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校長日誌
自分の良さや可能性を実感できる子ども
小見川中央小学校は、明治7年に創立され、今年度152年目を迎えた伝統のある学校です。学校はかつて舟運の河港として栄えた小見川市街に位置し、学区は歴史的にも北総の文化拠点として発展するとともに、黒部川が流れる豊かな自然に囲まれ、数多くの商店・住居・施設等を有する地域です。
平成30年度からは旧小見川南小と統合し、スクールバスによる通学が始まるなど、地域の教育を担う拠点校として新たなスタートを切りました。
本校の教育目標は、「自分の良さや可能性を実感できる子どもの育成」です。
児童一人一人が、学校生活の中で、成功体験を積み上げていくことにより、「自分にはこんな良いところがある」という自分の良さや、「自分もやればできる」という自分の可能性、さらに「できるようになった」という自分の成長を実感させていきたいと考えます。
令和6年度の児童対象の学校評価アンケートでは、「先生方は、がんばったときに、ほめたり、認めたりしていますか」という設問に対し、「十分あてはまる」「ほぼあてはまる」と回答した児童は、前年度より増加し95%でした。
今年度も教職員が児童の「よさ」や「がんばり」を認める支援を続けていきます。
また、本校では、めざす子どもの姿を「よく考えてする子ども」としています。
子どもたちは毎日の学校生活で『あ・そ・べ(あいさつ・そうじ・べんきょう)』を合言葉に、笑顔いっぱい・元気いっぱいに学校生活を送り、「笑顔あふれる中央小」を教職員とともにつくっています。
子ども一人一人の心を大切にしながら、地域に愛される温かい中央小になるよう、職員一丸となって教育活動を進めてまいります。
令和7年4月
香取市立小見川中央小学校 校長 久保木 靖
正しく 強く 朗らかに
3月9日は小見川中央小学校の第151回創立記念日です。
本日、3月7日は小見川中央小の同窓会長様、PTA会長様に来賓としてご臨席いただき、第151回創立記念式を挙行いたしました。
来賓のお二人から児童たちに温かい言葉をかけていただき、同窓会からは児童たちに祝菓(大福)をいただきました。地域の皆様、ありがとうございました。
校長の式辞として、中央小の歴史についての話をしました。
151年前(明治7年)に学校ができたときの名前は「小見川学校」だったこと。
学校の名前は何回も変わって、現在の「小見川中央小学校」になったのは、小見川町が市町の合併で香取市になった平成18年だということ。
学校名はいろいろと変わったけれども、この場所にはずっと小学校があり、校庭には「くすの木」もあったこと。
校庭の「くすの木」に見守られながら、本校を卒業した子どもたちはこれまでに2万人以上いること・・・等々。
そして、3月19日の卒業式で6年生に渡す卒業証書の番号について、今年度の6年生の最後の児童は12,339号だということを言うと、児童の一部から疑問の声が上がりました。
気がつきましたか・・・?
これまでに卒業した子どもが2万人以上いるのに、どうして今年の卒業生の番号が1万2千・・・なんだろう?校長先生が間違えてるんじゃない?
さすが、中央小の子どもたち! 話をよく聞いています!
その理由は、昭和22年に「小見川小学校」という名前になってからの番号が卒業証書の番号だからなのですが、児童たちが校長の話の意味を理解しながら聞いていることに感心しました。
長い年月が経つと、学校の名前も校舎も変わりますが、
いつか景色が変わっても、変わらないものがある。心の中に・・・
6年生を送る会で歌った「変わらないもの」の歌詞にあるように、児童たちの中央小での思い出は大人になっても忘れないと思います。
最後に、中央小の伝統として残されている言葉を紹介しました。
「正しく 強く 朗らかに」
学校の玄関の近くにある石碑に刻まれている言葉ですが、中央小の校医を50年以上務めた初代同窓会長 本多 元俊 先生が書いた言葉です。
中央小で学ぶことに誇りを持ち、「正しく 強く 朗らかに」
児童たちはこの言葉を胸に、これからも小見川中央小学校をより良い学校に、笑顔あふれる中央小にしていってくれることと思います。
雛人形、飾ってみました。
朝夕と、まだまだ寒い日が続いていますが、中央小学校の校長室は日当たりがよいので、カーテンを閉めないと午後の日が当たる窓際は暑いくらいです。
先週、我が家の押し入れから「雛人形」を出しました。
(個人情報ですが・・・)私には娘が一人いますが、就職して一人暮らしをするようになって数年、雛人形は押し入れの中で眠っていました。
押し入れの整理をしていて気になったので出してみたら、結構きれいな状態でした。
飾らないのももったいないし、「人形がかわいそうかな?」と思い、学校の玄関に飾ってみました。
飾りつけをしながら、「あの頃は可愛かったなあ・・・(今もですけど)」と、娘が幼いころのことを思い出すのも楽しかったし、校長が飾りつけたことに気づいた職員や児童、来校された保護者とも話ができて、とてもいい時間が続いています。
季節の行事、ついつい忙しく、忘れがちなこともありますが、大切にしたいなあと思いました。
あいさつきもちいいな
あいさつきもちいいな
ぼくは、まいあさ、あいさつをがんばっています。
大きなこえで、
「おはようございます。」
というと、とってもこころがすっきりして、きもちよくなります。
それに、かおもえがおになります。
だから、これからも大きなこえで、きもちのよいあいさつをして、
みんなをえがおにしたいです。
これは、令和6年12月17日に発行した『小見川中央小学校こども新聞「くすのは」第171号』に掲載された1年生の作文です。
この作文を読んで、なんだかとても嬉しくなりました。
児童がこのような思いをもち、作文を書くには、その児童を取り巻く良い環境があってのことです。
こどもは素直です。周りの大人の言動をよく見ています。
私たち大人が、こどもたちにとって良い環境でなければならないと痛感しました。
もう一つ、いい話を。
一昨日、香取市教育委員会から一本の電話がありました。内容は・・・
小見川を訪れた観光客が歩いていたところ、中央小の児童にあいさつをされたとのこと。その観光客の方は、初めて会う大人に元気にあいさつする小学生に感動して、香取市教育委員会に電話をした。
ということでした。
初めて会った観光客を笑顔にするあいさつができる中央小の児童!
中央小の職員として、本当に嬉しい電話でした。
自分にとっての「今年の漢字」は?
本日(12/23)の冬休み前集会で、児童たちに「今年の漢字」の話をしました。
毎年、12月に京都の清水寺で発表される、今年1年の世相を漢字一文字で表す、あの「今年の漢字」です。(低学年の児童には、少し難しかったようですが・・・)
「今年の漢字」は1995年から始まり、30回目の今年は「金」が選ばれました。「金」が選ばれたのは5回目で、オリンピック・パラリンピック開催の年は「金」が多いようです。悪い意味の漢字ではないので、私的には良かったと思っています。
児童に話した話は「自分だったら、どんな漢字を選びますか?」ということと、私(校長)が「今年の自分を振り返って選んだ漢字」についてです。
私が「今年の自分を振り返って選んだ漢字」は、「会」と「笑」と「楽」です。
(「一文字じゃないのかよ!?」と突っ込まれそうですが・・・、強いて一文字に絞るなら「会」でしょうか。)
私は、4月に中央小学校に赴任して、児童や先生方、保護者や地域の皆様など、たくさんの方々に出会えて、たくさん笑って、本当に楽しい年でした。
児童たちには、「冬休みも安全と健康に気をつけましょう。特に交通事故と、冬であっても水の事故に絶対にあわないように危険な場所には近づかないこと! そして、1月に元気に会って、また、たくさん笑って、楽しい毎日にしましょう。」と話しました。
明日(12/24)から児童たちは13日間の冬休みとなりますが、保護者や地域の皆様には引き続き、児童が安全で、安心して生活できるよう、見守っていただければと思います。
この「校長日誌」を読んでいただいている皆様にとっても、2025年が「会」「笑」「楽」の年になるよう祈念申し上げます。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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