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2019年6月の記事一覧
「子どもって凄いな」
「おはようございます。やったー、今日も一番だ。」「今日は、図書室に行きたいから早めにお家を出たんだよ。」
1年生が入学してから3ヶ月、不安でどきどきしながら登校していた127名の子どもたちはすっかり学校に慣れ、元気な声や笑顔で朝から教室の中は大賑わいです。
小学校1年生の時期は「学び方を学ぶ」時期だそうです。「鉛筆の持ち方」「字の書き方」「話の聞き方」「他の人との関わり方」「道具の準備の仕方」「時間に合わせること」など多種多様に学び覚えていきます。4月に聞いた「できない」「無理無理」という言葉も最近ではあまり耳にしなくなりました。毎日、いろいろな体験を重ね、「できること」が増えたからでしょう。「上手になったね」「すごいね」と誉めてあげると自慢げな笑みを返してきます。1年生の担任をしていると、「子どもって凄いな」って感動したり驚かされたりすることばかりです。感動のお裾分けをします。
感動①
読んだり書いたりができるようになった国語では、「けむりのきしゃ」というお話の学習をしています。おじいさんが流れ星を拾って、煙の汽車に乗せて流れ星を空に返してあげるお話です。授業の中で、拾った流れ星に何と言ったでしょうという課題を出しました。「おとうさんおかあさんとはぐれちゃったの。すぐに空へ返してあげるね。」や「まいごになっちゃったの。いま、かえしてあげるよ。」など、覚えたての平仮名をつかって、こんなに優しい文章が書けるようになりました。癒やされます。
感動②
困っている友達がいると、声を掛けたり手を差し伸べたりが進んでできるようになりました。思いやりの心が育っています。
感動③
掃除では、掃除の仕方や黙働で取り組むことを理解して、学校をきれいにしようと励んでいます。がんばろうと努力することを覚えてきました。
小学校生活の6年間でどれだけの「できるようになったこと」を増やして成長していくのか、本当に楽しみです。そして、1年生担任は、子どもたちに寄り添い見守り一喜一憂しながら「子どもって凄いな」を味わっている毎日です。
◎R6 学校をよくするためのアンケートの結果について【数値】.pdf
◎R6 学校をよくするためのアンケートの結果について【記述】.pdf
千葉県・千葉市公立学校教員採用サイト「千の葉の先生になる」開設
千葉県内の公立学校で働く現役の4名の先生方がインタビューに答え、現場からの声を届けます。