児童の様子

2021年4月の記事一覧

「いじめをなくそう集会」 4月28日(金)

 業間休みの時間を使って、児童会主催の「いじめをなくそう集会」を行いました。児童会長のHさんからは「いじめがなく笑顔で過ごせるわらびが丘小学校にするために、4つの勇気を一人一人が意識していきましょう」とお話がありました。

4つの勇気

「やめる勇気・止める勇気・話す勇気・認める勇気」

 児童会からは、イエローリボン運動についても説明がありました。集会後にイエローリボンを配付するので、ランドセルに付けていじめについて意識してください、と全校児童に伝えました。

 そのあと、各学年代表が、クラスで話し合ったいじめゼロスローガンを発表し、固い決意を誓いました。 (文責 海寳)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1年生・3年生 交通安全教室を実施しました。 4月27日(火)

 1年生対象に交通安全教室を実施しました。講師は、九美上駐在所の須藤様、移動交番の多田様、長野様にお願いしました。

 道路を横断するときは首を振って左右を確認すること、手をまっすぐに上げてわたること、路上駐車の車をよけて歩くときも前方や後方をしっかりと確認してよく注意して歩くことなどを教わりました。

 


 

 

 

 

 

 道路の歩き方を教わったあとで、移動交番車体験をしました。乗る前に、犯罪に巻き込まれないための約束、「いかのおすし」を確認しました。「いかない、のらない、おおきなこえをだす、すぐにげる、しらせる」の頭文字をとったものです。

 そのあとで移動交番に乗り込み、車のドライバーからは歩行者が見えないことを体験しました。移動交番の中を見せてもらったり、警察官が普段使う道具を手に取ってみたりして、興味深い体験をしました。


 

 

 

 

 

 3時間目には、3年生が自転車安全教室を実施しました。自転車の事故は命にかかわる重大な事故になりがちです。乗車前点検では、「ブタはしゃべる」を教わりました。ブレーキ、タイヤ、反射板、車体、ベルの頭文字をとったものです。愉快な語呂合わせで楽しく覚えられました。実地講習では、左側通行、一時停止、後方確認など、基本的なルールを学びました。そして、「危ないかな? どうしようかな?」と迷ったときは絶対にいかない、ということも教わりました。

 最後に、移動交番車に乗せてもらいました。サイレンをまわして、マイクを使い「前の車、左によって止まりなさい」と本番さながらの体験もしました。自転車で家の敷地から出るときには、必ずヘルメットをかぶり、今日教わったことをしっかり守って安全に乗りましょう。


 

 

 

 

 

 講師の皆様からは、「1年生も3年生も、手を挙げて質問する子がたくさんいて、みんな積極的なのに驚きました」とお褒めの言葉をいただきました。安全への意識の高さが現れた証拠です。

 「自分の命は自分で守る」ことは一番大切なことです。ルールを守って安全に歩行や自転車通行を行いましょう。(文責 海寳)

児童作品の紹介(詩と短歌) 4月23日(金)

 6年生Yさんの作った詩を紹介します。

 タイトルは「春はお日さま」です。

 

 「春はお日さま」

 春はお日さま

 あたたかな日ざしが心地よい。

 さわやかな風にさそわれて走り出す。

 すんだ水のはった田んぼにおたまじゃくしが見える。

 はねるかえるが手にのる。

 少しひんやりとした新しい命。

 

 Yさんの感性の豊かさが感じられる作品です。とくに、「あたたかな日ざし」と「ひんやりとした命」の対比が見事です。また、「新しい命」と体言止めで結び、潔さとともに余韻も感じさせます。新しい命は、「あたたかい」ととらえがちですが、ここでの感動は「かえるの命」が「ひんやりとした」ところです。春のあたたかな日ざしのもとで、生命が躍動し、次々に生まれ、成長していくことへの驚きと喜びが目に浮かんできます。

 

 Yさんは、昨年短歌も作りました。

「あきらめず 一つ一つをていねいに おぼえられたよ

 勉強のこつ」(五七五七七です)

 これも、とてもシンプルですが、心に響いてくる作品です。素直さ、純粋さがストレートに伝わってきます。粘り強く何度も何度もあきらめずに取り組んだ結果、大事なことを覚えられてうれしいという感動を詠んでいます。ここでは倒置法とともに「勉強のこつ」と体言止めが使われています。表現技法は意図して使っているわけではないと思いますが、なかなかに効果的です。絶妙です。

 これからも、素敵な作品を生み出してください。楽しみにしています。 (文責 海寳)

 

「はきものをそろえる」 4月22日(木)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 児童用昇降口の様子です。どの学年の子のくつも靴箱のふちにかかとをビシッとそろえて置かれています。くつを置く時の1秒の意識の結果です。1年生もすでに習慣化されています。良い習慣はどんどん身に付けていってほしいと思います。ここには努力は必要ありません。大切なのは意識です。この1秒の積み重ねが将来大きくものを言います。

 

 「はきものをそえる」  藤本 幸邦(ふじもと こうほう)

 はきものをそえると心もそろう

 心がそろうとはきものもそろう 

 ぬぐときにそろえておくと

 はくときに心がみだれない

 だれかがみだしておいたら

 だまってそろえておいてあげよう

 そうすればきっと

 世界中の人の心もそろうでしょう

 

 この詩は、長野県の円福寺の住職である藤本幸邦さんが作った詩です。まず自分の足元を見て、身近なことから気を付けましょうという意味が込められた詩です。

 きれいにそろった靴箱を見ると、なぜかすっきりと良い気持ちになります。一つでもそろっていないと逆に気になって直したくなってしまいます。良い習慣が一つ身に付きました。 (文責 海寳)

 

ヨコヅナサシガメの話  4月22日(木)

 「この虫の名前は何でしょう?」

 答えは、「ヨコヅナサシガメ」です。とても不気味でちょっとグロテスクな姿をしています。カメムシの仲間で、毒を持っているとネットで調べたら載っていました。黒い胴体に赤い模様と白いサシが入った、いかにもな姿です。

 昨日の朝、登校してきた3年生のYさんが、次のように言ってきました。

 「こうちょうせんせい、知ってる?」

 「えっ?」

 「向こうの木に、赤くて黒くて平べったい虫がいるの。」

 「何? それ」

 「ヨコヅナサシガメっていうんだよ」

 「へぇ~、よく知ってるね~」

 「インターネットで調べたらのってた」

 「どうやって調べたの?」

 「あかとくろとひらべったいむしってしらべた」

 「すごいね~!」

と、キーワードで調べられたことにまずびっくりしました。

 「みにいく?」

 「まだいるの?」

 「たぶんいる」

 そこへ、仲よしのYさんも登校してきました。

 「どこいくの~?」

 「昨日のあの虫を見に行く」

 「ぼくもいく~」

ということで、ランドセルを昇降口に置き、グラウンドの奥にある桜の老木のところに行きました。幹の割れ目の樹液が出ている部分に小さな虫がいます。成虫と、幼虫であろう赤い虫もいます。

 一目見て、これは危険な虫だとわかる姿です。虫にしてみれば、「ぼくに関わったら危ないよ」というメッセージを込めた、身を守るための術なのでしょう。

 二人とも虫が好きなので、よく図鑑を見たりもしています。いろいろなものに興味を示し、調べてわかるとうれしいものです。そして、必ず誰かに話したくなります。アウトプットの効果です。学習の楽しさは、こんなところにたくさん転がっています。

 たくさん興味や疑問を持って、様々なことを調べてまた教えてください。次はどんな虫を教えてくれるのかがとても楽しみです。二人の小さな博士のお話でした。 (文責 海寳)