校長日誌

学校に子どもたちの笑顔が戻ってきました!

 夏休みが終わり、学校生活がスタートしました。どの子も笑顔いっぱいで登校し、中央小にも久しぶりに活気が戻ってきました。学校の主役はやはり地域の子どもたちであることを改めて感じています。

 長期休み中に心配された交通事故や水の事故もなく、全ての子どもたちがそろって9月を迎えられたことを、とてもうれしく思います。職員も子どもたちと再会し、がんばるぞ!という気持ちでいっぱいです。
 ただ、この9月はコロナの感染拡大が収まらず、緊急事態宣言の中での学校再開となりました。大切なお子様をお預かりする本校では、8月下旬に職員による感染対策委員会や臨時の打合せを開催し、感染対策について協議を重ねてきました。8月30日にはPTA役員の方々に急遽お集まりいただき、学校の対応策について保護者の立場からご意見をいただきました。子どもたちに対しては、私のほうから全校放送で感染防止を呼びかけ、保護者の皆様には、学校の緊急対応について本日文書を配付しました。

  本校職員は、いつも中央小の子どもたちから力をもらっています。学校の感染対策はまだまだ続きますが、マスク越しからこぼれる子どもたちの笑顔に励まされながら、これからも職員一丸となって教育活動を継続していきます。今後ともご理解・ご協力をお願いします


コロナ禍での教育活動

 新型コロナの影響で、学校では様々な感染防止策をとりながら教育活動を進めています。本校でも換気や手洗い・うがいをしっかりと行うとともに、子どもがなるべく密にならないように工夫しています。プールでの水泳学習は、残念ながら今年度も中止になりましたが、ほとんどの教育活動は中止することなく、できる範囲で実施しています。

校長として頭を悩ませるのは、「どのような対策をすれば実施できるか」という判断です。報道では様々な情報が飛び交っていますが、私は、文部科学省や千葉県教育委員会が作成しているガイドラインと、香取市教育委員会から示されている指針を判断基準とし、本校の実態と照らし合わせながら、子どもの学びをなるべく止めないような対応をしています。

たとえば、現時点において「遠足は県内ならば実施可」という基準になっていますので、3・4年生の遠足を県内で7月に実施する予定です。5年生の宿泊学習は、地元の水郷小見川青少年自然の家において、保護者の皆様のご協力をいただきながら、リスクの大きい宿泊をせずに2日間実施する予定です。修学旅行は6月から7月に一度延期しましたが、秋季に再延期し「修学旅行は県外でも実施可」という基準にそって1泊2日で予定しています。

新型コロナは人命を奪うこともあり得る恐ろしい感染症です。その流行の中、子どもの教育活動を保障していくことは容易ではありませんが、子どもの安全を最優先し、校長として判断を見誤ることなく、職員と知恵をしぼりながら適切に対応していきます。保護者の皆様にもしっかりと説明しながら進めてまいりますので、これからもコロナ禍での教育活動にご理解・ご協力をお願いいたします。

 

すばらしい教育環境の中で

本校では、日頃から清掃や除草作業を進めていますが、5月になると草がぐんぐん伸び、敷地も広いため、子どもたちや職員だけでは環境整備になかなか手が回らないのが現状です。

そんな中、5月6日に退職校長会の2名の方が、ボランティアとして学校周辺の草刈りをしてくださいました。また、12日には2年生の保護者の皆様が、学校の環境美化活動を行ってくださいました。おかげさまで、見違えるほど学校がきれいになりました!

先日は、腐食していた砂場の囲い部分を、新しい木材に交換してくださった保護者の方がいらっしゃいます。仕事がお休みの日にもかかわらず、子どもたちのために、そして学校のためにお力添えをいただいたこと、職員一同、感謝の気持ちでいっぱいです!!

中央小がたくさんの方々に支えていただいていることを忘れず、すばらしい環境の中で、子どもの豊かな心を育ててまいります。


子どもの変化を見逃さない!

 新型コロナの第4波が押し寄せています。中央小では、子どもたちの安全を第一に考え、感染防止の取り組みをしながら教育活動を進めています。学校生活上、子どもたちにはどうしても制約を強いる場面が生じることとなり申し訳ないのですが、全職員で子ども一人一人の様子に目を配りながら、しっかりとサポートできるような学校体制づくりを進めています。

コロナ禍が長く続き、大人と同様、どの子もストレスが溜まってきています。また、連休明けには体調を崩す子どもも例年多く見られます。お子様のことで、「最近、元気がない。」「何だか表情がさえない。」「学校で友達とうまくいかないようだ。」など、気になることがありましたら、よく話を聞いてあげてください。そして、悩みごとがあれば、お気軽に学校にご相談ください。学校ではお子様の心に寄り添いながら、職員がていねいに対応していきます。また、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーという専門性のある職員も配置されています。

子どもは心に不調が生じると、必ずサインを出します。大切なのは、そのサインを大人が見逃さないこと。家庭と学校が連携し、今できることを一緒に考えていきましょう。


地域のみなさまに感謝いたします。

 校長として最も心配なことは、子どもが事件・事故に巻き込まれることです。全国でも毎年のように、登下校中や休日等における交通事故や犯罪等により、子どもの尊い命が失われています。

そのような中、本校学区では、地域のみなさまが、子どもたちの登下校時の安全を見守ってくださっています。小見川幹部交番の警察官の方、交通安全協会の方、防犯ボランティアの方、まちづくり協議会の方、PTAの保護者の方…。南地区の子どもたちは、スクールバスの運転手さん、添乗員さんに見守られ、毎日安全に登下校しています。

中央小の子どもたちが安心して学校生活が送れるのも、地域のたくさんの方々が子どもたちや学校を温かく見守ってくださっているおかげです。心より感謝申し上げます。

年度始めの4月と、登校に慣れて気が緩む5月は、交通事故の件数が多くなる傾向があります。特に、1年生の交通事故は多発しているので要注意! 学校では、学級指導や全校放送などの様々な活動において、交通安全指導を強化しています。

各家庭でもお子さんが家を出るときに、「車に気をつけて!」と一言お願いします。中央小の子どもが悲しい事件・事故に巻き込まれないよう、これからも保護者や地域のみなさまの温かい見守りをお願いいたします。


着任のあいさつ

 4月から伝統ある小見川中央小の校長となりました島石耕治といいます。地域のみなさまに愛される中央小になるよう、職員と共に力を合わせて努力してまいります。
 新年度は、新たに73名の1年生を迎え、全校児童486名でスタートしました。どの子も入学・進級し、元気に登校しています。子ども一人一人の心に寄り添いながら、愛情いっぱいに育てていきます。
 教育は人づくりです。そして、小学校での教育は、子どもの成長の土台となる非常に大切なものです。お子さんや学校のことなど、何かありましたら、遠慮なく学校へご相談ください。保護者や地域のみなさまのご理解・ご協力をお願いいたします。