児童の様子

2022年6月の記事一覧

5年生 心肺蘇生法体験 6月29日(水)

 5年生は、5時間目の時間に「心肺蘇生法」の体験をしました。講師の先生は、青少年赤十字社千葉県支部救急法指導員の加瀬秀樹先生です。

 6月9日には、教職員対象の救急法講習会に来てくださいましたので、今年は2回目の研修です。

 「心肺蘇生」の意味を説明してもらってから、実際に「胸部圧迫」を行いました。たった1分間ですが、とても長く感じました。たいへんだけれども、これを続けることによって人一人の命が助かるわけです。しかも、ただ助かるだけでなく、社会復帰できるようにするために、できるだけ早く処置することが大切なのです。処置が遅れれば、命が助かっても様々な障害が残って、それまでと同じような社会生活が営めなくなってしまうのです。

 今日の5年生の目標は、

①「心肺蘇生法」のやり方をおぼえましょう。

②AEDがどんなものかをわかるようにしましょう。

です。

 今日は実際に、AEDの練習用キットを使って、練習用の人形「リトル・アン」にパッドを貼り、ガイダンスに従って操作してみました。初めてなので、「ボタンを押してください」とアナウンスされても、「えっ? いいの? おしてもいいの? えっ?」という反応の子が何人かいました。今回経験することで、次にはためらうことなく押せると思います。これこそが今回の体験の大きな目的です。

 

 

 

 

 

 

 最後に、実際の場面では2人で連携して行うことを、担任のH先生と実演して見せてくれました。

 まとめの前に、こんな話をしてくださいました。

 「ふつう、目の前でびっくりするようなことがあるとね、何が起こったのかがわからなくなっちゃうんだよ。そのときに、誰かがやってくれるとか、みんなと同じことをしていたほうがいいと思って何もしないとか、失敗したらどうしようとか思っちゃうんだよね。でも、そのうちにその人の命が危なくなっちゃうんだよ。どうする?」

 命は1分1秒を争います。今日のまとめとして、目の前で倒れている人を見つけたら、①すぐにやる ②だれでもやる ③みんなでやる 「あなたがしなくちゃ助からない、あなた一人では助けられない」という言葉をいただいて体験学習を終えました。

 5年生を代表して、Mさんがお礼の言葉を述べました。

 加瀬先生、ありがとうございました。 (文責 海寳)