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2019年1月の記事一覧

桜ヶ丘 一期一会の演奏会

 1月24日(木)栗源小学校・栗源中学校の児童生徒による歌声集会のあと,芸術鑑賞会が開かれました。演奏者は,ヴァイオリニストの花村恵理香さん,ピアニストの松岡美絵さん
 この日のために,東京からかけつけていただきました。会場の外はいつになく冬空で強風が吹き荒れる中でしたが,ホール内は,時間の流れを忘れさせる,ゆったりと心地よい音楽に包まれました。
 
 
 『音楽』 音を楽しむ。 中1では「楽器を演奏する」は英語で,play the 楽器 と学びます。そういえば,「play」には楽器を弾く以外に,遊ぶ,楽しむという意味があったことを思い出しました。
 プログラムは2部構成 前半 4曲 後半 4曲
<前半>
1 クライスラー 愛の喜び
2 ショパン 子犬のワルツ
3 日本の四季メドレー (花,浜辺の歌,里の秋,雪)
4 ヴィヴァルディ 四季から冬 第2楽章 
<後半>
1 エルガー 愛の挨拶
2 レット・イット・ゴー
3 モンティ チャルダッシュ
4 ふるさと
<アンコール> 
サンサーンス 白鳥

 演奏会案内チラシ
H30年度芸術鑑賞会.pdf
H30年度芸術鑑賞会チラシ(裏).pdf
 当日配付プログラム
1月24日プログラム.pdf

<生徒の感想>
 出演者の花村さんが帰られるときに「みなさん,とても静かにお聴きになっていました。」と話されていました。ですが生徒の感想を読むと,心の中は,音楽がとてもアクティブに響いていたのかもしれません。一人ひとりがお気に入りの曲に出会えたようです。
 
 ここで感想を一部紹介します。
〇僕は人生で初めて生演奏を聴きました。知っている曲やなんとなく聞いたことがある曲などがありました。ピアノの演奏はすごくテンポが速く演奏するところやゆっくり演奏するところがすごくきれいで気持ちが乗りやすかったです。自分的にはエルガーが一番きれいだと思いました。今日はお忙しい中来てくださりありがとうございました。
〇「浜辺の歌」を聞いて,私が吹奏楽部でホルンを吹いていて,地域の発表会でソロ演奏をしたので,思い出がよみがえり,なつかしいなと感じました。お二人は表現力がとても良かったので,私も表現力をみがいていきたいと思いました。
〇花村さんは左手の動きがはやくすごいと思った。松岡さんはふるさとの前に演奏していただいたモンティのバイオリンがメインのときのタランタランを繰り返すところがしなやかで美しかったです。
〇寒い中お越し下さりありがとうございました。私は生で聴くのが初めてだったので,どんな感じなのかワクワクしていました。校歌も演奏して下さり,こんなに豪華な校歌はないと思います。なので一生忘れません。
〇特に「雪」という曲が小さい頃に歌ったときはリズミカルで元気な歌というイメージがありました。しかし今回の「雪」はピアノとバイオリンのハーモニーがきれいで元気な歌というよりかは落ち着いていて流れるような歌に感じました。また小学校と中学校の校歌も演奏してくださったときに普段歌っている校歌とは全然違っていつもより丁寧に歌うことができました。本当にありがとうございました。

 当日は学校評議員様、保護者,地域の方々をはじめ遠方からも演奏会を聞きに来ていただきました。その中には,栗源町当時の教育委員会,役場職員のみなさま,元本校の校長先生,用務員の方,旧体育館を取り壊すときにお別れコンサートにいらしたみなさんもご来場いただきました。ありがとうございました。一期一会の鑑賞会。ですが、きっと音楽の世界につながるひとときだったと願っております。

 今回の演奏会は栗源在住の本校の学校支援ボランティアの方と昨年5月から企画を練りはじめ,本日開催の運びとなりました。この8ヶ月間,また当日のもろもろのマネジメント,気配り,心配りにもこの場をお借りしまして感謝いたします。

 また調律は青梅から早朝はるばるお越しいただき,8時30分すぎから入念に行っていただきました。歌声集会,芸術鑑賞会それぞれのピアノの位置,体育館という巨大な空間での響き,空調,前半プロの歌声集会の際では児童のイスの高さ調整など,こまかなところまで配慮していただきました。演奏会を支えるプロの仕事を間近に感じることができました。ありがとうございました。
 
 なお,会場は午前中から暖房をかけたのですが,ストーブ,ジェットヒーターだけではなかなかあたたかくできず,演奏者の方には大変寒い中での演奏になってしまいました。ぜひあたたかく緑あふれる桜ヶ丘のときに再演をぜひお願いします。