います。リサイクルをするためには多くのエネルギーを消費して、逆に環境を悪化させているということもある意味事実です。さらに、ごみの量があまりにも膨大で処理が追いついておらず、リサイクルは実際にはほとんど進んでいないという現状があります。日本国内のプラスチックごみのほとんどは中国に輸出していましたが、2年前から中国は受け入れを禁止しました。近隣のアジア諸国からもゴミを受け入れていたので、中国国内から出るごみと合わせて、キャパシティがいっぱいになってしまったとのことです。リサイクルは、現状では限界に達しているということです。
レジ袋の有料化の原因にもなった気候変動や海洋プラスチックごみの削減など、国際社会では脱プラスチックへの流れがあります。昨年あたりからはラベルのないペットボトルが増えています。最近ではストローが紙製になったり、そもそもストローを使わなくなってきています。あるのが当たり前だと思っていたものは、じつは無くてもなんとかなることが多いことに気づかされます。(病気等で必要な方もいらっしゃいますが)
ポイントは、持続可能な環境・社会のために「自分は何をするか、何ができるか」を考えられるようにすることです。他人事のように「~すればいい」「~しなければいけない」などと言うことはできます。しかし、「自分は」と自分を主語にしたときに「できない自分」「しようとしない自分」に気づきます。
このほかに、この講演会では地球温暖化についての国際環境会議での情報として、平均気温が1°C上がると海水面が約30cm上昇すると言っていました。その影響で、世界中の多くのビーチリゾートが水没する、と。また、その状況がエスカレートすれば、日本の臨海工業地帯はほぼ水没です。また、南極大陸の上には平均2500mの厚さの氷が表面を覆っています。その氷が溶けだしたら、大きな氷の塊がまるで熱したフライパンの上のバターのように海に滑り落ちます。その衝撃で、高さ数百メートルの津波が、時速数百キロメートルの速さで、付近の島を飲み込みます。現に、今、南大西洋上には南極大陸の棚氷から分離した巨大氷山が漂流していて、ペンギンやアザラシの繁殖地として有名なサウスジョージア島に衝突する可能性もあるというニュースがあります。巨大氷山の大きさは、全長151㎞で最大幅48㎞。面積は約4800平方キロメートルで、群馬県よりも広いと伝えていました。高さの情報は見つかりませんでしたが、かなりの高さはあるでしょう。水中部分は150〜180メートルあると言われています。簡単に言えば、ある島に、その島よりも大きな氷山が衝突するわけです。20年前の国際環境会議での予測が現実になっているのです。
今週土曜日には第2回リサイクル活動が行われます。この機会に、ごみ問題や環境問題にも目を向けるきっかけにしたいと思います。(文責 海寳)
「幸せを感じる四大元素」 1月13日(水)
「幸せを感じる四大元素」
①愛される(大切にされる)
②ほめられる
③役に立つ
④必要とされる
これは、本校職員室及び校長室に貼ってある言葉です。「元素」ですから、最も小さな単位と考えることができます。様々な行動の原理になりうると受け止めています。シンプルです。
この言葉は、10数年前に、ある新聞のコラムで紹介されていたことから知りました。まさに生き方の核心をついていると思い一瞬で共感しました。あたりまえで本当に大切なことを平易な言葉で示してある名言です。以来、たくさんの場で使わせてもらっています。主賓として呼ばれた教え子の結婚式では、スピーチの結びに必ず使う常套句です。そして、「じゃあ、幸せを与えるには?」と問いかけ、裏返しの文句を言うのです。
それは、
①愛する(大切にする)
②ほめる(認める)
③感謝する(「ありがとう」と言う)
④必要とする(あてにする=力量を認める)
の四つです。
結婚式の席で、新郎新婦にお互いにこのことを気にかけていれば、きっと仲良く幸せに暮らしていけるはずです、と結びます。
初任者研修や教科研修会の講師で呼ばれた時も、パワーポイントはこの言葉で締めていました。
本校の先生方にも、自分自身に対して、子供たちに対して、他の教職員に対して、生き方の一つの指標としてぜひ心の隅に置いておいて指導や行動に生かしてしてほしいという思いから掲示しています。受け止め方はそれぞれですので、自由に考えて、何かするときの一つのきっかけとしてもらえればありがたいぐらいの感じです。押しつけは嫌われますから。
考え方によっては、人の一生を当てはめることもできます。乳幼児期はいつでも「愛される」、学童期はときどき「ほめられる」、中学から退職するまでは「役に立つ」ことを願い、そしてリタイア後は「必要とされる」ことが「ちょっと」ある人生が幸せなのかなというところです。
新学習指導要領では、育成を目指す資質・能力について、「何を理解しているか、何ができるか」「理解していること・できることをどう使うか」の先に「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」という新しい時代に必要となる資質・能力の育成がクローズアップされています。これは言い換えれば「幸せを感じる(与える)人生を送るためには」となるのではないかと思います。皆さんはどうお考えでしょうか。 (文責 海寳)
Y養護教諭 千葉県歯科医師会表彰おめでとうございます! 1月8日(金)
本校の養護教諭のY先生が、学校歯科保健向上のための長年の取組が認められ、このたび千葉県歯科医師会から表彰されました。
Y先生の日常の働きぶりはだれもが認めるところです。本校が開校してからも、校内衛生環境の維持と管理、とくにコロナ禍にあって、スクールバスをはじめ各教室や水飲み場、トイレや階段などの消毒作業の準備や管理、そして消毒作業も含めて感染防止のための要として、日々熱心に取り組んでいます。また、児童や職員の精神的支柱として、悩み相談などカウンセリングの面でも重要なポジションを担ってくれています。香取地区は、県内でも虫歯の治療率が最も低い地域であると歯科医師会の方から伺いました。そして、その香取地区の中でも福田・神南地区は治療率がかなり低いそうです。由々しき事態です。Y養護教諭は、少しでも児童の虫歯の治療率を上げ、大人になっても困らないように、毎月の保健だよりで保護者への啓発を継続しています。
Y先生、これからもよろしくお願いします。そして、おめでとうございました。
表彰状を納めてある立派な額は、香取小中学校体育連盟より寄贈されました。小中体連の皆様、ありがとうございました。(文責 海寳)
「笑顔であいさつ日本一!」 1月6日(水)
業間休みの時間に冬休み明け全校集会を行いました。まず、校歌を歌いました。そして、校長の話です。冬休みの間、事故なく安全に過ごせたことに安心したことを伝えました。次に、「一年の計は元旦にあり」について、「お正月に今年の目標(めあて)を決められた人は?」と訊くと、手を挙げた人は12人でした。手を挙げようかどうか迷っている人もいました。まだ決まっていない人もいますが、すでに決まっている友達の話を聞いて、何か刺激を受けるかもしれません。なるべく早く決まるといいですね、と伝えました。そして、自分自身(校長)のめあてについて、校歌の3番の歌詞の一節に「夢は大きく 理想は高く」を取り上げて、わらびが丘小が「笑顔であいさつ日本一」を目指せたらいいな、という話をしました。すぐに、だれにでもできるからです。努力でつかみ取るものではありません。他と比較する類のものでもありません。「自分たちが日本一だよ」と一人一人が心の中で思いながら笑顔で挨拶するだけで日本一になれるのです。意識を上げていくのです。「本校には、もうすでに笑顔であいさつ日本一の人がたくさんいます。でも、もっと増やしたいと思っています。協力してくれる人?」と尋ねると3分の2以上の児童が手を挙げました。もじもじして手を挙げようか迷っている子もいます。自信がなさそうです。でもいいんです。「笑顔であいさつ日本一」に共感して実践してくれる児童が一人でもいれば、正の連鎖が自然に始まっていくのです。そういう雰囲気がわらびが丘小にはあります。今朝は、スクールバスから降りてくるなり私(校長)の前に並んで、「あけましておめでとうございます」と、きちんと言えた児童が何人もいました。それを見て、次々と「おめでとうございます」と言ってくる姿があります。とてもうれしく思いました。この子たちならきっとできると確信しました。「香取で一番ではありません」「千葉県で一番でもありません」「日本で一番です」 子供たちは素直に聞いていました。驚いたり、無理だよという表情をした児童はいませんでした。静かに聞いていました。だから確信しました。児童会でも、さっそくあいさつ運動を始めるとのことです。楽しみが一つ増えました。 (文責 海寳)
あけましておめでとうございます。 1月4日(月)
あけましておめでとうございます。本校は、今年も学校教育目標「夢を持って学び、たくましく生きる児童の育成」のために、「Catch your dreams! ~夢をつかめ~」のスローガンのもと、教職員一丸となって、わらびが丘小児童一人一人の幸せと夢の実現に向けて、全力で教育活動に取り組んでまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
例年とは違う正月三が日を過ごし、今日から令和3年の学校生活がスタートします。(子供たちは6日からです。)
冬休み前集会で「一年の計は元旦にあり」というお話をしました。今年の計画(めあて)は立てられたでしょうか。
本校のスローガンの「夢」と「計」という言葉で思い浮かべる言葉があります。「夢七訓」です。これは、日本資本主義の父と呼ばれ、幕末から昭和初期に生きた大実業家渋沢栄一の有名な言葉です。意味は読んで字のごとく、夢がないものは理想がない、理想がないものは信念がない、信念がないものは計画がない、計画がないものは実行がない、実行がないものは成果がない、成果がないものは幸福がない、だから、幸福を求める人はまず夢をもちなさい。と、説いています。
逆に読めば、幸福を得るためには成果が必要、成果を得るためには実行が必要、実行するためには計画が必要、計画を立てるためには信念が必要、信念を持つためには理想が必要、理想を持つためには夢が必要、と捉えることができます。「信念」を「目標(めあて)」と置き換えるとより分かりやすいと思います。
同じような言葉で、幕末の志士に大きな影響を与えた吉田松陰も語っています。渋沢栄一は、吉田松陰の言葉に影響されたのかもしれません。
ちなみに渋沢栄一は、2024年発行の一万円札の肖像画に採用される予定だそうです。また、千葉銀行小見川支店には、渋沢栄一直筆の書が飾られています。千葉銀行の前身の一つである小見川農商銀行の創業30周年(昭和3年)の祝典に渋沢栄一本人が揮毫したもので「業精于勤」と書かれています。読み方は、「業(なりわい)は勤(つと)むるに精(くわ)し」で、仕事や学問は地道に努力していけば必ず成功するという意味だそうです。まさに、「一生の計は勤にあり」に通じますね。
昨年から続くコロナによる新しい生活様式は、今年もしばらくは続くでしょう。「これまで通り」ではない生活が続きます。しかし、ピンチは変わるためのチャンスです。
校長室の前に貼ってある「チェンジ、チャレンジ、チャンス」です。AI(エーアイ)にはできない人間の知恵と工夫と発想力で、希望を見つけ夢をつかみましょう。 (文責 海寳)
※下の写真は、令和2年12月31日の夕陽に染まるわらびが丘小校舎です。日の出ではありません。
リサイクル活動の開催について 12月30日(水)
1月16日(土)に、第2回リサイクル活動を行います。
新聞紙、雑誌、布類、ビール瓶、段ボール、ペットボトルキャップ、アルミ缶が対象です。
前回多くのご協力をいただき、たいへん助かりました。
今回もぜひ多くのご協力をお願いします。
新年を迎える準備ができました。 12月25日(金)
わらびが丘小学校の玄関に門松を立て、新年を迎える準備が整いました。
門松には、年神様を家に迎え入れるための依代(よりしろ)という意味があるそうです。
この門松は、東庄町の門松工房である有限会社「創志」の代表 山田博志 氏によるものです。先日は、NHKのニュースや日本テレビの「ZIP」で紹介されたり、読売新聞や産経新聞に掲載されたりもしました。多くは東京の市場に出荷し、某一流ホテルのエントランスやレストラン、企業ビルの入り口を飾ることが多いとのこと。
新しい年は、みんなの知恵を出し合って力を合わせ、必ず良い年になるようにしていかなければなりません。あらためて決意を新たにすることができました。
山田さん、ありがとうございます。 (文責 海寳)
冬休み前全校集会を行いました。 12月23日(水)
明日から冬休み、ということで今日の業間休みに冬休み前全校集会を行いました。月曜日の表彰伝達の反省から、今日は8時前からストーブとジェットヒーターで体育館を温め、子供たちは防災頭巾を座布団代わりに敷きました。
まずは今年2回目の校歌を歌いました。CDの伴奏で3番まで歌いました。そのあと校長から冬休みに向けてお話をしました。
「体育館に飾られている校歌を書いたのはだれでしょう?」
「こおちょおせんせ~」
「そのと~り~」
「3回書き直しました」
「左から書くんだよ」
「書く前に線を引くのに時間がかかるんだ」
「途中で一字間違えたら全部書き直し」
という、どうでもいいような話から入ったのですが、今日、今年2回目の全校児童の校歌の歌声を聴いて、とても気持ちが良かったことを伝えました。
次に、おとといの表彰伝達の話から、今年は全員が一枚は賞状をもらっているよというお話をしました。「が・ん・ば・り・マ〇〇〇」「マスター!」だよね。後期の初めの始業式で、後期のめあてを持ちましょうと話をしましたが、自分でたてためあてを覚えている人は? と訊きましたが、残念ながら手が挙がったのは数人でした。
そこで、「一年の計は元旦(春)にあり」という言葉を伝えました。「計」は計画の「計」だよと。お正月には、今年は何をがんばろうかなというめあてを立てられるといいですね、というお話をしました。ついでに、一日の計、一生の計、一家の計についても少しお話をしました。少し難しいお話だったので、1年生の体が揺れ出しました。
最後に、冬休みの間に絶対に事故にあわないようにして、1月6日に全員元気にまた会いましょう、と話を締めくくりました。
そのあとで、生徒指導主任のY先生から、休み中の「安全」についてお話をしてもらい、集会を閉じました。最後まできちんとした姿勢で集会に臨むことができました。令和3年がよい年になることを祈念して、「よいお年をお迎えください」。(文責 海寳)
再び「鬼滅」登場。 12月22日(火)
飛沫飛散防止シート「鬼滅の刃」シリーズ第2弾が図書室前の廊下に登場です。第1弾を見て「私たちも書きたいです!」と言っていた5・6年生の女子の有志が、昼休みを使って完成させました。余白には文字を入れる予定です。さすがに色の塗り方は上手です。「好きこそものの上手なれ」とはまさにこのことを言っていますね。
そして、視線を右に移すと、なんということでしょう!K先生の図書館シリーズ最新作が出来上がっているではありませんか。最新作は「おむすびころりん」です。またまた、細かな職人技を駆使して、とても手が込んでいます。その工夫に目を凝らして見てください。K先生、いつもありがとうございます。 (文責 海寳)
表彰伝達を行いました。 12月21日(月)
業間休みの時間に、表彰伝達を行いました。
内容は、図工・美術展覧会、書写展覧会、香取神宮展(図工の部、書写の部)、郡市陸上大会、香取小中学校体育連盟優秀選手表彰、健歯賞(6年のみ)です。
一人一人全員に手渡したいところですが、時間の都合上、受賞者の名前を呼んでその場に起立し、それぞれの代表者1名に壇上に上がってもらい、校長から手渡しました。賞状を授与されたら回れ右をして、賞状を披露しました。全校の拍手を受け、少し照れながら自席に戻りました。これからたくさんの児童が賞状をもらえるといいですね。
今朝は肌が痛くなるほどの寒さでした。体育館にはジェットヒーターを用意したのですが、1台しかありませんので、今日の寒さには効果は薄かった感じでした。23日の冬休み前集会ではストーブも併用し、2時間前には点火しておこうと思います。子供たちも座布団代わりの防災頭巾を持参させるつもりです。
ちなみに、今朝通勤の途上で聴いていた「Bay FM」のお天気コーナーでは、「今朝の千葉県内の最低気温は、香取のマイナス6.8°でした~」とのこと。神南小の入り口付近で、確かに車の外気温は-6°を示していました。ということは、「この近辺が県内で一番寒いことになるじゃないか」とひとり驚いてしまいました。
今日は冬至です。ゆず湯とかぼちゃです。体を温める効果のあるゆずと、栄養満点のかぼちゃで寒い冬を乗り切ろうという昔からの風習について、集会の最後にお話ししようと思っていましたが、あまりにも寒いのでお話は断念しました。早く子供たちを温かい教室に戻したかったからです。先生方も震えていたので、良い判断だったと自画自賛です。(文責 海寳)
ミシン棚、完成しました。 12月18日(金)
家庭科室で本校技能員のKさんが作っていたミシン棚が完成しました。随所に工夫が光る傑作です。使い勝手もよさそうです。ありがとうございました。
職員研修を行いました。 12月18日(金)
本校に月2回勤務しているスクールカウンセラーの津吹哲男先生を講師に迎え、「特別な支援が必要な子どもの理解と支援」というテーマで研修をしました。
学習前に気持ちをリラックスさせながら高揚させるアイスブレイクやWHO(世界保健機関)が提唱する4つの健康の重要性、自分の気持ちのバロメーター「イライラ尺度計」の活用など、様々な支援方法を紹介してくれました。
4つの健康とは次の通りです。
① 知的健康 → 正しい判断ができる =「あたま元気」
② 身体の健康 → 基本的な生活習慣 =「からだ元気」
③ 心の健康 → ストレス耐性・解消法 =「こころ元気」
④ 人間関係の健康 → 適応的なコミュニケーション =「みんなと元気」
また、特別に支援を要する子供の理解ということで、子供個々の学び方の特徴やこだわりとかたより、支援の基本的な姿勢や手立てなどを具体的に示されました。そのひとつひとつに思わずうなずきながら納得してしまいました。
そして、問題対応の4段階ということで、
① ふれて ② かかわり ③ つないで ④ そだてる
という基本的なスタンスを、「がっつりと」ではなく「ゆるやかに」ぐらいのリズムで、「チーム支援で迅速に対応」しましょうとアドバイスいただきました。
私たち教職員も気を引き締めて、明日からの子供たちへの支援に生かしていきたいと強く感じた研修になりました。 (文責:中村)
クリスマスももうすぐです。 12月11日(金)
もうすぐクリスマス。校内にも気分を盛り上げる掲示物が増えてきました。1年生が松ぼっくりで作ったツリーは緑に塗られています。綿で雪をかぶせ、キラキラと飾りつけも完璧です。掲示委員会や保健室前の掲示も相変わらず見ごたえがあります。あと9日学校に来れば冬休みです。あと少しがんばりましょう。(文責 海寳)
校内相互授業参観を行いました。 12月10日(木)
3年生の外国語活動の授業を、2年担任のSI先生と、3年担任のSA先生がティームティーチングで行いました。
11月から順番に行ってきた相互授業参観。指導力の向上を目指して研究主任のH先生が提案し、毎週一人ずつ行ってきました。全員が略案を作成し、授業研究を行います。そして、基本的に全員が参観します。児童の下校後に、振り返りを行います。学習課題は適切だったか、活動はねらいに沿っていたか、時間配分はどうか、見通しと振り返りは行っていたかなど、反省点はもちろん良かったことと課題を共有します。
準備に多少時間がかかるため、やや勤務時間は伸びてしまいましたが、相互参観を行うことによる教員同士の気づきが得られることには大きな意義があります。学習指導にお互い厳しい目を向けなければ進歩はありません。教師の本分は学習指導にあります。業務は「選択と捨象」を適切に行えばなんとかなります。しかし、指導力の向上は自分一人ではなかなかできません。客観的なアドバイスを得て、本校の先生方は着々と力をつけています。 (文責 海寳)
Kさん、いつもありがとうございます。 12月11日(金)
本校に技能員として勤務しているKさん。昨年は神南小に勤務していました。草刈りや枝払いなど敷地内の環境整備はもちろん、壊れた個所の修繕や作成など何でもこなすマルチな技能を持っています。手先が器用で何でも作ってしまいます。昨年は、杉玉を作り図書館に飾りました。杉のよい香りが図書館中に満ちていました。その杉玉は、わらびが丘小にも引き継がれ、今も飾ってあります。割りばしとシュロの木で作った小さなかやぶき屋根もついています。茅(かや)ではなく「シュロぶき」ですね。
先月は、グラウンドに出るフェンス際の樹木を剪定し、フェンスに色を塗ってもらいました。樹木を剪定したのは、見通しをよくするためです。グランドへ行こうとする児童と教室へ戻ろうとする児童が、お互いに走ってきて角でぶつかってけがをしたことがありました。樹木の背が高く、見通しが悪かったのです。思い切って半分の高さに1mほど切ってもらいました。すると、裏側のフェンスが丸見えになったのですが、旧佐原三中時代からあるものなのでサビだらけです。見た目にもよくないので、ワイヤーブラシでサビを落としてから、サビが目立たないように真っ赤なペンキで塗ってもらいました。すると、グラウンドに遊びに行くときに元気をもらえるような鮮やかな赤に生まれ変わりました。
今は家庭科室にこもって何やら棚みたいなものを作っています。家庭科室にミシン棚がなく、今は床に置いている状態で困っていると家庭科担当のY先生から頼まれたとのこと。がっちりした、いかにも丈夫そうな棚がもうすぐ完成します。すべり止めに棚の上面には人工芝を貼るなど手が込んでいます。完成が楽しみです。
Kさん、いつもありがとうございます。(文責 海寳)
下校時刻のホームページへの掲載について 12月4日(金)
下校時刻について、「11月からホームページに載っていません」という問い合わせを受けましたのでご連絡します。
10月分までは各家庭への印刷物での配付に加え、本ホームページにアップしていました。しかし、本ホームページは、保護者以外の第三者にも閲覧可能であることから、児童の安全を考慮し、11月からはアップしていません。
つきましては、印刷された配付物をもって下校時刻を確認してください。
なお、11月と12月は表裏印刷1枚で配付済みです。11月分は、その後変更がありましたので11月のみ改訂版を新たに配付しました。12月については変更はありませんので、以前配付したものをご確認ください。
マラソン大会は延期です。 12月3日(木)
本日予定していたマラソン大会は、昨日の雨でグラウンドがぬかるんでいるため12月7日(月)に延期します。
100,000カウントを突破しました。 12月1日(火)
ホームページのカウント数が、10万カウントを突破しました。11月1日が「80,309」だったので、月に約2万カウント増のペースで推移しています。興味や関心をもって閲覧してくださっている方の期待に沿えるよう、今後も学校の様子を配信していく所存です。今後とも応援をどうぞよろしくお願いいたします。(文責 海寳)
アサガオはまだ咲いています。 11月17日(火)
校長室の外のアサガオが、まだ花をたくさんつけています。夏の間中、グリーンカーテンとして強い日差しを遮ってくれていたアサガオですが、11月の中旬を迎えても力強く咲いています。一部は枯れて種をたくさんつけていますが、上のほうはまだまだといった感じです。調べてみると12月まで咲いているとのこと。そろそろ撤去してもいいかなと思っていたのですが、もう少し様子を見てみようと思います。
わらびが丘旋風! 11月13日(金)
わらびが丘小学校として初めての賞状は郡市陸上大会の男子・女子それぞれの団体入賞です。
児童用昇降口から階段に行く途中の一番目立つ場所に、今回の陸上部の大活躍を掲示しました。通りかかる子供たちは皆足を止めて、写真と記録表に見入っていました。来年もぜひ頑張ってもらいたいものです。(文責 海寳)
読書に全集中! 11月13日(金)
図書室カウンターの飛沫防止シートに、現在子供たちに大人気の「鬼滅の刃」が登場しました。
「読書に全集中」と呼び掛けているこのシートは、児童に塗るのを手伝ってもらって約1週間で完成させました。油性マジックペンで輪郭を描き(なぞり)ポスターカラーで色を付けました。
図書室に来た子供たちはこのシートを見つけると大興奮で、「わたしもかきた~い」という子が続出し、現在第2弾を構想中です。完成したらまたご報告します。ただこれも図書室に来るためのきっかけ作りで、本当のねらいはどんどん本を読んでもらうことです。「行きたくなる図書室」を目指して、様々な仕掛けを仕組んでいこうと思います。透明シートなので、図書委員は裏側から見て楽しんでいます。 (文責 海寳)
小菊が満開です。 11月12日(木)
児童のお家の方からいただいた小菊が満開です。小さな花をたくさんつけて黄色く咲く姿は、真夏に大輪の花を咲かせていたヒマワリとはまた違って可憐な感じを与えます。駐車場のフェンス沿いに咲いているのですが、花瓶に飾って校内のあちこちを彩ってくれています。(文責 海寳)
壁から手が? 11月11日(水)
「壁から手が生えてきた!」と思ったら、正しい手の洗い方&正しいアルコールによる手指消毒の方法でした。ビニル製手袋に綿を詰め込んで立体的になっています。とても分かりやすくできています。保健室前の掲示板の様子です。
多くの感染は、手指からです。マメに正しく洗って、マメに正しく消毒すれば、正しく感染防止できます。多少時間はかかりますが、正しくていねいに手洗い&消毒を行いましょうね。 (文責 海寳)
放課後の学習会が始まりました。 11月9日(月)
先週の金曜日(6日)から始まった放課後の学習会。今月27日(水)までの火・水・金曜日の全10回行います。3年生以上は原則全員参加です(3年生は水曜日のみ)。家庭の用事等があれば、そちらを優先します。教室以外の特別教室も使って、少人数で行います。先生方も基本全員参加で、上学年の基礎学力アップを目指して個別指導を行います。約30分という短い時間ですが、10回行うと300分になります。5時間分です。まだ1回目を行っただけですが、子供たちの学習に向かう姿勢も積極的です。少人数なので質問もしやすいのか、わからない問題をどんどん質問して、理解を深めていました。陸上大会前の部活動の時間をそのまま移行した形です。この機会に、得意科目を一つ増やしてほしいと願っています。勉強もガンバレ、わらびっ子! (文責 海寳)
香取市教育委員会学校訪問 10月29日(木)
金子教育長はじめ教育委員ならびに教育委員会の方々が来校され、児童の様子及び施設の状況を視察されました。短時間ではありましたが、5校時の授業を参観していただきました。とても落ち着いて授業を受けているとの感想をいただきました。今後とも、わらびが丘小学校に対するサポートをよろしくお願いいたします。 (文責 海寳)
もうすぐ80,000カウント 10月28日(水)
昨日、本ホームページの閲覧数が77,777に達しました。5月25日に「プチ分散登校&スクールバス乗車練習」の記事をアップして以来約5か月での数字です。
各月ごとのカウント数の推移は次の通りです。
7月1日 9,687
8月1日 24,416 (+14,729)
9月1日 42,436 (+18,020)
10月1日 61,851 (+19,415)
本ホームページは、保護者、地域の方々、学校関係者、旧福田・神南小卒業生、旧福田・神南で御退職された先生ならびにかつて在籍された先生など、多くの方が閲覧されています。また、以前「学校のホームページを見たのですが」と、ある業者の方から電話があったこともあります。
学校関係だけでなく、様々な外部の方も閲覧されているということで、内容についても責任をもってアップしなければという認識を強く持っています。
今後も、「開かれた学校」をめざして学校の様子を発信していきたいと考えております。ぜひ、楽しみにしながら見ていただければ幸いです。 (文責 海寳)
網戸が設置されました。 10月28日(水)
コロナウイルス対策補助金を使って、校舎のすべての窓に網戸を設置しました。感染予防の飛沫対策では、教室の2方向の窓を開けることになっています。しかし、これまでは網戸がなかったために、蜂などの虫が入ってくることがありました。先月には、体育館の裏の軒に、大きなスズメバチの巣があり、駆除してもらいました。授業中にスズメバチが入ってきたらたいへんです。そこで、校舎のすべての窓に網戸を設置しなければならないと考えました。
じつは、旧佐原三中の窓は、成田空港の騒音対策の関係で特殊な窓枠になっています。普通のサッシならば、網戸をはめ込むだけで済むのですが、本校は網戸をはめ込むためのレールを設置しなければなりませんでした。グラウンド側の3階までのすべての教室の窓が対象です。業者の方には、毎日暗くなるまで作業をしていただき、短期間で据え付けが完了しました。道路側は通常のサッシ枠なのですが、網戸用のレールがなく、すべて取り付けてもらいました。先日工事が完了し、やっと安心して過ごせるようになりました。 (文責 海寳)
お詫び(と言い訳) 10月21日(水)
運動会の写真のアップを楽しみに待っていた皆様へのお詫び(と言い訳)です。
毎日ホームページへの記事のアップを担当しています私(校長)は、本日、午前と午後に別々の出張がございまして、そのすき間を使って「わらびっ子 スポーツDAY④」を着々と作成していたのですが、パソコンの不調により写真の貼り付けをしようとするとエラーの連続で、泣く泣く本日のアップを断念いたしました。楽しみに待っていた皆様、何度も何度もスマホでチェックされていた方も多かったのではと推察します。
明日は、必ず復旧させ、写真をアップさせますので、明日を楽しみにしていてください。午前中にはなんとか一つ記事をアップします。しばしお待ちください。
苦渋の決断ですが・・・ 10月18日(日)
雨は上がりました。しかし、昨日一日しっかり降っていたので、グラウンドは全体的に水を含んだスポンジのようにやわい状態です。加えて応援席はじめトラック周りは水没しています。
苦渋の決断ですが、本日も延期とします。楽しみにしていた保護者の皆様には残念な結果となりました。学校の様子も含めて、子供たちの様子をぜひご覧いただけたらと準備していただけに、私たち教職員も残念な気持ちでいっぱいです。
「わらびっ子 スポーツDAY」は、天候とグラウンド状況をみて、明日以降の平日に開催します。子供たちの様子をホームページにできるだけアップしますので、そちらを楽しみにしていてください。 (文責 海寳)
明日に延期します。 10月17日(土)
本日予定していた「わらびっ子 スポーツDAY」ですが、グラウンド状況が悪いので明日に延期します。
明日の実施につきましては、また朝の6時の判断で、メールでお知らせします。
30分でこのような状況です。だいぶ水たまりが広がってきました。予報では、明日の朝ぐらいまで雨が降り続くとのことです。明朝のグラウンド状況次第です。
明日は「わらびっ子 スポーツDAY」ですが・・・ 10月16日(金)
雨が続くと本校のグラウンドは大きな水たまりができます。旧佐原三中時代は、全体が湖のようになってしまっていたと聞きます。わらびが丘小学校の開校に合わせた改修工事では、グラウンドの水たまりを解消するためにグラウンド全体に傾斜をつけて、奥に水を逃がす方法をとりました。しかし、その先の排水が弱く、いったん雨が降ると3~4日は水がたまった状態です。今朝は、その水を排水溝まで導く溝を掘り、少しでも早くグラウンドが乾く手立てをとりました。
明日は「わらびっ子 スポーツDAY」ですが、天気予報では雨の確率80%以上とのことで、開催はかなり厳しいと考えます。グラウンドの状況が多少厳しくても、日曜日に開催できればいいのですが。天候の回復をひたすら祈ります。 (文責 海寳)
万国旗をお披露目しました。 10月14日(水)
「わらびっ子 スポーツDAY」に向けて、万国旗をつけました。福田、神南の各小学校から持ち寄った万国旗は、この広大なグラウンドではとても長さが足りません。そこで、新たに100mの丈夫なロープを購入し、6年生に手伝ってもらって国旗を一つ一つ付け替えました。100mのロープはかなり重く、張るときには風も出てきたので、高学年の子供たちみんなで支えながら、なんとかつけることができました。やはり、万国旗があるとグラウンド全体が華やかな感じになり、気持ちが上がりますね。子供たちも大はしゃぎでした。明日は雨の予報なので、いったん撤収しました。この週末、天気が微妙です。来週末まで雨マークが続いていて、実施についてかなり悩んでいるところです。晴天の青空のもとで万国旗をなびかせたいと切望しています。(文責 海寳)
後期始業式を行いました。 10月13日(火)
運動会練習の合間に、グラウンドで後期始業式を行いました。
児童代表の6年生のNさんが、後期への抱負を発表しました。学校での目標は三つ、勉強のこと、部活動のこと、委員会のこと、学校外での目標を一つ、所属している野球チームで選抜メンバーとして頑張りたいことを力強く発表しました。Nさんは、普段の生活でも明るく朗らかで優しく、何に対しても全力で頑張りぬく、下級生から見たらまさにお手本です。ぜひ、がんばってください。
校長からは、後期にがんばりたいことについて、一つでもいいしたくさんあってもいいですね、ということを確認しました。前期は準備期間、後期が本当の意味での充実の学期です。どんなことでも先生方は全力で応援しますから、皆さんも全力で頑張ってください、というお話をしました。
土曜日の「わらびっ子 スポーツDAY」、天気だけが心配です。 (文責 海寳)
ちなみに、Nさんの足元にある、白い箱のようなものですが、実はポータブルのワイヤレスアンプです。「JAかとり様」より寄贈していただきました。本校は屋外で使用するワイヤレスアンプがなく、山田小から借りている状態でした。この度、高性能かつコンパクトなアンプが導入されましたので、運動会でも大活躍することでしょう。
JAかとり様、ほんとうにありがとうございました。長く大切にそして有効に活用させていただきます。
ひまわりのたねはなんこあるでしょう?~その後~ 10月13日(火)
1年生教室の入り口に展示されていたヒマワリの種のかずあてクイズ。先週、昼の放送で結果が発表されました。正解は、2073個でした。最も近かったのは、2000こと予想した2年生のRさん、次が2314つぶと予想した6年生のTさん、3番目が2500つぶと予想した6年生のEさんでした。
1年生では、100こずつの箱に入れ、それが全部で20個と、バラで73個で合わせて2073個と数えました。数えがいがありましたね。40までしか数えられなかったのに、一挙に2000を超えてしまいました。 (文責 海寳)
校内もすっかり秋色になりました。 10月10日(土)
保健室前には、「目のたいそう」ハロウィンバージョンが登場しました。そういえば今日は10月10日、「目の愛護デー」でした。Y養護教諭の力作です。昇降口の月行事予定は掲示委員会によるもので、もう一つは、保健室入り口に貼ってあるS先生作のものです。
「ハロウィン」は、もともとヨーロッパを起源とする宗教的行事でした。秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す意味合いがあったそうです。カトリックでは11月1日が「諸聖人の日」であり、その前夜である10月31日に前夜祭として行うようになったとのことです。クリスマスイブみたいなものですね。
カボチャには「お守り」の意味があるそうです。カボチャの身をくり抜いてろうそくを灯す「ジャック・オー・ランタン」は、悪霊を追い払うとともに、親族の霊を導く意味もあるそうです。お盆の「迎え火」みたいなものでしょうか。
小売業界ではハロウィンは今や、クリスマスやバレンタインデー規模の一大商戦と化しています。ディズニーでは9月に入ったらもうハロウィンバージョンに姿を変えています。日本でも、10月31日の渋谷駅前は仮装した人々が溢れかえり、異常なくらい盛り上がっています。子供たちにとっては、仮装してお菓子がもらえるなんて、こんな楽しいことはないかもしれませんね。
ちなみに日本では、10月8日は二十四節気の「寒露(かんろ)」でした。秋が深まり、野草に冷たい露が結ぶ時期からこのように言われています。次の二十四節気は、10月23日の「霜降(そうこう)」です。秋が深まりつつあります。
来週は、「わらびっ子 スポーツDAY」です。お天気が心配です。次の台風が来ないことを祈ります。その昔、台風は「野分(のわき)」と言われていました。源氏物語第28巻は「野分」です。 (文責 海寳)
前期終業式を行いました。 10月9日(金)
業間休みの時間に、体育館で前期の終業式を行いました。
大型ファンを回し換気を十分に行い、1m以上の間隔をあけて並びました。
式のはじめに校歌を歌いました。マスクはつけたまま、大きな声で歌わないという少々寂しい感じではありましたが、ピアノの伴奏に合わせて、全校児童が揃って初めて歌った校歌だったので、感慨深いものがありました。早く大きな元気良い歌声を響かせたいものです。
式では、6年生代表児童の前期を振り返っての感想が発表されました。勉強のこと、部活のこと、委員会のことの三つについて振り返りました。勉強では、苦手だった算数について家庭学習で頑張ったり、わからないことを積極的に質問したりして、できるようになったことがふえてうれしかったということが一つ。部活では、練習をがんばってタイムが早くなってきて、よりがんばりたいという思いが強くなったことが二つ。委員会では、友だちと協力して、いろいろなアイデアや工夫することで充実してきたことが三つ。後期への抱負として、苦手教科を少しでも頑張れるよう取り組んでいきたいと、力強いことばで締めくくりました。
校長の話では、いろいろたいへんなことはありましたが、「いじめ」という言葉を1回も聞くことなく、毎日みんなが仲良く楽しそうに登校してくる姿がとてもうれしかったことを伝えました。また、外部からいろいろな先生が講師として来てくださいましたが、皆さん口をそろえて言うことは「話を聞く姿勢が素晴らしいですね。逆に発表となると活発で、こんな学校はあまり見たことがありません」と、いつもお褒めの言葉をいただきます。6年生が中心となって、良いお手本となってくれているおかげです。
校長の話のあとに、「がんばりマスター認定証」の授与を、各学年の代表児童6人に行いました。これは、各担任の先生からみた、児童一人一人の「がんばっていたこと」を認め励ますねらいで行っています。「一輪車に乗れるようにがんばった」や「家庭学習の工夫」「友だちの良いところを見つけること」など様々です。代表以外の児童には、各学級担任から授与されました。後期にはどんな「がんばりマスター」になれるか、考えておいてください。そして、できるようになるために一生懸命頑張りましょう。 (文責 海寳)
芋苗成長日記14 10月6日(火)
立派な芋畑になりました。最初は成長が遅く、どうなることやらと気をもんでいたのですが、なんとかなりました。土の中ではすくすくと成長していることを願っています。秋の空を背景に撮ってみました。(文責 海寳)
前期最後の週です。 10月5日(月)
コロナ禍により、令和2年度のスタートは大きく遅れました。しかし、夏休みの短縮や土曜授業によって少しずつ授業の遅れは取り戻しつつあります。ただ、6年生の修学旅行をはじめ、楽しみにしていた校外学習などの行事は、大きく変更せざるを得ませんでした。
それでも子供たちは誰一人として不満を口にせず、毎日黙々と授業に取り組んでいます。ほんとうは校外学習やさまざまな行事などでメリハリをつけさせたいところですが、我慢が続いています。仕方ありません。
そのような中、来週の土曜日には運動会の代わりとなる「わらびっ子 スポーツDAY」を開催します。規模を縮小して半日の開催ですが、今日から練習も始まり、子供たちも楽しみにしています。6年生もやっと活躍の場ができました。全校の中心となってぜひ頑張ってもらいたいと思います。
波乱の前期は今週で終わります。一つの区切りではありますが、すでに後期への準備も着々と進んでいます。金曜日には通知表を受け取って、後期への目標をはっきりさせたいところです。がんばりましょう。
6年生は、来月、修学旅行の代替として日帰りでマザー牧場へ行ってきます。体調を整えておいてください。 (文責 海寳)
児童引き渡しへのご協力ありがとうございました。 9月25日(金)
昨日は、台風が東の太平洋上を通過する影響で午前中と夕方に荒天の予報が出ていたため、前日の段階でスクールバスの運行を中止して、すべての子供たちを各家庭による送迎に切り替えました。幸い天気は大きく崩れることなく、警報も発令されなかったため、安全に登校することができました。下校時もスクールバスを運行しないことを決めていたので、「引き渡し」の練習を兼ねて各家庭に迎えをお願いしました。わらびが丘小が開校して初めての引き渡しだったので、学校職員も昼休みに各分担と動きを確認しました。短時間でスムースに引き渡せるよう、そしていつ緊急の引き渡しが必要になってもよいように、緊張感をもって、本番を想定しながら行いました。
迎えの順番については、校門前の双方向からの混雑を避けるために、旧小学校区ごとに時間をずらしました。結果、大きな混雑やトラブルもなく、短時間で引き渡すことができました。普段は送迎時に使わないスクールバス専用の出口を使い、ドライブスルー方式で行いました。引き渡し時には、迎えに来た人が確実に家人であることを確認する流れもできました。昨年10月25日の豪雨時の対応を思い出しながら、いつ引き渡しになってもよいように、いや、あのような状況が来ないことを祈りたいと思います。 (文責 海寳)
廊下掲示&展示が増えています。 9月25日(金)
Y先生が、1階職員室前の廊下に現在作成中の「キラッ! わらびっ子」コーナーが埋まってきています。「こんなわらびが丘小学校になってほしいな」という一人一人の願いや思いが気球に乗って飛んでいこうとしています。その周囲には、「こんなことしてくれてうれしかった」という友だちのやさしさや、人知れずみんなのためにしてくれていることを紹介するカードが貼られています。まだ余白はたくさんあります。子供たちの素晴らしい行動で埋め尽くされることを期待しています。
また、2階の2年生の教室前には、図画工作科で作成した作品が展示されています。「コロコロ大作戦」と名づけ、身近なものを利用した動くおもちゃ作りです。様々なアイデアが駆使されています。発想力が豊かに広がりますね。 (文責 海寳)
参加型廊下展示~ヒマワリのたねはなんこあるでしょう?~ 9月25日(金)
1年生の教室の入り口に、大きなヒマワリが鎮座しています。横のポストには、「たねはなんこあるでしょう?」との問いかけとともに、その個数を予測して用紙に記入して投函できるようになっています。写真の女子児童は一生懸命数えています。短い休み時間のうちに数え終えることができるでしょうか。でもその前に、大きな単位を数えられるのかどうか、そちらのほうが心配です。まだ習っていないのですから。 (文責 海寳)
芋苗成長日記13 9月23日(水)
先週からどれぐらい変わったのか見分けがつかないくらいになりました。県道沿いの芋畑では収穫が始まりました。あと少し待ちましょう。 (文責 海寳)
熱中症対策 ~ミストシャワー設置~ 9月17日(木)
朝夕の気温も下がりだいぶ涼しくなってきました。しかし、日中はまだまだ暑い日があり、熱中症の危険性はなくなったとは言えません。そこで、グラウンドの一角に「ミストエリア」を設けました。業間休みや昼休み、体育の時間や放課後の部活動時など、一時的にクールダウンさせる効果のあるミストシャワーを浴びて熱中症にならないように注意しましょう。現在は試験的に1列だけ実施していますが、近々2列にしてより効果を高める予定です。
子供たちは、
「すずしい~」
「きもちいい~」
「あめみたい~」
「これとうきょうにあるやつ?」
と、大喜びでミストを浴びて涼んでいました。
これからはじまる運動会練習でも威力を発揮してくれることと思います。 (文責 海寳)
芋苗成長日記12 9月14日(月)
芋の葉がかなり密になり、畝と畝の間の土が見えなくなるほど茎が広がってきました。この様子だと、あと1か月ぐらいで収穫できるかもしれないとのことです。ワクワクしてきましたね。4年生の皆さん、草抜きをがんばりましょう。 (文責 海寳)
リサイクル活動への協力ありがとうございました。9月14日(月)
昨日、第1回のリサイクル活動を行いました。朝早くから、地区理事・環境安全部の皆さんを中心に各地区をまわり、古新聞や段ボールなどのリサイクル資源を回収しました。学校では、教職員・環境安全部長・PTA本部役員で声を掛け合いながら積込の作業をしました。約2時間の活動でたくさんのリサイクル資源が集まりました。保護者、地域の皆様の協力に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
なお、悪天候による12日(土)からの延期に伴い、保護者・地域の皆様には、近隣への延期連絡をしていただきありがとうございました。数件、連絡が行き届かず、ご迷惑をおかけしましたので、次回は、連絡の方法を改善できるようにいたします
次回は来年1月16日(土)を予定しております。また、御協力の程、よろしくお願いいたします。(文責:中村)
リサイクル活動の延期のお知らせ 9月11日(金)
明日(9/12)、実施を予定していたリサイクル活動ですが、悪天候の予報のため、明後日の日曜日(9/13)に順延します。
保護者の方には小学校の連絡メールでお伝えしましたが、地域の方々への連絡が難しいところです。できましたらご近所やお知り合いの方へ延期の情報を伝えていただけると助かります。どうぞよろしくお願いいたします。
体育館用大型ファン始動! 9月9日(水)
コロナウィルス感染予防対策として、コロナ対策補助金を活用し、体育館用大型ファン2基を導入しました。体育館のギャラリーの窓を開けて、フロアの対角線上に設置し、ファンの向きをお互いに正対しないように少しずらすと、風がうまく対流し効果的とのことです。正面で向き合うと風がぶつかってしまうのでしょう。風力も強いので、体感としてかなり涼しくいい感じです。熱中症対策としても有効です。体育の時間や放課後の部活動にも強い味方になることでしょう。オレンジ色の工業用ファンも、これまでよくがんばってくれました。あのサイズでも大きいなと思っていましたが、並べてみるとサイズの違いにびっくりですね。今後も併用して、換気の効果を上げていく予定です。
昨年の今日(9/9)は、台風15号が房総半島を直撃し、大きな爪痕を残した日です。あれから1年たちました。関東地方に上陸した台風としては最強クラスの台風だったので、この地域でも倒木や停電、断水など、かなりの被害が出て不便な思いをしました。地域によっては携帯電話すらもつながらず、この情報化の時代にあって、通信網が途絶えてしまうとこんなにも不安になるのかと身に染みて感じました。あの悪夢のような日々がよみがえってきます。
この体育館は、災害時には避難場所・避難所にもなります。もし、そのような事態になったとしても、この大型ファンは活躍してくれることでしょう。
わらびが丘小の体育館は太陽光発電を備えており、停電になってもある程度の電力は確保されていますのでご安心ください。 (文責 海寳)
芋苗成長日記11 9月7日(月)
じわじわと広がってきています。私たちの今の社会では密は避けたいところですが、芋の葉の密は大歓迎です。どんどん伸びていってほしいものです。 (文責 海寳)
旧福田小、旧神南小HPについてのお知らせ 9月4日(金)
旧福田小学校、旧神南小学校のホームページについてお知らせです。
今年の3月末日をもって閉校した両校ですが、学校ホームページは今でも閲覧できる状態にあります。しかし、9月30日をもって両校のホームページを閉じることとなりました。
10月1日からは閲覧することはできませんので、ご了承ください。
新作登場!~K先生の図書館シリーズ~ 9月4日(金)
K先生の新作掲示物が、図書委員会コーナーを飾っています。新作は「七ひきの子やぎ」です。こわいおおかみが家にやってきました。子やぎたちはいっせいにかくれました。おおかみに見つかったらたいへんです。いたるところにかくれています。時計の中にもかくれました。かくれている子やぎたちをぜんぶ見つけられるかな? (文責 海寳)
高木知明先生(校歌作詞者)が来校されました。 9月4日(金)
昨日、わらびが丘小学校の校歌を作詞された高木知明先生が来校されました。実際の学校の様子を見てみたいとのことでした。
校歌に込めた思いを次のように語ってくれました。
歌詞の中で「広がる笑顔」「明るい心」は学校で学ぶ児童そして教職員がともに「笑顔」を絶やさず、お互いに心を開いて前に進む、よりよい学校になってほしいという願いを込めています。
歌詞の中にある「花」「鳥」「空」は、だんだんと目線を高く上げて頑張ってほしいという願いを込めました。
歌の構成は、セオリーに基づき、「起・承・転・結」のストーリーでまとめました。
(例) 起:歌おう 歌おう 元気よく
承:力いっぱい 仲間とともに
転:こもれ陽ゆれる 学び舎に
広がる笑顔と 明るい心
結:花も開くよ 緑の大地
わらびが丘 わらびが丘小学校
一番の歌詞は1・2年生を(歌おう、歌おう)、二番の歌詞は3・4年生を(学ぼう、学ぼう)、三番の歌詞は5・6年生(進もう、進もう[未来へ])の姿を思い浮かべてつくりました。
校歌を、元気に胸を張って歌ってほしいと願い「歌おう 歌おう 元気よく」の歌詞を入れました。
一番の「緑の大地」は、「北総台地」を思い浮かべ書きました。
二番の「豊かな森」は、香取神宮から神南・福田に続く森をイメージしました。
三番の「歴史」は、古くは本矢作の千葉氏一族の繁栄、江戸時代の幕府の軍用馬育成の牧、明治時代以降の甘藷(かんしょ=さつまいも)の産地としての長い歴史を思い浮かべ「歴史」の言葉を入れました。
広くて明るい校舎や、子供たちが落ち着いて真剣に学習に励んでいる様子を拝見して、思い描いていた通りの雰囲気に胸が熱くなりました。
高木先生は、香取市立新島小学校校歌の作詞もされています。
高木先生、わざわざお出でくださりありがとうございました。素晴らしい校歌を、これからずっとずっと子供たちとともに歌い継いでいきます。 (文責 海寳)
【高木先生の経歴】
・日本作詞家協会会員 ・日本作詞家協会東京地区会代表 ・日本音楽著作家連合会員
旧香取郡小見川町(現香取市)出身 ※HPへの掲載についてはご本人の承諾を得ております。
福田小学校閉校記念誌が完成しました 9月3日(木)
福田小学校の閉校記念誌「追憶」が完成しました。今週から各地区の区長様をとおして、または郵送で旧福田小学区の皆様はじめ卒業生、教職員、関係各位の方々のお手元に届いていることと思います。閉校記念事業実行委員の皆様はじめ玉稿をお寄せくださった皆様、本当にありがとうございました。
神南小学校と同じく、この記念誌の配付をもって閉校記念事業の一切を終了とさせていただきます。本事業に携わったすべての方々の協力に対して、あらためて感謝申し上げます。
なお、本記念誌も数冊の予備がございます。ご希望があれば実費にてお分けできますので、わらびが丘小学校(0478-79-6655)までご連絡ください。よろしくお願いします。 (文責 海寳)
「難しいことをやさしく」 9月2日(水)
むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをおもしろく
おもしろいことをまじめに
まじめなことをゆかいに
そしてゆかいなことはあくまでゆかいに
これは、小説家で放送作家の井上ひさし氏の言葉です。劇作家でもある氏が、演劇について語った言葉なのではないかと思っているのですが、教育にも大いにあてはまるのではないかと思っています。
この言葉を初めて知ったのは、確かどこかで読んだ永六輔(えいろくすけ)氏の文章からです。あいまいな記憶ですが、初めの3行だけが紹介されていました。それだけでもインパクトは大きかったのですが、のちに続きがあるということを知り、調べてみると前述の3行でした。写真は本校の校長室及び職員室に貼ってあるものです。やや言い回しが違っていますが、平易な言葉で指導の本質をついている印象的な言葉です。
授業の基本は「楽しくてわかりやすい」だと思っています。そこに楽しさがなければ子供たちは興味をもって話を聞くことはできません。各先生方の教材研究の力がモノを言います。指導者として永遠に追求できるテーマかもしれません。
本校の先生方は「楽しくてわかりやすい」授業をめざして日々実践しています。 (文責 海寳)
芋苗成長日記10 9月2日(水)
だいぶ芋畑らしくなってきました。順調です。でも、まだ土が見えている部分があります。土の部分がすべて葉で覆われるぐらいに伸びたら、次は何をするのでしょう? 「つる返し」? 収穫前に何か子供たちも手をかけられることがあればいいなぁと考えています。 (文責 海寳)
学校再開 8月24日(月)
2週間の夏休みをはさんで今日からまた授業が再開しました。朝、登校した子供たちに声を掛けました。
「楽しい、充実した夏休みを過ごせましたか?」
「うん、いっぱいあそんだ」
「はい、家族でバーベキューをしました」
「庭のプールであそんだ。冷たくて気持ちよかった」
「家の中で、テレビやゲームばっかりやってた」
「ずっと本を読んでた」
「う~ん、学校のほうがいい。友だちに会えるから」
今年は期間も短く、しかも猛暑だったのですが、子供たちなりに過ごせていたようです。とにかく、大きな事故もなく、みんなの元気な顔を見られたことが一番うれしかったことでした。
今週は、再び午前中の4時間授業です。コロナウィルス対策に加え、熱中症の危険もあります。熱中症対策にも十分配慮していきたいと思います。 (文責 海寳)
芋苗成長日記9 8月24日(月)
つるも伸び、かなり密になってきました。畝と畝の間の圡の部分が見えなくなるくらい伸びてほしいですね。 (文責 海寳)
芋苗成長日記8 8月19日(水)
つるが伸びてようやく芋畑っぽくなってきました。まだまだぐんぐん伸びていってほしいところです。 (文責 海寳)
終戦記念日に考える ~「祈り」について~ 8月15日(土)
今日は終戦記念日です。例年であれば各地で戦没者追悼慰霊式が開催されるところですが、今年はコロナウィルス感染防止のため中止が相次いでいるとの報道がなされています。しかし、戦後75年の今年も、各地で平和への祈りは続いています。
「祈り」の語源を調べてみると、「生(い)を宣(の)る」=いのる、「意を宣る」=いのる などと出てきます。「宣る」とは、もともと神や天皇が神聖なる意向を人々に対し口で言ったりして表明することだそうです。「意」という字を分解すると、心と音になります。心の音ですね。普段は考えたこともないけれど、何かを想像させるフレーズです。
「命」の語源も、「生の内」=いのち、「息の内」=いのち と出てきます。105歳で亡くなった聖路加国際病院の名誉院長だった日野原重明先生は、「命とは生きている時間である」とその著書で言われていましたが、ほんとうにそうだなと思わず納得してしまいます。
8月は、ヒロシマ・ナガサキの原爆被害者追悼の祈りをはじめ、祈りの季節とも言えます。
近年、世界的規模で噴火や地震、台風などの自然災害が猛威をふるい、人間の力をはるかに超えた自然の力になすすべもないという出来事が続いています。
アメリカのカリフォルニア大学では「祈りの効果」を研究し、現在の科学では説明がつかないが、確かにその効果は確認できることを実験で証明しています。
私たちもことあるごとに無事を祈る、健康を祈る、幸せを祈る、成功を祈るなど、祈りと共に日常があることは間違いありません。最後に頼ったりすがったりするのは、やっぱり何かに祈ることなのでしょう。
ハワイは英語で“Hawaii"と書きます。なんで最後に"i"が2つあるんだろう? と疑問に思い調べてみると、ハワイ語で”Ha"は生命、“Wai"は水、”I"は魂を表しているとありました。
「い」は命であったり魂であったり、何か共通のものを感じた気がしました。
言葉に目をとめて、疑問に思ったことを調べてみると新しい発見があります。昔は百科事典や専門書を調べてみないとわかりませんでした。また、図書館にいって本を探す手間を考えると、探す気も失せてしまうほど時間がかかることばかりでした。しかし、「超スマート社会」になりつつある現在、パソコンやスマートフォンをはじめとする素晴らしいツールを得て、インターネットを通して簡単に調べられるのでほんとうに便利な世の中になりました。時間がかからなくなった分だけ新たな発想を広げて調べてみるのも興味深いものがあります。
ただ、この便利さを享受している現代に生きる私たちの平和は、戦争に散った多くの犠牲の上に成り立っていることを忘れてはなりません。そして、インターネットを介さずとも、戦争により多くの家族に降り注いだ悲しみや絶望、やり場のないつらさなど、実際に聞くことはできない埋もれている貴重な事実を、身近にある図書の活字がまるで語りかけるように私たちの耳に届けてくれるのです。
コロナウィルスの影響で外出を控えざるを得ない日が続いています。自宅の古い本棚に眠る、価値ある一冊との出会いを求めてみてはいかがでしょうか。私は、学校の図書室の本棚にあった「あの日を生きて-私の戦争体験記- 佐原市」(平成4年刊行)を読みながら、平和への祈りを新たにしています。 (文責 海寳)
水は方円の器に従う 8月14日(金)
「水は方円の器に従う」
これは、閉校した神南小学校の玄関に飾られていた木彫の書です。現在はわらびが丘小学校の校長室に飾られています。
揮毫(きごう)したのは、渡邊操(存軒)先生です。言葉の意味は、「水は、入れ物の形によって四角(方)にも丸(円)にもなる。人もこれと似たようなもので、交友関係や環境によって、良くも悪くもなる」とのたとえです。出典は「韓非子(かんぴし)」※中国戦国時代末期の思想家韓非(かんぴ)の著書。
渡邊操先生は、安政2(1854)年、旧良文村(小見川)久保に生まれ、東京で学業を学び明治14(1881)年、自宅に現在の千葉県立小見川高等学校の前身となる「無逸塾(むいつじゅく)」を開き、地域の青年教育のために奔走したそうです。(神南小学校閉校記念誌より)
この言葉は、見方によっては、「様々なものに柔軟に適応する」とも解釈できますね。
「上善は水の如し(じょうぜんはみずのごとし)。水は善(よ)く万物(ばんぶつ)を利(り)して争わず」という言葉があります。これは、中国の春秋時代の哲学者である老子の言葉です。意味は「最上の善は水のようなものである。水は万物を助け育てて自己を主張せず、他と争わず、だれもが嫌うような低いほうへ流れて、そこにおさまる」というものです。
水にまつわる言葉はいろいろありますが、それだけ大切なものであるからでしょう。
本校も、環境に左右されやすい子供たちが良くなるための「素晴らしい入れ物」になれるように、教職員一同力を尽くしていきたいと思います。 (文責 海寳)
芋苗成長日記7 8月12日(水)
茎が伸びてきて、畝から滑り落ちるように葉が広がっている場所が見られるようになってきました。少しずつですが、生長が見られます。しかし、場所によっては生育不良なのか、やや寂しいところもあります。これから伸びていってくれるといいですね。でも、今年は1年目です。作物が育つ土壌としてどうなのかを探る意味での試験的な取組でもあります。大体の感じをつかんで来年に向けての肥やしにしていければと思います。 (文責 海寳)
神南小学校閉校記念誌が完成しました。 8月7日(金)
神南小学校の閉校記念誌が完成しました。地域の皆様や御寄付をいただいた方、原稿執筆者、卒業生など多くの方々からお力添えをいただきましたことに深く感謝申し上げます。各区長様を通じて、または郵送で、すでにお手元に届いている頃かと推察します。ページを繰るごとに懐かしさがこみあげてくるのではないでしょうか。
なお、このアルバムの配付をもって、閉校記念事業の一切を終了とさせていただきます。閉校記念事業実行委員会の皆様、長期間にわたり本当にありがとうございました。
神南小閉校記念誌ですが、数冊の予備がございます。神南小の卒業生の方に限り、先着順で実費でお分けすることは可能です。注文できなかった方や、新たに手元に置きたいという方がいらっしゃいましたら、[わらびが丘小学校 79-6655]までご連絡ください。無くなり次第終了とさせていただきます。よろしくお願いします。 (文責 海寳)
2030年の社会とは③ 〜リーディングスキルを問う問題〜 8月4日(火)
今回は、私(海寳)が、6年生の算数の問題を作成してみました。算数の問題を作ったのは初めてですが、日常にありがちな設定をしたうえで、どう対処するかを図ってみました。単元名は「割合」です。学習課題は、「日常生活で生きる割合の考え方を知ろう」です。
問題は以下のとおりです。100%オリジナルです。
《さんすうのもんだい》
・お母さんと買い物に行ったゆあちゃんは、ずっとほしかったくつが70%引きで売っているのを見つけました。ほしい色とはちがいますが、色ちがいだと、さらに30%引きです。
どちらを買うかまよってしまいました。
もとのねだんは3,500円(税別)です。
もし、あなたがゆあちゃんとすごく仲の良い友だちだとして、「こっちのほうがいいよ」とおススメするならどちらですか。
また、それはなぜですか。「だってさぁ、」に続くように、二つ以上の理由を入れなさい。
買う時にはらう金がくもふくめてせつめいしなさい。
ちなみに、ほしかったくつはげんてい5足で、2足のこっていますが、色ちがいのくつは、同じくげんてい5足で、のこりは1足だけです。
さんすうのもんだい 回答用紙
氏名
ゆあちゃん、私は がいいと思うよ。
だってさぁ、
①
②
③
だから、 すれば?
まずは5分間で考えてみよう、と指示しましたが、途中で「あと5分」「あと10分」と要求され、一生懸命考えている様子に思わず「いいよ」と言ってしまいました。
問題文をよく読み込み、頭を抱えながら深い学びに入っていました。
子供たちの回答で最も多かったのは「色ちがいのくつをおススメ」でした。理由は、安いから。余ったお金で他のものを買える、というものでした。
また、70%引きからさらに30%引きに「えっ? タダ?」と考えてしまう子もいました。「さらに」という言葉の意味を飛ばしてしまったようです。まさに、リーディングスキルが問われる部分です。
さらに、限定5足で残り2足などの条件付けがなされているので、その部分も考えながらの理由付けができるとよいと思います。
全体的な傾向を聞いた後で、「税別」と「税込」の値段の違いや、考えられるパターンを5種類あげると「それもありかー」「じゃぁ・・・」「ちょっと変えようかな」という表情をした子が何名かいました。
また、自分で買うのではなく、すごく仲の良い友だちにおススメするという状況を考え直し、相手の気持ちに思いをいたすことで、また違った理由を考えられる可能性を感じました。
問いでは、「おススメするならどちらですか?」と尋ねていますが、「両方買えば」という考え方も間違いとは言えません。実際の場面ではあり得るからです。
もっと極端に言えば今回の問題では、「全部(3足)買うのもありかも」という発想も面白いでしょう。なぜなら、全部買っても元の値段よりも安いのですから。2足、あるいは3足同じ靴を買うことのメリットを出し合うことで、新たな価値観に気づくこともあるはずです。
2030年の社会に必要な思考の一つとして、「AかBかを考える中で、Cという発想を持てることが大切だ」と言われています。この発想こそがAI(人工知能)には持てない力だと言われています。
交流に時間をかけられれば、より多くの理由をつむぎだせるのではないかと思いました。
正解のない課題に、あらゆる知識と経験を動員して頭をひねっている子供たちの姿は、まさに「学び」の姿と言えます。
ソーシャルディスタンスは意識させていたのですが、学習に夢中になるとどうしても・・・。 ・・・言い訳になってしまいました。 (文責 海寳)
梅雨が明けました。 8月3日(月)
梅雨が明けました。梅雨明けに合わせたかのようにヒマワリも大きく花を開かせています。青空もまぶしいぐらいです。やっと夏が来た、という感じです。
多くの学校では本日から夏休みとのことですが、本校では休校期間の学習の遅れを取り戻すために、今週いっぱいと24日からの週に午前中4時間授業を行います。今週は午後に保護者との二者面談も行います。今週を乗り切れば夏休みです。頑張りましょう。 (文責 海寳)
芋苗成長日記6 8月3日(月)
芋の葉がかなり密になった感じがします。場所によっては黒いマルチが見えないぐらい茎をのばし、葉を広げているところも見られます。梅雨も明け、真夏の日差しを受けて葉の色も濃緑に近づいてきました。
ヒマワリが咲きました。 7月31日(金)
教務主任のY先生がフェンス際に植えた約300本のヒマワリが咲き始めました。旧三中時代は大きな樹木がうっそうと茂っていた場所です。しかし、スクールバスの出口をつくるためにすべて伐採されました。おかげで明るくすっきりしました。しかし、すっきりしすぎてやや寂しい感じでもありました。そこに、Y先生が一本一本苗を植えていったのでした。休校期間中の夕方に植え続け、約2週間かかってすべて植え終わりました。
あとに続いて次々にフェンス際を彩ってくれるのが楽しみです。 (文責 海寳)
ふくおくんとじんこちゃんと? 7月30日(木)
昇降口から2階に上がる途中に、ソーシャルディスタンスを意識させるために福男君(福田小)と神子ちゃん(神南小)が待ち構えています。養護教諭のY先生が作ったもので、一斉登校が始まってからしばらくは保健室前に、7月に入ってから現在の場所に移動してきました。
すると、きのうの朝、今まで見たことのないキャラクターが増えています。チャタロウくんです。神南小キャラクターのアオバズクのアオタロウくんならぬ「チャタロウくん」。みんなのソーシャルディスタンスをまばたきもせずに見張っています。
みんな、ソーシャルディスタンスを守りましょうね。
でも、もし守らなかったらどうなってしまうのでしょうか。 (文責 海寳)
いじめゼロ宣言! 7月30日(木)
児童会運営委員会が中心となって、各クラスで作成した「いじめゼロ宣言」を児童用昇降口にはり出しました。いじめを絶対許さない姿勢と、だれにでも親切に思いやりのある態度で接しようとする気持ちがたくさん伝わってきました。
一人一人の思いの結集が学校全体の雰囲気を作っていきます。みんなが安心して生活できるわらびが丘小学校にしていきましょう。 (文責 海寳)
2030年の社会とは② ~無意識の意識化~ 7月28日(火)
新型コロナウイルスの感染拡大防止の一環として、国からは企業に対して「テレワーク」が推奨されています。緊急事態宣言下では、多くの企業でテレワークが実施され、その可能性を評価した声も聞かれます。ただ、仕事によってはテレワークが不可能な職種もあるので、一概に良いとか悪いとかの評価は出しづらい面もあります。
ところで、「テレワーク」の意味を考えたことはありますか。
「テレ」を使った言葉を集めてみると次のようなものが頭に浮かびます。
テレビジョン tele-vision
テレフォン tele-phone
テレパシー tele-pathy
テレスコープ tele-scope
テレポーテーション tele-portation
「テレ」(tele)はもともとギリシャ語で「遠い」を表す言葉だったそうです。現在は「遠方の」「電信の」という意味で使われるそうです。
テレビジョンは「遠くに画像を送る」、テレフォンは「遠くに声(音)を送る」という意味になります。
共通するものを取り出して意味を探り、語を分解して考えると、うっすらと語の成り立ちが見えてきます。
「テレワーク」の意味があぶりだされてきたでしょうか。
「物語」の「物」の意味を知っていますか。
と、尋ねると多くの返答は「考えたこともない」でした。
「物」(もの)に対するのは「事」(こと)。「こと」とは、古事記や日本書紀など「事実」を表すと言われています(はたしてどこまでが事実かは定かではありませんが)。それに対する「もの」は、「現実にはないもの、霊的なもの」を表すと言われています。「物の怪(もののけ)」の「もの」と通じるかもしれません。
つまり、事実ではない(フィクション)、現実にはない話を語る(騙るーかたる)ことを「物語る」というわけです。
このように、あたりまえのように言葉だけを覚えて、その意味なんて「考えたこともない」ということが身の回りにはたくさんあります。そのようなことに目をとめて不思議に思ったり疑問を持ったりすることから学習は始まります。まずは目をとめる(意識化する)ことを習慣化させることが大切です。そして調べて意味を探るのです。
これこそが「無意識の意識化」であり、「主体的な学習」の始まりです。
NHKの「〇〇ちゃんに叱られる」という番組は、まさにそれを地で行っています。
新たに得た知識や、自分で発見した考えは誰かに話したくなります。誰かに聞いて欲しくてたまらなくなります。その結果、「へぇ〜」「初めて知った」「すごい!」というリアクションが返ってきたら最高です。気分がよくなって、もっといろいろな人に話したくてしょうがなくなります。
「アウトプット」の効果です。相手から良い評価を得ることで、繰り返してしまう。その結果、一生忘れない知識として定着します。
これまでの学習は、知識を得て(インプット)、それを生かす(アウトプット)までに至らないことが多くありました。生かすのはテストぐらいでしょうか。しかし、本来の学習は日常生活や社会生活で生かすためにあるのです。使って生かす(アウトプット)ために行うのが学習です。「学びの必然」です。不思議や疑問が「知りたい」「解決したい」に変わり、調べて考えてまた調べてわかったことを誰かに伝えて評価を得る。その評価が良い感触なら気分よく他の誰かに話したくなり、また気分よくなる。このようなプラスのスパイラルが自然に学習効果を上げていくのです。
新しい学習指導要領は2030年の社会に生きる目の前の子供たちに、今、身に付けさせるべき力は何かということを見据えて、「主体的・対話的で深い学び」「無意識の意識化」「正解のない課題に立ち向かう」「合意形成能力」「発想とひらめき」「創造力」「課題発見・解決能力」「メタ認知」などをキーワードとして、それぞれの発達段階に応じて学習内容を定めています。
今日はこの辺にしておきます。 (文責 海寳)
ペーパークラフトアート 7月27日(火)
少人数指導員のK先生が、図書室前の掲示板を夏らしく飾ってくれました。驚くのは紙で作ったキャラクターたちのその精巧さです。手が込んでいます。いったいいつ作っていたのでしょう。この夏バージョンの前の、梅雨バージョンも素敵でした。「雨に濡れる紫陽花」がテーマでした。見どころは、雨粒の一つ一つまで細かく貼られていたことです。スズランテープを細く裂いて斜めに幾筋も貼り、そこに一粒一粒の雨粒を貼っていたのでした。
今回の昆虫やキャラクター、そしてひまわりの編み込みなど、本当に細かな部分に先生の職人技が光っています。どこにどんな工夫があるのかをよく観察して、若い先生方はじめ児童の皆さんにもその技術を自分のものにほしいと思います。
こちらは職員室前の壁の様子です。玄関から入って正面の場所です。
ここには、これから「わらびが丘 こんな学校にしたい キラッ!わらびっ子」と題し、わらびが丘小学校がこんな学校になったらいいな、という全校児童一人一人の思いを気球に乗せてはりだす予定です。現在Y先生を中心にして作成中です。完成をお楽しみに。 (文責 海寳)
芋苗成長日記5 7月27日(月)
葉っぱがかなり大きくなった感じがします。少しずつ密集地が増えてきました。
左の写真は学校の前の畑です。これぐらいになるにはあとひと月はかかるでしょうか。楽しみです。
中学2年生の国語の教科書に「夏の葬列」(山川方夫作)という作品が載っています。真夏の芋畑を舞台にした、幼いころの出来事が主人公の人生を翻弄させてしまうお話です。偶然が偶然を呼び、それが最後には必然になってしまったかのような錯覚を起こさせる不思議なストーリーになっています。
過去と現在を行き来する構成になっていますが、各場面の第1文が芋畑の様子を描写しています。クライマックスに差し掛かる場面の第1文は、
「芋の葉を白く裏返して風が渡っていく。」
最も印象的なフレーズです。
このお話の中では「白」という色がひとつのキーワードになっています。熱く照り続ける白い真夏の太陽。遠くで白く輝く海。そのような日常の中に、非日常である葬列の白い装束。主人公のみが知る「白」に隠された秘密とは。主人公が幼いころ体験した悪夢のような事実(戦争中、疎開先でいつも自分をかばってくれた二つ年上の白いワンピースを着たヒロコさん。その日も芋畑の中で一緒にいたそのとき、突然やってきた艦載機の機銃掃射に動けなくなった自分をヒロコさんは必死にかばってくれたのに、恐怖の極限だった彼は逆にヒロコさんを突き飛ばして死なせてしまったという過去)をずっと重荷として避け続けて生きてきた自分。他の誰も知らない過去の事実。今は、エリートサラリーマンとして毎日を送っているが、ある日の出張帰りに、あの悪夢のような場所に戻ってきます。あの日と同じ芋畑を眺めることを一つの区切りとして、あの悪夢を自分の中に永遠に埋葬しようとしたのでした。ところが、新たな事実が発覚し、逆に二重の苦しみを背負うことになります。それは、ヒロコさんの死とともにそれが原因で亡くなったヒロコさんの母の死でした。結果、彼は二つの死を受け止めて生きていく覚悟を決めるのでした。それまで避け続けてきて、悪夢のような記憶を永遠に自分の中に封印しようとしたのに、逆に苦しみが倍になってしまったという悲劇。戦争の時代の、けっして特別ではなくありがちな日常のある一場面が、少年の人生を翻弄した読み応えのある小説です。
「芋の葉を白く裏返して風が渡っていく」
芋の葉の裏側に隠されていた白。風が、それまで隠れていたもうひとつの事実を白日の下にさらしたこと。いったんは「白いワンピース」を着たヒロコさんは自分が突き飛ばして死んだのではないのだと勘違いし、自分は無罪(シロ)だと軽はずみに思ってしまったこと。
最後のどんでん返しを暗示するかのような巧みな表現として、しかも何気ない日常を切り取っただけの平凡な描写に込められた深い意味に、ついため息が出てしまいます。
読むたびに何か新しい意味を見つけてしまいます。
読書は、本との対話であり、著者との対話であります。古い本であれば、歴史上の人物との対話でもあります。そこにどんな意味を込めたのか。何を語ろうとしたのか。読み手は、作者の真意を探り、意味を知ろうとします。しかし、読み手は自分自身の経験と関連付けて新しい理解をすることで独り歩きを始めます。著者の意図と離れていきます。
読書とはそんなものだと思います。それぞれが、それぞれの感じ方や考え方を持つことで良しとする。これからの「正解のない課題に対して、ひとりひとりが納得解や最善解をもたなければならない」時代に、最低限必要なスキルとなるはずです。
話が長くなり、しかも全く関係ないところに飛んでしまったことを深くお詫びします。芋苗は順調に育っていました。 (文責 海寳)
2030年の社会とは① 7月22日(水)
「2011年にアメリカの小学校に入学した子供たちの65%は、大学卒業後に、今は存在していない職業に就くだろう」
これは、2011年8月7日のアメリカの新聞「ニューヨークタイムズ」紙のインタビュー記事で、キャシー・デビッドソン氏(ニューヨーク市立大学大学院センター教授)が語った言葉の一部です。
このほかに、
「今後10~20年程度で、約47%の仕事が自動化される可能性が高い」
(マイケル・A・オズボーン氏 オックスフォード大学准教授)
など、社会構造が大きく変化することを予測した意見が同じ時期に目立つようになりました。
2011年に小学校に入学した子供が大学を卒業するのは2027年です。今年は2020年なので、7年後ということになります。
現在の6年生にあてはめれば大学1年生、1年生なら中学2年生になります。もうすぐです。
確かに、AI(エーアイ=人工知能)の発達により、身の回りの様々なことが一層便利になってきています。
「Society(ソサイエティ=社会)5.0」という言葉もよく耳にします。Society1.0は狩猟社会、2.0は農耕社会、3.0は工業社会、4.0は情報社会、そして、次に来るのが「超スマート社会」と言われています。現在はもうすでにそこに足を踏み入れているかもしれません。「スマホ」(スマートフォン)は、だれもが普通に持つ時代になっているのですから。自動車も文字通り「自動運転」がすでに実用化されています。人が操作しなくてもAIが操作してくれるようになってしまっています。
そのような現実を考えれば、65%の新しい職業というのはあながち間違いではない気がします。皆さんはどうお考えですか?
小学校では、今年から新学習指導要領が全面実施されています。
学習指導要領とは、全国どこの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省が学校教育法に基づき、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準を定めたものです。10年ごとに改訂されます。
学習指導要領では、小学校、中学校、高等学校ごとに、それぞれの教科等の目標や大まかな教育内容を定めています。これらを基本にして、学校では地域や学校の実態に応じて教育課程を編成しています。
今回の改訂では、これまでと大きく変わったことがあります。
それは、「何を理解しているか、何ができるか」「理解していること・できることをどう使うか」の先に「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」という新しい時代に必要となる資質・能力の育成がクローズアップされたことです。
そこには、
「人工知能が進化して、人間が活躍できる職業はなくなるのではないか」
「今学校で教えていることは、時代が変化したら通用しなくなるのではないか」
といった疑問や心配が背景にあります。
長くなりそうなので、この続きはのちほど。 (文責 海寳)
折り紙アート 7月21日(火)
保健室前の掲示板を折り紙アートが飾っています。
学校保健支援員のS先生が作成してくれています。キャラクターから小物まで一部を除いてすべて折り紙でできています。時期に応じて変わっていくので、次はどんなテーマなのか子供たちも楽しみにしています。
子供たちの間でも折り紙がプチブームで、昼休みの保健室や、学級でも一心不乱に折り紙を折っている姿を見かけます。集中しています。折り紙は日本の伝統的文化の一つと言えます。
折り紙は、江戸時代以前からあったようですが、庶民に親しまれるようになったのは江戸時代からだそうです。現在では、「ORIGAMI」として世界各地に広まり、世界中に愛好家がたくさんいるそうです。
日本には、昔から「たたむ」文化がありました。毎日寝具をきれいにたたんで押し入れに入れます。和服も端をそろえて方形(四角)にたたみ箪笥に仕舞います。和室の畳(たたみ)も元はたたんだものなのだそうです。「たたむ」ことは「整理する」ことを意味します。これは水田稲作を主とした農民の勤勉さからきたものだと言えるでしょう。(参照「おりがみの歴史」より)
日本の昔からの住居には、さまざまな「間(ま)」があります。茶の間、居間(いま)、床の間(とこのま)、寝間(ねま) ※寝間着(ねまき) などです。「すき間」も間のひとつです。「間」は襖(ふすま)1枚で仕切られていますが、襖を取り払うと「広間」になります。用途に合わせて自在に広さを変えられる柔軟で便利な作りです。建物を有効に活用しようとする工夫がここには見られます。
ちなみに、襖(ふすま)はもともと「衾(きん)」という字だったそうです。「衾」は「布団(ふとん)、寝具(しんぐ)」をあらわし、寝所(しんじょ、ねどころ)は「衾所(ふすまどころ)」といわれていました。そしてこの字は、中国から伝来したものではなく、日本でできた文字なのだそうです。さらに、「ふすま」という読み方は、寝所をあらわす、文字どおり「臥す(ふす)間」から来ているという説が有力です。
風呂敷の文化も「間」と似たところがあるかもしれません。用途に合わせてさまざまに形を変え、いろいろな場面でとても重宝する便利グッズです。「包む」という、これも古来から日本で発達してきた文化の一つです。環境問題から端を発したレジ袋の有料化によりエコバッグやマイバッグが増えてきていますが、使わない時にはたたんでコンパクトに持ち歩ける風呂敷も、今あらためて見直されています。
折り紙は、「折る」ことで平面から立体に自在に形を変えていきますが、広げれば元の平面に戻ります。この「素材の良さを生かして様々に形を変える」「形を変えても元に戻せる」柔軟性こそが日本人の持って生まれた資質なのかもしれません。
折り紙で、柔軟な思考力や想像力を育んでほしいと思います。 (文責 海寳)
授業に力が入っています③ 7月20日(月)
写真は、左上から順に5年生の算数「小数の割り算」~小数どうしの割り算の方法~、6年生国語「パネルディスカッションで伝えよう」~防災をテーマに~、1年生図工「はじめての生活画」~しゃぼんだまとんだ~、6年生理科「成長と水の関わり」~ホウセンカの水の吸い上げ~ です。子供たちは皆真剣です。授業に集中している様子がわかります。例年であれば、気分は夏休みですが今年は違います。あと3週間、先生方には楽しくてわかりやすい授業をよろしくお願いします。子供たちも授業を楽しみにしています。 (文責 海寳)
芋苗成長日記4 7月20日(月)
茎が伸びて、葉っぱの枚数が一気に増えました。いい感じです。この調子でどんどん生長していってほしいものです。 (文責 海寳)
令和2年度 第1回学校評議員会を開催しました。 7月18日(土)
予定より1か月遅れで第1回学校評議員会を開催しました。福田・神南両地区から3名ずつ計6名の有識者の方に香取市教育委員会からの委嘱状を手渡し、正式に発足しました。これから1年間どうぞよろしくお願いいたします。 (文責 海寳)
外での授業も必要です 7月15日(水)
昇降口の外で行っているのは、音楽のリコーダーの学習です。飛沫感染予防の観点から、音楽では歌唱と器楽演奏が室内ではできない状態です。そこで、雨が降っていない時を見計らって、アウトドアでの器楽演奏となりました。隣同士も距離を取って、向かい合わせにならないように、一列になって音を出します。早く室内でリコーダーの響きを楽しみたいですね。右の写真は、3年生の理科の学習です。キャベツは青虫が食い尽くし、筋だけになりました。モンシロチョウはすべて旅立ちました。畑の後始末も大変です。少し密になってしまいました。 (文責 海寳)
授業に力が入ってます② 7月13日(月)
授業では、さまざまなICT機器を活用します。写真では、両授業とも書画カメラを利用して、お手本を大きく映し出しています。
左の写真は、3年生の国語です。図書室で調べた内容をレポートにまとめる学習です。プロジェクターを使って、担任であるS先生の「教師モデル」(=先生が自作したお手本)を映し出しています。
右の写真は、4年生の算数です。角の大きさを調べる授業で、教科書を電子黒板に大きく映し出してH先生が説明しています。
プロジェクターや電子黒板は、画面が大きく鮮明なので、いろいろなものを映して見せるときに大変便利です。よく書けている児童のノートを写したり、読み聞かせする時に図書を写したり、用途は多様です。
今後、タブレット型端末など、より便利なICT機器がどんどん導入される予定です。子供たち自身が機器を操作して説明やプレゼンなどを行います。使い慣れることが大きな目的です。将来の仕事に役に立つといいですね。 (文責 海寳)
芋苗成長日記3 7月13日(月)
高さがだいぶ出てくるようになりました。葉の枚数も増えています。順調に生長しています。今週はまた雨が多そうです。今日は気温もやや低めです。どんな影響が出てくるでしょうか。 (文責 海寳)
授業に力が入ってます① 7月10日(金)
休校によりできなかった授業。遅れを取り戻すために、指導にも熱が入っています。
統合してほぼ倍になったクラスの人数。本来であれば、ペア学習やグループ学習で対話や交流活動を行う中で刺激を与え合い、考えを伸ばせるはずでした。しかし、現在は、飛沫感染防止の観点から対話や交流は控えざるを得ません。せっかく人数が増えて、より多くの友だちと交流を図っていくべきなのに。残念です・・・。
そのかわり、個人で考えを深めらるように、思考を重視した授業を意識して展開しています。子供たちも集中して取り組んでいます。 (文責 海寳)
左の写真・・・2年生の算数。ものさしを使った長さの測り方の学習です。
右の写真・・・6年生の算数。割合の表し方を調べよう。「比」の学習です。
芋苗成長日記2 7月7日(火)
強風の中ですが、しっかり踏ん張っています。茎が太くなりましたね。順調に育っています。 (文責 海寳)
たらいの稲もぐんぐん伸びています。茎も分けつし、一株で15・6本ぐらいあるでしょうか。稲も強風に負けずにしっかりと根を張って踏ん張っています。
七夕飾りができました。 7月7日(火)
今日は七夕(たなばた)です。
七夕はもともと中国の七夕(しちせき)伝説からきたそうです。織姫(「織女」=天帝の娘)は神々の着物を織るのが仕事で恋人も作らず働いていました。それを見た天帝は、天の川の対岸に暮らす彦星(「牽牛」=まじめな牛飼い)と引き合わせ、やがて二人は結婚します。ところが、その後二人はまったく働かなくなり、怒った天帝は二人を引き離し、年に1度だけ会うことを許します。
この伝説は、中国から日本に奈良時代には伝わったようですが、江戸時代には「七夕(しちせき)の節句」として庶民にも広まったそうです。
日本にも「棚機つ女」(たなばたつめ)という伝承があるそうです。「棚機つ女」と呼ばれる女性が水辺の機屋(はたや=織物を織る場所)で神のための着物を織って供え、豊作を祈るものです。その織り機の名前が「棚機(たなばた)」でした。
中国からの伝説と、日本の伝承がいつしか一緒になり、「七夕」に「たなばた」が当てられたようです。
笹竹には、七夕飾りや児童が願い事を書いた短冊がたくさん結ばれています。今夜は天の川は見られるでしょうか。子供たちの願い事が天に届くことを祈っています。
天の川は英語で「MILKY WAY」(ミルキーウェイ)ですね。 (文責 海寳)
入学式が挙行されました 7月4日(土)
夜半過ぎから強まっていた雨も、朝には少しずつ小止みになり、開始前にはすっかりあがっていました。
本日、晴れて3か月遅れの入学式を挙行しました。宇井成一香取市長、金子基一教育長のご臨席を賜り、わらびが丘小学校の第1回の入学式を無事に終えることができました。
式の参加者は、来賓が保科PTA会長を含めて3名、在校生の参加は児童会の代表2名のみ、保護者も各家庭2名以内とできる限り縮小し、三密を避ける配慮のなか行いました。
新入生は、すでに一か月学校生活を送っているので、最後まで皆きちんとした姿勢で臨めました。返事も立派でした。
宇井市長は、「キラキラした皆さんの瞳を見ることができてとてもうれしく思います。一日でも早く小学校の生活に慣れて学校に行くのが楽しみになるように頑張ってください」と語りかけました。
金子教育長からは、「みなさんは、わらびが丘小学校に入学する初めての一年生です。早寝・早起きをして、朝ごはんをしっかり食べて、学校に来ましょう」とお話がありました。
2名の児童会長(ともに6年)からは、「一緒に楽しいわらびが丘小学校にしましょう」と歓迎の言葉がありました。
入学式という一つの節目を迎えられ、保護者の方々の感慨もひとしおのことと思います。誠におめでとうございました。今後とも、わらびが丘小学校に対するご協力とご支援をよろしくお願いいたします。(文責 海寳)
地名のなぜなぜ 7月2日(木)
「ここは香取市九美上29番地の1」
「地名のなぜなぜ?」という掲示物を作成し、校長室前に掲示しています。
児童は、「へぇ~、そうなんだ」「はじめて知った~」と口々につぶやきながら、書かれている説明を興味深く読んでいました。
福田・九美上にまたがる油田牧の野馬込跡が、令和元年10月16日「下総佐倉油田牧跡」として香取市では4つ目の国指定史跡に認定されています。
(以下、掲示物の内容)
ここは九美上(くみあげ)29番地の1
◎なんでこの地名がついたのかな?
1 初富(はつとみ) (鎌ヶ谷市)
2 二和(ふたわ) (船橋市)
3 三咲(みさき) (船橋市)
4 豊四季(とよしき) (柏市)
5 五香(ごこう) (松戸市)
6 六実(むつみ) (松戸市)
7 七栄(ななえ) (富里市)
8 八街(やちまた) (八街市)
9 九美上(くみあげ) (香取市)
10 十倉(とくら) (富里市)
11 十余一(とよひと) (白井市)
12 十余二(とよふた) (柏市)
13 十余三(とよみ) (多古町、成田市)
これらは、13の開墾(かいこん)地の名前で、移住(いじゅう)開墾(かいこん)の順にしたがって、数字と美称(びしょう)を組み合わせて作られました。
「九美上」は、九番目の九と美称の美・上がつけられました。
香取市は昔、下総(しもうさ)国(こく)の一部でした。下総国では、飛鳥(あすか)時代(じだい)にはすでに馬の飼育(しいく)が始められ、古くから馬の特産地(とくさんち)でした。
江戸時代(えどじだい)になると、軍馬(ぐんば)を養成(ようせい)するために、幕府(ばくふ)直轄(ちょっかつ)の牧(まき)※馬を飼育(しいく)する場所 として、千葉県内に3か所整備(せいび)されました。小金(こがね)牧(県北西部)、佐倉(さくら)牧(北総地域)、嶺岡(みねおか)牧(県南部)です。
九美上は、佐倉牧(七つの牧があった)の一つである「油田牧(あぶらだまき)」(九美上、福田地区)の一部です。
明治2年に新政府は、これらの牧を開墾(かいこん)して農地に変えることを計画(けいかく)し、入植者(にゅうしょくしゃ)を募集(ぼしゅう)しました。江戸幕府(えどばくふ)に仕(つか)えた武士(ぶし)や、商人、農家の次男・三男など、幕末(ばくまつ)の混乱(こんらん)で仕事を失ったりした人たちが自作農を夢見て入植(にゅうしょく)しました。
明治5年には、九美上村には31戸、112人の住民が住んでいたとの記録が残っています。
馬が放牧(ほうぼく)されていた原野(げんや)を切り拓(ひら)いて現在のような豊かな大地にした苦労は言葉に表すことができないほどであったと想像できます。
東京に、馬込(大田区)や駒込(豊島区)という地名があります。ここにも、かつて馬を放牧して、時期が来たら「馬を追い込んで」選別する場所があったのでしょうか。 (文責 海寳)
(以下「佐原の歴史散歩道」島田七夫氏著 より抜粋)
「野馬込」とは、山林の中に高い塀が迷路状に造られ、追い込まれた野馬は一頭ずつチェックされる。捕馬は毎年8月から9月初旬にかけて行われ、3歳馬と老馬を選び、捕らえられた馬はすべて酒々井に送られた。そこで一部を「御馬」として献上し、他は払い馬として売った。
「野馬込」は、周囲の人々にとっては年中行事的な娯楽として、その日を待ちわびていたということである。
むごい教育 7月1日(水)
戦国時代のお話です。江戸幕府を開いた将軍徳川家康は、松平家に生まれ「竹千代」と名付けられました。
幼いころの竹千代は、大名今川義元に人質として送られてしまいます。義元は、幼い竹千代の秀でた才能を一目で見抜き、「このまま成長していけば、いずれ面倒な相手になるに違いない」と考えるようになります。
そこで義元は、家臣に次のように命令したのです。
「竹千代に『むごい教育』をせよ」と。
その家臣は命令を忠実に守り、翌朝の日が昇る前から起こし常に駆け足で行動させ、粗末な食べ物しか与えず、一日中、剣術、武術、馬術、夜は遅くまで学問をさせ、毎日くたくたになるまでしごきました。
後日、義元は家臣に尋ねます。
「その後どうなっているか」
家臣が一部始終を「これほどむごい教育はありません」と得意げに報告すると、義元は烈火のごとく家臣を叱りました。
激しく叱責された家臣は「では、『むごい教育』とは、どのようにすればよいのでしょうか」と聞き返します。
義元は、次のように答えました。
「寝たいときはいつでもいくらでも寝かせよ。」
「学問がいやならやらせるな。」
「寒いときは、温かい服を何枚も着せてやれ。夏は暑くないように涼しくしてやれ。」
「贅沢なごちそうを好きなだけ食わせろ。」
「嫌がることはさせるな。好きなことだけをさせろ。」
「できる限り大事にしてやれ。」
どうしてこれが『むごい教育』なのでしょうか。
義元は最後に言いました。
「そうすれば、たいていの人間はだめになる。それが『むごい教育』だ。」と。
義元の本意を理解できず、家臣がきちんとした教育をして逆に鍛えてしまったがゆえに厳しく叱責されてしまった皮肉なエピソードです。
これは、様々な場所でよく使われる有名なエピソードです。
このことが何を示しているか、ぜひ話題にしてください。
本校の学校教育目標は「夢を持って学び、たくましく生きる児童の育成」です。
「たくましく」とは、「失敗にくじけない強い心」と本校では定義しました。
近年、社会人になって厳しさについていけずに仕事をやめてしまったり、うまく人間関係を作れずに引きこもってしまうケースが増えていると聞きます。そして、その状態が40歳や50歳になっても続いていくというのです。
これは、子供時代に失敗を経験せず、どうすれば自力で失敗から立ち直れるのか学ぶ機会を、まわりの大人が奪ってしまったことによることが大きいと言われています。
多くの人は失敗を恐れます。自分からすすんで失敗しようとはだれも思いません。
しかし、成功を目指してもうまくいかないのが世の中の常です。どうしたら失敗を生かせるか考えるのは一つの大きな学びです。
また、失敗させないようにしすぎると、失敗したときにそれを隠すようになってしまいます。それでは、失敗を乗り越えることなどできるはずがありません。はたして、それでいいでしょうか。
ちなみに、失敗を語る人に人々は安心し、成功を語る(自慢する)人から人々は離れていきます。
成功は大事ですが、失敗はもっと大事だと考えます。子供時代の失敗はいくらでもやり直しがききます。
「人は成功して覚え、失敗して学ぶ」という言葉があります。私の好きな言葉の一つです。
子供たちには、その両方をバランスよく経験させ、様々な学びを得てほしいと願っています。
長くなり、失礼しました。 (文責 海寳)
アサガオが咲いています 6/30(火)
1年生が毎朝水やりを欠かさず、一生懸命育てているアサガオが咲き始めています。たくさんのつぼみを持っていますので、
順次花開いていくことと思います。アサガオを見ると夏がやってきたと実感しますね。(文責 海寳)
芋苗成長日記 6/29(月)
芋苗を植えていただいてから1週間がたちました。茎が立ってきて、葉も大きく広がってきています。茎が分化して小さな葉も増えてきています。どんどん大きくなっていくのが楽しみです。(文責 海寳)