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学校から
幸せの生(な)る木 2月26日(金)
職員室の外の廊下に「わらびが丘 こんな学校にしたい キラッ! わらびっ子」というコーナーがあります。両端に、立派な幹をもち太い枝を張る木があります。向かって左側が、旧神南小のせんだんの木、向かって右側が旧福田小のきささげの木をイメージしたそうですが、私は勝手に「幸せの生(な)る木」と呼んでいます。1年かけて、たくさんの葉、たくさんの実、ひな鳥がくらすたくさんの巣が増えました。枝から下がっているのが実や巣です。下のほうに横に広がっているのが葉です。掲示担当のT先生とY先生の工夫です。
それぞれに書かれているのは、お友達のよいところです。いくつかを紹介します。
・〇〇さんが、トイレのスリッパをそろえていました。(1年女子)
・〇〇さん、いつも友だちに漢字や計算を教えていて、やさしいなと思いました。(5年女子)
・きのう体いくのとき、わたしがドリブルリレーでまけた時、〇〇さんがなぐさめてくれました。(2年女子)
・〇〇さんが、だれにでも「ありがとう」というところがいいなと思いました。(4年男子)
・いつもぼくが病院にいった後に、「どうだった」と声をかけてくれてうれしかったです。(4年男子)
・〇〇さんは、自学の内容がすごいと思いました。(5年女子)
・2年生のみんなが、ずっとくつばこのくつをきれいにそろえていました。(2年男子)
・6年生の〇〇さんが、1年生とボールで遊んでいたのがやさしいなと思いました。(5年男子)
・6年生の〇〇さんが、ブランコを低学年にゆずっているのを見て、心が温まりました。私もやさしい6年生になりたいです。(5年女子)
・6年生が休み時間におりがみをおしえてくれました。(1年男子)
・〇〇さんへ いつも給食の時、当番の仕事を手伝ってくれてありがとう。(6年女子)
・〇〇さんが、バスを降りるときにゆずってくれてステキだなと思いました。(3年女子)
・6年生の〇〇さんが、先生に「おはようございます」と言って礼をしてあいさつをしていたのがいいなと思いました。(5年女子)
・5年生の〇〇さんが、授業を受けているときも姿勢がピンとしていて、いいと思いました。私も見習いたいです。(5年女子)
友達のよいところを見つけ、その姿にあこがれ、いつでも感謝している様子が目に浮かんできます。そして、自分もそうなりたいという気持ちがわいてきたと、多くの児童が書いています。みんなの「誰かの役に立ちたい」思いとそれに感謝する思いが重なって、幸せの連鎖が続いています。「幸せの生る木」には、みんなの幸せな思いがびっしりと詰まっています。やがて、幸せの実は種を落とし、新たな芽を出します。ひな鳥は巣立ち、様々な場所に巣作りをすることでしょう。幸せの連鎖はどんどん広がっていきます。みんな光り輝いています。まさに「キラッ! わらびっ子」ですね。 (文責 海寳)