職員あいさつ

カテゴリ:今日の出来事

学習会で聞いたこと

 私は、話すより人の話を聴く方が好きです。聴いていると知らないことが分かったり、新しい発見や気付きがあったりして楽しいです。話すのは苦手なのに、教員になってしまったなと思ったりしています。老後?いつかまた学生になって、聴いて学びたいと考えています。

学習会(研修)で聴いてきたことを2つ紹介します。

 

    わが国の小学校の器楽合奏のルーツは、「佐原小」である

音楽科の講座での話です。教科「音楽科」の変遷を調べると、昭和15年までは「唱

歌」と言われていた教科で、歌唱しか教えていなかったという。昭和22年に「音楽科」というようになり、歌唱に加えて器楽指導が加えられたとのことである。今でこそ、楽器を使った音楽指導は当たり前だが、当時の文部省は器楽指導に試行錯誤していたそうである。そんな中、昭和24年に佐原市立佐原小学校器楽クラブが、参議院文教部会で披露演奏をしたそうだ。この演奏形態が次第に全国に広がり、器楽教育が始まっていったそうだ。「器楽合奏」といっても、当時はハーモニカ・足踏みオルガン・卓上木琴・カスタネットなどを使った演奏だったそうだ。

 

まさにここ「佐原小」が器楽合奏のルーツであるというのは、誇らしいことだなと思いました。当時の先生方の頑張りも想像されます。思い起こせば、大学時代の恩師、石黒一郎先生が佐原小に器楽の普及に通ったと話していたのを思い出しました。学生時代の私は千葉市に住んでいましたので、佐原については、「伊能忠敬さんの住んでいたところで米どころ、あやめ、昔の街並み」という印象しかありませんでした。縁があってこんな歴史のある佐原小に勤務できていることは誇りです。佐原小は、かつては合唱部・器楽部・吹奏楽部・郷土芸能部と音楽系の部活動は4つあったようです。今はなき器楽部ですが、そんな背景もあり器楽部という部活動も存在していたのかと思いました。

 

    食育の推進講習会 ~おなかってすごい~ やっぱりうんちは健康のバロメーター

おなかのしくみ(消化管)

  小腸  長さ6m       太さ直径 3cm

      小腸を広げると、テニスコート1面分。

      小腸は、体全体の免疫機能の約60%を担っている。

だから腸内環境が大切。おなかの中にいるよい菌を増やそう。

小腸で消化吸収するとともに、免疫をつくっている。腸内細菌が免疫    力をの働きをサポートしている。

 

 大腸  長さ1m50cm   太さ直径 6cm

     うんちをつくる。水分を吸収。 

腸内細菌は  成人だと約1000gが体内にある。

      成人のおなかの中にある腸内細菌のすべてをつなげると、地球2周半の長さ。

善玉菌を増やそう。腸の中の悪玉菌を減らす方法は、すっぱいものをとること。

 

うんちについて バナナ状・半練り状がよい。  

          × コロコロ状 カチカチ状

          × 泥状 水状

 

 基本は、一日1回の排便がよい。しかし、個人差があるため、2~3日に1

回でもよい。大切なのは、スムーズな排便であること、排便後はすっきりする

ことだそうだ。

 

腸内環境を整えることで、免疫力が高まり健康でいられるので、発酵食品や乳酸菌などを積極的にとりましょうということでした。家庭科や給食時などで紹介していこうと思いました。ご家庭でも、よりよい食生活について話してみてください。

マナーの日

 10月30日は「マナーの日」です。日本サービスマナー協会の設立日であり、日本記念日協会から認定されている日です。一般的なマナーやビジネスマナーなどの身近なマナーについて見直し、生活に役立てることをめざしているそうです。
 さて、マナーと聞くと、私は食事の作法を連想します。
 
日本の食事作法は箸を使うことから、他国と比較すると多少難しいところもあるかと思いますが、外国の方が器用に箸を使っている姿を見ると、自分の箸の持ち方に恥ずかしさを覚えます。

 箸の使い方には、気を付けないとマナー違反と見られることがありますね。いわゆる「嫌い箸」です。

 教員を続けて早十数年。これまでに、給食の時間に子どもたちの中でよく見られた「嫌い箸」は、料理に箸を刺して食べる「刺し箸」。食事の途中で箸を食器の上に渡し置く「渡し箸」。嫌いなものを箸でのける「はね箸」。箸をくわえる「くわえ箸」などです。大人でも、ついやってしまいますね。

私も幼少のころに、箸の使い方について母親からよく言われたことを覚えています。当時は「別にいいじゃん。」なんて思っていましたが、今では小さい頃にいろいろ教えてくれたことに感謝しています。

鉛筆の持ち方も同じです。大人になったときに、堂々と人に見せられる所作を身に付けさせてあげることが大人の役目だと思います。だから、煙たがられても声を掛け続けます。根気がいりますけどね・・・。

自信をもって堂々と!みんなの前でスピーチ

 「相手に伝わる声の大きさで話す」。これは、コミュニケーションの基本です。大人になっても欠かすことができない能力の1つです。しかし、現代社会では情報通信機器(特に、スマートフォン)の発達により、直接言葉を交わす機会が減ってきています。だからこそ、学校という集団生活の中では、お互いの声をはっきり伝え合う場をたくさん設定したいと考えています。

 例えば、先日行った前期終業式と後期始業式。各学級の代表児童1人(前期は14人、後期は13人)に前期の振り返りや後期の抱負を、全校児童の前でスピーチしてもらいました。昨年度までは6年生の代表児童1名に作文を読んでもらっていました。それを、短くてよいので原稿を見ずに自分の言葉でスピーチすることに変えました。全部で27名がスピーチに挑戦しました。

 スピーチ前の1週間、代表児童は学級のみんなの前で練習をしました。繰り返しスピーチの練習をすることで自信がつき、声が出るようになります。また、伝わりにくい内容は修正することができます。その結果、本番ではその子ならではの内容を、自信をもって伝えることができました。マイクは使いましたが、聴いている全校児童にはっきりと内容が伝わる声で全員がスピーチを行うことができました。

 印象に残ったのは、聴いている子たちの聴き方でした。一生懸命スピーチをしている学級代表の子を、応援するような眼差しで聴く姿がとても微笑ましかったです。聴き手が話し手を支えている、そんな雰囲気が感じられました。

 今後も学校では、生活や学習で声を出す機会を多く設定していきます。

         

  今、学校でレベルアップを図っているのはあいさつの声です。佐原小学校の中でも外でも気持ちのよいあいさつが当たり前にできることを目指しています。あいさつの声も繰り返し行っていくことではっきりと言えるようになります。ご家庭でも、あいさつがはっきり言えるように「おはよう。」「いただきます。」「ごちそうさま。」「行ってきます。」「ただいま。」「おやすみなさい。」など、普段からはっきりと声が出せるように声掛けをお願いします。家庭、地域、学校が一体となって、いつでもどこでも気持ちのよい「おはようございます。」「こんにちは。」「こんばんは。」が言える子どもたちに育てていきましょう。

10月10日といえば、、、


 

10月10日といえば…

 

以前は「体育の日」でした。昭和39年、東京オリンピックの開会式が行われた日です。平成12年からは10月の第2月曜日となりました。最近では、「スポーツの日」に名称を変更しようという意見もあるそうです。

 

「スポーツテスト」を小中学生のときに行った記憶がある方は多いのではないでしょうか。これは、東京オリンピックをきっかけに、国民の体力に関する情報収集を目的に開始されました。平成11年からは「新体力テスト」になり、種目が一部変わりました。

 

変更された種目の中で注目されたのが「20mシャトルラン」です。これまで全身の持久力を測定する種目は「1500m走」でした。1500m走では、先に走り終わった人が、最後にフィニッシュする人を見届けるというものでした。それに対しシャトルランでは、先に走り終わった人が、最後までがんばる人を応援するというものになりました。シャトルランが得意な人は、みんなに応援されながら、最後まで全力を尽くし、このとき光り輝くのです。

 

人にはそれぞれ得意不得意があります。学校生活の様々な場面で、得意と思えることを増やし、「自分には、自分なりの力がある。」と感じられることを数多く経験させていきたいと思います。人と比べる必要はなく、自分なりの○○で良いのです。一人一人の良い面に目を向けて、それぞれがそれぞれの場面で光り輝く瞬間を応援したいものです。

1年生教室から

白熱した運動会が終わり、もうすぐ前期も終了します。

いろいろな初めての体験をした1年生の顔つきは、4月に撮影した写真と比べると、かなり頼もしくなってきました。今回はそんな1年生の最近の学習についてピックアップして紹介します。

 

~生活科「生き物となかよし」~

 虫かごと虫とり網、それに赤白ぼうしをかぶって・・・親水公園にレッツゴー!

草の隙間までよく見て探し、バッタやイナゴなどの昆虫を捕まえました。草や枝を虫かごに入れ、すみかを作ったり餌をあげたりしました。

                 

~図画工作科「いろいろならべて」~

 大量のペットボトルキャップにみんな大盛り上がり!キャップを並べて、思い思いに楽しい作品を完成させました。

上級生の子どもたちにとっては懐かしいものとなっているでしょうか。小学校での6年間は、長いようであっという間です。一つ一つの経験を大切にしていきたいですね。

           

上級生の子どもたちにとっては懐かしいものとなっているでしょうか。小学校での6年間は、長いようであっという間です。一つ一つの経験を大切にしていきたいですね。