栗源中Web日記

2018年8月の記事一覧

全国大会報告!

 栗源中学校では、陸上競技部で十数年ぶりの快挙として、全国陸上競技大会への出場を決めました! 今年度は岡山県。 本校からは女子100mで出場しました。一次ラウンドに出場し、記録は12秒80でした。

栗源夏祭りに参加

 暑さも程よく、風が秋を感じさせるさわやかな土曜日。栗源分遣所消防訓練場を会場に今年も『栗源の夏祭り』が開催されました。
 栗源中学校では毎年ブラスバンド部が出演しています。今年はさくらタイム(2・3年総合的な学習の時間)からダンス部門の3年生のメンバーも参加し、男女でパフォーマンスを披露しました。
 
 
 
 ブラスバンド部もダンス部門もそれぞれ3曲披露し、会場の皆さんに楽しんでいただきました。5時30分から30分ほどの発表を終えるころには、空は秋の澄み渡る夕焼け。楽器の搬出のため学校に戻るとひぐらしが鳴いていました。夏休みもあと残りわずかです。
 なお、栗源の夏祭りは9時近くまで続きます。PTA安全指導部の皆様には、お祭の終わり近くに巡回パトロールということでご協力をいただきます。ありがとうございます。

サマーコンサート in 栗源病院

 本日午前10:20から栗源病院にて、サマーコンサートに参加してきました。
 ブラスバンド部としては地区の病院で演奏させていただくことは初めてでした。聞きに来られた方に少しでも演奏を楽しんでもらえるようプログラムを練り、本日演奏した曲目は以下のとおりです。
1 合奏:夏祭り、きよしのズンドコ節
2 ソロ演奏:アニーローリー(サックス)、夏の思い出(トロンボーン)
  浜辺の歌(ホルン)、七つの子(トランペット)
3 合奏:また君に恋してる
4 アンコール:きよしのズンドコ節
 
リハーサル        会場にはチーバくんも応援にかけつけてくれました!
 
多くのみなさんに聞いていただく中でスタート 1年男子のソロ演奏(サックス)
 
3年によるソロ演奏(トロンボーン、ホルン)
 
3年によるソロ演奏(トランペット)
 
ひとりひとりに手づくりプレゼント(折り紙ペンギン)をお渡ししました。
 
お礼の言葉とプレゼントをいただきました。
 
 ブラスバンド部の生徒にとっては、演奏をする貴重な経験となりました。目の前の方に、演奏を届ける、聞いていただく、共に音楽を楽しんでいただく、このような経験をとおして、音楽を奏でる意味を改めて考える機会ともなりました。
 演奏後に感謝の気持ちをこめて、折り紙によるささやかなプレゼントを会場の方々にお配りしました。会場には微笑みがあふれ、あたたかな雰囲気でコンサートは終了しました。栗源病院のみなさまありがとうございました!
 ブラスバンド部は、8月18日(土)栗源夏祭り、26日(日)栗源高萩地区の夏祭りにも参加させていただきます。練習に励みますので、ぜひ演奏をお聞きください。

関東大会報告

 例年にない酷暑が続く7、8月、部活動では暑い夏に熱い戦いが繰り広げられ、大会やコンクールでどの部も躍進が見られました。陸上競技部3年生では関東大会(千葉県開催)女子100mに出場し、12秒59で12位、また8月20日には全国大会(岡山県開催)に出場することになりました。これは平成15年佐伯由香里さんの共通女子1500m関東大会(山梨県)、全国大会(北海道)以来の快挙となります。また3年男子では県総体共通男子1500m9位。男子ソフトテニスでは、郡市大会個人戦で優勝し、県総体でベスト8ととなり、関東大会(群馬県開催)出場を果たしました。また女子ソフトテニスは郡市大会団体戦優勝、県総体出場。郡市大会個人戦では3年生が準優勝、3位を決め、共に県総体に進出しました。

 3年生の活躍をしっかり引き継ぎ、1,2年生が新人戦に向けて新たなスタートも切っています。熱中症対策を万全にしながら進めていきたいと思います。
 
 

心の芯

 私が小学6年生のときのことです。先生に度々「将来なにになりたいか」と聞かれました。友人たちはそれぞれに、お花屋さんとか保健室の先生だとか答えていたのですが、私はてんで思いつかず、途方に暮れました。

 そこで家に帰って母に相談すると、母はあっさり言いました。「あぁ、それは質問が良くないね。そんなこと、考えなくていいよ。」と。驚いて理由をたずねると、母は続けました。
 「小6のあなたが知っている仕事なんて、世の中にある仕事のほんのひと握りにすぎないの。しかも仕事は常に変化しているから、あなたが大人になったときも同じようにあるとは限らない。だから、いま無理になにになりたいかを決める必要なんてないのよ。それよりも、自分はどう生きたいか、なにを大切にするのか、心の芯を大切に育てなさい」
 
 けっこう難しいことを言われたと思うのですが、当時の私は小6なりに納得し、ずいぶん心が軽くなりました。

 私はみなさんより年齢がひと回りほど上で、少しだけ先に社会に出ました。すると思っていた以上に世の中というものはあやふやで、すぐに形が変わるものだと実感します。社会の変化にあわせて新しく生まれる仕事もあれば、消えていくものもあります。東日本大震災のような災害が起こり、「あなたはどう動くのか」と突然つきつめられることもある。

 変化する世の中を歩いていくのに一番頼りになるコンパスは、自分の心かもしれません。自分はなにを大切にし、どう生きるのか。その芯さえしっかりもっていれば、不確実な中もわりと楽しく自信をもって歩けます。先が見えないときも一歩踏み出す勇気をもてます。でも自分の芯がないと振り回されることになりかねません。

 社会の変化が早まる中で、「なにになりたいか」という問いの意味は薄れ、「どう生きたいか」と問いて鍛えた心こそが、いざというときに頼りになるのだと思います。

 職場体験学習を終えた今、それぞれの職業という枝葉の部分で、実際に体験し考えた3日間、そのいっぽうで、幹の部分、根幹の部分、「社会の中で生きる」ということをさらに一緒に考えられたらと思い、ある記事から引用しました。この記事は、道徳教育の研修で、高松大学 副学長の七條正典氏が引用したものです。

引用先:四国新聞平成29年1月9日付 「成人の日に寄せて」 
     気仙沼ニッティング社長 御手洗瑞子氏

 今後、科学技術の発展により、人工知能(AI)の研究開発がさらに加速し、私たちのくらしや営みはきっと豊かなものになるでしょう。その一方で、2045年には人工知能は人間の脳を超えるシンギュラリティに到達するといわれています。
 あと27年、現在の中学生が40代に突入します。その時の職業は、今とはまったく様変わりしていることと思います。だからこそ、職場体験学習で学んだことを通して、働くこととは?社会でどう生きたいのか。その根っこの部分を、学校で、家庭で、地域で育てていけたらと思います。