学校から

2021年6月の記事一覧

歴史のロマン~旗立松(はたたてのまつ)~  6月22日(火)

 「九美上コロニー」は、シラサギの繁殖地です。九美上交差点(五差路)の近くの「佐原テクノ」さんの駐車場の横にある杉林を中心としたエリアです。「鳥の博士」齊藤敏一先生によると、約700羽のシラサギがいて、国内で小さな渡りをしているとのことです。ここは、県内でも最大級のコロニーでもあるそうです。中には住み着いて年中暮らしている個体もいるとか。ただ、このところ、規模も小さくなり、また、繁殖できる場所も少なくなってきているそうです。コロニーの条件としては、近くにえさ場(田んぼや川など)があること、木々の間をとびぬけられるだけのすき間がある林であることなどです。近年はエサも少なくなってきており、また、シラサギが巣をつくる木も、自分たちが出したフンにより巣をかけている木が枯れてしまうという悪循環も増えているようです。齊藤先生は「自分で自分の首を絞めているんだよね。でも、人間も同じなんだよなー」とボソッと言っていたのが印象に残っています。

 九美上コロニーに行く時にわたる交差点の一角にある石碑をご存知でしょうか?

 4月12日に本ホームページに載せたものを再掲しますのでご覧ください。

(以下再掲)

 交差点の一角に石碑が立っています。足元をすぐ横の木の太い根が覆っていて、周囲を十数本の小さな石柱が囲んでいます。地面の一部は新たにアスファルトで固め、歩道にしてあります。石碑には「旗立松」と刻まれています。「松はないのに…」とちょっと不思議に思い、気になったので校長室の本棚にある書籍でさがしたところ、島田七夫氏著「佐原の歴史散歩」(平成10年発行)に次のように載っていたのを見つけたので引用します。(以下引用)

 「旗立松」

 「バス停『九美上』の近くであるが、五つの道が交叉する東側、駐在所脇に『旗立松(はたたてのまつ)』の石碑がある。碑は昭和2年に建てられたもの(碑文は宮沢春文香取神宮宮司)で、それによると「前九年の役(1051)」に陸奥守兼鎮守府将軍の源頼義が安倍氏征討の命をうけて、奥州に向かう途中、軍神の香取神宮に戦勝祈願するためここを通り、この松に軍旗を立てて兵馬を休めた」ということである。かつては、目通り周囲4メートルもある枝ぶりの見事な松があって、故事を伝えるふさわしいものだったというが、その松も今はない。小松であるが何代目であろうか」(引用ここまで)

 今から970年前の平安時代には、この場所に香取神宮へ向かう通りがあったこと、そこが今でも交通上便利な場所になっていることを思うと何とも言えない気持ちになってきました。鎮守府将軍の一団であるので、数百人規模はいたでしょうか、それ相応の規模の兵馬がここでしばし休息したことを想像すると、歴史のロマンにかられます。

 ちなみに、源頼義の系譜をひも解くと、父は源頼信といい、かの有名な藤原道長の四天王の一人と呼ばれたエリートでした。また頼義の子孫には、足利尊氏、源頼朝、武田信玄がいます。

 何気なく見かけた石碑に、このような歴史的事実があろうとは思いもよらないことでした。でも、そのおかげで高校の日本史で習って以来の「前九年の役(えき)」について詳しく調べることになり、当時は言葉だけ覚えてそのいきさつなど詳しいことはまったく知ろうともしなかったのが、そのつながりから結末まで知ることとなったのはちょっと得した気分です。誰かに自慢げに話してみようと思います。アウトプットは大事ですから。 (文責 海寳)

歯・口の健康に関する図画ポスターコンクール参加作品  6月22日(火)

 

 

 

 

 

 

 

 歯・口の健康に関する図画ポスターコンクール参加作品を掲示しています。昇降口横の階段入り口に掲示した6作品です。真ん中上の2年生Rさんの作品は準優秀に入賞した作品です。細かな描写と全体のバランスに優れています。全体としてカラフルな作品がそろいました。図画の腕前とともに、歯と口の健康への意識も高めていきましょうね。 (文責 海寳)

アサガオも咲いていました。  6月2日(火)

 昨日の記事で、「ヒマワリがアサガオより早く咲いた」と書いてしまいましたが、実はアサガオはすでに咲いていました。しかも、写真のは二つ目です。確認もせずいい加減な記事を書いてしまったことを反省しております。つつしんで深くお詫び申し上げます。

 昨年は、校長室の外に張ったグリーンカーテンのアサガオは12月まで咲いていました。6月に咲き始めるとなると、半年ものあいだ咲き続けるということになります。今年のアサガオも楽しみですね。 (文責 海寳)

今日は夏至です。  6月21日(月)

 今日は夏至です。1年で1番、昼の時間が長い日です。残念ながら、梅雨時ということもあり、今日は曇りなので太陽は顔を出していません。明日からは、だんだんと日が短くなっていきます。

 令和3年も、あと10日足らずで半分が終わります。来週の木曜日には、カレンダーをめくると残り6枚を実感します。夏休みまでちょうど1か月となりました。日々新た、日々充実を目指して毎日を過ごしていきたいと思います。 


 

 

 

 

 

 

 突然ですが、なんと、今日ヒマワリの花が咲きました。アサガオもまだ咲いていないのに、です。1本だけが、なぜか突然変異のように巨大化してぐんぐん伸びていたのでした。一緒に並んでいるヒマワリはまだ10センチ足らずなのです。1本だけ種類が違っていたのでしょうか。同じ種屋さんから購入した、同種の種のはずなのですが。紫陽花の時期にヒマワリも一緒に咲いている。不思議なコラボレーションです。

(追伸)

え~、事実が判明しました。1本だけ大きいのは、1か月ほど早く芽が出た苗を植えたためだそうです。たぶん、こぼれ落ちた種が、畑で自然に発芽したものと思われます。  (文責 海寳)

300,000カウント突破しました。 6月21日(月)

 昨日のお昼過ぎに、本ホームページ閲覧数が30万カウントを突破していることに気づきました。また、一つの区切りを超えることができました。昨年4月から始めて(記事は実質5月下旬から)30万に達するまでの推移は以下の通りです。

 12月 1日  100,000達成(8か月)

  3月19日  200,000達成(3か月)

  6月20日  300,000達成(3か月)

 

 20万達成からの、各月ごとの推移は以下の通りです。

  4月 1日  217,490(+32,426)

  5月 1日  244,760(+27、270)

  6月 1日  277,602(+32,824)

 

 現在のペースは、約3か月で10万ペースです。3月末(1年間)で25万だったので、来年の3月には単純に2倍の50万を目指したいと宣言しましたが、このペースだと60万になりそうです。開校4年で100万というのを次の目標にしたいと思います。

 まるで、大谷翔平選手のホームラン数の年間予想のような記事になってしまいました。ちなみに、開校4年時には、わたしはすでにリタイヤしていますので在籍していません。責任を持って、次の方に引き継ぎたいと思います。まだ少し先の話ですが。 (文責 海寳)