日誌

2018年9月の記事一覧

おてんとうさまが見ている

 「おてんとうさまがみているよ!」
 私の母が幼い頃,よく私に言っていた言葉です。「おてんとうさま」が何なのか,幼い私にはよくわかりませんでした。ですが,良きときも悪いときも,いつも自分を見ていてくれる存在がある,そのことだけは強い印象で覚えています。
 改めて「おてんとうさま」って何だったのでしょう?
今の私には,自分を映し出している鏡のように思うのです。自分を見つめるもう一人の「わたし」。母は,私に,自分の中にしっかりとしたもう一人の「自分」をつくって,自分自身を律し,支えること,そして母の「しっかりするんだよ!」という願いが込められていたのかもしれません。
 
 さて,そんなことを考えたのは,今週13日(木)に臨時に開いた全校集会からです。今年は9月21日(金)から30日(日)にかけて秋の交通安全運動が実施されます。その交通安全運動を控えて,全校集会では生徒の自転車の乗り方について再度見直すこと,そして交通ルールを守ってきちんと自転車に乗ることを話しました。また地域の方から御指摘いただいた自転車の乗り方の危険箇所について指導もしました。
 誰かがみているから守るのではなく,自分の命,みんなの命は大切だから,ルールやマナーを守る,そんな生徒を育てていきたいと思います。保護者,地域の皆様,本校の生徒の自転車等のルールやマナーで気になったことがあれば,ぜひ遠慮なく,その場で声をかけていただいたり,学校へ御連絡をしていただいたりして,学校・保護者・地域がつながって,子どもたちを育てていきたいと考えております。

 なお,学区の危険箇所については,入学前の体験入学,新入生保護者会,学級でも説明をしておりますが,再度指導の徹底をしていきたいと思います。
<危険箇所の一部 説明>
 
<写真上>
今回地域の方から,栗小前のT字路を一時停止をせず通行する生徒がいるとご指摘いただきました。職員も立って指導し,交通ルールを守らせるようにしていきます。

 
<写真上>
岩部駐在所T字路ならびに畔蒜モータース十字路 ここでもきちんとルールを守って自転車走行できていない生徒がいるとご指摘を受けました。しばらく下校時には職員が立って自転車の乗り方について指導をしていきます。

 
<写真左>                    
岩部駐在所裏~辻味庵への小道は狭く急なため両方向自転車での通学禁止となっています。
<写真右>
栗源小学校から大乗寺バス停への道路は,狭く見通しが悪く急坂のため,両方向とも自転車での通学禁止となっています。

 
<写真左>
栗源中東門から畔蒜商店への道は,急坂のため,下りの自転車通行は禁止となっています。
<写真右>
ゆうげん坂 急な坂道のため自転車の通行は禁止です。

中華のシェフ登場!

 桜ヶ丘では、今日がさくらタイム(2,3年総合の時間の一部)の5回目。
文化祭に向けての創作活動が5つのコースで順調に進んでいます。
 さて、今日は調理コースに『プロの技を学ぶ 中華の王道』と題して、プロの中華料理のシェフをゲストとしてお呼びしました。本日お越しいただいたシェフは、本校のPTA副会長でもある三浦さんです。PTA活動でいつもおみえになる雰囲気とまた違い、コック帽に白い白衣姿は、『ザ・シェフ!』 生徒の第一声は「かっこいいー!」でした。
 そして三浦シェフの粋な計らいで、調理コースメンバーにコック帽をいただき、まずは形から入っていき、いざ中華の王道へ!

 
 本日のメニューは3品
①シュウマイ
②あんかけかに玉(天津飯)
③にくみそレタス巻き
 
会場は調理室。三浦シェフを囲んで記念写真
 
レシピをもとにシェフから説明をうけ,正確に分量を計ります。
  
シュウマイの具としてたまねぎをみじん切り,そしてシュウマイのあんをこねていきます
 
「シュウマイのあんを皮でこんな風に包んでね」と教わり、早速シェフの下、みんなでやってTRY!
 
みんな器用にシュウマイのあんを皮でつつんでいきました! すごい!
 
蒸し器で、湯気が出てから12,3分ほど蒸します。
 
 
できたてのシュウマイはなによりもおいしい!


 直接プロのシェフに手ほどきしていただきながら、栗中生は手際よくどんどん調理し、プロの味を自分達でつくって味わうひと時となりました。
 また、家庭に帰ってすぐ使えるように、家庭の台所にある食材、調味料で簡単に作れる技を聞くことができました。

秋風かおる季節となりました!

 ここ数日、めっきり秋めいてきました。かぜはひいていませんか?
 登下校では、生徒はジャージの上を羽織るようになりました。心地よい秋風が吹いています。日中は応援練習の声から、合唱コンクールの練習の歌声と変わっています。今日は3年生が音楽の時間にパート別に、「星の世界」を練習していました。廊下に響きわたる歌声は、教会で賛美歌をきいているようです。透き通るような歌声を聞くと、心が洗われます。日が暮れて夜になると桜ヶ丘では、鈴虫の合唱がはじまります。日本人にとってあの鈴虫の音は秋の風物詩と感じますが、外国人にとっては単なる騒音と聞こえるようです。
 
 
では「日本人」とひとくくりをしていますが、お隣の人、クラスの子どもたちも、同じように「いい音だね」とか「もう秋だね」と感じるのでしょうか? みなさんはどうですか?案外その『感覚』も人それぞれなのかもしれません。受けとめ方、感じ方、あるいは感性というものは、みな違いますもんね。だから私たちは、人とかかわり、話すことが大切なのかもしれません。

学校園は今

 栗源中学校では,毎年学校園で地元くりもと名産の「さつまいも」を全校で育てています。
 今年は5月18日(金)に農業委員会から苗を1400本いただき,14畝(うね)に100本ずつ作付けしました。昨年に引き続き品種は『紅はるか』。スィートポテトのような,ねっとり系の甘~いおいもです。
 運動会後の懇親会ではさつまいも生産者の保護者の方から,詳しくさつまいもの育て方,除草の仕方,収穫のためのつる刈りなどのお話を聞かせていただくことができました。学校・保護者・地域がつながって取り組むことの大切さ,そしてなにより「さつまいも」が好き!「栗源」が好き!という一体感を味わうことができて,心があったかくなりました。
 さて学校園の今,写真を撮ってみました。
 
 夏休みに草抜きをしたり,周りの草を刈ったりしながら,実りの秋を待っています。今年の学校園収穫作業は10月5日(金)。その後お昼には,焼きいもにして全校で,紅はるかの出来具合を楽しむ予定です。

 実は「紅はるか」,とれたてよりしばらく常温でねかせておくと,ずっと甘みが増すそうです。今年も,その甘ーく熟成した「紅はるか」を焼きいもにして栗源ふるさといも祭で販売いたします。期日は11月18日(日),会場は栗源運動広場です。この時期『紅はるか』を楽しめるのは少ないようです。ぜひ栗源中学校のブースにお立ち寄りいただき,その味を,皆さん自身で確かめてみませんか? 素直で元気な栗中生とともにお待ちしております。

運動会を終えて

 昨日は本校の運動会にたくさんの皆様にお越しいただきありがとうございました。やや強めの西風が吹く中でしたが,無事に全競技を終えることができました。お持ち込みの簡易テントやタープは大丈夫だったでしょうか?
 さて一夜明けた桜ヶ丘は,昨日の風が嘘だったような,おだやかでひっそりとしています。

 運動会前に東門付近の草を刈っていたところ,かわいらしく群生している野草をみつけました。刈り取ってしまうのがかわいそうで刈り残しておきました。今朝来て,見てみると日を浴びてピンクの可憐な姿を見せていたので1枚撮ってみました。

 ネットで調べてみると,『ツルボ』という名前のユリ科の多年草です。夏の終わりから秋にかけて見られるようです。花言葉は『誰よりも強い味方』。群れ咲く花穂がそんな花言葉を生んだのかもしれません。
 校舎では,男子ソフトテニス部が顧問の先生と,昨日の運動会用具の片付けの続きをしてくれていました。運動会後には全校生徒・職員・PTA役員の皆さんの協力の下,片付けを行いましたが,こまかな整理など,人の眼があまり見えない部分で,運動会を支えてくれている人がいると,改めて思いました。誰よりも強い味方が,ここにもいます。