学校から

学校から

教育実習開始 5月18日(火)

 わらびが丘小学校としては初めての教育実習生を受け入れ、昨日から実習を始めています。

 まずは、朝の会の時間に全学級をまわって自己紹介しました。子供たちもお兄さんのような先生が来て興味津々です。

 「いっしょに遊んでくれるかなぁ…」

多くの子の目が期待でいっぱいです。

 Kさんは、平成23年度に旧福田小学校を卒業しました。現在、県内の大学4年生で、中学校では剣道部、高校ではバスケットボール部に所属していたスポーツマンです。小学校時代には、校内の陸上の記録を次々に塗り替えていったということです。マラソンでは、永遠に破られない校内記録保持者だそうです。

 主に6年担任のH先生のもとで実習を行います。来週の中盤までは、先生方の授業を参観して学び、来週後半からは授業実習を行います。4週間という短い期間ですが、子供の良さを見取るポイントや先生方の指導技術やスキルを学んでください。

 将来は地元に戻ってきて、子供たちに好かれる立派な先生をめざしてほしいと思います。子供たちにとっても、夢を叶えようとしている地元の先輩の姿を間近に見られることは、まさに生きたキャリア教育です。K先生、子供たちのよいお手本としても、ぜひ頑張ってください。 (文責 海寳)

職員研修その② 「コーチングアンガーマネージメント」 5月14日(木)

 職員研修の第2部は、不祥事防止研修です。千葉県総合教育センターの動画を視聴しての研修です。

 今日は、「コーチングアンガーマネージメント」について研修しました。

 まず、不祥事防止のために「あなたは」どうしたらいいと思いますか? という問いについて考えました。「自分が」どうしたらいいかと、自分を主語にすることでじっくりと考えることができました。

 そして、怒りが生まれるメカニズムについて考えました。

 怒りが生まれるときは、そこに「~べき」「~はず」「あたりまえ」といった、自分が信じていることが裏切られた時に起こりがちとの話があり、「確かに!」と納得してしまいました。そして、その根底には「つらい、苦しい、疲れた‥」などのストレスがあると。現在社会問題になっているあおり運転やマスク警察など、度を越した怒りのシステムがわかりました。

 それでは、自分がそうならないためにはどうするかについて考えてみました。睡眠や食事、ストレスを発散させる趣味などで、うまくコントロールしていく必要があります。自分自身を振り返る良いきっかけになりました。

 次に、身の回りにいる相手との関係性について考えました。

 「人には〇〇〇がある」。〇〇〇に入る言葉は、事情、都合、理由、困っていること、できないこと等が入ります。

 また、身近な誰かを想定して10の質問について考えました。イエスかノーで答えるのです。たとえば、趣味を知っている、休暇の使い方を知っている、大切にしている価値観を知っている、などです。普段身近にいても、いかに他人のことを知らないかということに気づきました。

 「興味・関心・好奇心」の3Kをもつとよいことを知りました。相手を理解することで、自分の心持も変わってきます。ただ、適切な距離感というのも大事です。ちょっと意識していこうと思います。 (文責 海寳) 

職員研修その① フッ化物洗口研修会 5月13日(木)

 児童下校後に、職員研修を行いました。香取市役所の健康づくり課から、歯科衛生士の石橋さんと渋谷さんの2名をお迎えして、「フッ化物洗口」について研修を行いました。

 「フッ化物洗口」とは、フッ化物を溶かした水でブクブクうがいをすることです。歯磨きでは行き届きにくいところまでフッ化物を行き届かせることができます。

 「フッ化物」には、①歯の質を強くする ②むし歯菌の抑制 ③ごく初期の虫歯の回復を助ける の3つのはたらきがあります。

 「フッ化物」は、空気、土、海や川の水、食品など、あらゆるものに含まれており、むし歯予防にたいへん効果があり、安全性も確認されているとのことです。

 やり方について、みんなで体験しました。

 ①フッ化物を溶かした水を紙コップに5ml入れます。

 ②やや下を向いて、30秒間ブクブクうがいをします。

 ③紙コップにティッシュを入れたところに吐き出します。

 これで終わりです。

 1週間に一度、朝の時間に全校一斉に行う予定です。

 効果については、フッ化物洗口をまったく実施しなかった子供たちに比べ実施していた子供たちは、小学1年生からの継続実施により6年生時点でむし歯経験歯数が42%減少したとのデータが出ています。

 もちろん、これだけではむし歯はなくなりません。一日3回食後に歯磨き習慣、ダラダラおやつを減らすことも併せて行うことが大切です。

 香取地区は、千葉県内でもむし歯罹患率や未処置率が高い地区で、とくに旧福田・神南地区は、香取の中でも高い地区とのことです。

 歯の治療には、お金がかかり、時間がかかり、送り迎えの手間がかかり、気持ちも落ち着かず、美味しく食べることもできず、思い切り笑うこともできない、などいいことはまったくありません。

 逆に言えば、歯が健康であればお金がかからず、時間もとられず、気持ちも落ち着き、ストレスなく思い切り笑うことができる、そして、美味しいものを美味しく食べることができるのです。

 小学生段階での歯磨き習慣をしっかりとつけさせてください。とくに、お休みの日に歯磨きをさぼってしまうお子さんは要注意です。 (文責 海寳) 

ミストシャワーを設置~熱中症対策~ 5月11日(火)

 昨日の委員会活動の時間と放課後の時間を使って、H先生とS先生が中心となって、ミストシャワーを設置しました。熱中症対策として昨年は9月に設置したのですが、日曜日の暑さを受けて、今年はすぐに設置しなければと思い設置しました。


 

 

 

 

 

 子供たちの大喜びする姿を想像しながら、楽しみに朝を迎えたのですが、今日はやや肌寒い残念な天気。少しがっかりしました。それでも、昨日まではなかったものに興味津々で、「これなぁに~?」と訊いてくる子がたくさんいました。そこで、試運転がてら少し水を出してやったら「すごぉ~い!」と大喜びでしたが、風邪をひいては困るのですぐに止めました。気温が上がったら存分に涼んでください。業間休みと昼休み、そして体育で暑い時に稼働します。 (文責 海寳)

学校安全点検  5月10日(月)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大型連休前日の4月28日、宮城県の小学校で木製の防球ネッの支柱が根元から折れ、下敷きになった小学生が死傷した痛ましい事故がありました。この事故を受けて、翌日には、全国の小中学校に一斉に緊急安全点検の指示がありました。本校では遊具等は新規に設置したものなので問題はなかったのですが、旧三中時代からある施設にやや問題が見つかりました。野球場の防球ネットを支えているコンクリート製の柱です。ちょうど水道の蛇口付近の柱が1本、やや傾いています。4月30日に、すでに市教委には報告済みですが、念のために5月6日からカラーコーンを置いて、近づかないように注意を伝えました。休日に野球を行っている外部団体にも伝えてあります。 (文責 海寳)

今年の掲示物も充実しています。 5月10日(月)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 図書室の外には、少人数指導教員のK先生が、ご自宅から持ってきてくださった本物の鯉幟が泳いでいます。鯉の背に乗った子供たちがかぶっている兜、満開のあやめなど、全体のバランスといい色づかいといい今年の掲示物も相変わらず芸が細かいのはさすがです。

 児童用昇降口の行事予定の掲示板には、折り紙で作った鯉幟やツバメとともに、香取市の花である「あやめ」も折り紙で作ってあります。「あやめ」は本校の校章にも図案化されているので、とても身近な花です。

 ただ、調べてみると花弁に黄色の筋は「ハナショウブ」とありました。白い筋は「カキツバタ(杜若)」で、アヤメは、花弁に文目(あやめ)=格子状の模様 が入ったものだと。初めてその違いを知りました。また、生えている場所でも違いがわかります。アヤメは乾燥したところ、カキツバタは水の中、ハナショウブはその中間で半乾湿地だそうです。咲く時期もカキツバタ、アヤメ、ハナショウブの順で違うそうです。下の写真はカキツバタですね。白い筋があります。これまでその違いなど気にも留めなかったのですが、これからは詳しく説明できる気がします。 (文責 海寳)


 

畑はどんな様子でしょう?  5月10日(月)

 じゃがいもの苗は順調に成長しています。

 ちょっと見ない間にこんなにも大きくなっていてびっくりしました。

 さつまいもはまだ植えていないので、マルチを張ったままの状態です。手前にも平らな場所を作ってあるので、ここにも何か植えるのでしょうか? いずれにしても、収穫に向けて、日々成長する植物の様子を見るのは何か楽しいですね。 (文責 海寳)

今日は端午の節句。 5月5日(水)

 今日は「端午の節句(たんごのせっく)」です。

 端午の節句は五節句(ごせっく)のうちの一つです。

 五節句は、①1月7日 ②3月3日 ③5月5日 ④7月7日 ⑤9月9日 の五つです。②③④は毎年同じ曜日になるとありました。思わず「へぇ~」ですね。

 中国では奇数は縁起の良い陽の数とされています。その中でも最も大きい奇数が「9」なので、9月9日は陽が重なる「重陽(ちょうよう)の節句」と呼ばれています。(中国の陰陽思想で、「陰」に対する「陽」ですね)

 以前、なんで「おやつ」っていうのかな? と疑問に思い調べてみました。すると、江戸時代の「八つ刻(やつどき)」に食べるからと載っていました。江戸時代に庶民は時計を持っていません。時刻を知るすべはお寺の鐘です。0時と12時を最も縁起が良い「陽」の数字である「九つ」に定め、約2時間ごとに9の倍数を当てはめたとありました。18、27、36、45、54です。江戸時代には時刻を鐘を打って知らせていたので、18回も打っていたらわからなくなってしまいます。まして54回も鳴っていたらうるさくてしょうがないでしょう。だから、10の位を省略して、18(2時ごろ)を「八つ」、27(4時ごろ)を「七つ」というように数を減じていったというのです。朝の6時ごろを「明け六つ(あけむつ)」、夕方の6時ごろを「暮れ六つ(くれむつ)」と言ったそうです。ただし、季節によって日の出と日の入りの時間は違いますから、季節によって時間の幅はまちまちだったようです。

 「おやつ」にもどります。江戸時代の初期までは一日2食だったそうです。夜が明けて、ひと仕事してから(朝飯前ーあさめしまえ)食べ、日が暮れるまえに食べるのです。すると、ちょうど2時過ぎごろに小腹がすくのでしょう。時間で言えば「八(や)つ」刻(どき)です。「お」をつければ「お八つ」です。「なるほど、それでおやつなのか」1日3食になるのは江戸時代中期の元禄(げんろく)ごろと言われています。一日3食になっても「おやつ」の習慣は残ったのですね。

 話がだいぶそれましたが、中国の陰陽思想はこんなところにまで影響していたのですね。もっと知りたくなりました。

 ちなみに、中国では流れが急な川(滝)のことを「竜門」と言うそうです。台湾に旅行に行ったときにガイドさんが教えてくれました。鯉が滝を登って竜になる伝説から、立身出世するための厳しい関門を「登竜門(とうりゅうもん)」と呼ぶようになったと。だから、滝・瀧(たき)という漢字は、さんずいに竜・龍と書くと教えてくれました。「へぇ~」ですね。鯉幟(こいのぼり)は、逆境にくじけずにたくましく育ってほしいという親心の現れですね。 (文責 海寳)

「むごい教育」(再掲) 4月30日(金)

 昨年7月1日に掲載した文章です。

 

 戦国時代のお話です。江戸幕府を開いた将軍徳川家康は、松平家に生まれ「竹千代」と名付けられました。

 幼いころの竹千代は、大名今川義元に人質として送られてしまいます。義元は、幼い竹千代の秀でた才能を一目で見抜き、「このまま成長していけば、いずれ面倒な相手になるに違いない」と考えるようになります。

 そこで義元は、家臣に次のように命令したのです。

「竹千代に『むごい教育』をせよ」と。

 その家臣は命令を忠実に守り、翌朝の日が昇る前から起こし常に駆け足で行動させ、粗末な食べ物しか与えず、一日中、剣術、武術、馬術、夜は遅くまで学問をさせ、毎日くたくたになるまでしごきました。

 後日、義元は家臣に尋ねます。

「その後どうなっているか」

 家臣が一部始終を「これほどむごい教育はありません」と得意げに報告すると、義元は烈火のごとく家臣を叱りました。

 激しく叱責された家臣は「では、『むごい教育』とは、どのようにすればよいのでしょうか」と聞き返します。

 義元は、次のように答えました。

「寝たいときはいつでもいくらでも寝かせよ。」

「学問がいやならやらせるな。」

「寒いときは、温かい服を何枚も着せてやれ。夏は暑くないように涼しくしてやれ。」

「贅沢なごちそうを好きなだけ食わせろ。」

「嫌がることはさせるな。好きなことだけをさせろ。」

「できる限り大事にしてやれ。」

 どうしてこれが『むごい教育』なのでしょうか。

 義元は最後に言いました。

「そうすれば、たいていの人間はだめになる。それが『むごい教育』だ。」と。

 義元の本意を理解できず、家臣がきちんとした教育をして逆に鍛えてしまったがゆえに厳しく叱責されてしまった皮肉なエピソードです。

 

 これは、様々な場所でよく使われる有名なエピソードです。

 このことが何を示しているか、ぜひ話題にしてください。

 

 本校の学校教育目標は「夢を持って学び、たくましく生きる児童の育成」です。

 「たくましく」とは、「失敗にくじけない強い心」と本校では定義しました。

 近年、社会人になって厳しさについていけずに仕事をやめてしまったり、うまく人間関係を作れずに引きこもってしまうケースが増えていると聞きます。そして、その状態が40歳や50歳になっても続いていくというのです。

 これは、子供時代に失敗を経験せず、どうすれば自力で失敗から立ち直れるのか学ぶ機会を、まわりの大人が奪ってしまったことによることが大きいと言われています。

 多くの人は失敗を恐れます。自分からすすんで失敗しようとはだれも思いません。

 しかし、成功を目指してもうまくいかないのが世の中の常です。どうしたら失敗を生かせるか考えるのは一つの大きな学びです。

 また、失敗させないようにしすぎると、失敗したときにそれを隠すようになってしまいます。それでは、失敗を乗り越えることなどできるはずがありません。はたして、それでいいでしょうか。

 ちなみに、失敗を語る人に人々は安心し、成功を語る(自慢する)人から人々は離れていきます。

 成功は大事ですが、失敗はもっと大事だと考えます。子供時代の失敗はいくらでもやり直しがききます。

「人は成功して覚え、失敗して学ぶ」という言葉があります。私の好きな言葉の一つです。

 子供たちには、その両方をバランスよく経験させ、様々な学びを得てほしいと願っています。

(再掲はここまで)

  

 年度始めにあたって、今後、学校と家庭が力を合わせて子供たちをたくましく育てていくために、ぜひ知っておいて欲しいと思い載せました。

 多くの子供たちが生活する学校では、毎日いろいろなことが起こります。重大なトラブルに発展しそうなこともあります。学校では、教職員や指導員・支援員などの大人が、子供たちの様子をいつでも気にして、「あれ、ちょっとおかしいな」と感じたら声をかけ、早い段階で対処できるようにしています。そして、すぐに管理職に報告してきます。管理職は、「すぐに保護者に連絡しください」などの指示をします。内容によっては、全教職員で情報を共有し、その後は多くの大人の目で気にしながら注意して見ていきます。

 大切なのは、学校と家庭で力を合わせるということです。お互いにすぐ連絡をとり合い、情報を共有することです。問題がなかなか解決しないケースの多くは、お互いに持っている情報が共有されていない時です。そして「家庭 対 学校」の構図になってしまうのです。これでは問題は解決しません。子供は絶対に良くなりません。常に「大人 対 子供」の構図にして、大人が力を合わせて子供を正しく導いていくことが大切です。「子供を良くしたい」という願いは一緒なのですから。 (文責 海寳)

 

  

PTA総会を開催しました。 4月24日(土)

 昨年度開催できなかったPTA総会を開催しました。

 昨年4月は、コロナウイルス感染拡大防止による緊急事態宣言下にあり、学校も休校が続いていました。統合初年度のPTA設立総会も当然実施できず、PTA関係の集会は、とうとう1年間実施できないままでした。PTAの活動も、リサイクル活動と広報部の活動はなんとか実施できたものの、その他はほとんどできずじまいでした。本部役員の皆様には、その都度本部役員会を開き、ご意見をうかがうなどして進めてきました。今回のPTA総会が、実質「設立総会」となったと思います。福田・神南両地区のPTA会員の皆様が一堂に会したわけですから。開校初年度のH会長さんはじめ令和2年度本部役員の皆様、大変お疲れさまでした。本当にありがとうございました。そして、あとを引き継いだ令和3年度のA会長さんはじめ新本部役員の皆様、1年間どうぞよろしくお願いいたします。(文責 海寳)

 ※下の写真は令和2年度H会長と、令和3年度新本部役員の皆様です。