日誌

2023年度栗源中Web日誌

関東大会報告

 例年にない酷暑が続く7、8月、部活動では暑い夏に熱い戦いが繰り広げられ、大会やコンクールでどの部も躍進が見られました。陸上競技部3年生では関東大会(千葉県開催)女子100mに出場し、12秒59で12位、また8月20日には全国大会(岡山県開催)に出場することになりました。これは平成15年佐伯由香里さんの共通女子1500m関東大会(山梨県)、全国大会(北海道)以来の快挙となります。また3年男子では県総体共通男子1500m9位。男子ソフトテニスでは、郡市大会個人戦で優勝し、県総体でベスト8ととなり、関東大会(群馬県開催)出場を果たしました。また女子ソフトテニスは郡市大会団体戦優勝、県総体出場。郡市大会個人戦では3年生が準優勝、3位を決め、共に県総体に進出しました。

 3年生の活躍をしっかり引き継ぎ、1,2年生が新人戦に向けて新たなスタートも切っています。熱中症対策を万全にしながら進めていきたいと思います。
 
 

心の芯

 私が小学6年生のときのことです。先生に度々「将来なにになりたいか」と聞かれました。友人たちはそれぞれに、お花屋さんとか保健室の先生だとか答えていたのですが、私はてんで思いつかず、途方に暮れました。

 そこで家に帰って母に相談すると、母はあっさり言いました。「あぁ、それは質問が良くないね。そんなこと、考えなくていいよ。」と。驚いて理由をたずねると、母は続けました。
 「小6のあなたが知っている仕事なんて、世の中にある仕事のほんのひと握りにすぎないの。しかも仕事は常に変化しているから、あなたが大人になったときも同じようにあるとは限らない。だから、いま無理になにになりたいかを決める必要なんてないのよ。それよりも、自分はどう生きたいか、なにを大切にするのか、心の芯を大切に育てなさい」
 
 けっこう難しいことを言われたと思うのですが、当時の私は小6なりに納得し、ずいぶん心が軽くなりました。

 私はみなさんより年齢がひと回りほど上で、少しだけ先に社会に出ました。すると思っていた以上に世の中というものはあやふやで、すぐに形が変わるものだと実感します。社会の変化にあわせて新しく生まれる仕事もあれば、消えていくものもあります。東日本大震災のような災害が起こり、「あなたはどう動くのか」と突然つきつめられることもある。

 変化する世の中を歩いていくのに一番頼りになるコンパスは、自分の心かもしれません。自分はなにを大切にし、どう生きるのか。その芯さえしっかりもっていれば、不確実な中もわりと楽しく自信をもって歩けます。先が見えないときも一歩踏み出す勇気をもてます。でも自分の芯がないと振り回されることになりかねません。

 社会の変化が早まる中で、「なにになりたいか」という問いの意味は薄れ、「どう生きたいか」と問いて鍛えた心こそが、いざというときに頼りになるのだと思います。

 職場体験学習を終えた今、それぞれの職業という枝葉の部分で、実際に体験し考えた3日間、そのいっぽうで、幹の部分、根幹の部分、「社会の中で生きる」ということをさらに一緒に考えられたらと思い、ある記事から引用しました。この記事は、道徳教育の研修で、高松大学 副学長の七條正典氏が引用したものです。

引用先:四国新聞平成29年1月9日付 「成人の日に寄せて」 
     気仙沼ニッティング社長 御手洗瑞子氏

 今後、科学技術の発展により、人工知能(AI)の研究開発がさらに加速し、私たちのくらしや営みはきっと豊かなものになるでしょう。その一方で、2045年には人工知能は人間の脳を超えるシンギュラリティに到達するといわれています。
 あと27年、現在の中学生が40代に突入します。その時の職業は、今とはまったく様変わりしていることと思います。だからこそ、職場体験学習で学んだことを通して、働くこととは?社会でどう生きたいのか。その根っこの部分を、学校で、家庭で、地域で育てていけたらと思います。

五感で考えるキャリア、職場体験学習

 7月31日から8月3日の期間中、2年生が職場体験学習に参加しました。事業所は栗源地区11の事業所。このHPでもすでにご紹介したように、事前にお世話になる事業所にはご挨拶と共に、事前に準備しておくこと、当日に持参するもの、参加に当たっての心構えなどを確認済みです。 
 緊張の面持ちでスタートした初日、どうだったでしょうか?仕事内容を実際に働くという経験を通して学んだ3日間。達成感とともに、働くって大変だな、おもしろいな、楽しいな、学校以上に学ぶことがたくさんあるな、など思いを巡らせた3日間だったと思います。 そんな思いをいちばん身近で働いている先輩、おうちの方に是非シェアして、将来のことを考えるきっかけにできたらと思っています。
 ちなみに8月6日には、2年生は学年登校日でお世話になった事業所の方がたに礼状を書きます。
  
  
   
  
  
  
   

熱闘!郡市等大会報告

 熱き戦いが、暑き気象状況の中で繰り広げられました。尋常ではない酷暑が続いていますが、幸いにも大会中に熱中症になる生徒が本校は出ずに大会を終えることができました。今後の夏休みの部活動練習においても、十分気をつけて臨機応変に対応していきたいと考えています。御理解御協力よろしくお願いします。
 さて、郡市等大会が終わりましたので結果を報告いたします。

〇陸上競技部  7月14日(土)東総運動場
  ・男子共通800m 2位、男子共通1500m 2位
  ・女子3年 100m 1位、女子共通 200m 1位
  ・女子共通4×100mリレー 3位
                             
〇野球部     7月15日(日)くろべ運動公園野球場 
                             対新島中 0-7 初戦敗退

〇剣道部     7月21日(土)個人戦 塚本 2戦進出
           7月21日(日)団体戦 初戦敗退 

〇ソフトテニス部 7月21日(土)
 個人戦   男子 優勝 県大会出場
 個人戦 女子 準優勝 県大会出場
       女子 3位 県大会出場
                         
 団体戦 男子 準優勝
       女子 優勝 県大会出場 

〇ブラスバンド部 7月29日(日)
 県吹奏楽コンクール 中学校の部C部門 銅賞 

夏休み前全校集会

 緑に囲まれた桜ケ丘も、連日猛暑が続いています。熱中症が心配される天候が続いていますが、各クラスには空調設備が整っているため、快適に学習を進めることができています。また水筒持参で、こまめな水分補給も行うようにしています。
 本日は夏休み前の最終日。5時間目に全校集会を開き、表彰伝達(6月、7月MVP受賞者、第2回朝学習満点者、英語検定準2級、3級合格者、郡市陸上大会入賞者)、各学年から夏休みに向けての4名ずつ決意を発表、そして校長先生からのお話がありました。
 これまで体育館で集会を行っていましたが、連日の異常な暑さなため、体育館アリーナで行わず、エアコンが設置されている体育館2階のミーティングルームで実施しました。 
 明日はソフトテニスと剣道の郡市大会。そして夏休みです。安全安心な夏休みを過ごすためにも、命を大切に。学校での諸活動では熱中症対策をしっかり行っていきます。御家庭でも生活のリズムを崩さず、有意義な夏休みが送れるよう、御協力よろしくお願いいたします。