文字
背景
行間
学校から
明日は3月11日です。 3月10日(金)
あの日から12年が経ちます。
東日本大震災は2011(平成23)年3月11日午後2時46分に発生した大地震です。地震の被害と津波の被害、そして福島第1原子力発電所の事故による被害がありました。
千葉県では、地元香取市も被災地です。香取市役所横の十間川の周辺地域は、液状化をはじめ大きな被害を受けました。小見川の新開町周辺もそうです。旭市をはじめとする九十九里沿岸部でも津波の被害がありました。旭市では、死者・行方不明者が出ています。浦安市も液状化の影響が大きく報道されていました。県北西部では、風向きの影響で、福島原発からの放射線量の値が高く、「除染」「ベクレル」「シーベルト」という聞きなれない言葉が、毎日ニュースで流れました。報道されない多くの場所でも、様々な被害があり、つらい環境での生活を強いられた時期がありました。断水や停電が続き、食事は何とかなっても、洗濯や入浴はままならない地域もありました。
また、香取市と川を挟んだ反対側の茨城県潮来市日の出地区も大変な被害を受けた地域でした。しかし、大きな被災地として目を向けられたのは、震災後しばらくたってからでした。そこに住んでいた元同僚の先生は、「家が傾いているので、生活していると気持ちが悪くなってくる」と言っていたのを思い出します。ずいぶん長い間、工事が始まらずに大変だったそうです。鹿島港にも津波がやってきました。神栖市の国道沿いもひどいものでした。
「天災は忘れたころにやってくる」と言ったのは、物理学者で防災学者の寺田寅彦(てらだとらひこ 1878~1935)氏です。未曾有(みぞう)の災害として、「こんなことが現実に起こるものなのか」と思わされたのが、この東日本大震災でした。本当に忘れたころにやってくるんだなぁ、と。ただ、80歳や90歳を超えた方が、「今まで生きてきてこんなことは初めてだ」と多くの方が口にされていたのを聞いて、天災の怖さを思い知らされました。
今年の6年生は、ちょうど0歳の時の出来事なので、記憶にはないと思いますが、遠い記憶の中で体験しているはずです(まだ生まれていない子もいますが、お母さんのおなかの中で体験しているかもしれません)。5年生以下は、生まれる前の出来事になってしまいます。
一昨年の3月11日には、校庭で集会を開き、東日本大震災について話しました。津波は最も高いところで40mという記録が残っていますが、海岸から平地を襲った高さはだいたい10m前後の高さということでした。ちょうど校舎の高さが同じくらいの高さだよと話した時の、子供たちの驚いた表情ははっきりと覚えています。その後、2時46分に犠牲者のご冥福を祈り、全校で黙とうを捧げました。
昨年は、給食時に校内放送で話しました。短縮日課で、2時46分にはお家に帰っているので、お家で黙とうをしてくださいと話しました。確か、帰る前に各学級で黙とうの練習をしたと思います。
今年は土曜日ですので、今日の帰りに各学級で担任の先生からお話があると思います。明日は、各家庭で黙とうを捧げられるのではないかと思います。
私は、昨夏に、宮城県の被災地を2か所訪問しました。宮城県の山元町立中浜小学校と、石巻市立大川小学校です。2つの学校はすでに閉校してありませんが、建物が震災遺構として公開されています。
中浜小学校は、海岸から400mという立地にありながら、地震発生後10分で押し寄せた津波の被害から逃れ、1人の犠牲者も出さなかった奇跡の学校と言われています。対する大川小学校は、河口から約4キロ上流の北上川沿いにあり、地震発生から51分後に津波が到達したのですが、児童74名、教職員10名が犠牲となりました。この地区全体では418名が犠牲となったそうです。
中浜小学校では、校長が、近くの中学校に逃げるのでは途中で津波に飲み込まれてしまうと判断し、倉庫として使っていた屋上の屋根裏部屋に、近所の住民も含め、全員を避難させました。本当にぎりぎりまで水が押し寄せたそうですが、結果として、なんとか助かったと語り部(かたりべ)の方から伺いました。本当にぎりぎりだったそうです。様々な奇跡が重なった結果だとおっしゃっていました。
一方、大川小学校では、近くにある堤防の上の高台を目指して移動しているときに、川と陸の2方向から押し寄せ裏山にぶつかって大渦となった津波に飲み込まれ、多くの犠牲者を出したとのことでした。当日校長は不在だったと報道では伝えています。
一概に比較はできません。当事者しか知りえない様々な事情があったはずです。
現場に立ち、その時のことを想像しました。「もし自分だったらどう判断するだろうか」と思いを巡らせました。胸が締め付けられるような苦しさを感じたのを覚えています。
あれから12年が経ちますが、福島の帰宅困難者や、岩手・宮城で仮設住宅を出ても行き場のない方の存在は続いていると聞きます。一瞬で人生が一変してしまう理不尽(りふじん)さは、当事者でなければわからない苦しみでしょう。
明日は、2時46分に黙とうを捧げ、犠牲者の御冥福をお祈りしたいと思います。 (文責 海寳)
※中浜小と大川小のパンフレットについて、本HPに掲載することの許可は得ています。
今日は「啓蟄(けいちつ)」 3月6日(月)
今日は二十四節気の啓蟄(けいちつ)です。冬ごもりしていた虫たちが活動を始める時期です。次の二十四節気は、3月21日の「春分」です。この頃になるとかなり暖かくなります。ちょうど春彼岸(はるひがん)の時期です。「暑さ寒さも彼岸まで」とよく言いますが、最近は温暖化の影響からか季節が変わってきて、必ずしもこれには当てはまらい、ということもあります。しかし、慣用句的に「厳しさがあっても、時期が来ればかならずゆるんできて乗り越えられるときがくる」という使い方もされます。
6年生は春分のころにはすでに卒業していません。中学校の入学式が待ち遠しいころですね。一番ゆっくりできるころかもしれません。5年生は最上級生となります。5年生、よろしくおねがいしますね。
職員玄関の水盤には、麦が生けてありました。ずいぶん久しぶりに麦を見た気がします。
「青麦(あおむぎ)」というのだそうです。ひとあし早い新緑ですね。
麦は、初夏には穂が実り、黄金色に染まります。5月下旬から6月初旬ごろです。この頃を「麦秋(ばくしゅう)」と言い、俳句では初夏の季語になっています。秋と書くのに初夏なんてまぎらわしいすね。いや、ですね。「小春日和(こはるびより)」が11月から12月初め頃を言うのとちょっと似ている感じがします。春なのに秋から初冬なんです。
植物によっても、その性質はほんとうにいろいろです。季節感を表す言葉もいろいろです。おもしろいですね。 (文責 海寳)
第2回学校評議員会を開催しました。 3月3日(金)
学年末PTAに合わせて、第2回学校評議員会議を開催しました。
最初に、授業の様子や教育環境を見学していただきました。その後、図書室を会場に会議を行い、学校運営や児童の授業風景などについてご意見をいただきました。
学校評議員の方からは、次のようなご意見をいただきました。
・保護者による学校評価の結果を見ると、ほとんどの項目で高い評価を得ていることはすばらしい。逆に、マイナスの評価をしている方の意見が気になる。
・授業では、担任の先生の、児童の考えを引き出すような授業構成が良かった。
・学校評価に悪い評価がほとんどない。子供たちも皆楽しそうに活動している。
・開かれた学校づくりを継続していることに感謝している。今後も引き続きお願いしたい。
・スクールバスは、安全という面からみれば安心だが、登下校による体力の低下=運動不足が気持ち面へのマイナスの影響が出ないか心配されるところである。
・コロナによる制限が緩和され、以前のような姿に戻りつつあることは喜ばしい限りである。
・児童の授業中の姿勢の良さが印象に残った。正しい学習は正しい姿勢からとよくいわれるので、今後も継続してほしい。
・学習面について、放課後に補習を工夫してくれているのはありがたい。今後もぜひお願いしたい。
様々な視点からの貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。学校運営に反映させていきたいと思います。
また、6名中5名の評議員の方が今回で退任となります。長い間ご協力くださり本当にありがとうございました。毎回貴重なご意見をいただき、学校運営する上でとても参考になりました。今後も、地域の声を届けてくださると助かります。 (文責 海寳)
学校における今後の新型コロナウイルス感染防止対策について 3月1日(水)
国の新型コロナウイルス感染症対策本部において、マスク着用の考え方の見直し等が決定されたことを踏まえ、千葉県でも、3月13日以降はマスクの着用については個人の判断にゆだねる、としています。
ただし、学校においては卒業式を除き4月1日からの取組とすることになっています。3月いっぱいは、これまでと同様の感染症対策を実施することになります。
卒業式については、
①児童生徒及び教職員は、マスクを外すことを基本とする。
②来賓・保護者はマスク着用とする。座席間の距離は、触れ合わない程度とする。
③壇上でのあいさつ等はマスクを外してよい。(一定の距離が保たれるため)
④証書の授与時は、児童・校長等ともにマスクを外してよい。(距離は近いけれども声は発しないので)
⑤歌唱や呼びかけ時は、マスクを着用するかまたは一定の距離を保つなど、一定の感染症対策を講じる。
マスクの着脱については、外すことを強制するものではありません。健康上の理由など、様々な事情によりマスクを着用する希望があれば着用してかまいません。その場合、子供たちの中で、差別やいじめの原因とならないように、学校では適切に指導しますのでご安心ください。ご家庭でも一言触れていただければと思います。 (文責 海寳)
今日から3月です。 3月1日(水)
今日から3月です。早いもので、令和4年度もあと1か月となりました。
校内環境も、桃の節句に合わせたものが見られ、季節感を演出しています。
3月の異名は「弥生(やよい)」です。たしか昨年も書きましたが、「草木弥生月(くさきいやおいづき)」からきているとありました。「いやおい」とはますます生い茂るという意味ですね。冬を越えて暖かさが増し、草木も一斉に芽吹く時期ということでしょう。虫が冬眠から目覚め活動を始めるころを表す二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」は3月6日です。
3月は卒業式があります。19名の卒業生が巣立っていきます。6年生は卒業の日に向けて様々な準備を始めています。
今日は6年生を送る会を実施しました。わらびが丘小が開校して初めて、全校児童が一堂に会した送る会になりました。各学年の出し物は、6年生に対する感謝の気持ちがよくわかるとても良い発表でした。詳細は別記します。
先日、職員の打ち合わせでこんな話をしました。「3月には6年生を送る会と卒業式があります。『会』と『式』の違いって知っていますか? 近くの先生と伝えあってください」と。
「え~っ⁉」
「なんだろう?」
「厳粛だからかな?」
「そういわれると難しいね」
「う~ん、わからない」
児童の気持ちになりましたか? 考えることと交流することって難しいですよね。
実は、私もはっきりとは知らなかったので、こっそり調べてから、あたかも知っていたかのように話しました。
「『会』は『お披露目』であり、『式』は『節目』です」
「竹は、節があることによって、しなやかさと強さを持ち合わせています。人生にも、節目があることで、気持ちを新たにすることができます。そして、より強く生きようと決心します。そのような意味で『式』は大切です。子供たちには、式に臨む心構えをしっかりと伝えてください」
「将来、成人式や結婚式、お葬式など、人生の節目節目で様々な『式』に出会います。どのような気持ちで、どのような態度で臨めばいいのか、小学校時代にきちんと教えることは大切です。ぜひよろしくお願いします」
先生方は、皆、真剣に耳を傾けていました。その後、子供たちにもきちんと話してくれたことと思います。
令和4年度の締めくくりとして、残りの1か月を充実したものにしてほしいと思います。
わらびが丘マイスターのK先生は、また図書室前の掲示物をリニューアルさせていました。春らしい明るい色合いを背景にしているのは「7ひきの子やぎ」です。こわいオオカミがやってきて、家の中のいたるところに隠れています。7ひきの子やぎを見つけることはできるかな? いつも楽しい掲示物をありがとうございます。 (文責 海寳)
イグレット乗馬倶楽部様とコラボへ。 2月24日(金)
本日、学区内にある「イグレット乗馬倶楽部」代表の沼田様と、スタッフの渕上様が本校にお出でになりました。先日、沼田様が一度お見えになり、「わらびが丘小学校の児童のために、何かできることはありませんか」との申し出を受けました。本校としては願ったり叶ったりで、「是非よろしくお願いします!」と即答です。生活科や、理科・社会、さらにキャリア教育につなげることもできます。
昨年今年と、生活科「わたしの町 はっけん」の一環として、2年生の児童がイグレット乗馬倶楽部に伺いました。学区に牧場は複数あるのですが、これまであまり関わりを持てずにいたのです。しかし、児童の訪問を申し込んだところ快く受け入れてくださり、子供たちも大喜びで訪問しました。そこで御縁がつながり、今回の運びとなったのです。
沼田様と一緒に来られた渕上様は、現在も指導者として大学に所属し、アニマルセラピーを専門に研究されていると伺いました。馬と人間の関わりが、心の在り方にどのような良い影響を与えるかを研究されています。馬との関わりによって得られる様々な良さを伝えていければとおっしゃっていました。そのために、体験学習の前に事前学習としてレクチャーしてくださるとのことです。さまざまな活動や行動には必ず意味があります。それを知らずに触れ合うだけでは学習になりません。レクチャーを聞くことで、そこに意味が生まれてきます。充実した貴重な体験になるはずです。
また、代表の沼田様は、競走馬を引退した馬の最後の余生の過ごし方に目を留め、「NPO法人引退馬協会」を立ち上げ、その代表も務めていらっしゃいます。引退した競走馬の扱いに心を痛めていたと聞きました。一部の活躍した有名馬を除いては、その後はあまり知られていません。「役に立たない」というレッテルを貼られ、その扱いも言葉では言えないほどとおっしゃっていました。そこで、第二の人生(馬生?)を送れるよう、人との触れ合いで、双方に幸福感をもたらせてくれるはずと考えてこの活動を始められたそうです。そのようなこともお話いただけたら、子供たちの馬を見つめるまなざしや興味・関心の方向も変わってくると思います。
イグレット乗馬倶楽部様とのコラボレーションは、できればすぐに実行したいと考え、来年度の年間計画への位置づけを検討しています。地域とのつながりを、今後も、もっともっと増やしていこうと考えています。
沼田様、渕上様、そしてイグレット乗馬倶楽部の皆様、今後ともどうぞよろしくお願いします。 (文責 海寳)
ぽかぽか大作戦 2月22日(水)
2月の保健目標は「心のけんこうについて考えよう」です。保健室の掲示板には、「ぽかぽか言葉をお届けします」とぽかぽか言葉を配達するポカポカ便が登場しました。
言われてうれしい言葉=ぽかぽか言葉をみんなで使って、お互いに気持ちよく毎日を過ごせるといいですね。 (文責 海寳)
ピカピカ大作戦 2月22日(水)
1月31日から、SSS(スクールサポートスタッフ)として本校に来てくださっているIさん。きびきびと仕事をこなし、天候に応じて窓掃除や床磨き、掲示物づくりや事務作業の手助けなど様々な業務をこなします。その手際の良さと黙々と仕事に励む姿は、子供たちへの良いお手本となっています。近くを通りかかった子供たちも「ありがとうございま~す」と元気良くお礼を言えます。
今日は、階段の踊り場に残る上履きの跡(黒くこすれた汚れ)を何度もこすって落としています。この汚れはかなりしつこくて、なかなか落ちません。子供の力だと歯が立たないのです。SSSのIさんはさすがです。根気強くこすってみるみるうちにきれいになっていきます。Iさん、ありがとうございます。とても助かります。 (文責 海寳)
イン ターネットの便利さにひそむ危険 2月3日(金)
昨日、市の会議に参加してきました。そこでの「インターネットの適正利用について」という講演がとてもためになったので、内容をお知らせします。講師は、千葉県庁の県民生活課の方です。
まずは、「〇iktok」という」短い動画をシェアできるスマホ向けアプリについてお話がありました。そこでは「投げ銭」と称して、お金のやり取りが発生する仕組みがあることを紹介していました。お金が発生するということは、そこから様々な問題に発展する危険があるということです。これは、かなりの小中学生が視聴しているアプリです。中にはライブ配信している小中学生もいるとのことです。
オンラインゲームでも「ボイスチャット」による犯罪被害が増えているということもわかりました。
また、「バイトテロ」と題して、バイト先の飲食店での悪ふざけをSNSにアップして大炎上した事例も紹介されました。
ちょうど今、有名な回転ずしチェーン店での行いがSNSでアップされたことが瞬く間に拡散され、たいへんな問題になっています。
講演会では、九州地方のある焼き肉チェーン店でのバイトテロ動画から、これがどのような問題に発展するかを説明していました。
①個人情報の拡散(顔写真、住所、家族の情報など)→クレームが直接自宅にくる
②想像を超える賠償額(数億円単位になる恐れも)→自己破産しても免れない可能性
③個人情報が拡散されたことによる影響(就職活動で面接に行った会社でも、顔や事件を把握しているので、就職できない可能性など)→働いて給料をもらうことができない
現在問題になっている回転ずしチェーンでも、「株価が〇〇〇億円近く下落した」というニュースもあります。風評被害による客離れや、全店舗の膨大な数のしょうゆなどの備品の交換や消毒作業による逸失利益の賠償も含めると想像すらつきません。これらも、SNSで面白がってアップしたことが、本人たちの想像を超えて、大変な社会問題になってしまったという、SNSの影響力の大きさを表していると言えます。
さらに、友達同士の何気ない会話や写真を気軽にSNSにアップしたことから、家や学校・塾が特定されたり、しつこく付きまとうストーカーまがいの輩(やから)が近づいてきたりする危険も紹介されました。一度アップした写真は、半永久的に拡散され続けることも説明されました。
現代社会では大変便利に使っているスマートフォンなどのデジタル機器は、使い方を誤れば、一生を棒に振るどころか、命の危険にもさらされる凶器にもなり得ることを実感しました。 (文責 海寳)
※詳しい動画は、内閣府や法務省のホームページから視聴できます。
※性犯罪被害については、千葉県警察本部よくし隊「あおぼーし」を検索してみてください。
※「ペアレンタルコントロール」というフィルタリングも有効であると紹介されました。(ペアレント=親 「親による管理」という意味ですね)
明日は節分。明後日は立春です。 2月2日(木)
明日は節分です。立春の前日です。昨日今日は風がとても強く、「もう春一番か」とも思ったのですが、「確か春一番には定義があったな」と思い返し調べてみると案の定(あんのじょう)でした。
(以下引用)
1 立春から春分までの間で、
2 日本海に低気圧があり、
3 関東地方における最大風速が、おおむね風力5(風速8メートル)以上の南寄りの風が吹いていて、昇温した場合。
定義には当てはまらない部分もあるので、春一番ではなかったようです。今日も風が強いですね。換気のために窓を開けていると、細かな砂が教室に大量に入り込んできます。とてもやっかいなので、窓を閉めるしかありません。廊下側の窓を開けて換気しています。
明日の節分に向けて、今夜は豆を炒り、神棚に上げておかなければなりません。恵方巻は検討します。今年の恵方は南南東だそうです。
ちなみに、「豆を炒る(まめをいる)」は「魔目を射る(まめをいる)」からきているとありました。魔目とは鬼の目でしょうか。なるほど、語呂合わせ(ごろあわせ)だったんですね。納得です。
もう春がやってきます。 (文責 海寳)
寒い朝でした。 1月25日(水)
今朝6時過ぎに学校に到着すると、外気温は氷点下4.5度をさしていました。普段は40分ほどで到着する学校への道のりも、スリップしないように注意深く走ったので約1時間ほどかかりました。7時前には氷点下5度になり、久しぶりに肌を刺すような痛みを感じる寒さとなりました。
6時過ぎにバスの運転手さんと今日の運行について検討し、安全面を考慮して、朝は運行しないことを決定しました。御家庭の送迎について、御協力ありがとうございました。
午後0時の段階で、職員2名が福田地区と神南地区に分かれ、バスルートの確認をしてきました。途中、何か所か凍っている場所があったものの、バスの運行には支障がないものと判断し、下校時はスクールバスを運行することにしました。昨日に引き続き、放課後の補充学習がありますので、下学年以外は通常より30分遅い時間となりますので御了承ください。 (文責 海寳) ※上の写真は、融雪剤(塩カル)を豪快にまくS先生です。
今日は大寒です。 1月20日(金)
今日は二十四節気(にじゅうしせっき)の大寒(だいかん)です。大寒から節分までの15日間を「大寒期」と呼び、1年で最も寒い時期と言われています。天気予報によると、来週は最低気温が氷点下の日が続き、とくに25日の水曜日はマイナス7度の予報が出ています。雪にはならないようですが、寒さ対策が必要でしょう。
今朝の千葉日報のコラム「忙人寸語」には、大寒について次のように載っていました。(以下引用)「大寒とは、正月の祝い納めをする節目の日。『ハレ(非日常)』を終えた後の振る舞いも日常を取り戻すためには肝要だ」
民俗学者の柳田國男(やなぎたくにお)氏によれば、「ハレ(晴れ)」は儀礼や祭り、年中行事などの「非日常」をいい、「ケ」は普段の生活である「日常」を表しているとのことです。
「令和」の年号を考案したといわれる、万葉集研究で有名な国文学者の中西進(なかにしすすむ)氏によると、「ケが日常で、ハレが『晴れがましいとき』である非日常をさす」と言っています。「晴れ着(はれぎ)」「晴れの舞台」などがわかりやすい例だと思います。
今日で祝い納めをし、明日から始まる日常をどう過ごしていくかという問題提起をしているようです。
6年生は、卒業の準備がはじまります。5年生以下は、6年生を送り出し新入生を迎え入れる準備をしなければなりません。「ハレ」の日が、またすぐにやってくるわけです。1年のまとめの時期でもありますので、気を引き締めていきましょうね。 (文責 海寳)
中西先生は「令和」という元号について、「『令』という字には、きちんと整った美しさ、麗しい(うるわしい)という意味がある」と言っています。『律令(りつりょう)』の令、『令嬢、令夫人、令息』の令などを考えてみればわかりやすいですね。令和を逆にすれば『和令(われい)』で、『やまとうるわし』と読めることも中西先生は言っていました。「令」という字は元号では初めて使われた字だそうです。「和」は20回ほど使われている字で、その二つを組み合わせれば違和感はないだろうともある講演会でおっしゃっていました。
お笑いタレントのカズレーザーさんは、本名が和令(かずのり)だそうで、令和という元号にはどこか親近感がわくとテレビで言っていたのを聞いたことがあります。また、仮面ライダーV3に出てくる怪人カニレーザーにヒントを得てカズレーザーだということもあるテレビ番組で話していました。本名の読み方を変えれば「カズレイ」だからでしょう。ぜんぜん関係ありませんね、失礼しました。
ちなみに、私は大学時代に中西先生から万葉集を教わりました。ですから令和という元号にはどこか親近感がわいてきます。これもぜんぜん関係ありませんね。失礼しました。
リサイクル活動への御協力ありがとうございました。 1月14日(土)
心配された天気もなんとかもち、予定通りに第2回リサイクル活動を実施することができました。PTA本部役員および環境安全部員の皆様、そして回収・運搬を行ってくださいました役員の皆様、物品を提供してくださいました地域の皆様、本当にありがとうございました。おかげさまで、多くのリサイクル品が集まりました。前回以上の量があったかもしれません。結果が楽しみです。子供たちの教育活動に有効に使わせていただきます。
アルミ缶も相当数集まりました。これから数えてみますが、なんとか足りていることを祈ります。たくさんの方の御協力、本当にありがとうございました。
なお、ビンについては、これまで「ビールビンのみ」としてきましたが、次回から「一升ビンも可」となりますのでお知らせいたします。 (文責 海寳)
明日のリサイクル活動について 1月13日(金)
明日のリサイクル活動は、予定通り実施します。
現在の天気予報によると、お昼近くにやや雨模様の予報があるものの、午前中は曇りの予報です。
明日の朝に天気が急変した場合にのみ、7時に、メールおよびホームページでの連絡をします。連絡がない場合には実施するという判断でお願いします。
「学校を核とした県内1000か所ミニ集会」教育講演会 感想紹介 part2 1月11日(水)
12月9日(金)に行われた「学校を核とした県内1000か所ミニ集会」での村上先生の講演会に参加された方々より感想紹介のpart2をお届けします。
☆とても楽しくお話を聴くことができました。子供とのかかわりは難しく、子供の顔色をうかがうこともあります。家のこと、仕事のことと忙しくて思い通りにいかなく、心のコントロールがききません。6秒ももちませんが、全て自分の都合であって、子供は子供、その通りだと思いました。自分の都合で振り回していたことに気が付きました。心配で手を出しすぎる、口出しをしすぎることもあります。可能性をつぶす事はしたくないので、まずは自分が変わらなければと思いました。
☆この度は、なかなか聴くことのできない村上先生のお話が聴ける機会をつくってくださり、ありがとうございました。楽しく、心をひきつける言葉の中から自分の人生を見つめ直すことができました。身の回りの人に支えられていること、我が子に対しても縛りすぎないよう、心に寄り添えるようにこれからは関わっていきたいなと深く思いました。
☆お話を聞いて一番思ったことは、子供との時間を大切にしようと思ったことです。毎日ばたばたで、あっという間に一日が終わってしまいます。もう少し、子供との時間を増やしてあげたいなと思いました。
☆「面倒」や「面白い」といった言葉に対する心の現れ方について、なるほどと思い、面白かったです。今後の子供との接し方や顔を見て何を考えているかを知る良いきっかけになりました。
私事ですが、大晦日から新年の年明けを、村上先生が住職をされている潮音寺にて過ごさせていただきました。
境内一面に、ろうそくが灯されていて幻想的な年明けを迎えることができました。 (文責 土井)
先日の成人の日に、夕方のニュースで潮来市の様子が紹介され、潮音寺で行った成人を祝うイベントに村上住職がしっかりと映っていましたね。スタジオにいたコメンテーターの直木賞作家は、「あの住職、たぶんぼくの知ってる人で、後輩だと思います」と言ってました。そうなんですね。知りませんでした。
あと2800本欲しい!~リサイクル活動~ 1月5日(木)
わらびが丘小学校は開校してから3年間、アルミ缶リサイクル活動に取り組んできました。アルミ缶リサイクル活動では、缶を潰し、箱詰めをして、東北地方の会社に送ることで、収集したアルミ缶を換金することができます。
車いす1台分と交換するには、重さで言えば約800kg、空き缶の数で言えば、約32,000~36,000個必要になります。ひたすら潰して詰めて、潰して詰めて…。車いすと交換できるまで、残すところ2800本程度になりました!!!わたしたちが卒業するまでになんとか福祉施設に車いすを届けたいのです。
1月14日にはわらびが丘小学校のリサイクル活動があります。その際は、アルミ缶の回収も行っています。
アルミ缶を回収するにあたって協力していただきたいこと
・アルミ缶以外のものは入れないでください。(×ビン・スチール缶等)
・缶の中に煙草・ゴミ等を入れないでください。
・缶の中身を空にして、洗って乾かしてからリサイクルに出してください。
・下のように、縦方向に缶をつぶさないようにしてください。
ご協力よろしくお願いします。(文責 大澤)
第2回リサイクル活動のお知らせ 1月5日(木)
来週の土曜日、1月14日に第2回リサイクル活動を行います。
地域および地元事業所の皆様には、毎回多くのリサイクル品をご提供いただきありがとうございます。おかげで、子供たちへの教育活動に有効に使わせていただいています。
PTA本部役員はじめ担当役員の方々にはご苦労をおかけします。よろしくお願いいたします。
なお、当日は8時30分から収集を開始しますが、地区によっては少し早い時間から動き出すところもあるかと思います。早めに物品を出していただけると助かります。
また、もし回収もれがありましたら、すぐにわらびが丘小まで連絡してもらえれば、すぐに回収に伺います。
小雨決行ですが、悪天候により延期する場合には、保護者メールおよび学校ホームページでお知らせしますので、ご近所の方にもお伝えいただければと思います。 (文責 海寳)
※回収品の中で、空き瓶については「ビール瓶のみ」としていますが、毎回清酒の一升瓶や焼酎の瓶等も入っています。ビール瓶以外は回収できませんので、各地区の定められた収集日に、ごみステーション等に出してください。
本年もどうぞよろしくお願いします。 1月4日(水)
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
令和5年となりました。今年の正月三が日は穏やかな好天が続き、皆様ゆっくりと過ごされたのではないかと推察します。
私は、暮れの大掃除が終わらずに、元旦から障子張りの続きをやり、2日にやっと終えることができました。一昨年の暮れからやっていたので足掛け3年かかりました。素人なのでYouTubeで貼り方を学びました。貼ったときはヨレヨレでも、霧吹きをして翌朝にはあら不思議、ピーンと張ってきれいになっているではありませんか。だいぶコツがつかめてきました。それにしても、張り替えた障子は、部屋を見違えるほど明るくしてくれます。
これに味をしめた私は、障子の枠や柱、鴨居、長押、果ては玄関や廊下の外側の木の部分、戸袋までアルカリ電解水で洗い、すっきりと若返りをさせてしまいました。このあと電動サンダーを購入して、部分的に表面を磨くことまで計画しています。
わらびが丘小学校は、4月にいよいよ開校4年目を迎えます。今年の干支は「卯(うさぎ)」です。大きくジャンプアップする年にしたいと思います。
私事ですが、私は年男で誕生日の3月に還暦を迎えます。よって3月31日には定年による退職となります。残り3か月を全力でやり切りたいと思います。4月からは新しい校長に引き継ぎたいと思います。
昨年まで「えがおであいさつ日本一」「たのしくべんきょう日本一」を目標とし掲げてきました。今年は、この二つの目標をさらに進めて「あいさつに心を込めて」と「『わからない』って楽しい~先生に『なぜなぜこうげき』をしかけよう!」を付け加えたいと思います。
わらびが丘小児童の皆さんには、明後日6日に元気な姿で会えることを楽しみにしています。
今年1年が、皆様にとって素晴らしい年になることを祈念いたします。 (文責 海寳)
今年も、地元の後輩が経営する門松工房「創志」の門松を玄関に飾っています。この工房は、昨年末もNHKのニュースで紹介されました。両〇国技館や靖〇神社はじめ某有名ホテルなどにも設置している今やメジャー工房です。わらびが丘小学校に福を呼び込んでくれるものと期待します。
職員研修 「SNSの不適切な使用」 12月22日(木)
昨日の県の教育委員会会議を受け、不祥事事故による懲戒処分事案が今朝の新聞に掲載されました。4件中3件が、スマートフォンのアプリケーションを利用した児童生徒との私的なやり取りによるものでした。
児童生徒とのSNS等によるやり取りは、管理職の許可を受けなければならず、基本的に禁止されています。なぜなら、私的なSNS等のやり取りが発端となって、これまで様々な事故が起きているからです。
学校では、児童生徒及びその保護者とのメールをやり取りする場合には、いつどのような目的で誰と行うのかを記録簿に記入しなければなりません。しかも、それは管理職に許可された場合のみです。
今日の職員研修では、今朝の新聞記事及び県教育長からの通知をもとに、SNS等を利用した、教職員と児童生徒及び保護者とのやり取りは絶対に行ってはならないこと、併せて自家用車への同乗も禁止であることを全員で再確認しました。 (文責 海寳)
「学校を核とした県内1000か所ミニ集会」教育講演会 感想が寄せられました 12月21日(水)
12月9日(金)に行われた「学校を核とした県内1000か所ミニ集会」での村上先生の講演会に参加された方々より感想をいただきました。定運先生のお話がとても心に響いたという内容が多く、素晴らしい内容だったので皆さんに紹介します。
☆今日のお話を聞いて、子どもに対してつい先回りして声かけをしてしまうことが多く、私自身も思い当たるところがありました。これからは、ぐっと我慢して子供を信じて見守ろうと思います。
☆お話を聞いて、子育てについて人生についても学びを得ることができました。特に「手放す」ということについては、つい子供に対して過保護になりがちで、先回りして話してしまうことが多いです。「親自身の中のしがらみを手放す」ことを意識して、子どもと接していきたいと思いました。
☆村上先生のお話を聞いて、始めは面白く夢中になって聞き入ってしまいました。お話を聞き、自分や子供、両親に置き換えて考えることができ、胸が熱くなりいろいろな感情がこみあげてきました。先生が話されたように、親自身が経験したことが全てではなく、それ以外のことも考えなければいけないと思いました。子供にも自分の経験にとらわれずに、周りの意見も受け入れられるような心を持てる人になってほしいと思いました。
☆とても面白く話に引き込まれてしまいました。親と子は違う人間です。親の思いはあるけれども自由に育てていきたいと感じました。またぜひ聞きたいです。
たくさんの方から感想をいただいています。順次紹介していきます。
先日もお伝えしましたが、毎月11日と第4土曜日には、茨城県潮来市日の出にある潮音寺に行くと村上先生のお話が聴くことができるそうです。ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。(文責 土井)