学校から

学校から

職員研修の様子

4月18日(木)

 今日は、職員研修として、養護教諭を講師に「食物アレルギー・エピペンの使い方」の学習会を行いました。食物アレルギーを持つ児童への学校における対応の再確認や、緊急時のシミュレーション、事例研究などを通して、児童が安全に安心して学校生活を送れるようにしていくことと、事故の未然防止に努めることなどついて、詳しく学び、気持ちを引き締めました。

創立記念式

4月12日(金)

 開校5周年を迎え、今日は創立記念式を行いました。わらびが丘小学校は、令和2年4月1日、福田小学校と神南小学校が統合して誕生しました。本来なら4月1日が創立記念日となるのですが、この日は春休み中なので、みんなで集まってお祝いができる日として、香取市教育委員会教育長より、正式に開校宣言がなされた、4月13日をわらびが丘小学校の誕生日とすることにしました(今年は13日が土曜日なので、1日前倒しで行いました)。

 創立記念式では、指揮をする先生の「今日は学校の誕生をお祝いする日です。今日の校歌は学校のために歌いましょう」という言葉かけに、子ども達は伸びやかで元気な歌声で応えていました。続いて、校長から、だんだんと出来上がっていく、校舎や体育館の工事の様子をスライドで紹介しました。そして、校名の由来や、校章に込められた意味を伝え、卒業しても、いくつになっても、自分達自身でつくった「母校」を、ずっと大切に思っていてほしいという思いを話しました。

令和5年度 離任式

3月28日(木)

  令和5年度末定期人事異動により、本校を去られる3名の先生方の離任式を行いました。離任式には、卒業生も集まり、代表児童による心の込もったお別れの言葉、花束贈呈と続きました。そして、全校児童がそれぞれの思いを胸に、先生方のお話を聞きました。

 S先生は、開校から4年間、神南小学校時代を含めると6年間、常に児童と一緒に遊ぶ時は全力で遊び、授業では面白い仕掛けをたくさん用意してくれました。いつでも児童のことを一番に考え、楽しい学校生活をプレゼントしてくれました。全校児童に音楽を教えてくれたM先生は、音楽だけでなくいつも児童に寄り添い、温かく励ましてくれました。郡市音楽会や、卒業式の全校合唱でみんなの心に残る演奏ができたのは、M先生のおかげです。事務のS先生は、児童の学校生活をあらゆる面から支えてくださいました。そして学校のどこで会っても、いつでも柔らかい笑顔で優しく言葉をかけてくれました。

 先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。4月からはそれぞれの任地で新たなお仕事が始まります。どうぞお体に気を付けて、ますますご活躍されることをお祈りいたします。本当にありがとうございました。

新 体育倉庫設置

2月29日(木)

 本校の体育倉庫は、広いグラウンドをはさんで校舎と反対側にあります。そのため、用具の出し入れや、ラインカーの石灰の補充などに時間がかかることが課題でした。そこで、この度、校舎側に新しく物置を設置し、授業や休み時間によく使う用具を保管することにしました。物置の購入や設置費用には、保護者・地域の皆様に多くのご協力をいただいたリサイクル活動の収益金と、地域の皆様からの賛助会費の一部を充てさせていただきました。心より感謝申し上げます。

 おかげ様で、これからは体育などで使う用具を、使いたい時にサッと出せるようになります。大切に使わせていただきます。ありがとうございました。

春の訪れ

2月20日(火)

 今日は、2月にしては異例の暖かさで、気温はなんと23℃もあります。これは5月上旬並みの気温の高さだそうです。

 ぽかぽか陽気に誘われ、昼休みにグラウンドに出てみたら、チューリップが一輪だけ咲いていました。球根を植えたのが少し遅かったので、無事に育つか心配だったのですが、芽もたくさん出てきており、これからが楽しみになりました。

思い出コンサート(児童クラブ)

2月9日(金)

 わらびが丘児童クラブで過ごす思い出の1ページとしてミニコンサートが開かれ、本校職員もご招待いただきました。

 演奏してくださったのは、ウィーンで演奏活動をされている、ヴァイオリニスト 戸島翔太郎さん、ピアニスト 大石舞さんのお二人です。本格的なクラシックの曲はもちろん、ゲームやアニメなど、児童にも親しみのある数々の曲の演奏に、どの児童も目を輝かせて聴き入っていました。演奏者の方々によるトークや曲名当てクイズも楽しかったです。このような素敵な機会を作ってくださりありがとうございました。

第2回学校評議員会

2月6日(火)

 今日は、第2回学校評議員会が開かれました。はじめに全学級の授業を参観していただきました。真剣に話を聞いていたり、熱心に課題に取り組んだりする児童の姿をご覧になり、感心されていました。また、わらびが丘小学校が、地元の子ども達が生き生きと過ごせる学校であることがうれしいともおっしゃっていただきました。

 協議では、今年度の教育活動の成果と課題や、学校と地域とのかかわりにおける課題について話題が出され、貴重なご意見をたくさんいただきました。今後の学校運営に生かしていきたいと思います。学校評議員の皆様、本日はありがとうございました。

2月になりました

2月1日(木)

 2月は如月(きさらぎ)といいます。2月を「きさらぎ」という由来は、2月に入るとさらに寒さが増してくることから、「さらに衣を着る」⇒「衣更着」⇒「きさらぎ」なのだそうです。※諸説あり

校内の掲示物が、2月用に変わりました。昇降口前は、掲示員会が中心となり作成していますが、今回は「鬼」は1年生、「ハート」は4年生の有志が飾りを作ってくれました。

保健室前の掲示も毎月更新されています。今月は、1月25日に開いた保健集会のテーマ「すいみんについて考えよう~すいみん列車の旅~」をまとめたものになっています。

令和6年度 新入生保護者説明会

1月26日(金)

 本日、令和6年度新入生保護者説明会を開催しました。新1年生が安心して小学校生活をスタートできるように、学校生活のことや保護者の皆様にお願いしたいことなどをお伝えしました。児童の健やかな成長のため、ご家庭と学校とで連携を密にしていきたいと考えています。よろしくお願いいたします。

 職員一同、お子様のご入学を心よりお待ちしております。

学校保健員会

1月25日(木)

 本日、学校保健委員会が開かれました。学校医の先生方、地域の代表として学校評議員の方々、PTA代表の皆さんにお越しいただき、健康診断結果や体力テスト結果の分析・考察についてや、本校児童の課題である睡眠の様子について活発に意見が交換されました。学校医の先生方からは、本校児童は順調に成長しているとお話しいただき、さらに子どもの成長のために周囲の大人が気をつけていかなければならないことをご指導いただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

ワンポイント避難訓練(昼休み)

1月24日(水)

 昼休みに、突然警報音が鳴り、教頭先生の声で、「訓練、訓練、強い揺れに備えて自分の身を守りなさい」と放送がかかりました。今日は、どんな状況にあっても自分で考えて安全に避難できるようにと、児童や先生方に日時を明かさずに「ワンポイント避難訓練」を行いました。一次避難の仕方については、事前に各学級で学習しており、児童は、「避難の約束」を守って素早く安全に避難することができました。「頭を守って!」「グラウンドの真ん中まで行くよ!」など上級生が下級生に声をかける姿も、色々な場所で見られました。

 避難訓練後の振り返りでは、学級ごとに一次避難の仕方をおさらいしたり、防災頭巾を取り出してかぶる練習をしたり、もし、学校以外で大きな地震がきたらどうやって身を守るかなどについて話し合ったりしていました。職員も児童の安全と命を守るために意見を出し合って、いざという時の備えについて確認をしていきます。

 

大谷翔平選手からのプレゼントが届きました。

1月15日(月)

 昨年11月に発表され、大きな話題を呼んだ、アメリカ大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手からのグローブのプレゼントが、本日、本校にも届きました。届いたのは、右利き用2個(大小一つずつ)、左利き用1個です。日本の小学校約2万校に3個ずつのグローブが寄付されているそうです。

 軽くて柔らかく、とても使いやすそうなかっこいいグローブです。 

 グローブと一緒に手紙も届きました。以下は大谷翔平選手からのメッセージです。

  

 この3つのグローブは学校への寄付となります。

 それ以上に私はこのグローブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます。それは、野球こそが、私が充実した人生を送る機会を与えてくれたスポーツだからです。 

 このグローブを学校でお互いに共有し、野球を楽しんでもらうために、私からのこの個人的なメッセージを学校の生徒たちに伝えていただければ幸いです。

  この機会に、グローブの寄贈をさせていただけることに感謝いたします。貴校の益々のご発展をお祈り申し上げます。

 

 野球しようぜ。

 

 大谷翔平

 

 

1月13日(土)リサイクル活動へのご協力ありがとうございました!

1月15日(月)

 1月13日(土)に第2回リサイクル活動を行いました。お忙しい中、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。たくさんの資源物を提供してくださったり、トラックで何往復もしてくださったり、回収後にも積込作業に参加してくださったりと、多くのご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。おかげ様で段ボールや新聞、雑誌、布類など、たくさんの資源物を回収することができました。収益につきましては、児童の学習活動の充実のため、有効に使わせていただきます。

季節の掲示物

1月11日(木)

 9日の登校初日に合わせ、校内の掲示物も一新しました。保健室前の掲示物は、その時期にふさわしいテーマについて、毎月養護教諭が作成しています。いつも児童が実際に見て触って学べるような工夫がされており、今月は「冬の健康大作戦!」です。

 昇降口前では、1月にぴったりの獅子舞が迎えてくれています。これは掲示委員会の児童が作成しました

 

冬休み明け全校集会

1月9日(火)

 今日は2024年最初の登校日です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 学校は、児童が元気に登校し、一気に活気を取り戻しました。登校時にいつもの「おはようございます」に加えて、「あけましておめでとうございます」や「今年もよろしくお願いします」など、新年のあいさつをしてくれる児童もたくさんおり、とても清々しい気持ちになりました。

 児童の元気なあいさつで始まった全校集会では、指揮をする先生の「体育館の上の方を響かせるような声で歌いましょう」という呼びかけに応え、児童は伸びやかな歌声で校歌を歌いました。

 校長からは、辰年にちなんで、皆が「龍」のように天高く飛躍し、心身ともに成長しますようにと願っていることを話しました。また、自分の目標に向かって、最後まで「まだできる」とあきらめずに挑戦し続けてほしいことを、相撲の「はっけよーい、のこった」の掛け声に込められた意味とともに話しました。

※「はっけよーい、のこった」の掛け声について(諸説あり)

「発気用意(はっきようい)・・・「体中の気力を出して、よく考えて工夫して勝負しなさい」

「残った」・・・「まだ勝負はついていないぞ」

 

 

 

 

冬休み前全校集会

12月22日(金)

 今日は冬休み前の最終日。体育館で全校集会を開きました。全校集会では、校歌斉唱、校長の話、冬休みの過ごし方について(生徒指導主任)、表彰伝達がありました。

 今日の校長の話は、あいさつの「プラス1」についてです。毎日何気なく交わしているあいさつに、相手が良い気持ちになるだろうなあということを一つ加えてみようと話しました。実際にやってみたところ、児童は、「笑顔」「握手」「ハイタッチ」などを加えてあいさつを始めました。中には「元気」を加えたという児童や、後で聞くと「目に見えることではないけれど、○○な気持ちを込めた」という児童もいました。

「あいさつ」には、お互いの心を開いて、 相手の心に近づいていくという意味があるということ、たった一言の短い言葉であっても、あいさつは人と人をつなぐ第一歩になるということは、これまでも機会を捉えて話してきました。さらに、今日は、相手への思いがプラスされることで、あいさつをする方もされる方もとても良い気持ちになることを再確認したいと思い、あいさつをテーマに話をしました。集会後、何人もの子ども達が「プラス1あいさつ」をしてくれて、うれしい気持ちでいっぱいになりました。このことが、家庭にも学校中にも広がっていくといいなあと思います。1月9日には、明るい「プラス1あいさつ」と共に児童に会えることを楽しみにしています。よいお年をお迎えください。

1年生親子料理教室(家庭教育学級)

12月20日(水)

 今日は、今年度最後の家庭教育学級「親子料理教室」が行われました。メニューはクリスマスにぴったりの、①トナカイロール②さつま芋のモンブラン☆クリスマスツリー☆③さつま芋のポタージュスープです。今回の講師は香取市食育健康推進協議会の皆様です。今日のために事前に試作を重ね、今朝も早くから下準備をしてくださいました。親子で簡単に楽しく作ることができ、見た目もかわいらしく、そして何よりおいしい料理の作り方を教えてくださいました。

 児童は、お家の方に手伝ってもらいながら、真剣な表情で材料を混ぜたり、飾りつけをしたりしていました。完成すると、各テーブルのあちらこちらから「おいしそう~」「早く食べたーい」と歓声があがり、保護者の皆様もレシピをいただき、「ぜひ、家でも作ってみたい」「今度お兄ちゃんとも一緒に作ってみようかな」と楽しそうにお話されていました。

 調理後はみんなで試食。自分達でつくった料理の話題で盛り上がりました。親子の触れ合いに満ちた温かい時間となりました。

 最後に、家庭教育学級の計画・運営に携わってくださいました役員の皆様、1年間ありがとうございました。

ちばっ子未来のデザインシート(3・4年)

12月12日(火)

 今日は、3・4年生で「ちばっ子未来のデザインシート」を実施しました。「ちばっ子未来のデザインシート」とは、千葉県の学力向上施策の一つで、児童が、これまでに様々な教科で学び、身に付けてきたことが、日常生活の中で生かすことができるものとなっているかを調査・測定するものです。児童は教科等横断的な視点で作成した問題(デザインシート)に慣れていないため、各学級担任が、あゆみなどの成績には関係しないことを伝えた上で、実施方法等を丁寧に説明し、安心して取り組むよう話してから開始しました。児童は、タブレット上に出題される問題に、最後まであきらめずに取り組んでいました。

 明日は5・6年生で実施します。

 なお、この調査の分析結果等は各学校にフィードバックされ、児童が自己の学びを振り返るとともに、教員の授業改善を引き出すためにもに活用されます。

 

冬休み前PTA(授業参観・学級懇談会)・ミニ集会

12月8日(金)

 今日は、午前中に授業参観、午後に、「学校を核とした県内1000か所ミニ集会」と学級懇談会がありました。児童は、保護者の方が学校にお見えになるのをとても楽しみにしており、張り切って授業に臨んでいました。児童の成長した姿をご覧いただけたことと思います。

 午後は「学校を核とした1000か所ミニ集会」として、保護者の方はもちろん、学区にお住いのかたにも参集していただき、薬師寺東関東別院 潮音寺のご住職、村上定運先生による教育講演会を開催しました。テーマは「親と子の関わり方」です。ユーモアたっぷりの語り口で、「喜びと感謝と敬いの心」の大切さを説いてくださいました。

 学級懇談会では、お忙しい中にも関わらず、多くの保護者の皆様が参加してくださり、情報交換等、充実した時間となりました。

<授業参観>

<学校を核とした県内100か所ミニ集会>

<学級懇談会>

 

避難訓練(火災想定)

11月22日(水)

 今日は、理科室からの火災発生を想定した避難訓練を行いました。地震の避難訓練の時とは違う経路で避難しなければならなかったり、防火シャッターが降りていることを想定し、避難扉を自分で開けて逃げなくてはならなかったりしたので、練習通りにいかなかった場面もありましたが、児童は速やかに避難を完了することができました。

 今回は4名の佐原消防署員の方々にお越しいただき、火災発見から初期消火、児童の避難、119番通報などの様子を見て、ご指導いただきました。また、火災に限らず、災害時にとるべき行動や、日頃から想定しておくべきことなどについて、命を守るために大切なことを教えていただきました。

 避難訓練後、消火訓練も行いました。消防署の方から消火器の扱い方、消火の手順などの説明を受けた後、6年生が水消火器を使っての消火訓練を体験しました。

 どの訓練も児童は真剣に参加していました。今日の訓練を通して学んだ、「一人一人が自分の命は自分で守ることが、他の人の命を守ることにつながる」ということを、これからもしっかりと覚えていてほしいと思います。

 

校内研究会(3年・体育)

11月20日(月)

 今日は3年生で体育の研究授業がありました。「『かけっこワンダーランド』~6秒間走で足が速くなればリレーで優勝できちゃう説~」という単元名は、見るだけでも楽しそうです。今日は、ワープリレーのタイムを縮めようと、タッチリレーでバトンパスを練習したり、走る順番などの作戦を考えたりしながら、チームで協力してポイントゲットを目指しました。ポイントはワープリレーで0.5秒タイムを縮めるごとに1ポイント加算される仕組みになっています。今日は強風で思うように走れない場面もありましたが、児童は少しでもタイムを縮めようと一生懸命走り、応援していました。

音楽鑑賞会「みんなのコンサート」

11月13日(月)

 今日は、文化庁の文化芸術による子供育成推進事業の一環として、プロの演奏家の皆さん(NPO法人みんなのことば)による音楽鑑賞会「みんなのコンサート」が開かれました。目の前で繰り広げられる素晴らしい生演奏と、司会の方の話術にぐんぐん引き込まれ、あっという間の45分間でした。児童は、フルートや弦楽器が織りなす美しい音色に目を輝かせて聴き入り、時には体を揺らしながら、手拍子をたたきながら全身で音楽を楽しんでいました。

 声楽レクチャーコーナーでは、プロの声楽家の方に声の出し方を教えていただき、児童の歌う「にじ」が見違えるほどに伸びやかな歌声になったのには驚きました。また、指揮の体験コーナーでは、指揮者の役割や指揮の方法を教えてくださり、代表児童の指揮に合わせてプロが演奏するという貴重な体験をすることができました。

 児童は、最後までドキドキわくわくが止まらない様子でした。奏でられた音楽はダイレクトに児童の心に響いたようです。「みんなのコンサート」は、児童にとっても職員にとっても大変楽しく、豊かな時間となりました。

校内研究会(5年・体育)

10月30日(月)

 今日は、5年生で、講師をお招きしての体育の研究授業、「跳び箱運動」~小さな「できた」を積み重ねよう~を行いました。児童は、一人一人が自分のめあてをはっきりともち、技を成功させるためのポイントを意識しながら熱心に練習をしていました。また、助け合い教え合うことで、体育館中に「小さなできた」がたくさん生まれ、大変充実した活動になりました。児童は自信をもって次の授業に進めることと思います。

 授業後は、職員がこれまでの研究と授業について振り返り、研究協議を行いました。活発な意見交換と講師の先生からのご指導により、実り多い研修となりました。

家庭・学校・地域連携推進事業(家庭教育学級) 親子ヨガ教室~心も体もほんわかヨガ~ 10月24日(火)

 第2回家庭・学校・地域連携推進事業(家庭教育学級)を開催しました。今年度も親子ヨガインストラクターの鵜澤友香先生をお招きして、「心も体もほんわかヨガ」というタイトルで1年生が親子で体験しました。

 手遊び歌から始まり、あっという間に体育館中に笑い声と笑顔がいっぱいになりました。タオルを使い電車ごっこや引っ張り合い、ヨガのポーズをとりながら親子でスキンシップをとることができました。

 最後に、親子でお互いの好きなところを耳元で伝え合いました。普段は、あまり言葉にしないことですが、恥ずかしがりながらも伝えることができていたようです。

 昨年も教えていただいたことですが、『ヨガ』とはサンスクリット語で『つなぐ』という意味があるそうです。自分の心と体をつなぐ、親と子をつなぐ、子と子をつなぐ、親と親をつなぐ。今日はたくさんのつながりを感じることのできた日になりました。(文責 土井)

 

教育実習が始まりました

10月16日(月)

 今日から教育実習生HYさんの教育実習が始まりました。11月13日までの20日間、本校の「先生」として教員の仕事を実際に体験します。学級は4年生に入ることになりました。HYさんは、福田小学校の卒業生です。「児童生徒一人一人の心に寄り添える教員になりたい」と希望溢れる表情で話してくれた「HY先生」を、職員一同、精一杯応援していきます。

 HY先生は、始めこそ緊張していましたが、児童とも徐々に打ち解けて、昼休みには元気いっぱい外で遊ぶ姿も見られました。これから毎日、色々な発見や体験がたくさんできることと思います。本校での教育実習が、実り多きものになることを願っています。

後期が始まりました

10月10日(火)

 三連休が明け、今日は後期始業式でした。6年生のKMさんが代表で「全校のために何ができるかを考え、積極的に行動したい」と後期の抱負を発表しました。卒業までを見据え、しっかりと考えている点が素晴らしかったです。

 校長からは、「今日の始業式は、改めて「心のスイッチ」を入れる日。「なりたい自分」を目指し、新たなめあてをもって後期の学校生活をがんばっていきましょう。」と話しました。心のスイッチを入れるのは、他の誰でもなく、自分自身なのだと気づき、行動に移せる子ども達であってほしいと思っています。

 

前期終業式を行いました。 

10月6日(金)

 今日は、令和5年度の折り返し地点、前期終業式でした。2年生、4年生、6年生の代表者が、前期にがんばったことと後期に挑戦したいことについての作文を発表しました。3人が発表した内容を紹介します。

 最初に発表した2年生のE.M.さんは、これまで友達に優しくすることを心がけてきたので、後期も友達に優しく接し、仲良く過ごしたいと話しました。

次に発表した4年生のH.R.さんが前期にがんばったことは、水泳学習と体育のポートボールだそうです。後期は、宿泊学習をみんなが楽しめるようにすることと、勉強も運動も両方がんばるという決意を話しました。

最後は6年生のM.Y.さんが発表しました。6年生になり、以前より自主学習やボランティア活動に積極的に取り組めるようになったそうです。また忘れ物も減りました。後期も6年生という自覚をもち、今以上に積極的に行動したいと話しました。

 校長からは、「一人一人の成長の姿、学びの足跡が記された『あゆみ』をしっかりと受け止め、後期の新たな目標へとつなげていきましょう」また、「前期を振り返るとともに、後期が終わるころ、6年生は卒業を迎えるころにはどんな自分になっていたいかを考え、なりたい自分になるためにどんなことをがんばっていこうかについて考えてほしい」という話をしました。

 

 毎日、職員室では、日々成長している子ども達の様子がたくさん話題にのぼります。それを話す職員も楽しく、うれしそうです。後期も引き続き、子ども達の成長を支え、みんなが「なりたい自分」に近づけるよう、職員一同、支援していきたいと思います。

秋の気配…

10月3日(火)

 10月になっても日差しが強く、今日も暑いくらいですが、校庭を吹き抜ける風はカラッとさわやかで、秋を感じます。

 校内の掲示物も、季節を感じさせるものに入れ替わりました。1年生の朝顔のつるで作ったリースも完成し、廊下を彩っています。

 また、今月の保健目標は、10月10日が目の愛護デーであることから、「目を大切にしよう」です。保健室前には、目の疲れの原因について学習できる、分かりやすい資料が掲示されています。

<昇降口掲示板>

<保健室前>

<図書室前>

<1年教室前>

香取市みんなで人権を考えるつどい~香取市人権標語展表彰式~

10月2日(月) 

 10月1日(日)佐原のコンパスで「香取市みんなで人権を考えるつどい」が開催され、その中で小・中学生人権標語展表彰式が行われました。香取市人権標語展は、人権尊重の重要性や必要性についての理解を深めることを目的に、講演会と共に毎年開催されています。本校からは、2年生のS.Yさんの人権標語が小学生の部の応募総数163点の中から市議会議長賞に輝き、表彰されました。S.Yさんは、しっかりとした態度で賞状を受け取り、自分の作った標語について「みんなが笑顔で過ごせたらいいなと思い書きました」と説明をすることができました。おめでとうございます。

 今年度、本校の代表として応募した人権標語を以下に紹介します。この他にも、思いやりあふれる温かい言葉で表現された標語がたくさん集まり、本校の児童が、他者を大切に思う気持ち、互いを認め合う気持ちをしっかり育んでいることを感じました。ご協力ありがとうございました。

1年 O.Kさん

「みんなであそんだら にっこりえがおで うれしいね」

2年 S.Yさん 

「つなごうよ きみとぼくとの こころの手」※市議会議長賞

3年 I.Hさん

「おねがいおしえて がまんのこと 心にささったやのこと」

4年 I.Sさん

「ちがうところ そんなところも いいところ」

5年 H.Kさん

「男性、女性、子ども、老人

 それがなんなんだ 自分らしくいようじゃないか」

6年 T.Hさん

「救いの手 さしのべるのは 私たち」

 

 

 

おいしい梨をいただきました。

9月22日(金)

 今日は、鈴木梨園さんのおいしい梨が全校児童にふるまわれました。昨日、2年生と3年生が収穫体験にうかがった際、他の学年のみなさんにも食べてほしいと、鈴木梨園さんからたくさんいただいた梨です。種類は、今が旬の豊水です。高い糖度と程よい酸味が特徴で人気の高い品種だそうです。

 朝からスクールサポートスタッフさん、事務の先生、養護の先生が、児童の喜ぶ顔を思い描きながら一生懸命皮をむき、準備をしました。地元特産のおいしい梨、どのクラスでも大好評でした。

保護者の皆様へ 小中義務教育学校講師募集のお知らせ

8月24日(木)

 毎日、うだるような暑さが続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。学校では、9月1日の学校再開に向け、準備を進めているところです。児童の皆さんが元気に登校するのを、職員一同楽しみにしています。

 さて、北総管内(印旛・香取・海匝)の小学校や中学校、義務教育学校等で講師、養護教諭、事務職員、栄養職員をしてくださる方の募集についてご案内します。詳細は、9月2日(土)を皮切りに始まる、講師登録説明会についてのチラシを、本HP「各種おたより」の「お知らせ」に掲載しましたので、ぜひそちらをご覧ください。

 チラシはこちらからもご覧になれます。

↓ ↓ ↓

講師登録説明会について(8月).pdf

 

渡り板の修繕をしていただきました。

7月23日(日)

 今日は、香西建築組合の皆さんが、渡り板(体育館通路)の修繕をしてくださいました。地面が平らでないため、通るたびにガタガタと大きな音を立てていた箇所が、かなり安定しました。その他の部分についても点検して、高さの調整を施したり、雨が当たって腐食が心配される箇所に塗料を塗ったりしていただいたので、児童が安心して通行できるようになりました。香西建築組合の皆さん、暑い中本当にありがとうございました。

夏休み前全校集会

7月20日(木)

 いよいよ明日から始まる夏休みを前に、全校集会を開きました。久しぶりに全校で校歌を歌った後は、これまでの振り返りをしたり、安全に夏休みを過ごすための話を聞いたりしました。校長からは、4月に児童に伝えた「3つの大事にしてほしいこと『あいさつ』『元気』『自分から行動』」について振り返り、この始業式・入学式から今日までの約70日間、毎日学校中に、さわやかなあいさつ、たくさんの元気と自分からの行動があふれていたこと、一人一人が大きく成長したことについて話しました。生徒指導主任による夏休みの生活についての話では、5年生の児童が

「わらびが丘小学校安全な夏休みの合言葉『すいかこわい』」の説明を手伝ってくれました。

 

わらびが丘小学校安全な夏休みの合言葉

…水難事故に気をつけよう

…行かない、子どもだけで

…火事に気をつけよう(花火など)

…交通事故に気をつけよう

…忘れずに伝えよう(外出時:誰と、どこに、何をしに、いつ帰るか)

…「いかのおすし」(不審者対応)

 

 それでは、9月1日(金)、児童の皆さんと元気な姿で会えることを、職員一同楽しみにしています。良い夏休みをお過ごしください。

さつま芋、ぐんぐん成長中

7月18日(火)

 6月8日に全校で植えたさつま芋の苗が、大雨や暑さに負けずにぐんぐん大きく育っています。4年生が、さつま芋畑に品種をかいた看板を立ててくれました。

 また、職員室前のヒマワリも元気いっぱいに咲きそろい、お行儀よくお日様の方を向いています。夏休みまであと3日。わらびっ子たちも元気に学校生活を送っています。

<6月8日>

<6月21日>

<7月14日>

 

命を守る学習

7月14日(金)

 2・4・5年生が最後の水泳学習を行いました。今日も、B&G安全プログラム指導員による水辺の安全教室が開かれ、ペットボトル等の浮き具をもって浮く方法や、何も持たずに背浮きをする方法を学習しました。ペットボトル浮きは、全身の力を抜いて大きく息を吸って肺に空気をためること、静かに仰向けになり、ペットボトルをお腹や胸に密着させること、耳まで水につけ、あごは軽く上げること、両足は軽く広げることなどを、体験を通して学びました。また、おぼれている人を発見した場合にどうしたらよいかについても学びました。7月初旬には5・6年生が救急法講習会で心肺蘇生法等を学習しています。いざという時にどのような行動をとったらよいのかを考え、実際に体験できたことは貴重な経験となりました。

水辺の安全実践プログラムを実施しました

7月13日(木)

 今日は1・3・6年生、最後の水泳学習です。それぞれの目標達成に向けての練習、泳力評価を行った後、3・6年生対象に、B&G安全プログラム指導員による「水辺の安全を守るための実践プログラム」の指導がありました。プールや海などの水辺で起こりやすい危険なことや、万が一の場合の命を守るための対策の仕方などを学びました。児童は、救命具を身に付けたり、ペットボトルを抱えたりして水に浮く練習を通して、水辺の安全について意識を高めることができました。明日の水泳学習の時間には、4年生と5年生が体験する予定です。

親子歯磨き教室(1年・家庭教育学級)

7月10日(月)

 5校時、香取市家庭・学校・地域連携推進事業(家庭教育学級)の一環として、1年生児童と保護者を対象に、「親子歯磨き教室」を実施しました。講師は、香取市健康づくり課の歯科衛生士の方々です。虫歯や歯周病を防ぐために気をつけるべきことを、図や模型を使って、大変分かりやすく教えてくださいました。歯をきちんと磨くことだけでなく、フッ素の効果や、虫歯になりにくいおやつの摂り方などについてなど、今後の生活に役に立つお話をたくさん聞くことができました。中でも「6歳臼歯」のお話は、保護者の方々も興味津々で聞いていました。6歳頃になると生えてくる「6歳臼歯」とは、永久歯の中で一番大きく、噛む力の最も強い臼歯のことで、「歯の王様」とも言われています。形が凸凹していて、歯ブラシが届きにくいところに生えているので、虫歯になりやすい「王様」は、正しい磨き方で守らなくてはなりません。児童は、まずは、「6歳臼歯」が生えているかどうか、お母さんの膝の上にごろんとなって大きく口を開け、見てもらいました。今日の「親子歯磨き教室」は、普段の習慣を振り返るとともに、今後に生かせる新たな知識を得ることができた有意義な時間でした。そして、何よりも、親子でふれあう、温かい時間となりました。受付や会の進行等でご協力いただきました、役員の皆様ありがとうございました。

 

 

7月になりました

7月3日(月)

 7月になり、校内の掲示物が一新されました。1年生の朝顔も大きくてきれいな花を咲かせています。また、昇降口には七夕飾り用の竹が設置され、子ども達の願い事を待っています。色とりどりの短冊に、どんな願い事が書かれるのか楽しみですね。

 夏休みまであと3週間ほどになりました。月日がたつのはあっという間です。わらびが丘小の児童が笑顔で元気に、そして一日一日を大切に過ごしていければと願っています。

第1回リサイクル活動 (7/1) 無事終了

7月3日(月)

 7月1日(土)、朝のうちは天候が危ぶまれましたが、第1回リサイクル活動を無事実施することができました。新聞紙や雑誌類、段ボール等たくさんのご協力を頂きました。わらびが丘小学校のために、長期間に渡ってリサイクル品を保管してくださっていた地域の皆様、本当にありがとうございました。また、早朝より地区の各ご家庭をまわって回収してくださったり、回収品をトラックへの積み込んでいただいたりと、重労働にも関わらず快くご協力いただいた、地区理事、PTA環境安全部員、PTA本部役員、各専門部長、学年委員長の他、全ての関係の皆様に心より感謝申し上げます。

 今年度は、昨年度リサイクル活動の収益金を、運動会等で使用する大型テント2張の購入に充てさせていただきました。さっそく5月の運動会「わらびっ子スポーツDAY」で活用したところです。今回の収益金につきましても、子ども達のためになることを熟考し、有効に使わせていただきます。ありがとうございました。

 次回は、令和6年1月13日(土)を予定しています。

芋苗が順調に育っています

6月21日(水)

 ここ数日、梅雨の中休みが続き、気持ちの良い天候です。今日は夏至。北半球では昼の時間が最も長くなる日です。古くから、夏至は「太陽の力が最大になる日」だと考えられており、太陽の恵みに感謝し、豊作を祈願する日でもあるそうです。

 本校でも6月8日に植えたサツマイモの苗が、しっかりと根付きぐんぐん元気に育ってきました。子ども達は授業で観察したり、休み時間に見に行ったりしてその成長を見守っています。

初出場!香取郡市PTA連絡協議会バレーボール大会

6月19日(月)

 17日(土)香取市民体育館と佐原中学校体育館を会場に、香取郡市PTA連絡協議会バレーボール大会が開催されました。昨年度は無観客での開催でしたから、応援可の大会は4年ぶりです。わらびが丘小学校チームは、佐原中学校会場にて、栗源小学校チーム、佐原中学校チームと対戦しました。選手の皆さんも、応援の皆さんも一丸となって善戦を繰り広げました。あきらめずにボールにくらいついたり、笑顔で互いを励ましあったりしながら頑張る姿に、胸が熱くなりました。

 チームの立ち上げから大会当日まで、わらびが丘小PTAバレーチームのためにご尽力・ご協力いただきました、PTA女性部をはじめとする役員の皆様、ありがとうございました。本校にとっての初出場の大会は、笑顔あふれる記念すべき一日となりました。

 結果は以下の通りです。皆さんお疲れさまでした。

優 勝 佐原小学校PTA

準優勝 佐原中学校PTA

3 位 香取中学校PTA 

授業の様子から感じたこと

 

6月14日(水)

 今日は、3年生が「説明する文章を書く学習」の準備として、自分が伝えたいことを決め、それについて調べるために図書室で知りたい情報が載っている本を探していました。でも、自分の知りたいことがダイレクトに題名になっている本はめったにありません。多くの児童が自分の求める情報にたどり着くまでに苦労していました。「全然ない!」「どうしたらいいんだ?」という声があちこちから聞こえます。あきらめそうになる子もいますが、タイトルから「載っていそうだな」と思える本を予想して開き、熱心に探す粘り強い子もいます。担任の先生からは「何が知りたいんだっけ?」と、今一度児童自身に伝えたいことを確認するよう促したり、「目次や索引を見て探すといいよ」というアドバイスがあったりました。何冊も経て、ようやく欲しい資料に出会ったときの笑顔は本当にうれしそうでした。実は「ネットで検索しちゃえば早いのになあ」というつぶやきも多く聞こえていましたが、検索をするにも、ヒットする検索ワードを考える力がないと欲しい情報にたどり着けません。こうして「調べ方を知る」学習は、手間がかかっても、これから成長していく上でとても大切だと思います。一瞬で答えを導き出すChat GPT等の生成AIでも、質問の仕方によっては答えを出せなかったり、見当はずれの答えを示したりします。「アナログ式の『モノ』も、デジタル式の『モノ』も、使う『人間』がどう使うかが大事なのだな」ということを改めて感じた授業でした。

進んで行動しよう

6月13日(火)

 6年生の教室で素敵な取組を見つけました。帰りの会などで、その日キラリと光る行動をした人を発表するなど、友達の良いところを見つける活動をしている学級は多くありますが(6年生も帰りの会の「グッドプレイヤー」というコーナーで発表しています)、6年生はそれに加えて、学校や周囲の人のために行動する自分にも目を向け、自分が進んで行ったこと1つに対し、1つの花びらを掲示しています。「トイレのサンダルをそろえました」「廊下や教室のごみを拾いました」「靴箱の靴のかかとをそろえました」・・・など「その他」も含め、教室には項目ごとに8色の花びらが用意されています。はじめはパラパラとしか掲示されなかった花びらですが、今ではどんどん増えて、壁一面にまるで桜が満開に咲いているかようになりました。周りの人や学校のために行動することができる6年生、頼もしい最上級生です。

 もちろん、6年生に限らず、他の学年の子ども達も、みんなのことを考えた行動をたくさんしています。優しい気持ちと感謝の心が合わさり、これからもずっと「温かい」わらびが丘小学校であってほしいと思っています。

「芋けんぴ」をいただきました。(福田地区 芝山農園様より)

6月12日(月)

 この度、株式会社芝山農園様(福田地区)より、地元の農産物への理解をより深めてもらう活動の一環として「芋けんぴ」が香取市内の全児童生徒に寄贈されました。中でも本校は、地元中の地元です。社長さん自らが届けてくださいました。「香取市がさつまいもの産地であることを身近に感じてほしい」という思いから、配布してくださったのだそうです。

 本校の子ども達にとってさつまいもは、大変身近な存在で、先週も全校で苗を植えたばかりです。「芋けんぴ」は本日、資料とともに児童が持ち帰ります。香取の特産品であるさつまいものことをより詳しく学ぶ機会となればと思います。芝山農園様、関係各企業様、この度はありがとうございました。

教職員対象救急法講習会

6月5日(月)

 今日の放課後に、日本赤十字社千葉県支部救急法指導員 加瀬秀樹先生 を講師にお迎えし、教職員対象の心肺蘇生法等救急法講習会を開催しました。加瀬先生からは、主に学校において想定される具体的な場面を設定しながら、実践的な内容のご指導をいただきました。自分が傷病者の第一発見者になったらまず何をするのか、状況を知らされた職員はどう動くべきなのか、どう連携するのか、他の子ども達はどのように掌握するのかなど、様々な場面において職員一人一人が自分事としてしっかり考えながら学びました。来週からは水泳指導が始まります。改めて気持ちを引き締め、各教育活動を進めていきたいと思います。7月5日には5,6年児童対象に救急法講習会を実施する予定です。

第1回学校評議員会

6月2日(金)

 本日、第1回学校評議員会を開催しました。はじめに全クラスの教室にご案内し、児童が学習に取り組む様子を参観していただきました。学校評議員の方々からは「どの授業においても、児童が楽しく学べるような工夫があった」、「児童と教師のやり取りが明るく和やかで、学校が大好きな子ども達が多いことがわかった」などのお話をいただきました。また、教室や廊下の児童の作品や掲示物をご覧になり、「スポーツDAYが楽しかったことが伝わる絵だった」「児童の文字が大変丁寧で驚いた」ともお話されていました。日頃の児童の頑張りをほめていただき大変うれしかったです。

 授業参観の後の会議では、地域と連携した活動の推進について、学校施設の整備について、学校教育と家庭教育の役割についてなど、様々な視点から貴重なご意見をいただきました。今後の学校運営に生かし、よりよい学校づくりにつなげていきたいと思います。

歯の健康に気をつけて生活しよう

6月1日(木)

 今日から保健室前の掲示が新しくなりました。今月の保健目標は「歯を大切にしよう」です。「歯の健康チェック」のコーナーでは、さっそく子ども達がチャートに沿ってチェックしていました。ゴールのカバの口を開けると、緑のカバには「すごい!」黄色のカバには「あと少し」ピンクのカバには「ざんねん⤵」とあり、それぞれ歯に優しい生活についてアドバイスが書かれています。歯を健康に保つには、歯をしっかりみがくことだけではなく、すききらいをせずに何でも食べることや、よくかんで食べること、甘いおやつや飲み物をとりすぎないことも大切ですね。

交通事故防止のための「反射シール」をいただきました

5月30日(火)

 この度、明治安田生命千葉本部様より、千葉県警察との「地域安全見守りネットワークちば」協定の取組の一環として、2年生16人に「反射シール」をいただきました。夜間、車のライトが当たると光って人がいることを知らせてくれるシールです。ランドセルや帽子など、持ち物や身に付ける物に貼るなどして交通事故防止に役立てていただければと思います。

 シールは明日31日(水)に学級担任から配付する予定です。

さつま芋畑準備完了

5月29日(月)

 今年度、畑の先生をお願いしている方が、この週末に、学校の畑を耕して肥料や薬剤等を混ぜ、黒いビニールの「マルチシート」を張ってくださいました。雑草が生えるのを抑えたり、土の乾燥を防いだりするのに効果があるそうです。

土が安定するまでには10日ほどかかるため、6月8日ごろから苗の植え付けが可能になるとのことです。

さつま芋の苗の植え付けは、全校児童で行う予定です。

校内研修の様子

5月25日(木)

  今年度の本校の研究教科は体育です。令和7年度香取小中学校体育研究協議会での公開を目指し、少しずつ準備を始めています。今日はアンケートにより把握した児童の運動・体育学習における実態をもとに、目指す児童像と研究の方向性についての研修を行いました。「児童が運動することの楽しさや喜びを味わえる体育学習とはどんなものだろうか」、「体育学習における『楽しい』とはどういうことだろうか」などについて活発に意見が交換され、目指す児童像や研究の方向性が見えてきた有意義な研修となりました。

PTAバレー始動

5月12日(金)

 今年度は、わらびが丘小学校が開校して以来初めて郡市PTAバレーボール大会に出場することになりました。PTA女性部の皆さんが中心となりメンバーを募ったところ、多くの選手の皆さんが集まってくださいました。PTA活動の新たな1ページが開かれ、わらびが丘小はますます盛り上がりそうです。本日は、結団式と1回目の練習が行われ、ユニフォームもお披露目されました。これから6月17日(土)の大会当日まで、毎週金曜日の夜に本校体育館で練習を行います。選手の皆さん、役員の皆さんよろしくお願いします。

チームわらびが丘、がんばれ!!(くれぐれもけがには気をつけてくださいね…)

引き渡し訓練

5月11日(木)

 今日は、非常変災時に児童を安全に帰宅させるために、保護者への引き渡し訓練を実施しました。今年度は、より本番に近い形での訓練をしようと、地区によって時間帯を分けずに行いました。初めての試みでしたが、保護者の皆様のご理解とご協力により、大きな混乱なくできました。ありがとうございました。しかし、災害は突然やってくるもの。こちらの準備ができるのを待ってはくれません。学校では、今日の振り返りを通して、どんな時でも、子ども達とお迎えに来てくださった保護者の皆様の安全を第一に引き渡しができるよう、今後も検証していきたいと思います。

 

 

 

今後の教育活動時における配慮事項について

5月8日(月)

 今日から新型コロナは、感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザと同じ、第5類に移行しました。保護者の皆様には、5月2日に、「教育活動時に配慮すべき事項(令和5年5月8日版)」を配付したところです。内容をご確認の上、対応にご協力をお願いたします。

 しかしながら、第5類に移行したからとはいえ、感染の拡大が完全に収束したわけではありません。最近の報道では、オミクロン株の派生型の感染が広がりつつあるともありました。児童や保護者の皆様の中には、第5類への移行に伴い、感染予防対策が大きく緩和されることに不安を感じている方もいらっしゃるのではないかと思います。これらのことを踏まえ、学校では、「教育活動時に配慮すべき事項」の実施に際し、当面の間、以下のように取り組んでいきます。ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

1 マスクの着用について

 着脱については個人の判断とするが、スクールバス内、給食配膳時は着用を継続

 (推奨)する。ただし、熱中症の懸念が生じる、気温や湿度の高い時には積極的

 にマスクを外す指導をする。

2 健康観察(体温チェック)について

 児童の健康状態把握のバロメーターとなるメリットがあるため、毎朝の体温チェ

 ック(カードの提出)は継続する。

3 給食について

 学年の実態に応じて会食を開始する。机の配置を向かい合わせにすることを可と

 し、その際、大声での発声や会話を控えるなど飛沫を飛ばさないよう注意させる。

4 共用部分の消毒について

 日常的な消毒作業は行わない。ただし、こまめな手洗いの指導に加え、給食配膳

 前の児童の机、給食台の消毒は継続する。

5 手指消毒について

 まずは確実な手洗いの実施を指導する。ただし、消毒薬の設置は継続する。スク

 ールバス内にも消毒薬は設置するが、添乗員による児童の手指消毒は行わない。

 

【保護者版】教育活動時に配慮すべき事項(令和5年5月8日学校版).pdf

長い間ありがとうございました。 3月31日(金)

 私は、今日でめでたく定年を迎えます。

 3年間、本ホームページをご愛読いただき、ありがとうございました。感謝の念に堪えません。

 来週からは、新校長が引き継ぎます。引き続きよろしくお願いします。

 

 最後に、私の大好きな言葉を二つ、「幸せを感じる四大元素」と「難しいことをやさしく」を紹介します。校長室の机に座ったときに必ず目に入る場所に貼ってあります。職員室にも貼ってあります。先生方に、このような気持ちで指導にあたってくださいというメッセージでした。受け止め方は自由です。このような気持ちをもって、今後もわらびが丘小の子供たちを指導していってください。よろしくお願いします。 

 わらびが丘小の良い子たち、卒業生、保護者の皆様、地域の皆様、これまで大変お世話になり、ありがとうございました。本当に楽しい毎日でした。皆様のおかげです。子供たちの夢を追いかける姿を想像して、遠くから応援しています。がんばれ! わらびっ子!(文責 海寳和宏)

 

 

 

離任式を行いました。 3月28日(火)

 令和4年度離任式を行いました。

 私は、送られる側です。「定年による退職」です。37年間の教員生活も最後の時を迎えました。大過なく過ごしてこられたのも、諸先輩方や同僚の先生方、児童・生徒の皆さん、保護者や地域の皆様のおかげと実感しております。あらためて感謝申し上げます。

 今年度は、支援員の方を含めると、4名の退職、6名の転出がありました。離任式には8名が参加しました。

 式は、校歌斉唱、教頭先生による退職・転出者の紹介、児童代表によるお別れの言葉、一人一人への花束の贈呈、退職・転出者のあいさつ、全校児童による見送りで終わりです。最後の校歌はジーンとくるものがありました。

 あいさつでは、夢を持つことと夢をかなえることについてお話をしました。ちょうどこの日の朝、宇宙飛行士の選抜試験に合格した2名のことがニュースで流れてました。国際機関に勤める40代の男性と、医師の20代の女性です。それぞれ最年長と最年少という対照的な2人です。共通するのは、「小さなころからの夢をかなえた」という点です。子供たちには、夢をもってそして夢をかなえるために、「いっしょうけんめいおべんきょうしてください」とお話ししました。毎日がとても楽しく、充実したわらびが丘小での3年間でした。

 見送りの時に、何名かの児童がお手紙をくれました。何度か読み返しながら、子供たちと過ごしたひと時を思い出しました。何物にも代えがたい貴重な時間だったと、いまさらながら感じました。

 学校は離れますが、いつでもわらびが丘小学校のことを応援しています。皆さんの大活躍を祈っています。(退職・転出者一同)

 これまでのご支援・ご協力、ほんとうにありがとうございました。 (文責 海寳)

 

 

「生徒の心に火をつける」 3月17日(金)

 本校職員室の前面に掲示してあるのは、アメリカの教育学者ウィリアム=アーサー=ウォードの名言です。

 

  凡庸な教師は、ただしゃべる。

  良い教師は、説明する。

  優れた教師は、やって見せる。

  そして、偉大な教師は、子ども(原文は生徒)の心に火をつける。

 

 私が好きな格言の一つです。

 「子供の心に火をつけるというフレーズが効いていますね。教師として目指す姿です。先生方には、どこを目指して指導していくのか、ということを折に触れて話しています。どうすれば火が付くのか、導入でのきっかけづくりにエネルギーを注いでくださいと。なかなかうまくはいきませんが、それでも1年を振り返ったときに、何回かは手ごたえのある指導ができたと言いきれれば大丈夫でしょう。

 小学校の指導で常々感じていることは、先生がお膳立てしすぎているのではないか、ということです。子供にやらせてもよいことまで先生がやってしまっていて、その結果「時間がない」「忙しい」「終わらない」という事態になっています。すべてがそうだとは言いませんが、これまでの指導法を劇的に変えるチャンスなのかもしれません。

 これまで先生が担っていた部分は、タブレット端末のおかげで相当少なくできるでしょう。例えば、手作りのプリントなどです。先生があらかじめ調べ、パソコンでまとめ、作成し、印刷して配り、さらに、先生が答えを言い、説明までするのです。これで果たしてどのくらい子供の頭に入るでしょうか。むしろ、キーワードだけ提示して、子供たちが調べ交流して、わかったことを発表させれば、アウトプットの機会にもなります。そのほうが子供たちも楽しいし、よほど印象に残るのではないかと考えます。

 「子供の心に火をつける」指導を目指して、方法を工夫してほしいものです。その前段階として、教材研究だけはしっかりと行ってください。 (文責 海寳)

 

  

 

「こんなに大きくなりました。」 3月15日(水)

 「こんなに大きくなりました」

 保健室前に貼ってある掲示物です。卒業生の1年時の身長と体重の男女別の平均と、同じく6年生になったときのものを比較しています。

 男子では、身長は平均36cm伸び、体重はほぼ2倍以上になりました。女子は、身長が34.2cm伸び、体重は男子と同じくほぼ2倍になりました。

 大きく成長しました。しかし、中学に入ったらもっともっと大きくなる子がいると思います。私も、中学校時に身長が伸び、中3時には今の身長になっていました。中3から伸びていないわけですね。しかも、今では少し縮んできました。一昨日、めでたく還暦を迎えたのですが、(多くの子から「おめでとうございます」と言われました)筋力が落ちて姿勢が緩んできたからか、やや小さくなったような気がします。どうでもいいですね、失礼しました。話を戻します。

 体の成長とともに、心の成長も見られます。最上級生としての行動は立派でした。明日の卒業式は、6年間の集大成です。在校生の心に残るような、立派な卒業式にしていきましょう。 (文責 海寳)

 

「がっこう、いきたくないなぁ・・・」 3月15日(水)

 「がっこう、いきたくないなぁ・・・」

 雨が降る月曜の朝。玄関でくつをはきながら、小学校2年生の娘はつぶやきました。

 

 「あなたは、このつぶやきにどのような言葉を返しますか?」

 これは、かつて生徒指導主任を任された年に、ある研修会で講演された「親業訓練協会」理事長(現在は顧問)である近藤千恵氏から投げかけられた言葉です。

 

 あなたなら、どう返しますか?

 

 「そんなこと言ってないで、早く行きなさい」

 「車で送っていこうか?」

 「何ぐずぐずしてるの!」

 「何か悩んでることがあるの?」

 「え~っ、どうしちゃったの?」

 「お母さんも仕事行きたくないなぁ・・・」

 

 さまざまな返しが想像できます。

 正解はこうです。

 

 「学校、行きたくないんだ・・・」

 

 カウンセリングの技法のひとつに「オウム返し(バックトラッキング)」というのがあります。

 「すごい悩んでたんです」

 「そう、悩んでたんだね」

 私はあなたの話をきちんと聞いていますよ、ということをオウム返しにより相手に示すことで、「わたしの気持ちはちゃんと伝わった」と相手が安心感を得るというものです。そして、そのあと安心して話せるようになっていくのです。

 

 近藤理事長は、このことをボールに例えて話をされていました。

 「子供が『がっこう、いきたくない』という、白いボールを投げているのに、私たち大人は、大人の考えである『早く行きなさい』という赤いボールで返してしまう。すると、子供は自分の伝えたいことが伝わっていないととらえ、もう話しても無理だと思ってしまう。心を閉ざしてしまうのです」

 「子供が白いボールを投げてきたら、その白いボールを投げ返すことが大切なのです。それが『学校、行きたくないんだ』という返しになるのです。そのことで子供は気持ちが伝わったと安心して、次の言葉を投げるのです」

 

 先の話には続きがあります。

 

 「そう学校行きたくないんだ・・・」

 「おともだちの〇〇ちゃんは、ママからもらったきれいなお花のもようのカサをさしているんだよ」

 

 子供が言いたかったのは、「自分もママのきれいな傘をさしたい」、ということでした。

 

 「うん、いいよ、ママのを貸してあげる!」

 「ううん、じぶんのカサがあるから!」

 娘は、明るく言って走って学校へ行きました。

 

 星野富弘さんという詩人で画家がいます。

 星野さんは、もう説明するまでもないほど有名ですが、元中学校の体育教師です。体操の選手として大学まで競技し、先生になった1年目に体操クラブ活動の指導中、鉄棒から落下して頚髄を損傷してしまいました。首から下が動かなくなり、失意の果てに口に絵筆をくわえて絵を描き、そこに詩をつけたものが、多くの人の共感を得て今に至ります。

 その星野さんの詩に、「二番目に言いたいこと」というものがあります。

 一部を紹介します。

  

 二番目に言いたいことしか

 人には言えない

 一番言いたいことが

 言えないもどかしさに堪えられないから ・・・

 

 確かに、私たちは一番言いたいことは胸の奥にしまっています。二番目に言いたいことを口にして、その裏側には、本当に言いたいことをグッとがまんしている自分がいることに気づきます。

 本当に安心できる、理解してもらえる人にしか、一番言いたいことは話さないかもしれません。

 そのためには、投げてきた白いボールを、正しくきちんと返してあげることから始まります。

 

 以来、親業訓練協会の方を招いて、保護者会で何度か研修会を開きました。保護者の方からは大好評で「またお話を聴きたい」という声をたくさんいただきました。私も、研修会の前に著作物を何冊も買って読みました。多くのことを学びました。「親業(おやぎょう)」という名のごとく、親も一つの仕事としてとらえると、大事なスキルは学ぶ必要があるし、逆に言えば、知ることによる効果や、試してみたときの子供の想像以上の良い変化は計り知れないということも感じました。

 これまで、幾度(いくど)となく保護者の方の前でお話しさせていただきましたが、この研修会での白いボールのお話は、今でも忘れられないほど保護者の方(300名くらいはいらっしゃいました)が一様にうなずきながら話を聴いていたのを覚えています。ある保護者の方(高校の先生をされていたお母様)は、帰り際に「先生のお話、とてもいい話でした。こんなこと言っちゃ申し訳ないけど、校長先生の話より良かった」と言ってくれました。私自身、研修会の内容が「目からうろこ」だったので、多くの方に伝えたいという気持ちからお話しさせていただきましたので、(校長先生には申し訳なかったのですが)話の意図が伝わって安心した、というのが本音です。

 長々と失礼しました。 (文責 海寳)

 

  

  

 

 

明日は3月11日です。 3月10日(金)

 あの日から12年が経ちます。

 東日本大震災は2011(平成23)年3月11日午後2時46分に発生した大地震です。地震の被害と津波の被害、そして福島第1原子力発電所の事故による被害がありました。

 千葉県では、地元香取市も被災地です。香取市役所横の十間川の周辺地域は、液状化をはじめ大きな被害を受けました。小見川の新開町周辺もそうです。旭市をはじめとする九十九里沿岸部でも津波の被害がありました。旭市では、死者・行方不明者が出ています。浦安市も液状化の影響が大きく報道されていました。県北西部では、風向きの影響で、福島原発からの放射線量の値が高く、「除染」「ベクレル」「シーベルト」という聞きなれない言葉が、毎日ニュースで流れました。報道されない多くの場所でも、様々な被害があり、つらい環境での生活を強いられた時期がありました。断水や停電が続き、食事は何とかなっても、洗濯や入浴はままならない地域もありました。

 また、香取市と川を挟んだ反対側の茨城県潮来市日の出地区も大変な被害を受けた地域でした。しかし、大きな被災地として目を向けられたのは、震災後しばらくたってからでした。そこに住んでいた元同僚の先生は、「家が傾いているので、生活していると気持ちが悪くなってくる」と言っていたのを思い出します。ずいぶん長い間、工事が始まらずに大変だったそうです。鹿島港にも津波がやってきました。神栖市の国道沿いもひどいものでした。

 「天災は忘れたころにやってくる」と言ったのは、物理学者で防災学者の寺田寅彦(てらだとらひこ 1878~1935)氏です。未曾有(みぞう)の災害として、「こんなことが現実に起こるものなのか」と思わされたのが、この東日本大震災でした。本当に忘れたころにやってくるんだなぁ、と。ただ、80歳や90歳を超えた方が、「今まで生きてきてこんなことは初めてだ」と多くの方が口にされていたのを聞いて、天災の怖さを思い知らされました。

 

 今年の6年生は、ちょうど0歳の時の出来事なので、記憶にはないと思いますが、遠い記憶の中で体験しているはずです(まだ生まれていない子もいますが、お母さんのおなかの中で体験しているかもしれません)。5年生以下は、生まれる前の出来事になってしまいます。

 一昨年の3月11日には、校庭で集会を開き、東日本大震災について話しました。津波は最も高いところで40mという記録が残っていますが、海岸から平地を襲った高さはだいたい10m前後の高さということでした。ちょうど校舎の高さが同じくらいの高さだよと話した時の、子供たちの驚いた表情ははっきりと覚えています。その後、2時46分に犠牲者のご冥福を祈り、全校で黙とうを捧げました。

 昨年は、給食時に校内放送で話しました。短縮日課で、2時46分にはお家に帰っているので、お家で黙とうをしてくださいと話しました。確か、帰る前に各学級で黙とうの練習をしたと思います。

 今年は土曜日ですので、今日の帰りに各学級で担任の先生からお話があると思います。明日は、各家庭で黙とうを捧げられるのではないかと思います。

 

 私は、昨夏に、宮城県の被災地を2か所訪問しました。宮城県の山元町立中浜小学校と、石巻市立大川小学校です。2つの学校はすでに閉校してありませんが、建物が震災遺構として公開されています。

 中浜小学校は、海岸から400mという立地にありながら、地震発生後10分で押し寄せた津波の被害から逃れ、1人の犠牲者も出さなかった奇跡の学校と言われています。対する大川小学校は、河口から約4キロ上流の北上川沿いにあり、地震発生から51分後に津波が到達したのですが、児童74名、教職員10名が犠牲となりました。この地区全体では418名が犠牲となったそうです。

 中浜小学校では、校長が、近くの中学校に逃げるのでは途中で津波に飲み込まれてしまうと判断し、倉庫として使っていた屋上の屋根裏部屋に、近所の住民も含め、全員を避難させました。本当にぎりぎりまで水が押し寄せたそうですが、結果として、なんとか助かったと語り部(かたりべ)の方から伺いました。本当にぎりぎりだったそうです。様々な奇跡が重なった結果だとおっしゃっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、大川小学校では、近くにある堤防の上の高台を目指して移動しているときに、川と陸の2方向から押し寄せ裏山にぶつかって大渦となった津波に飲み込まれ、多くの犠牲者を出したとのことでした。当日校長は不在だったと報道では伝えています。

 一概に比較はできません。当事者しか知りえない様々な事情があったはずです。

 現場に立ち、その時のことを想像しました。「もし自分だったらどう判断するだろうか」と思いを巡らせました。胸が締め付けられるような苦しさを感じたのを覚えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから12年が経ちますが、福島の帰宅困難者や、岩手・宮城で仮設住宅を出ても行き場のない方の存在は続いていると聞きます。一瞬で人生が一変してしまう理不尽(りふじん)さは、当事者でなければわからない苦しみでしょう。

 明日は、2時46分に黙とうを捧げ、犠牲者の御冥福をお祈りしたいと思います。 (文責 海寳)

 ※中浜小と大川小のパンフレットについて、本HPに掲載することの許可は得ています。

 

今日は「啓蟄(けいちつ)」 3月6日(月)

 今日は二十四節気の啓蟄(けいちつ)です。冬ごもりしていた虫たちが活動を始める時期です。次の二十四節気は、3月21日の「春分」です。この頃になるとかなり暖かくなります。ちょうど春彼岸(はるひがん)の時期です。「暑さ寒さも彼岸まで」とよく言いますが、最近は温暖化の影響からか季節が変わってきて、必ずしもこれには当てはまらい、ということもあります。しかし、慣用句的に「厳しさがあっても、時期が来ればかならずゆるんできて乗り越えられるときがくる」という使い方もされます。

 6年生は春分のころにはすでに卒業していません。中学校の入学式が待ち遠しいころですね。一番ゆっくりできるころかもしれません。5年生は最上級生となります。5年生、よろしくおねがいしますね。

 職員玄関の水盤には、麦が生けてありました。ずいぶん久しぶりに麦を見た気がします。

 「青麦(あおむぎ)」というのだそうです。ひとあし早い新緑ですね。

 麦は、初夏には穂が実り、黄金色に染まります。5月下旬から6月初旬ごろです。この頃を「麦秋(ばくしゅう)」と言い、俳句では初夏の季語になっています。秋と書くのに初夏なんてまぎらわしいすね。いや、ですね。「小春日和(こはるびより)」が11月から12月初め頃を言うのとちょっと似ている感じがします。春なのに秋から初冬なんです。

 植物によっても、その性質はほんとうにいろいろです。季節感を表す言葉もいろいろです。おもしろいですね。 (文責 海寳)

第2回学校評議員会を開催しました。 3月3日(金)

 学年末PTAに合わせて、第2回学校評議員会議を開催しました。

 最初に、授業の様子や教育環境を見学していただきました。その後、図書室を会場に会議を行い、学校運営や児童の授業風景などについてご意見をいただきました。

 

 

 

 学校評議員の方からは、次のようなご意見をいただきました。

 ・保護者による学校評価の結果を見ると、ほとんどの項目で高い評価を得ていることはすばらしい。逆に、マイナスの評価をしている方の意見が気になる。

 ・授業では、担任の先生の、児童の考えを引き出すような授業構成が良かった。

 ・学校評価に悪い評価がほとんどない。子供たちも皆楽しそうに活動している。

 ・開かれた学校づくりを継続していることに感謝している。今後も引き続きお願いしたい。

 ・スクールバスは、安全という面からみれば安心だが、登下校による体力の低下=運動不足が気持ち面へのマイナスの影響が出ないか心配されるところである。

 ・コロナによる制限が緩和され、以前のような姿に戻りつつあることは喜ばしい限りである。

 ・児童の授業中の姿勢の良さが印象に残った。正しい学習は正しい姿勢からとよくいわれるので、今後も継続してほしい。

 ・学習面について、放課後に補習を工夫してくれているのはありがたい。今後もぜひお願いしたい。

 

 

 

 

 

 

 様々な視点からの貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。学校運営に反映させていきたいと思います。

 また、6名中5名の評議員の方が今回で退任となります。長い間ご協力くださり本当にありがとうございました。毎回貴重なご意見をいただき、学校運営する上でとても参考になりました。今後も、地域の声を届けてくださると助かります。 (文責 海寳)  

学校における今後の新型コロナウイルス感染防止対策について 3月1日(水)

 国の新型コロナウイルス感染症対策本部において、マスク着用の考え方の見直し等が決定されたことを踏まえ、千葉県でも、3月13日以降はマスクの着用については個人の判断にゆだねる、としています。

 ただし、学校においては卒業式を除き4月1日からの取組とすることになっています。3月いっぱいは、これまでと同様の感染症対策を実施することになります。

 

 卒業式については、

 ①児童生徒及び教職員は、マスクを外すことを基本とする

 ②来賓・保護者はマスク着用とする。座席間の距離は、触れ合わない程度とする。

 ③壇上でのあいさつ等はマスクを外してよい。(一定の距離が保たれるため)

 ④証書の授与時は、児童・校長等ともにマスクを外してよい。(距離は近いけれども声は発しないので)

 ⑤歌唱や呼びかけ時は、マスクを着用するかまたは一定の距離を保つなど、一定の感染症対策を講じる。

 

 マスクの着脱については、外すことを強制するものではありません。健康上の理由など、様々な事情によりマスクを着用する希望があれば着用してかまいません。その場合、子供たちの中で、差別やいじめの原因とならないように、学校では適切に指導しますのでご安心ください。ご家庭でも一言触れていただければと思います。 (文責 海寳)

 

今日から3月です。 3月1日(水)

 今日から3月です。早いもので、令和4年度もあと1か月となりました。

 校内環境も、桃の節句に合わせたものが見られ、季節感を演出しています。

 3月の異名は「弥生(やよい)」です。たしか昨年も書きましたが、「草木弥生月(くさきいやおいづき)」からきているとありました。「いやおい」とはますます生い茂るという意味ですね。冬を越えて暖かさが増し、草木も一斉に芽吹く時期ということでしょう。虫が冬眠から目覚め活動を始めるころを表す二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」は3月6日です。

 

 3月は卒業式があります。19名の卒業生が巣立っていきます。6年生は卒業の日に向けて様々な準備を始めています。

 今日は6年生を送る会を実施しました。わらびが丘小が開校して初めて、全校児童が一堂に会した送る会になりました。各学年の出し物は、6年生に対する感謝の気持ちがよくわかるとても良い発表でした。詳細は別記します。

 

 先日、職員の打ち合わせでこんな話をしました。「3月には6年生を送る会と卒業式があります。『会』と『式』の違いって知っていますか? 近くの先生と伝えあってください」と。

 「え~っ⁉」

 「なんだろう?」

 「厳粛だからかな?」

 「そういわれると難しいね」

 「う~ん、わからない」

 児童の気持ちになりましたか? 考えることと交流することって難しいですよね。

 

 実は、私もはっきりとは知らなかったので、こっそり調べてから、あたかも知っていたかのように話しました。

 「『会』は『お披露目』であり、『式』は『節目』です」

 「竹は、節があることによって、しなやかさと強さを持ち合わせています。人生にも、節目があることで、気持ちを新たにすることができます。そして、より強く生きようと決心します。そのような意味で『式』は大切です。子供たちには、式に臨む心構えをしっかりと伝えてください」

 「将来、成人式や結婚式、お葬式など、人生の節目節目で様々な『式』に出会います。どのような気持ちで、どのような態度で臨めばいいのか、小学校時代にきちんと教えることは大切です。ぜひよろしくお願いします」

 先生方は、皆、真剣に耳を傾けていました。その後、子供たちにもきちんと話してくれたことと思います。

 令和4年度の締めくくりとして、残りの1か月を充実したものにしてほしいと思います。

 

 わらびが丘マイスターのK先生は、また図書室前の掲示物をリニューアルさせていました。春らしい明るい色合いを背景にしているのは「7ひきの子やぎ」です。こわいオオカミがやってきて、家の中のいたるところに隠れています。7ひきの子やぎを見つけることはできるかな? いつも楽しい掲示物をありがとうございます。 (文責 海寳)

 

イグレット乗馬倶楽部様とコラボへ。 2月24日(金)

 本日、学区内にある「イグレット乗馬倶楽部」代表の沼田様と、スタッフの渕上様が本校にお出でになりました。先日、沼田様が一度お見えになり、「わらびが丘小学校の児童のために、何かできることはありませんか」との申し出を受けました。本校としては願ったり叶ったりで、「是非よろしくお願いします!」と即答です。生活科や、理科・社会、さらにキャリア教育につなげることもできます。

 昨年今年と、生活科「わたしの町 はっけん」の一環として、2年生の児童がイグレット乗馬倶楽部に伺いました。学区に牧場は複数あるのですが、これまであまり関わりを持てずにいたのです。しかし、児童の訪問を申し込んだところ快く受け入れてくださり、子供たちも大喜びで訪問しました。そこで御縁がつながり、今回の運びとなったのです。

 沼田様と一緒に来られた渕上様は、現在も指導者として大学に所属し、アニマルセラピーを専門に研究されていると伺いました。馬と人間の関わりが、心の在り方にどのような良い影響を与えるかを研究されています。馬との関わりによって得られる様々な良さを伝えていければとおっしゃっていました。そのために、体験学習の前に事前学習としてレクチャーしてくださるとのことです。さまざまな活動や行動には必ず意味があります。それを知らずに触れ合うだけでは学習になりません。レクチャーを聞くことで、そこに意味が生まれてきます。充実した貴重な体験になるはずです。

 また、代表の沼田様は、競走馬を引退した馬の最後の余生の過ごし方に目を留め、「NPO法人引退馬協会」を立ち上げ、その代表も務めていらっしゃいます。引退した競走馬の扱いに心を痛めていたと聞きました。一部の活躍した有名馬を除いては、その後はあまり知られていません。「役に立たない」というレッテルを貼られ、その扱いも言葉では言えないほどとおっしゃっていました。そこで、第二の人生(馬生?)を送れるよう、人との触れ合いで、双方に幸福感をもたらせてくれるはずと考えてこの活動を始められたそうです。そのようなこともお話いただけたら、子供たちの馬を見つめるまなざしや興味・関心の方向も変わってくると思います。

 イグレット乗馬倶楽部様とのコラボレーションは、できればすぐに実行したいと考え、来年度の年間計画への位置づけを検討しています。地域とのつながりを、今後も、もっともっと増やしていこうと考えています。

 沼田様、渕上様、そしてイグレット乗馬倶楽部の皆様、今後ともどうぞよろしくお願いします。 (文責 海寳)

 

ぽかぽか大作戦 2月22日(水)

 2月の保健目標は「心のけんこうについて考えよう」です。保健室の掲示板には、「ぽかぽか言葉をお届けします」とぽかぽか言葉を配達するポカポカ便が登場しました。

 言われてうれしい言葉=ぽかぽか言葉をみんなで使って、お互いに気持ちよく毎日を過ごせるといいですね。 (文責 海寳)

 

 

ピカピカ大作戦 2月22日(水)

 1月31日から、SSS(スクールサポートスタッフ)として本校に来てくださっているIさん。きびきびと仕事をこなし、天候に応じて窓掃除や床磨き、掲示物づくりや事務作業の手助けなど様々な業務をこなします。その手際の良さと黙々と仕事に励む姿は、子供たちへの良いお手本となっています。近くを通りかかった子供たちも「ありがとうございま~す」と元気良くお礼を言えます。

 今日は、階段の踊り場に残る上履きの跡(黒くこすれた汚れ)を何度もこすって落としています。この汚れはかなりしつこくて、なかなか落ちません。子供の力だと歯が立たないのです。SSSのIさんはさすがです。根気強くこすってみるみるうちにきれいになっていきます。Iさん、ありがとうございます。とても助かります。 (文責 海寳)

 

イン ターネットの便利さにひそむ危険 2月3日(金)

 昨日、市の会議に参加してきました。そこでの「インターネットの適正利用について」という講演がとてもためになったので、内容をお知らせします。講師は、千葉県庁の県民生活課の方です。

 まずは、「〇iktok」という」短い動画をシェアできるスマホ向けアプリについてお話がありました。そこでは「投げ銭」と称して、お金のやり取りが発生する仕組みがあることを紹介していました。お金が発生するということは、そこから様々な問題に発展する危険があるということです。これは、かなりの小中学生が視聴しているアプリです。中にはライブ配信している小中学生もいるとのことです。

 オンラインゲームでも「ボイスチャット」による犯罪被害が増えているということもわかりました。

 また、「バイトテロ」と題して、バイト先の飲食店での悪ふざけをSNSにアップして大炎上した事例も紹介されました。

 ちょうど今、有名な回転ずしチェーン店での行いがSNSでアップされたことが瞬く間に拡散され、たいへんな問題になっています。

 講演会では、九州地方のある焼き肉チェーン店でのバイトテロ動画から、これがどのような問題に発展するかを説明していました。

 ①個人情報の拡散(顔写真、住所、家族の情報など)→クレームが直接自宅にくる

 ②想像を超える賠償額(数億円単位になる恐れも)→自己破産しても免れない可能性

 ③個人情報が拡散されたことによる影響(就職活動で面接に行った会社でも、顔や事件を把握しているので、就職できない可能性など)→働いて給料をもらうことができない

 現在問題になっている回転ずしチェーンでも、「株価が〇〇〇億円近く下落した」というニュースもあります。風評被害による客離れや、全店舗の膨大な数のしょうゆなどの備品の交換や消毒作業による逸失利益の賠償も含めると想像すらつきません。これらも、SNSで面白がってアップしたことが、本人たちの想像を超えて、大変な社会問題になってしまったという、SNSの影響力の大きさを表していると言えます。

 さらに、友達同士の何気ない会話や写真を気軽にSNSにアップしたことから、家や学校・塾が特定されたり、しつこく付きまとうストーカーまがいの輩(やから)が近づいてきたりする危険も紹介されました。一度アップした写真は、半永久的に拡散され続けることも説明されました。 

 現代社会では大変便利に使っているスマートフォンなどのデジタル機器は、使い方を誤れば、一生を棒に振るどころか、命の危険にもさらされる凶器にもなり得ることを実感しました。 (文責 海寳)

 

 ※詳しい動画は、内閣府や法務省のホームページから視聴できます。

 ※性犯罪被害については、千葉県警察本部よくし隊「あおぼーし」を検索してみてください。

 ※「ペアレンタルコントロール」というフィルタリングも有効であると紹介されました。(ペアレント=親 「親による管理」という意味ですね)

 

明日は節分。明後日は立春です。 2月2日(木)

 明日は節分です。立春の前日です。昨日今日は風がとても強く、「もう春一番か」とも思ったのですが、「確か春一番には定義があったな」と思い返し調べてみると案の定(あんのじょう)でした。

(以下引用)

 1 立春から春分までの間で、

 2 日本海に低気圧があり、

 3 関東地方における最大風速が、おおむね風力5(風速8メートル)以上の南寄りの風が吹いていて、昇温した場合。

 

 定義には当てはまらない部分もあるので、春一番ではなかったようです。今日も風が強いですね。換気のために窓を開けていると、細かな砂が教室に大量に入り込んできます。とてもやっかいなので、窓を閉めるしかありません。廊下側の窓を開けて換気しています。

 

 明日の節分に向けて、今夜は豆を炒り、神棚に上げておかなければなりません。恵方巻は検討します。今年の恵方は南南東だそうです。

 ちなみに、「豆を炒る(まめをいる)」は「魔目を射る(まめをいる)」からきているとありました。魔目とは鬼の目でしょうか。なるほど、語呂合わせ(ごろあわせ)だったんですね。納得です。

 もう春がやってきます。 (文責 海寳)

寒い朝でした。 1月25日(水)

 今朝6時過ぎに学校に到着すると、外気温は氷点下4.5度をさしていました。普段は40分ほどで到着する学校への道のりも、スリップしないように注意深く走ったので約1時間ほどかかりました。7時前には氷点下5度になり、久しぶりに肌を刺すような痛みを感じる寒さとなりました。

 6時過ぎにバスの運転手さんと今日の運行について検討し、安全面を考慮して、朝は運行しないことを決定しました。御家庭の送迎について、御協力ありがとうございました。

 午後0時の段階で、職員2名が福田地区と神南地区に分かれ、バスルートの確認をしてきました。途中、何か所か凍っている場所があったものの、バスの運行には支障がないものと判断し、下校時はスクールバスを運行することにしました。昨日に引き続き、放課後の補充学習がありますので、下学年以外は通常より30分遅い時間となりますので御了承ください。 (文責 海寳) ※上の写真は、融雪剤(塩カル)を豪快にまくS先生です。

 

 

今日は大寒です。 1月20日(金)

 今日は二十四節気(にじゅうしせっき)の大寒(だいかん)です。大寒から節分までの15日間を「大寒期」と呼び、1年で最も寒い時期と言われています。天気予報によると、来週は最低気温が氷点下の日が続き、とくに25日の水曜日はマイナス7度の予報が出ています。雪にはならないようですが、寒さ対策が必要でしょう。

 今朝の千葉日報のコラム「忙人寸語」には、大寒について次のように載っていました。(以下引用)「大寒とは、正月の祝い納めをする節目の日。『ハレ(非日常)』を終えた後の振る舞いも日常を取り戻すためには肝要だ」

 民俗学者の柳田國男(やなぎたくにお)氏によれば、「ハレ(晴れ)」は儀礼や祭り、年中行事などの「非日常」をいい、「ケ」は普段の生活である「日常」を表しているとのことです。

 「令和」の年号を考案したといわれる、万葉集研究で有名な国文学者の中西進(なかにしすすむ)氏によると、「ケが日常で、ハレが『晴れがましいとき』である非日常をさす」と言っています。「晴れ着(はれぎ)」「晴れの舞台」などがわかりやすい例だと思います。

 今日で祝い納めをし、明日から始まる日常をどう過ごしていくかという問題提起をしているようです。

 6年生は、卒業の準備がはじまります。5年生以下は、6年生を送り出し新入生を迎え入れる準備をしなければなりません。「ハレ」の日が、またすぐにやってくるわけです。1年のまとめの時期でもありますので、気を引き締めていきましょうね。 (文責 海寳)

 

 中西先生は「令和」という元号について、「『令』という字には、きちんと整った美しさ、麗しい(うるわしい)という意味がある」と言っています。『律令(りつりょう)』の令、『令嬢、令夫人、令息』の令などを考えてみればわかりやすいですね。令和を逆にすれば『和令(われい)』で、『やまとうるわし』と読めることも中西先生は言っていました。「令」という字は元号では初めて使われた字だそうです。「和」は20回ほど使われている字で、その二つを組み合わせれば違和感はないだろうともある講演会でおっしゃっていました。

 お笑いタレントのカズレーザーさんは、本名が和令(かずのり)だそうで、令和という元号にはどこか親近感がわくとテレビで言っていたのを聞いたことがあります。また、仮面ライダーV3に出てくる怪人カニレーザーにヒントを得てカズレーザーだということもあるテレビ番組で話していました。本名の読み方を変えれば「カズレイ」だからでしょう。ぜんぜん関係ありませんね、失礼しました。

 ちなみに、私は大学時代に中西先生から万葉集を教わりました。ですから令和という元号にはどこか親近感がわいてきます。これもぜんぜん関係ありませんね。失礼しました。

 

 

リサイクル活動への御協力ありがとうございました。 1月14日(土)

 心配された天気もなんとかもち、予定通りに第2回リサイクル活動を実施することができました。PTA本部役員および環境安全部員の皆様、そして回収・運搬を行ってくださいました役員の皆様、物品を提供してくださいました地域の皆様、本当にありがとうございました。おかげさまで、多くのリサイクル品が集まりました。前回以上の量があったかもしれません。結果が楽しみです。子供たちの教育活動に有効に使わせていただきます。

 アルミ缶も相当数集まりました。これから数えてみますが、なんとか足りていることを祈ります。たくさんの方の御協力、本当にありがとうございました。

 なお、ビンについては、これまで「ビールビンのみ」としてきましたが、次回から「一升ビンも可」となりますのでお知らせいたします。 (文責 海寳)

 

明日のリサイクル活動について 1月13日(金)

 明日のリサイクル活動は、予定通り実施します。

 現在の天気予報によると、お昼近くにやや雨模様の予報があるものの、午前中は曇りの予報です。

 明日の朝に天気が急変した場合にのみ、7時に、メールおよびホームページでの連絡をします。連絡がない場合には実施するという判断でお願いします。

「学校を核とした県内1000か所ミニ集会」教育講演会 感想紹介 part2 1月11日(水)

 12月9日(金)に行われた「学校を核とした県内1000か所ミニ集会」での村上先生の講演会に参加された方々より感想紹介のpart2をお届けします。

 

 ☆とても楽しくお話を聴くことができました。子供とのかかわりは難しく、子供の顔色をうかがうこともあります。家のこと、仕事のことと忙しくて思い通りにいかなく、心のコントロールがききません。6秒ももちませんが、全て自分の都合であって、子供は子供、その通りだと思いました。自分の都合で振り回していたことに気が付きました。心配で手を出しすぎる、口出しをしすぎることもあります。可能性をつぶす事はしたくないので、まずは自分が変わらなければと思いました。

 

 ☆この度は、なかなか聴くことのできない村上先生のお話が聴ける機会をつくってくださり、ありがとうございました。楽しく、心をひきつける言葉の中から自分の人生を見つめ直すことができました。身の回りの人に支えられていること、我が子に対しても縛りすぎないよう、心に寄り添えるようにこれからは関わっていきたいなと深く思いました。

 

 ☆お話を聞いて一番思ったことは、子供との時間を大切にしようと思ったことです。毎日ばたばたで、あっという間に一日が終わってしまいます。もう少し、子供との時間を増やしてあげたいなと思いました。

 

 ☆「面倒」や「面白い」といった言葉に対する心の現れ方について、なるほどと思い、面白かったです。今後の子供との接し方や顔を見て何を考えているかを知る良いきっかけになりました。

 

 私事ですが、大晦日から新年の年明けを、村上先生が住職をされている潮音寺にて過ごさせていただきました。

 境内一面に、ろうそくが灯されていて幻想的な年明けを迎えることができました。 (文責 土井)

 

 先日の成人の日に、夕方のニュースで潮来市の様子が紹介され、潮音寺で行った成人を祝うイベントに村上住職がしっかりと映っていましたね。スタジオにいたコメンテーターの直木賞作家は、「あの住職、たぶんぼくの知ってる人で、後輩だと思います」と言ってました。そうなんですね。知りませんでした。

 

あと2800本欲しい!~リサイクル活動~ 1月5日(木)

 わらびが丘小学校は開校してから3年間、アルミ缶リサイクル活動に取り組んできました。アルミ缶リサイクル活動では、缶を潰し、箱詰めをして、東北地方の会社に送ることで、収集したアルミ缶を換金することができます。

 車いす1台分と交換するには、重さで言えば約800kg、空き缶の数で言えば、約32,000~36,000個必要になります。ひたすら潰して詰めて、潰して詰めて…。車いすと交換できるまで、残すところ2800本程度になりました!!!わたしたちが卒業するまでになんとか福祉施設に車いすを届けたいのです。

 

 1月14日にはわらびが丘小学校のリサイクル活動があります。その際は、アルミ缶の回収も行っています。

 

アルミ缶を回収するにあたって協力していただきたいこと

・アルミ缶以外のものは入れないでください。(×ビン・スチール缶等)

・缶の中に煙草・ゴミ等を入れないでください。

・缶の中身を空にして、洗って乾かしてからリサイクルに出してください。

・下のように、縦方向に缶をつぶさないようにしてください。

     

 

ご協力よろしくお願いします。(文責 大澤)

第2回リサイクル活動のお知らせ 1月5日(木)

 来週の土曜日、1月14日に第2回リサイクル活動を行います。

 地域および地元事業所の皆様には、毎回多くのリサイクル品をご提供いただきありがとうございます。おかげで、子供たちへの教育活動に有効に使わせていただいています。

 PTA本部役員はじめ担当役員の方々にはご苦労をおかけします。よろしくお願いいたします。

 なお、当日は8時30分から収集を開始しますが、地区によっては少し早い時間から動き出すところもあるかと思います。早めに物品を出していただけると助かります。

 また、もし回収もれがありましたら、すぐにわらびが丘小まで連絡してもらえれば、すぐに回収に伺います。

 小雨決行ですが、悪天候により延期する場合には、保護者メールおよび学校ホームページでお知らせしますので、ご近所の方にもお伝えいただければと思います。 (文責 海寳)

 

回収品の中で、空き瓶については「ビール瓶のみ」としていますが、毎回清酒の一升瓶や焼酎の瓶等も入っています。ビール瓶以外は回収できませんので、各地区の定められた収集日に、ごみステーション等に出してください。

本年もどうぞよろしくお願いします。 1月4日(水)

銚子 屛風ヶ浦からの初日の出 明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

 令和5年となりました。今年の正月三が日は穏やかな好天が続き、皆様ゆっくりと過ごされたのではないかと推察します。

 私は、暮れの大掃除が終わらずに、元旦から障子張りの続きをやり、2日にやっと終えることができました。一昨年の暮れからやっていたので足掛け3年かかりました。素人なのでYouTubeで貼り方を学びました。貼ったときはヨレヨレでも、霧吹きをして翌朝にはあら不思議、ピーンと張ってきれいになっているではありませんか。だいぶコツがつかめてきました。それにしても、張り替えた障子は、部屋を見違えるほど明るくしてくれます。

 これに味をしめた私は、障子の枠や柱、鴨居、長押、果ては玄関や廊下の外側の木の部分、戸袋までアルカリ電解水で洗い、すっきりと若返りをさせてしまいました。このあと電動サンダーを購入して、部分的に表面を磨くことまで計画しています。

 わらびが丘小学校は、4月にいよいよ開校4年目を迎えます。今年の干支は「卯(うさぎ)」です。大きくジャンプアップする年にしたいと思います。

 私事ですが、私は年男で誕生日の3月に還暦を迎えます。よって3月31日には定年による退職となります。残り3か月を全力でやり切りたいと思います。4月からは新しい校長に引き継ぎたいと思います。

 昨年まで「えがおであいさつ日本一」「たのしくべんきょう日本一」を目標とし掲げてきました。今年は、この二つの目標をさらに進めて「あいさつに心を込めて」と「『わからない』って楽しい~先生に『なぜなぜこうげき』をしかけよう!」を付け加えたいと思います。

 わらびが丘小児童の皆さんには、明後日6日に元気な姿で会えることを楽しみにしています。

 今年1年が、皆様にとって素晴らしい年になることを祈念いたします。 (文責 海寳)

 

 今年も、地元の後輩が経営する門松工房「創志」の門松を玄関に飾っています。この工房は、昨年末もNHKのニュースで紹介されました。両〇国技館や靖〇神社はじめ某有名ホテルなどにも設置している今やメジャー工房です。わらびが丘小学校に福を呼び込んでくれるものと期待します。

職員研修 「SNSの不適切な使用」 12月22日(木)

 昨日の県の教育委員会会議を受け、不祥事事故による懲戒処分事案が今朝の新聞に掲載されました。4件中3件が、スマートフォンのアプリケーションを利用した児童生徒との私的なやり取りによるものでした。

 児童生徒とのSNS等によるやり取りは、管理職の許可を受けなければならず、基本的に禁止されています。なぜなら、私的なSNS等のやり取りが発端となって、これまで様々な事故が起きているからです。

 学校では、児童生徒及びその保護者とのメールをやり取りする場合には、いつどのような目的で誰と行うのかを記録簿に記入しなければなりません。しかも、それは管理職に許可された場合のみです。

 今日の職員研修では、今朝の新聞記事及び県教育長からの通知をもとに、SNS等を利用した、教職員と児童生徒及び保護者とのやり取りは絶対に行ってはならないこと、併せて自家用車への同乗も禁止であることを全員で再確認しました。 (文責 海寳)

「学校を核とした県内1000か所ミニ集会」教育講演会 感想が寄せられました  12月21日(水)

 12月9日(金)に行われた「学校を核とした県内1000か所ミニ集会」での村上先生の講演会に参加された方々より感想をいただきました。定運先生のお話がとても心に響いたという内容が多く、素晴らしい内容だったので皆さんに紹介します。

 

 ☆今日のお話を聞いて、子どもに対してつい先回りして声かけをしてしまうことが多く、私自身も思い当たるところがありました。これからは、ぐっと我慢して子供を信じて見守ろうと思います。

 

☆お話を聞いて、子育てについて人生についても学びを得ることができました。特に「手放す」ということについては、つい子供に対して過保護になりがちで、先回りして話してしまうことが多いです。「親自身の中のしがらみを手放す」ことを意識して、子どもと接していきたいと思いました。

 

☆村上先生のお話を聞いて、始めは面白く夢中になって聞き入ってしまいました。お話を聞き、自分や子供、両親に置き換えて考えることができ、胸が熱くなりいろいろな感情がこみあげてきました。先生が話されたように、親自身が経験したことが全てではなく、それ以外のことも考えなければいけないと思いました。子供にも自分の経験にとらわれずに、周りの意見も受け入れられるような心を持てる人になってほしいと思いました。

 

☆とても面白く話に引き込まれてしまいました。親と子は違う人間です。親の思いはあるけれども自由に育てていきたいと感じました。またぜひ聞きたいです。

 

 たくさんの方から感想をいただいています。順次紹介していきます。

 先日もお伝えしましたが、毎月11日と第4土曜日には、茨城県潮来市日の出にある潮音寺に行くと村上先生のお話が聴くことができるそうです。ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。(文責 土井)

 

職員研修 「飲酒運転・交通事故防止」 12月20日(火)

 昨日の放課後にモラールアップ研修として「飲酒運転・交通事故防止」についてを行いました。モラールアップ委員のO先生とS先生が担当です。資料も用意してくれました。

 ちょうど昨日まで行われていた「千葉県冬の交通安全運動」について再確認しました。

 ◇スローガン 「飲酒運転は絶対しない、させない、許さない」

 千葉県教育委員会から出されている「懲戒処分の指針」を確認しました。

 ①飲酒運転以外での交通事故

 ②飲酒運転

 ③交通法規違反

 併せて、違反したときの懲戒処分の内容についても再確認しました。

 毎年、年末は交通事故の件数が増えます。子供たちに注意するだけでなく、教員自身が事故や違反を起こさないように自覚を高め、これまで以上に注意していきます。 (文責 海寳)

 

職員研修 「わいせつセクハラの防止」 12月15日(木)

 昨日は児童下校後に職員モラールアップ研修を行いました。「モラール」とは「意欲ややる気」のことを指します。ですから「モラールアップ」は「やる気を上げる」という意味です。似ている言葉に「モラル」があります。「モラル」は「道徳」のことです。

 年間に10回程度、職員モラールアップ研修を計画しています。今回は不祥事防止の研修ですが、簡単なゲームを行って親睦を深めるなどの研修も行います。

 今回の研修は「わいせつ・セクハラの防止」がテーマです。このところ不祥事のニュースが報道されますが、最も多いのがこのわいせつ・セクハラです。

 今回の研修では、職員全員で動画を視聴して、そのあとグループディスカッションを行いました。意識の共有と認識の強化がねらいです。

 動画は「児童生徒性暴力等の特徴について」というタイトルで、大阪大学大学院名誉教授の藤岡淳子先生の講話を視聴しました。性暴力の特徴として、①同意がない ②対等でない ③自発性がない の3つがあげられるということです。

 また、性暴力は、性行動を通じての「暴力」であるという点を見逃してはいけないと言っていました。そして、その多くはパターン化しているということです。

 ここで「自己覚知(じこかくち)」という聞きなれないワードを目にしました。調べてみると、その意味は「自分自身のパフォーマンスを最大限に発揮する状況を作り出すために必要」とありました。簡単に言えば、「自分自身を知る」ことだそうです。自分自身を知るために、自分自身と対話して、自分自身の疑問の答えを自分自身で見つけていく過程、という説明もありました。

 援助者(教員含む)として必要な意識であるとのことです。ちょっと難しいなと感じましたが、なんとなくわかる気もします。

 今回の研修を通して、本校からは絶対に不祥事を起こさないという覚悟を再確認し、皆で共有しました。 (文責 海寳)

冬休みまであと10日。 12月13日(火)

 冬休みまであと10日となりました。学校に来るのは、今日を除いて8日です。クリスマスももうすぐです。校内の掲示物もクリスマスツリーでいっぱいです。写真はどこに貼られている掲示物だかわかりますか?

 

 

 

 

 さて、年の瀬を迎え、今年のお正月に立てためあては達成できたのでしょうか? 冬休み明け全校集会で「一年の計は元旦にあり」という言葉とともに、今年1年間で達成したい目標を決めて、ぜひ計画を立てましょう、とお話ししました。達成の度合いを振り返り、来年の目標を立てるための参考にしましょう。

 わらびが丘小では、昨年は「えがおであいさつ日本一」を掲げました。今年は「たのしくべんきょう日本一」としました。

 しかし、楽しくお勉強はなかなか難しかったようです。先生方へのプレッシャーも大きく、「たのしく」とはなかなかならなかったみたいですね。

 今年はタブレットPCが全児童に貸与され、「探る楽しさ」や「つなぐ楽しさ」は実感できました。「まとめる楽しさ」もあったと思います。次は、「考える楽しさ」に、そして「見つけ出す楽しさ」、さらに「創造する楽しさ」へと発展させたいなぁと考えています。

 「たのしくべんきょう日本一」は来年も継続したいと思います。知的好奇心を刺激するような楽しさを目指そうと考えています。 (文責 海寳)

 

行事予定について 12月13日(火)

 1月以降の行事予定について追加しました。いくつか変更されたものもあります。

 例えば、1月27日(金)に予定していた新入生保護者説明会は、翌週火曜日の31日に変更しました。これは、27日が保育園の行事と重なってしまったからです。

 また、卒業式も当初より1日早めました。これは校内事情によるものです。

 このように、年度初めに立案した行事予定は「あくまで予定」ですので、さまざまな事情により変更することがあります。お知らせ等の配付物等で必ずご確認ください。本ホームページでも変更が確定し次第更新しますが、保護者の方が確認した直後に変更するなど、タイミングがずれる場合がございます。できるだけ複数回の確認をお願いします。よろしくお願いします。 (文責 海寳)

学校を核とした県内1000か所ミニ集会を開催しました 12月9日(金)

 開校から2年間、新型コロナウイルス感染防止のため中止となっていた「学校を核とした県内1000か所ミニ集会」を初開催しました。

 茨城県潮来市にある薬師寺東関東別院潮音寺(ちょうおんじ)の住職、村上定運(じょううん)先生を講師に迎え、「親と子のかかわりについて」というテーマで教育講演会を行いました。

 奈良にある薬師寺では、多くの修学旅行生に「ためになるお話」を行うことで人気No.1の村上先生です。今日もユーモアのあるお話で、会場を笑顔いっぱいにしながら、リズムよくお話を進めてくださいました。

 

 

 

 

 

 

☆印象に残った言葉―1 「面倒」と「面白い」という言葉の由来について

 

 「面倒」- 自分にやる気がなく、興味が向かないことについては、顔が下を向いてしまう。顔(面)が倒れるから面倒。顔を倒しているのは、自分自身の心である。

 

 「面白い」- 物事が楽しくて、自分から興味を持ち取り組む。顔がしっかりと前を向き、輝いているから、面白い(おもしろい)。

 自分の心がけ一つで、面倒になったり、面白くなったりする。

 

☆印象に残った言葉―2 執着、こだわり、しがらみを捨てる。

 自分自身の経験から、こうでなければいけない、このようにするとうまくいった、失敗をしてはいけない、という執着、こだわり、しがらみを捨てる。0(ゼロ)になったところから再スタートすることで、新たな学び(幸せ)を手に入れることができる。

子育てについても同じで、親のこだわりから子どもの人格を考えない縛り付けをせず、アシストをすることが大切である。

  お帰りの際に、村上先生に色紙にサインをしていただきました。

            『手放す勇気といただく感謝』

 

 自分の今までの行いや子育てについて考えることのできたひと時でした。

 毎月11日と第4土曜日には、茨城県潮来市日の出にある潮音寺に行くと村上先生のお話が聴くことができるそうです。何度も聴いてみたくなるお話でした。

 村上先生、ありがとうございました。(文責 土井)

冬休み前PTAを行いました。 12月9日(金)

 午前中に授業参観、午後に県内1000か所ミニ集会と学級懇談会を行いました。また、ミニ集会の前には、開校して初めて学校保健委員会も実施できました。

 授業参観は、密を避けるために、旧小学校区ごとに2時間展開で分けました。子供たちは、お家の人が来てくれるとあって、皆そわそわしています。低学年では、秋祭りや校外学習の発表会など生活科を中心とした発表でした。子供たちの元気な姿を見せることができました。中学年や高学年は国語、理科、外国語、道徳、総合的な学習の時間などの授業を行いました。担任の先生の指導力と子供たちの授業を受ける様子もしっかりと見てもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 学校保健委員会では、学校医、学校薬剤師、学校評議員、PTA役員の方々に出席をいただきました。まず養護教諭から、健康診断の結果から見えた本校の課題について報告がありました。そのあと、参加者からの質疑応答と学校医の先生からの説明であっという間に予定時間を過ぎてしまいました。有意義な時間になりました。

 「学校を核とした県内1000か所ミニ集会」は、奈良薬師寺東関東別院である潮来市潮音寺住職の村上定運(むらかみ じょううん)氏による「親と子の関わりについて」という演題で御講演いただきました。さすが薬師寺で人気ナンバーワンのお坊さんだけあって、テンポの良い話しぶりにすぐに引き込まれてしまいました。詳細は別に記しますので、そちらをご覧ください。

 そのあと各学級で懇談会を行って解散となりました。多くの保護者の方に御参加いただきありがとうございました。 (文責 海寳)

1,000,000アクセス達成しました。 11月28日(月)

 ついに100万アクセス達成しました。

 100万ちょうどのスクリーンショットを狙っていたのですが、昨夜はワールドカップのコスタリカ戦を見ながらチェックしていたので、ちょっと応援に夢中になっている一瞬のすきに逃してしまいました。

 しかし、100万という数字はずっと目標にしてきたので、大きな達成感を感じています。実質2年8か月での100万アクセス達成です。これは驚きです。

 繰り返しになりますが、数字がすべてではありません。しかし、数字はモチベーションを上げるための大きな目標となります。まるでユーチューバーのような心境ですが、多くの方に繰り返し見てもらえるようにするにはどのような記事をアップすればよいか、どんな写真を何枚ぐらい、記事の内容も読むだけで学びになるようなものを、と様々な工夫のためにいろいろと考えます。執筆者も一人だけでは記事が単調になり飽きてしまいます。多くの先生に文章を提供してもらい変化をもたせます。そのほうが読む側の興味もわいてくるでしょう。できるだけ多くの情報を、児童・保護者・卒業生・地域の皆様そして本ホームページを見てくださっている方々にお届けしたいと考えております。

 100万アクセスを一つの節目として、これからもわらびが丘小学校の様子をできるだけ詳しく発信してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 (文責 海寳)

第2回校内研究会を行いました。 11月4日(金)

 令和4年度第2回目の校内研究会を行いました。講師の先生は、第1回と同じく、千葉県教育庁北総教育事務所の久保木主席指導主事です。

 1年、2年、5年の3学年が算数の授業展開をしました。

 この校内研究会は、教員の指導技術を高めるための研究の一環として年2回行っています。

 本校の今年度の研究テーマは、「わかる楽しさ、できる喜びを実感する算数授業の工夫」です。とくに、考えを書いたり説明したりするなど、アウトプットすることに主眼を置いています。

 

 

 

 

 

 

 授業では、終わりのチャイムが鳴っても「もう終わりぃ~?」「もっとやりたい」などのつぶやきが子供たちから出ていました。楽しくてわかりやすかったのでしょう。次の授業を楽しみにしていてください。

 

 

 授業終了後の研究協議会では、授業の良かったところを赤い付箋に、課題を青い付箋に貼って、学習問題の文言や指示の仕方、一人一人の見取りの方法まで、参観していた先生方からたくさんの貴重な意見が出されました。全員で共有することにより、次の授業に落とし込んでいくことになります。

 

 講師の先生からは、子供たちの授業への集中度や取り組みの真剣さについてお褒めの言葉をいただくとともに、指導法について、具体的かつ的確なアドバイスをいただきました。いただいた指導を今後の指導に役立てていきたいと思います。 (文責 海寳)

 

校内環境整備をありがとうございます。 10月25日(火)

 本校作業士のKさんは、児童の安全確保のために、敷地内の草刈りや樹木の剪定を1年を通じて計画的に進めています。おかげで、私の出る幕はありません。すべてやってくれるからです。Kさんの仕事を奪ってもいけないので、なるべく手は出さないようにしています。

 

 

 今朝も、すでに作業が始まっていました。グラウンド奥のオオムラサキです。5月の運動会前に切ったきりなので、枝が伸び放題になっていました。

 枝も太くなっていたので、刈り込みばさみだけでなく、ノコギリも使いながらの作業です。でも、手慣れたもので、どんどんきれいになっていきます。無理のないよう、お願いします。いつも助かります。

(文責 海寳)

 

 

 

※昇降口横の芝アートのメンテナンスもKさんがやってくれています。皆さん気づいているでしょうか?

「ちょっと」 10月13日(木)

 25年ぐらい前の話です。

 その頃は、中学校に勤務しており、学校全体の生徒指導主任を任されていました。

 その日も部活動の朝練習を終え、職員室に向かって歩いていました。そのとき、中3の担任の先生が近づいてきて、次のように言われました。

 「うちのクラスの生徒が、昨日の帰りに駐輪場で〇〇くんに蹴られたと言ってます。何人かも現場を見ています。どうしましょうか?」

 「わかりました。昼休みに訊(き)いてみます」

 加害者の生徒は、私の部活の部員でした。チームのエースとして活躍している生徒です。ただ、少し気が短くやんちゃな面もあったので、彼のクラスの担任ではなく、私が話を聞くことにしました。担任にも了解を得ました。

 

 昼休みに当人を相談室に呼んで話を聞きました。

 「昨日の帰りに、駐輪場で誰かを蹴らなかったか?」

 「えっ⁉ …やってません」

 「本人からの訴えがあったし、その場を見ていた人も何人か確認したけど…」

 「 … 」

 「よく思い出して」

 「やってません」

 「ほんとに?」

 「はい、ぜったいやってません」

 「そうか… 」 (困ったな)

 「 … 」

 「ぜったい?」

 「はい、ぜったいです!」

  ・・・

 (しばらく沈黙)

  ・・・

 「んー、ちょっとやったかもしれない?」

 「 …… えーと、ちょ、ちょ、ちょっとやったかもしれません」

 「なにをやったの?」

 「ちょっと、あしを、その、けったかもしれません…」

 「そっか、思い出してくれてよかったよ」

 「はー、すいません…」

 「◯◯のことは部活では大黒柱として信頼してるし、事実を聞いた時には『そんなはずはない』と思ったんだけど、よく思い出して正直に認めてくれてよかったよ。◯◯がそんな人間ではないことはよく知っている。なにか事情があったのか? でも、やったことはよいとは言えないな」

 

 担任の先生のもとに連れていき、結果を報告した後、当該学年にその後の指導(謝罪と反省)を託して指導を終えました。

 

 この、エピソードはいくつかの学校の保護者会で何度か話したことがあります。保護者は一様にうなずきながらよーく話を聞き、最後に温かな微笑みで受け止めてくれました。

 子供には、中学3年生でもこのような一面があります。当然、うそをつくこともあれば、隠すこともあります。うそをうそで塗り固めることになって、あとに引けなくなってしまうこともあります。最後には、どこでどんなうそをついたのかもわからなくなってしまいます。ごちゃごちゃになってしまうのです。よくありました。

 そうなってしまうと、うそをついている本人が苦しくなってしまいます。学校は警察ではありません。認めて反省し、もうやらないと約束しさえすれば指導は終わりです。再び繰り返すケースもありましたが。

 被害者を救済することが最優先ですが、うそをついて引っ込みがつかなくなった子供を救うことも大切です。

 このケースでは、「ちょっと」が効果を発揮した事例と言えます。子供の中では「完全にやった」のではなく、「ちょっとやった」くらいの意識のレベルなのです。だから、「やってません」と言い張るのです。子供の論理です。しかし、このことも認めたうえで次に進まなければなりません。  

 いろいろなことがあります。 

 

 谷川俊太郎(たにかわしゅんたろう)というかなり有名な詩人がいます。

 私も大好きです。なぜかというと、言葉にできない微妙な心の揺れやひだを、平易(へいい)な言葉で見事に表現するからです。

 

 彼の作品の一つに「うそ」という詩があります。

 かつて教育相談を学んだ中で、ある臨床心理学の本で紹介されていて知りました。

 それは、詩の中の一部(ほんの3行)でした。

 

         (前略)

   いっていることはうそでも

   うそをつくきもちはほんとうなんだ

   うそでしかいえないほんとのことがある

       (後略)

             (谷川俊太郎「うそ」より)

 

 子供の心理を見事についていると思いませんか? 

 大人にもグサッとくる気がします。 (文責 海寳)

10月は「目」をいたわりましょう。 10月13日(木)

 10月10日は「目の愛護デー」でした。10と10の数字を横に倒すと、まゆ毛と目の形に見えるからだそうです。10月1日はメガネの日だそうです。

 

 本校の今月の保健目標も「目を大切にしよう」です。ほけんだより10月号の裏側には、目を守るためのいくつかのアイデアが紹介されています。

 ① タブレットを使うときには、画面と30センチの間をあけましょう。

 ② 30分使ったら、遠くの雲や木を見て、目を休ませましょう。

 ③ 毎月0のつく日をノーメディアデーにするなど、タブレットやスマホを見ない日を作るのもいいかもしれません。

 

 目の健康チェックをしっかり行って、視力が落ちないように気をつけましょう。 (文責 海寳)

 

失敗から学ぶ 10月12日(水)

 かつて勤務した学校で、次のようなことがありました。

 

 私が教務主任として、入学式の司会進行を務めていた時です。

 その年の入学式当日は気温が低く、前日の天気予報でも「明日は暖かい服装で」としきりに伝えてました。

 入学式の会場準備を進める中で、会場である体育館の暖房器具の設置をどうするか検討になりました。

 しかし、入学式には例年ストーブは設置していません。3月末をもって、すべて収納してしまうからです。灯油についても、3月中にすべて使い切ることになっています。灯油もないのです。

 結局、「気温が低いことは皆わかっているのだから、寒さ対策は当然してくるだろう」ということで、例年通り暖房は設置しないこととなりました。

 

 当日の朝、入学生の保護者が体育館に集まってきました。多くの方はひざ掛けやショールを用意して、寒さ対策をしていました。しかし、3割くらいの方は春用の薄手の洋服だけで、式の中盤から寒がっている様子が見られました。

 

 入学式が1時間ほどで終わり、入学生は退場して各教室に向かいました。

 保護者はその場に残り、第1回目の保護者全体集会です。学年主任がいくつかの説明をしました。時間にして約15分ほどです。寒さで震えている保護者が何人もいます。

 「なんとかしよう」

 そう思い、体育館の倉庫の奥に収納したジェットヒーターの中で、灯油が少し残っていそうなもの(ヒーターをゆすり、ちゃぷちゃぷ音がするもの)を探し、1台を引っ張り出しました。集会が終わって教室に行く前に、少しでもあったまってもらおうと思ったからです。

 

 集会の終わりを見計らって、動線上にジェットヒータを移動し、点火しました。

 「ゴォーッ」という音とともに、真っ赤に燃える火が熱を吹き出しました。

 「よしっ!」

 

 心の中では、寒さに震える保護者が寄ってきて、火にあたりながら

 「あったか~い、ありがとうございます」

 そんな声を少し期待していました。

 

 ところが、期待は見事に裏切られます。

 

 最初に通りかかった、ある若い母親がひとこと、

 

 「いまごろおそいよ」

 

と、隣を歩いていたもう一人の母親につぶやいて、火にあたることもなく通り過ぎていきました。

 

 うちのめされました。

 

 事情を知らない保護者はそう思うのが自然です。

 「あるんだったら最初から出しとけよ」

 多くがそう思ったことでしょう。

 

 けれども、実際には灯油もほとんどないのです。底にたまったちょっぴりの灯油を無理やり燃やしたのですから。燃焼時間は2分ぐらいでしょうか。

 

 このとき、「過剰なサービスは不満しか生まない」と学びました。

 

 ただ、そのあとから来た数名の母親は、火にあたりながら

 「あ~、あったまる~」

と言って喜んでいたことに、少し救われた気がしました。 

 

 いろいろなことがあります。すべて学びになっています。 (文責 海寳)

 

 

校門に不審な跡が… 10月11日(火)

 今朝、登校指導をしているときに、正門とフェンスの上部が泥まみれになっていることに気づきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以前、昇降口前の水飲み場上部のタイルが泥だらけになっていたことがありました。そのときは、はっきりと小さな靴の足跡があったので、すぐに見当がつき、一件落着となりました。

 今回は、泥の汚れ方がかなりひどい状況です。加えて高さもあるので、「昔の子ならいざ知らず、今の子に上れるかな?」と、やや疑問を持ちました。

 

 ちょうど、九美上駐在所の方が、朝の交通安全指導で来ていたので、様子を確認してもらいました。休日の夜中に、不審な人物が学校に何かをしているかもしれません。

 

 「もし、ほかにも様子がおかしいところがあれば連絡してください」

 そう言って、戻っていきました。

 

 

 正門のコンクリートの上のくぼみをよくみると、落花生の割れた殻がいくつかあります。

 足元を見ると、鳥の糞らしきものも点々としています。

 

 犯人がわかりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 犯人はカラスでした。

 そういえば、今朝、玄関前にも落花生の殻がいくつか散乱していました。

 目の前が、収穫を終えた落花生畑だったのです。畑でつまんだ落花生を、道路を隔てた正門の上でついばんでいたのです。雨上がりだったのでしょう。泥はすべて畑の土でした。確かに、グランドの土よりも粒子が細かく、教頭先生が水で流して落とすのも一苦労でした。一件落着しました。

 

 連休明けの朝の一コマでした。 (文責 海寳)

「目をかける 手をかける 声をかける」(その2) 10月11日(火) 

 「目をかける 手をかける 声をかける」

 これは、子供によって、時期によって、そしてタイミングによってどれを選択するか、という教師側の判断がそこに伴っています。子供の成長の度合いを測って、何が一番必要かを考えるのです。

 目はかけているけど声はかけない、声はかけるけど手はかけないなどです。全てかける場合もあります。それは状況次第で決まります。

 

 大規模校に勤務していたころの実践ですが、小規模校の部類に入るわらびが丘小などではなかなか難しいかもしれません。なぜなら、一人一人がよく見えるので、「すぎてしまう」ことが往々にしてあるからです。「すぎてしまう」とは、目をかけすぎてしまう、手をかけすぎてしまう、声をかけすぎてしまう、という弊害です。子供は時期により、あるいは子供により「放っておかれる(やや語弊はありますが)」ほうが自立してたくましく育つ場合があります。大人は経験上、子供の様子を見て、失敗することを見通せるので「転ばぬ先の杖(ころばぬさきのつえ)」よろしく、事前に伝えて失敗を回避させてしまいます。もちろん、交通事故など重大なダメージにつながる場合はそれも必要ですが、のちの良い経験となりうる軽微な失敗は「学び」につながります。「あのとき、こうやって失敗したから、今回は~しよう」という「察知」(さっち)につながります。

 

 終業式で手渡された「あゆみ」には、担任の先生による見取りが所見として記入されています。担任の先生方は、ほんとうに細かな部分までよく見ています。また、「がんばりマスター」もそうです。がんばっている部分をよく見取っています。

 後期にも、様々な場面での見取りをもとに、「目をかけ 手をかけ 声をかける」指導を各学級担任はじめ全教職員で心掛けていきます。

 後期もどうぞよろしくお願いします。 (文責 海寳)

「目をかける 手をかける 声をかける」 10月7日(金)

 先日、SNSの記事で見つけた言葉を紹介します。

 「子育て四訓(しくん)」といい、山口市の教育委員長だった緒方甫(おがたはじめ)先生の「心を育てる子育て」についての言葉であるとありました。

 幕末の維新の志士に影響を与えた吉田松陰を輩出した地であることから、平易な表現でありながら、含蓄のある言葉であると思いました。

 のちに渋沢栄一の有名な夢七訓のもとになったのではないかとされる吉田松陰の言葉にもどこか似ています。

 

 

夢なき者に理想なし

理想なき者に計画なし

計画なき者に実行なし

実行なき者に成功なし

故に、夢なき者に成功なし

      吉田松陰

 

 25年ほど前に、中学校の生徒指導担当を任されていたころ、夏休み明けの9月の目標として、先生方に向けて次のような目標を提示しました。

 「目をかける 手をかける 声をかける」

 これも、当時読んだ書物の中にあった表現を参考にして提示したものです。「子育て四訓」を目にして、すぐによみがえってきました。

 この言葉も、各学級担任の先生が、自分のクラスの生徒を目に浮かべて、どうかかわればよいかをイメージさせるのに有効であったと記憶しています。

 何をかけるのかは生徒によって違います。どの程度かけるのかも違います。

 「◯◯を〜しましょう」という目標はよくありがちですが、範囲が限定されてしまい、あるいは漠然としすぎて訴えかける強さがありません。

 昔のことを少し思い出したついでに書かせていただきました。 (文責 海寳)

「がんばりマスター」作成中。 10月3日(月)

 毎学期末に児童全員に授与している「がんばりマスター」。今週末の終業式に向けて、少しずつ書き始めています。

 担任の先生からみた児童のがんばっている姿を認め称えるという目的で開校当初から続けています。

 多い児童はすでに6枚をコレクションしています。

 今回は、自分のどんなところを担任の先生は見ていてくれていたのでしょう。金曜日を楽しみにしていてください。 (文責 海寳)

 

折り返し地点です。 10月3日(月)

 今週で前期が終了します。カレンダーも残り6枚となり、いよいよ後半戦です。昇降口の行事予定も、ハロウィーンバージョンに衣替えです。

 後期も行事がどんどん始まります。今月は郡市陸上競技大会があります。6年生は修学旅行もあります。来月初めには校内研究会も控えています。

 先生方は、先週まで通知表作成で夕方遅くまでかかっていました。来週からは後期が始まりますが、落ち着く間もなく、次の行事に向けて準備を始めています。時間をうまくやりくりして、時間外超過勤務の低減も進めていく必要があります。

 

 図書室前の掲示板も様変わりしました。読書の秋に向けて、「先生方のおすすめの本」を紹介しています。

 

 

 

 

 

 

 3名の先生方のおすすめが紹介されていました。どの本も読んでみたくなる楽しそうな本です。

 同じような本が図書室の中にはたくさんあります。ぜひ手に取って読んでみてほしいと思います。そして、おもしろそうだなぁと思ったら、借りておうちでゆっくり読んでみてくださいね。

 

 その横に目をやると、図書委員がおすすめする図書が紹介されていました。これもなんだか楽しそうで、思わず見てしまいます。楽しそうな本の紹介をありがとうございました。

 みなさん、たくさん本を読みましょう。 (文責 海寳)

 

 

 

「威厳をもって丁寧に」 9月21日(水)

 ちょうど20年ほど前に、ヨーロッパ4か国を訪問する機会がありました。イギリス、オランダ、ベルギー、フランスを回りました。

 最初の訪問地であるイギリスでは、バッキンガム宮殿やウインザー城などに立ち寄りました。

 写真はその時のウインザー城のラウンドタワーを撮ったものです。この旗がイギリス国旗なら女王は不在、王室旗なら女王は在城ということでした。この日は運よく王室旗だったので、同じ敷地内にエリザベス女王がいらっしゃったわけです。(城内の「ロイヤルアパートメント」という建物だそうです)一昨日の国葬の様子をテレビで見て、あの時の感動がよみがえってきました。

 同時に思い出されたのが、最後の訪問地であるフランスでの出来事です。

 フランスでは、パリの日本人学校の訪問とともに、ダウンタウンにある中学校を訪問しました。場所柄、薬物や暴力など様々な問題があった学校だったと聞きました。

 ヨーロッパの学校は基本的に敷地をフェンスですべて囲い、当時から監視カメラなどのセキュリティは万全で、簡単に敷地内には入れません。

 新しく校長に就いたのがその地域の議員でした。学校を立て直すための方策として、警官が警察犬を伴い校内をパトロールすること、大学生を生徒の相談相手や指導員として活用することなど、いくつかの具体策を矢継ぎ早に繰り出し、学校は短期間で安定を取り戻したとのことでした。

 当時、校長はじめ何人かの学校スタッフと交流する場があり、そこで次のように質問してみました。

 「教員は、生徒と接するときに、どんなことに気を付けていたのですか?」

 すると、校長は、

 「生徒に対して、『威厳をもって丁寧に』接するよう、教員には伝え、そして実行しています」

 「生徒にとって教員は大人の代表です。教員が威厳をもつことで、生徒は尊敬のまなざしを向けます。そのような姿勢で丁寧に指導するのです。授業の質も上がります」

 「威厳をもって丁寧に」という言葉が胸に刺さりました。当然、「威厳をもって」とは威張ることではありません。その責任を全うしようという強い意志をもつことで醸し出される雰囲気みたいなものと私は捉えました。

 以来、心の片隅にいつも意識していた言葉です。

 

 フランスでは、このほかに印象深く覚えていることがあります。午前中に中学校を訪問し、午後から日本人学校を訪問しました。途中で昼食をとるためにレストランに入りました。

 メニューをオーダーしたときのことです。

 通訳の方が、「ワインは飲まれませんか?」と訊いてきたので、「これから訪問なので」と断ると、「ワインは我が国の文化ですよ」と言われ、「あ、ここはフランスだったのだ」と思い返し、1杯のグラスワインをおいしくいただいたことを思い出しました。

 「郷に入っては郷に従え」という諺(ことわざ)を痛感した出来事でした。 (文責 海寳)

今日は「重陽の節句(ちょうようのせっく)」 9月9日(金)

 

 今日は重陽の節句(ちょうようのせっく)です。健康長寿を願い、命を尊(とうと)ぶ大切な日とされています。

 

 以下、昨年度の本HP記事から引用します。

 

 五節句(ごせっく)というものがあります。

 ①人日(じんじつ)の節句  1月7日  

 ②上巳(じょうし)の節句  3月3日

 ③端午(たんご)の節句   5月5日

 ④七夕(しちせき)の節句  7月7日

 ⑤重陽(ちょうよう)の節句 9月9日

 

 古代中国では、奇数を「陽」、偶数を「陰」として占いなどに用いてきました。「陽」は縁起が良いとされています。中国では暦(れき・こよみ)で、奇数(陽)が重なると偶数(陰)になるとして、それを避けるために行事が行われていたということです。日本でも、宮中(きゅうちゅう)で邪気(じゃき)を払う行事が行われるようなり、また、季節の節目に当たることから節句(せっく)と呼ばれるようになったということです。

 

 重陽の節句は、陽数で最も大きい「9」が重なるので重陽(ちょうよう)と呼ばれています。本来は旧暦の9月9日を指し、今の暦では10月中旬にあたります。菊が美しく咲く時期でもあるので「菊の節句」とも呼ばれています。ちなみに菊は日本の国花であり、皇室の家紋でもありますね。

 調べてみると、いろいろなことがわかり楽しいですね。 (文責 海寳)

 

夏休みもあと7日です。 8月25日(木)

 長かった夏休みも今日を含めて7日となりました。児童の皆さんは元気に毎日を過ごしているでしょうか? 宿題は終わりましたか?

 

 夏休みに入ってすぐ行う予定だった二者面談は、コロナウイルスの感染状況が急激に悪化したことから中止としました。実施していれば、お子様の学校での様子や夏休みの過ごし方を伝えたり、夏休みの宿題について説明したりする予定でした。

 しかし、中止となったことでそれらができませんでした。

 心配なのは、宿題の進捗状況です。夏休みのしおりに書かれている宿題をきちんと進められているかがやや不安なところです。

 お家の方へのお願いです。今一度しおりを読んで、宿題が済んでいるか、31日までに終えられるのかどうかをお子様と確認してほしいのです。もし、まだ終わっていないものがあれば、残り7日間で計画的に進められるよう声掛けをしてください。

 9月1日に、全員がすっきりした明るい笑顔で登校できるように、ご協力をよろしくお願いします。(文責 海寶)

とてもうれしいことがありました。 8月23日(火)

 校歌が破れるという悲しい出来事の後に、とてもうれしい出来事が待っていました。

 令和4年度の「香取市人権標語展入賞者」の結果が届き、本校6年生のHさんが、なんと小学生の部で市長賞に輝いたのです。1等賞です。入賞作品を紹介します。

 

 「開けてみよう 心のとびら 笑顔のカギで」(わらびが丘小学校6年 HT)

 

 すばらしい! 「笑顔のカギで」が効いてますね。

 本校からはあと2名が優秀賞に入賞していましたので紹介します。

 

 「あなたとわたしとてもたいせつ。 あなたのかわりは いないから。」

                      (わらびが丘小学校1年 YM)

 「わたしから君へ 次々と続く 笑顔のバトン」

                      (わらびが丘小学校5年 YS)

 

 優秀賞の2作品も心に響いてきますね。すっとしみ込んできます。

 みんながこのような心をもっていれば、絶対にいじめは起きません。「いじめゼロのわらびが丘小学校」をこれからも続けていきましょう。

 とてもうれしいことでした。3名の皆さんおめでとうございました。 (文責 海寳)

 

悲しいことがありました。 8月23日(火)

 体育館の壁に掲げている校歌。開校直前に慌てて作成し、貼ったものです。

 その校歌が一部破れてしまいました。

 先日、校内を見回っていた日直さんが発見し、知らせてくれたのでした。作成するのにかなり労力がかかっただけに、ショックでした。数年はもつだろうと考えていたので、どうしようという思いです。

 

 なぜかというと、貼ってある位置が高くて脚立(きゃたつ)では届かないからです。スライド式の長い梯子(はしご)は本校にはありません。

 とりあえず、簡易的な補修をしたいのですが、ままなりません。

 困りました。

 

 

 もともとは、令和2年4月に開校するにあたり、体育館だけは全面改修になったことがきっかけでした。体育館が改修になったのは、老朽化もありますが、災害時の避難所としての機能を重視したからでしょう。

 体育館が新しくなるのは良いのですが、壁に掲げられている旧佐原三中時代の校歌も額ごと撤去するというのです。「新たな校歌の額は設置されるのですか?」と市教委の担当者に問うと、「その予定はありません」との答え。焦(あせ)りました。

 新規開校するのに、体育館に校歌がないと格好がつきません。模造紙に書いて画びょうやテープで貼るなんてみっともないことはしたくありませんでした。校歌も新しくなるのですから。入学式の様子が頭に浮かびました。

 咄嗟(とっさ)に、「額だけ残してもらえませんか?」とダメもとで頼んでみたところ「聞いてみます」とのこと。そして、額だけはなんとか残してもらったといういきさつがあったのです。

 ただ、そのあとが大変でした。開校直前である2月の初旬に、「来週、体育館内部の足場を撤去するので、それまでに新しく貼る校歌を作っておいてください」と。そうすれば貼っておきますとのこと。自分たちで貼るのは不可能だったのです。

 さあ、それからがたいへんでした。

 書くのは自分が書くとして、書く紙はどうしようかというところからです。

 その時はまだ神南小だったので、とりあえず模造紙やラシャ紙等を保管している物置きを探してみました。すると、幸いにして使いかけの和紙のロール紙がありました。たぶん歴代の校長である書家の椎名正男先生が残したものかも、と思いながら広げてみると、なんとか足りそうな長さが残っていました。

 失敗分も含めてとりあえず3枚分を必要な長さにカットしました。

 広い場所が必要なので、図書室の大きな机をつなげて紙を広げました。そして、最も難しい、レイアウトの線を引く作業です。鉛筆で、全体がバランスよく見えるように、ものさしで間隔を図りながら線を引きます。上下左右のスペースはどのくらいとろうか、行間は、一番と二番の間のスペースは、一行の中間線は、タイトルの文字の大きさは、作詞・作曲者の名前の大きさは、作曲者と一番の間のスペースは、などまるで製図を書くように線を引きます。

 線を引き終わったら、いよいよ歌詞を書きます。

 私は賞状もよく頼まれますが、いつも左から書いていきます。最後から戻ってくるのです。なぜなら、書くときに右手を紙に乗せられるからです。右から書くと、手を紙に乗せたら書いたばかりの文字の墨が右手の腹について、紙を汚してしまいます。そうならないように、最後の行から戻るように書いてくるのです。

 すぐに書き出せるわけではありません。気持ちを集中しなければなりません。気持ちが乗らなければ書けません。じつは初日は、1枚レイアウトの線を引いて気持ちが折れてしまいました。書き出したのは次の日です。

 翌日の午後、一発勝負で書き始めました。文字の下書きは書きません。消す作業が増えてしまうからです。しかし、一字間違えたら書き直しです。レイアウトの線も引き直しです。それだけで優に一時間はかかります。気持ちを集中します。

 三番を順調に書き、二番に入りました。あと二行というところでなんということでしょう、ついに失敗してしまいました。「季節のめぐみ」の「季」を「委」と書いてしまいました。書き直しです。字は、流れと勢いで書くので、このようなことはたまに起こります。ショックでした。

 この日は、2枚目のレイアウトの線を引いてエネルギーがなくなりました。

 翌日、気持ちを集中して書き始めました。順調に一番に入りました。ところが、なんということでしょう、「こもれ陽ゆれる」を「ゆるる」と書いてしまいました。

 書き直しです。

 また線を引きます。でも、この日はもう先延ばしできないので、気持ちを奮い立たせて3枚目の線を引き、何とか書き上げました。最後のタイトルの文字はちょっと気に入らなかったのですが、もう書き直す気力は残っていませんでした。

 とにかく失敗できない状況で、これだけの文字数を書くという、精神を集中するエネルギー量は相当なものでした。本当にへとへとでした。ただ、これで終わりではありません。

 それから台紙になる色ラシャ紙の色を決め、両面テープで3枚を縦につなぎ合わせ、体育館の額縁の内側のサイズにぴったりはまるようにするために、左側と下の端を切り取りました。

 そして、完成した校歌の裏側の4辺に両面テープを貼り、台紙を広げて全体のバランスをとりながら慎重に貼り付けていきました。難しいのは、最後に必ずしわができることです。

 しわができないように、ゆっくりと貼りました。すべて一人の作業です。なぜなら、この時期は閉校に向けて他の先生方は、やることがたくさんあったからです。

 最後に、台紙の裏側四方にガムテープで裏打ちし、なんとか完成させました。

 写真を撮るときだけ、2人の先生に持ってもらいました。それまでは先生方にも内緒で図書室にこもり作業していたのです。

 

 校歌を書く難しさは、各行の終わりの位置がバランスよく見えるように、一行の中間のすき間をどのくらいにするか決めることです。

 二番・三番とのバランスも考えます。だから、一番の2行目の「力いっぱい」と「仲間とともに」の間は、一行目や三行目とは違います。

 これは、校長室の校歌を書いてくださった書家の椎名正男先生も同じことをおっしゃっていました。

 額装する前、清書を持ってきてくださったときに、私が「先生、何枚お書きになったんですか?」とたずねると、「10枚くらいは書いたかな?」とおっしゃいました。それだけで相当な時間です。その労力の大きさを知っているがゆえに思わず訊いてしまいました。

 「行終わりのスペースのバランスが今一つで、行の途中のすき間の広さを少しずつ変えて書いてみたんです」と。その中で、一番よくできた一枚を持ってきてくださったのでした。

 

 体育館の校歌については、書き直しするしかないかと考えています。私は、来年3月には定年を迎えるので、それまでには書こうかなと思います。

 大変長くなりました。今日の悲しい出来事でした。 (文責 海寳)